トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

万能GPSモジュール(NEO-M8T系)を試す

2016-04-01 12:22:21 | 測定器

 以前、NEO-M6を使用したレポートを報告したが、これよりも高性能なNEO-M8Tと同一系列でaitendoより安価に入手出来るu-blox GPSモジュール [GM-8013T] を購入したので、実験してみた。
コネクタが狭ピッチなので、端子付きケーブル[CB-SH](別売)が必要となる。
これを2.54mmピッチに変換する基板を製作してシリアルーUSB変換モジュールに接続してみた。
NEO-6Mと異なり、コネクタにタイムパルス出力が出ているので、これにaitendo製の基板 with BNCコネクタ [2P-BNCF10-2.5]」 を付ける。

トラ技2016/2号にも解説が有る様に、感度が高く、多種のGPS衛星にも対応しており、捕捉時間も短いので、u-center_v8.18ソフトで室内ながら9~11個の衛星(ロシア製も)が受信出来た。

もう1つの機能として、タイムパルス出力を最高10MHzまで設定出来る。
これも確認してみる。
出力波形をオシロで見ると、あまり綺麗では無く、またトリガーの揺れが見られるので時間軸を長くしてみると、低い周波数のパルスが定期的に発生している。

周波数カウンターで安定度を確認すると、10秒での測定なのでピッタリ10MHzと安定表示はされる。(逆に云うと、周波数カウンターの周波数調整には使用出来る)

以上の事から、各測定器のマスタークロックとしては、直接使えないので、トラ技の製作記事に有る様に「GPS+OCXO」を今後製作しようと思っている。

コメント
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