トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

仮面ライダー携帯/再修理

2007-06-13 23:01:00 | おもちゃ病院

Img_2434 Img_2431 Img_2433以前、修理した「仮面ライダー携帯」がまた修理に戻ってきた。分解すると、やはり何回転もさせたせいだろう、接続の5芯ケーブル(写真右)が前に接続したところから切れていた。接着したストッパーも同じ部分から折れており、2液性エポキシ樹脂接着剤で対応。ケーブルは同様な線材が無いので、撚り線の単線ビニール線5本(写真中赤/黒の線)を使い接続することに。あと、ピストル部のLEDが不良だったので、超高輝度赤色Φ3LEDに交換し組み立てて見たが、ストッパーの接着が剥がれた様だ。

Img_2435 Img_2436苦肉の策として、外部にストッパーを付けることに。いらないPT基板を切り、回転カバー右下側面にホットボンドで接着して、何とかストッパーになりそうだ。黒色に塗って修理完了!

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シートキーが6B鉛筆で復活

2007-06-12 08:05:17 | おもちゃ病院

  Img_2451_2 入院したおもちゃ「ベネッセこどもちゃれんじの、おはなししよう!ひかる ともだちマイクとImg_2426Img_2428ピロピロルーレット」でシートキーを使ったものがあり、(最初ラベルの下に入っていてキーの存在すら判らなかったが)カードをその上に載せて絵の中の星印部分を押すと声が出るというもので、スイッチ部は14個、4×4のマトリクスで基板に接続しています。

Img_2427Img_2448このシートを分解したのですが、接点になる導電性の印刷電極が薄くなっていて、接点復活剤とかを使ってみましたが駄目で、このままでは修理不能なので、新たに、キーを自作することに、と思ったのですが、先輩ドクターからコメントで 6Bの鉛筆でなぞると修理出来た実績があるというので、6/17購入し、やってみました。キー部裏面には弾力性があるポリエチレンフォーム基材の両面テープを貼り付けて本体に貼り付けたら、見事動作しました。いろんなカードが有り、全て動作確認を行ったが、カードによって他のカードでは動作した部分でも、動作しにくかったりで原因不明だが了解してもらおう。

暇があれば今後のために、タクトスイッチで試作して見たいと思います。タクトスイッチを分解してみた。構造は接点の上に半球状のばねが乗っかっており、押すと出っ張りが反対側に出て接触するというもの。ここまで削れば厚さ1mm位になるので、後はプラバン等に貼り付け配線すれば出来るかと思います。うまくいったら報告します。

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おふろでアンパンマンジャバジャバおふろ修理

2007-06-10 20:51:00 | おもちゃ病院

Img_2423 Img_2424 Img_2425「おふろでアンパンマンジャバジャバおふろ」という長い名前のシャワーおもちゃが持ち込まれた。お風呂から吸い上げる部分のポンプを分解出来るところまで分解したが、モーターシャフトが固くて、電池を接続しただけでは回らない。これ以上は工具が必要で分解出来ないので入院になった。

ポンプ部の分解、これが大変である、6角形の部分をスパナで外す(この部分はネジになっている)、さらに本体に接着されている6角部を外すことに。本体をパイプレンチで固定、6角部をモンキースパナで廻す。これはネジで無くはめ込みで接着である。ぐるぐる廻して外す。中から出てきたモーターはシャフトと軸受けがさび付いている。シリコンスプレーをしたが駄目である。形状はマブチRE260と同じだが、シャフトの長さが防水の関係で長くなっている。そのままでは交換出来ないので、分解してローターを交換することに。無事交換完了し回転することも確認した。RE260のローターをさび付いた本体に入れてみたら動いたので、後で考えると、入れ替えしないで分解し、シャフト/軸受け部を磨いても修理可能と思う。 単体では動作したがスイッチを入れても廻らない。スイッチの導通を見ると導通が無い(多分モータが廻らない状態で電源を入れたため、過大電流により焼損した可能性がある)。スイッチは2回路3接点なので、別の接点を確認したら導通するので、この部分に配線を入れ替えた。スイッチはオルタネートといって押すたびにON/OFFを繰り返すタイプです。また、使用していたネジも水のかかるおもちゃの為、全てステンレスネジ(それも磁石に付かない材質SUS304、ちなみに磁石に付くステンレス材質SUS430というのもある。防錆力ではSUS304の方がいい・・・台所の18-8ステンレス流し台がこの材質である)を使用している。動作したので組み直す。合わせ目は後でも外せる様ホットボンドで接合して、ちゃんとシャワーが出ることを確認して修理完了。

でも、構造上、またしばらく水が入ったまま放置すると、再発の恐れはある。

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4石ラジオ修理

2007-06-10 19:55:00 | 電子工作

Img_2421 Img_2422「楽しい電子工作教室」で生徒さんから4石ラジオが鳴らない(うんともすんとも云わない)ので、修理して欲しいとの依頼があり、分解してみた。そしたら、半田面のはんだ付けの殆どが、”いもはんだ”状態で、全てはんだを付け直したら無事鳴り出した。メーカーが作ったとすればお粗末である。個人のキットだろうか?次回の「楽しい電子工作教室」は丁度はんだ付けの実習になるので、良く指導しなくては!尚、写真に写っているのは修理後のものです。

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ポケモンバトルゲーム修理

2007-06-10 18:48:00 | おもちゃ病院

Img_2416 Img_2417ポケモンバトルゲームでLEDは点滅するが音が出ない。分解してスピーカーの抵抗を測定すると切れている様である。スピーカーは持って来ていなかったので、入院。持ち帰り径を測定するとΦ29有る、しかし手持ちはΦ27で穴にすっぽり入ってしまうので、りん青銅をフォーク状に加工、取り付け穴を開けて押さえるようにして音も正常に出たので修理完了。カードリーダ部分はカードが無かったので、引渡し時確認することに。お客が確認したところ音が小さいとのクレーム、持ち帰り確認する。いろんな手持ちスピーカーを鳴らして見たが、このスピーカーが一番音が大きかった。しかし、ばらつきが大きく、音の一番大きい物に交換、更にりん青銅のアダプタはやめて、ホットボンドで周囲を本体に接着した。自称オーディオマニアだが、小型スピーカーの音圧レベルの違いに初めて気がついた。お恥ずかしい!

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楽しい電子工作教室(第2回)

2007-06-10 17:41:00 | 電子工作

Img_2418 Img_2419 Img_2420 本日は秋月のブレッドボードを使った3色オルゴールキットの製作実習を行った。使用している部品の確認を兼ねて、前回の復習として、ピンの説明、ブレッドボードの内部接続状態を説明し、取り掛かった。部品が小さく、足は細いので悪戦苦闘、その中で天才小学生があっという間に鳴らした。将来が有望である。他の生徒の指導に当たっていた。電池を接続して、1回でなった方は20%かな。接続は確認しても合っている。ブレッドボードということで、差し込みを強くすると鳴ったものが多かった。一人一人確認して回ったり、出来た生徒さんが協力したりして、2時間が終了する頃には全員完成となった。回路説明する暇も無かったので、次回行いたい。鳴った時のうれしい顔が励みになった。帰るときに次回自分で製作するキットを選んでもらって散会となった。次回は半田付けに挑戦である。

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ドラドラキーボード修理

2007-06-10 10:46:00 | おもちゃ病院

Img_2411 Img_2412 Img_2414

ドラドラキーボードだが、キーを押しても、虫の鳴くような小さな音しか出ない。分解してメインボードに直角にはんだ付けされているメロディーIC基板を動かすと1回だけ動かして鳴ったことがあったので、はんだ不良なのかも知れないので入院して修理する事に。

はんだ付けをし直しましたが改善せず。アンプはSPY0030A-PD011と表示された8P-DIPICの様だ。、入力は2種類のIC基板(ダイボンディングICの付いたサブ基板を直角にメイン基板に直接はんだ付け)から抵抗ORで接続されている。
なぜかVCCとVDDの間にアンプを接続すると、レベルは低いが、音声が出る。多分、この信号を、このアンプICが拾って、低いレベルの音を出していると思われる。
音声合成側のICのピンに自作音声チェッカーを当てて行くと、未接続の最後のランドには正常な信号が出ている。この他に直す手立てが見つからないのでこのランドから、現在接続されている電解コンの入力側を取り外し接続すると、正常と思われる音が出た。ミューティングが掛かりっ放しになっているのかもしれない。とり敢えず、今回の応急処置で依頼者には了承をとります。

アンプICのSPY0030A-PD011であるが、多分このICのせいでは無いみたいです。(5番ピンにOSC信号を入れるとちゃんと出力する)入力と思われる5番ピンの入力が小さい。7番ピンがSS8550のコレクタで制御されているようだが交換しても駄目。7番ピンの用途?
参考までに、接続ピンを説明しますと、1-2番ピンはコンデンサを返さず直接スピーカーに接続されています。3番ピンがVDD、8番ピンがVCC、3番ピンと4番ピンの間に0.1UFのセラコン4番ピンと6番ピンが接続、5番ピンが入力、7番ピンがSS8550のコレクタに
接続、エミッタがVCC、ベースは抵抗を返し音声合成ICのピンへ、(電子ボリュームかも知れませんが確認はしませんでした)本おもちゃはボタンによる(L/H)音量調整がある。7番ピンは0.1UFでVDDと接続している。

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県西おもちゃ病院(2007/6)

2007-06-09 20:06:54 | おもちゃ病院

Img_0125

まず、最初はセンターの自動式スライドプロジェクターの修理依頼が有った。スライドを戻す際に押さえているカナグが開いたままの為、上の出口角に当たって上に上がってこない。分解してみると、どうも動きが硬いせいの様である。グリスを付けて何度か動かしたら良くなった。しばらく使っていなかった性で、潤滑油が固まったのだろう。

今日はネットでの応援要請を見て、埼玉県上尾市在住のおもちゃドクター江崎さんが、小さいころに、この近くで暮らしていたとのことで、遠路はるばる、途中道に間違いながらも来てくれた。それに合わせた様に、たくさんのおもちゃ修理が舞い込み、3人体制でも、てんてこ舞いの忙しさで、昼食の取る暇も無いくらい、おかげで、十分おしゃべりも出来なかったが、聞くと、プラレールでは右に出るものがいないくらい詳しく、持参してきたパーツの数も半端では無かった。都合が付けば来て頂けるとの心強いお言葉があり、感謝!

Img_0127 写真のように8台が入院となり、明日は午後から電子工作教室もあるので、また忙しい日々が続きそうである。全部がはじめてのもので、今度も手ごわそう!・・・ウルトラマンは、内部で3Vから300V位の高圧を作って、放電管のようなものを光らせているので、何度か感電した。おもちゃで感電したのは初めての体験である。さすがウルトラ電圧マン!

毎日新聞社筑西通信部の記者も取材に来ていたので、また新聞に載るかも知れない。

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キューステア復活

2007-06-08 19:31:13 | おもちゃ病院

Img_2410 先日、孫から修理依頼されたキューステアだが、確認のため送信機を入手したくてオークションを見てみたら、キューステア4台セットで安く売っていたのでGET!おもちゃ病院をやっていると伝えたら、部品取り用と、気を使ってくれて、動かないという車体4台と送信機3台を一緒に送ってくれた。早速動作確認。送信機はどれも動作する。(車体はバンドA/BおよびC/Dの2種類になるが、送信機はA~D全てに切り替えられる)車体は2台が完動、前後NGが1台、動作しないが1台だったので、完動品の1台をボディーおよびナンバープレート交換(シャーシは全て共通で、前後接着してあるので注意深く外す)して完成!ちなみに、孫のスプリンターは動作しなかった。もう1台もあげることに、喜ぶことだろう。前後NG品は修理に挑戦してみることにする。

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キューステア分解

2007-06-03 17:15:55 | おもちゃ病院

Img_2408 Img_2409 これも孫から、タカラトミー製QSTEER(キューステアと呼ぶ)という赤外線コントロールチョロQが動かないので見てほしいとのこと。電池(LR44×2個)は問題無し。ボディーを外すことに。これがどこだか良く判らない。後部のモールド引っ掛けを押しどうやら外れた(だが、このツメが弱くて折れてしまった。要注意!)。大きさはW30×L48×H28mmと手動式チョロQと同じ大きさである。よくもここまで詰め込んだものだと感心する。電源スイッチ・バンド切り替えスイッチ(A/BまたはC/D)・トリムスイッチが付いている。送信機はどこかにしまったままで見つからないとのこと。いろんなリモコンで試してみたが動かない(当然だが)。モーターに直接電圧をかけると廻るので、単体では問題なし。ホームページを見ると携帯電話を使って制御出来る様であるが、あいにく私の持っている機種では対応していない。娘のAU-Winでは使えそうなので、帰ってきたら試すつもりである。・・・確認したら最新機種しか対応して無い様で駄目だったので送信機を探してもらう様依頼した。

キューステアホームページhttp://www.takaratomy.co.jp/products/qsteer/

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ナンバープレートフレーム修理

2007-06-03 16:59:03 | 車修理

Img_2406 Img_2407 娘の旦那が乗っている日産ウィングロードで、フロントのナンバープレートの純正フレームが何かにぶつかったらしく3箇所折れている。外して持ち帰り修理開始。瞬間接着剤だけでは強度が保証出来ないので、りん青銅をL型に折り曲げて、折れた部分に補強としてホットボンドで接着、ネジ止め部に架かる大きさにして、ネジでサンドイッチするようにした。組み込み後、黒色エナメルで塗装し、裏側は強力ボンドで念のため固定し、修理完了。純正の割には(純正だから?)きゃしゃで、クロームメッキのガード部分もプラスチック品で、めねじのみ、金属の板ナットがモールドされている構造でした。

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音と光のでる絵本修理

2007-06-03 16:49:00 | おもちゃ病院

Img_2405_1Img_2401_1Img_2402Img_2403Img_2404孫から成美堂出版の、音と光の出る絵本「たのしいどうよう2」の音が出ないとの依頼があり、まず電池からチェック。電池が容量抜けしており、交換したらちゃんと動作したが、電池を廻して見ると瞬断するので接点を磨きOKとなった。せっかくだから、ばらして見ることに (お客さんのだと出来ないが)。

本体は本の背表紙に両面テープで貼り付けられており、注意深く剥がす。本体裏蓋の固定皿ネジを外し分解。曲選択用のシートキー(2枚の電極をエッチングした透明フィルムを重ねている)と電子回路基板、これには”うた””カラオケ””ストップ”のゴムキーとLEDがついている。電子回路は例によってボンディングのICを使っており、16MHzのセラロックがクロック用に使われている。

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