トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

扉開閉の検討

2011-10-18 14:57:42 | おもちゃ病院

あるメーカーからキャビネット設計込み受注が有り、設計検討中である。
会社としては4台目となるが、扉の開閉とデザインが自分としては毎回満足してなくて、メーカーからも蝶番は見えない様に溶接で対応して欲しい(そうすると今度は一体にする必要が有り塗装がやりづらい)という強い要望が有り、また今回のは複数台の連結も有り、設計の大幅見直しを行った。
塗装問題については、蝶番が分離出来る様にシャフトを付けず、塗装後シャフトを差し込んで本体と扉を組み立てる構造としメーカーの了解を得た。
オリジナルの蝶番を使うしか無いかなと考え、図面を蝶番メーカーに送って検討してもらったが、曲げ型が必要で納期が間に合わない可能性があるので検討し直し。
市販の蝶番を使用(シャフト後入れなので特注とはなるが)することで、再検討を行うが、どうしても開閉時に本体と扉との隙間が小さく(0.5mm以下)なり、また、この為には、板金をギリギリまで切り欠く必要が有り、外観上も問題になって来る。この辺はメーカーに試作を見てもらって評価してもらおうと思ったが、何か別な方法が無いか、家に帰っても頭の片隅にあったが、良いアイ デアが浮かんだ。
Tobirakaihei3早速メモ用紙にスケッチしてみる。
アイデアといっても既設計品の構造を思い出しただけなのだが。
扉の曲げを直角では無く、もっと鋭角に曲げると言うものだ。
今日、会社に来て早速CADで検討して見る。
曲げの担当者にも、今回の箱構造で、直角以外の角度で製造可能かを確認し、出来るということだったのでこれで進めることにした、
Tobirakaihei1Tobirakaihei2機械系CADとしては、一般的なAuto-CAD-LTしかないので、この機能を最大限に使い(といっても、にわか設計者なので未だに使いこなせてはいないが)検討する。
開閉確認するのに円を描けば良いことなのだが、ビジュアル的に確認するには支点に対して廻してみるという方法が一般的だが、図の様に円周上に複写するという方法だと全ての角度での状態を確認することが出来る。
蝶番を奥に入れることが出来、表面に切り欠きが出なくなり外観上クリヤー出来たので、変更して早く工場に図面を渡さなくては。
腱鞘炎とも、もう少しでおさらば出来そうだ。

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高圧洗浄機の不具合調査

2011-10-17 13:08:00 | おもちゃ病院

県西おもちゃ病院のドクターより、「東芝製高圧洗浄機」が動作しない(モーターがスイッチを入れてすぐに止まる)ので見て欲しいというので預かった。
当人も分解して見たが、原因は判らなかったというもの。
時間が出来たので、ACコンセントに挿し込み、電源ON。すると少しモーターが回転して止まる。
圧力スイッチがあることはドクターから聞いていた。
高圧ホースの噴射ガン接続コネクタを外して見ると、ホースからは水が勢い良く出て、モーターも止まらない。どうやら噴射ガンで詰まっている様だ(ガンのトリガーを引いて息を吹き込んでも詰まっている感じである)。
接続コネクタ内にトリガーを引いた時弁が開く様にパチンコ玉が入っているが、これはちゃんと動作し、この部分にも詰まりが無い様なので、分解することにした。
モールドケースを10箇所程度タッピンネジで固定しているが、錆び付いていて、数本は何とか外せたが、頭が折れたり、ねじ山が欠けたりで、外すことが出来なかった。
次の日、会社に持って行き、ベテランに相談した結果、数種類の方法を試して見たが、最終的にはネジ頭を切り取るしか無いだろうと、φ3mmのドリルを使いボール盤でさらった。
これでモールドケースは分解出来たが、原因はこの部分で無くて、ノズル先端部の穴(φ1mm程度)詰まりだった(細いステンレス線を入れたら詰まりが解消した)。
送りの水圧が上がると、圧力スイッチでモーターが止まる仕組みになっている。
エアガンでホース接続部から空気を送り、トリガーを引くと先端からエアーが出て来たので、これでOKだろう。
モールドに入り込んでいるネジについては、ニッパーで挟んで廻して取れたのも有ったが、大部分がモールド面で切断されてしまい、抜くことが出来ないので、これはドクターにお願いして、例えば半田こてで加熱しながら抜くとかの方法をお願いした。

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アナログ地上波終了で、お化けFM局が出現?

2011-10-16 23:16:00 | うんちく・小ネタ

ようやく時間が出来たので8月に落札(本体3100円)したMEGURO MSG-211G-1 STEREO SIGNAL GENERATORの確認を行った。
Img_0051_r Img_0056_r この測定器(下側)だけでは、音声帯域のステレオ信号を発生するだけなので、この出力をFM/AMシグナルジェネレータ(外部入力ではステレオの対応が無い)(上側)の外部信号入力に接続し、送信周波数を合わせると高周波(電波)としてステレオ放送が出るというものなので、そう言う構成で実験して見る。
取扱い説明書は無いが、ボタンの名称を見れば、大体判るので、適当に押して見る。
内部固定信号周波数は出るので、MSG-211G-1の外部入力に切り換えて音源を接続して見る。
音源には、先日修理したSONY製テープデッキTC-K555ESAを使い、先輩おもちゃドクターに編集して送ってもらった素晴らしい音の音楽テープを入れて再生。
LINE-OUTでは出力レベルが小さいみたいで、入力レベルLOW/HIGH表示のLEDがピークでもHIGH側にならないので、ヘッドホンジャックに接続してみる。音質は多少低下するが、聴感確認では問題無いレベルだろう。(受信も近くにチューナーが無いので、昔のラジカセでモニター)
以前はFMトランスミッタ用ICを使って、これのステレオ信号出力を接続して実験したことがある。これでもまあまあの音質だったが、これに比べるとやはり、プロ用機器だけに、普通のFM放送と同じ様に綺麗に歪無く聞えて来る。
Img_0055_rFM放送やアナログテレビ音声(FM)では、送信側で高域を持ち上げる「プリエンファシス」を行っている。(受信側のチューナーでは「ディエンファシス」を行って、フラットな特性に戻している)私の記憶では75μsecだったので、これに合わせたが、ネットで調べるとFM放送は50μsecで75μsecはテレビ音声だった。

ようやく本題(お化けFM局)に戻る。
ラジカセ(アナログテレビの1~3CHも受信出来る)ので、チューニングしていたら、アナログTV-3CHの周波数あたりでFM放送が聞える。(7月まではアナログTV地上波が有ったので、これが聞えていた)ちなみに、他のラジカセでも同様に受信出来た。
最初は音楽だったのでEスポの海外FMでも受信しているのかなと思ったが、その内に解説が入り「日本語」が聞えて来る。
他の周波数で同じ内容の放送が無いか調べたところNHK-FM放送だった。
でも、何故、これが聞えるのか不思議なので、ネット検索したら有った。
「近くにFM放送局があるとイメージ混信で21.4MHz(FMの中間周波10.7MHzの倍)高い周波数にその局が聞える場合がある」と
近くの小高い山「加波山」の頂上にFM中継所があり83.2MHzの電波が出ている。ということで83.2+21.4MHz=104.6MHzにチューニングすると聞えるという現象になる。
スーパーヘテロダイン方式(受信周波数と局部発振周波数を混合して中間周波数に変換する)特有の問題で、昔は、FDM(周波数多重化装置)の設計をしていたので、その辺の知識が有ったのだが、今はすっかり忘れて計算方法が思い出せない。

この現象は、全ての受信機に起こるものでは無く、高周波増幅・変換部(フロントエンド)の特性に影響する。(特性が良く無い場合発生)
したがって、高性能な受信機(私の場合IC-R9000)やスペクトラムアナライザにて測定すると、この周波数には何も出て来ない。

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電子工作サークル(第96回)

2011-10-16 15:50:00 | 測定器

2週続きの電子工作サークルも、もう96回。予定では今年中に100回を迎えることになる。
【ガイガーカウンター】
動作した「ガイガーカウンター」を披露。
家で測定したバックグランドの数値がえらく少ない。高圧電圧の調整も影響するが、検出線と高圧線との影響が大きいみたいでシールド線に変更する必要が有りそうだ。
サークル員が製作したPICカウンター部の残り2台も改造(論理を逆にしたバッファ追加)して、1台は、ちゃんと表示出来る様になったが、もう1台は、PICやLCDを動作品から移し替えても表示が出ない。配線も合っている様だし、半田を補強しても変わらず、持ち帰り調査することにした。
こういう不具合が一番大変である。原因は意外と簡単だったりするのだが。
このカウンターだが別の用途にも使えそうだ。

【流量計】
前回超音波テレビリモコンを頂いたメンバーが今度は流量計の値をデジタル表示出来ないかとのことで持って来た。(設備関係のお仕事をしているので、いろんな珍しい物を持って来てくれて勉強になる)
流量計は中にタービン羽が有り、流量があると回転して、中にあるセンサーがパルスを出す原理になっており、前回のアドバイスではトランジスタとLEDでLEDの点滅は出来たとのことだったので、このLEDの両端電圧を「ガイガーカウンター」のカウンター入力に接続して、管に空気を吹き込むとカウントした。
ガイガーカウンターは1秒間のパルスと、これを60秒間積算した値を表示するので、これと流量の関係が想定出来れば、使えそうだし、使えればPICプログラムの変更で実際の流量も計算して表示することも可能だろう。

【紫外線センサー】
一番早いメンバーが終了間際に組立配線完了したので、持ち帰ってチェックすることにする。

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ガイガーカウンター一応動作

2011-10-16 11:51:34 | PIC

Img_0047_rサークルで製作していた「ガイガーカウンター」だが、初めての挑戦だったので、どの回路も上手く  動作しなくて、あれこれ回路変更していた。
電源部分:
Img_0049_r_2最適な高圧電圧に調整する必要が有り、今までは、可変電源そのものの出力電圧を可変して合わせていたが、これだと+5Vにも影響しそうなので、高圧トランス1次側ドライブ電圧を可変する様、LM317を使用した。電圧調整ボリュームは先輩おもちゃ病院に頂いたツマミ付き半固定抵抗器を使い、調整しやすい様にした。
写真では、当初考えていた自作空気式ガイガー管用の高圧(6400V)回路部品が実装されているが、市販ガイガーミュラー管を使用することで、トランス2次側出力をブリッジ整流して使用している。2次側の端子だが、交流なので極性は無い様に思えるが、2次側のアースに落としている関係で逆だと、トランスケースに触るだけでノイズが多く発生する。
信号検出部:
Img_0048_r_2最初はカソード検出方式にしていたが、ノイズが影響するのか、あまり具合が良く無いので、アノード検出方式に変更した。
これにより、確実に検出出来る様になった気がする。
PIC表示部:
Img_0050_r_2これも当初は、PICの入力が信号検出部に何故か影響してカウントしなかったので、トランジスタによるバッファ回路を追加。
前回の電圧計で影響の有ったPIC電源のパスコンを入れた。
ひと通り動作する様に(バックグランドでも100CPM程度と多い)なったが、やはり電源は重要の様だ。
時間の有る時にネットで色々と紹介されている回路を試して見ようかと思う。

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昔のテレビリモコン

2011-10-16 11:23:42 | アマチュア無線

Img_0044_r Img_0045_r_2 Img_0046_r_2 前回の「電子工作サークル」で、生徒さんが、今では珍しいテレビリモコンを持って来られ、頂いて調査してみた。
  部品からして、超音波を利用している様だ。(現代のは、ほとんどが赤外線式だ)
Img_0041_rImg_0042_rImg_0043_r 超音波送信ユニットらしい部品の両端波形をオシロで観測する。
キャリアが約34kHzで、877Hz周期の変調が見られる。ボタンが2個あるが、その違いは良く分からなかった。
使い道は無いのでクラシックコレクションとして残しておこう。

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加工機用の安価なカウンター試作

2011-10-13 22:55:36 | 悩み

以前、外注先に伺ったとき、電子工作の話をしてたら、こういうのが出来ないかと相談が有った。
ねじの転造機で、何本製造したかカウント出来ないかというものだ。
フットスイッチを押すと機械が動作してねじを製造するというもので、このフットスイッチの信号でカウントしようと、まずはインターフェース?を事前に調査した。
テスターをフットスイッチの両端に接続してみる。
スイッチを押さない状態でONになっており、押すとOFFになると共に、両端に交流電圧10V程度が検出される。オシロで見ても交流電圧に間違い無い。AC200Vでは、安全上問題なので低電圧にしてリレー駆動しているかと思われる。
市販の専用カウンターを使っても構わないということだったが、取り敢えず動作するか回路を作り、カウンターには100円歩数計を使うことにした。
McountON時に交流電圧が検出されるので、これをブリッジダイオードで整流後平滑し、フォトカプラの1次側をに加える。歩数計を分解してみると、可動接点側が電池+に接続されて、これがスプリング状の固定接点に接触することでカウントする様になっている。
Img_0032_rImg_0034_r歩数計の電圧はLR44の1.5Vで動作しているので、ACアダプターからの+12Vを赤色LEDの定電圧動作を利用して+1.7V程度に落とし、フォトカプラがONになった時に、この電圧がカウンターの接点に掛かる様にする。
フットスイッチ代わりのプッシュスイッチを押すと、ちゃんとカウントした。約2秒以上の間隔が開けばカウントする。実機もねじ1本製造に10秒以上要するので、問題は無い。
Img_0033_r話は前後するが、機械側の擬似回路として交流電圧が必要なので、トランス式ACアダプタを分解し、トランス2次側にケーブルを接続して取り出す。負荷としては12Vの麦球を使用。

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コンパクトデジカメを購入

2011-10-11 16:39:58 | うんちく・小ネタ

Ixy600f1このブログに載せる用途が多いのだが、現在、写真はデジタル一眼や携帯電話のカメラ機能を使用している。
最近、日本おもちゃ病院協会のテクニカルアドバイザーとして、独立したブログを立ち上げることにし、これには写真で説明するのが一番なのだが、いざ、おもちゃの修理に入ると、写真を撮る暇も無くなり(カメラがすぐに取り出せない)、結局、言葉だけの説明になってしまうのが実情だった。
また、現在使用のカメラだと、接写でも50cm程度で、肝心の修理箇所が小さすぎて判りにくい。
そこで、接写の出来るコンデジ(最近、若者はこの様に略す)を検索してみた。
私個人としてはCanonの愛好者なので、Canonで探したところ、価格も手頃(ネットで2万円強)な新製品のIXY600Fというのが見つかった。
安く、高性能になったものだ。
なんと、1cmまで接写撮影可能で4:3の撮影でワイド時25mm×18mmの範囲が写せるのだ。画素数も1210万画素なので問題無い。光学8倍ズームで、デジタルだと32倍まで可能である。
ついでに16GBのSDカードも同時発注した。
     届いて試し撮りしたが、会社のカードリーダーだと16GBに対応していなくて、写真を取り込めなかったので、後日掲載する。三日坊主にならなければ良いのだが。
これでデジタル一眼の出番が無くなるかも知れない。

Img_0013_rImg_0021_rImg_0017_rImg_0018_rImg_0022_rImg_0010_rファイルが読み込めたので、掲載します。
ICの拡大は、ちょっと手ぶれやピントズレがあるので勘弁を。大体この様な範囲が写ります。
使い始めでAUTOモードで撮っているだけなので、正確なことは言えませんが、デジタル一眼と比べると、ちょっと鮮明度が物足りない気がします。

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機械CADで腱鞘炎になりそう

2011-10-11 15:52:09 | うんちく・小ネタ

先週から会社で大口の設計を開始。(設計者は私だけ)
物は1ブロックH:2m×W:1.1m×D:0.5m程度のキャビネット風のものだが、10種類以上のバリエーションが有り、これらをAuto-CADLTを使って描いている。
操作は全てマウスなので、マウスパッド上の15cm四方の範囲で画面上の点に合わせる。タブレットも一時試したこともあったが、私の場合どうもAuto-CADLTにはマッチしない。図面は部品図も同時作業なので、何十種類も1つの画面に散らばっている。これを原寸大だとすれば10m×30mの範囲にある各部品の数ミリの点に合わせることになるし、しょっちゅう離れた他の部品に飛ばなければならない。お陰で、毎日終了時には関節が痛くなり、しまいには麻痺して動かなくなってくる。時々手首や指の関節をぶらぶらさせて柔らかくはしているが、段々と溜まってきて、疲労が腕の関節まで登ってきた。腱鞘炎というやつらしい。
納期からすると、今週中には完成させなければならない。集中力と疲労との戦いが続きそうだ。

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TC-K555ESA修理

2011-10-10 18:03:00 | 家電修理

Img_9395_rImg_9369_rImg_9371_rImg_9370_rImg_9372_rImg_9396_r以前のブログで同じ症状のSONY製カセットテープデッキTC-K222ES「」2台の修理を行ったが、これより高級機(ESAシリーズの最上位モデル)で同じ症状のTC-K555ESAがヤフオクで安く出品されていたので、入札したのだが、結果的にはジャンク品扱いの割には落札価格が上昇してしまった。それでも、取扱説明書・リモコン付きで、動作すれば安い買い物かも知れないが。
現在でも、うまくすればジャンク扱い品だと1000円程度で落札出来るかも。
2週間も前に届いていたのだが、その他の修理に時間が掛かり、今日になってしまった。
Img_9390_rImg_9388_rImg_9387_rImg_9383_rTC-K222ES「」とは違い、シャーシーに全て銅メッキ鋼板を使用している。
カバーを外して見ると、メカの構造はTC-K222ES「」と殆ど変わらない様だ。
所々、内部に小さな錆が見られた。
Img_9377_rImg_9378_rImg_9379_rImg_9380_rImg_9381_r4箇所で固定されているのだが、ぴったりの寸法になっているので、隣接する固定ねじも少し緩める必要が有った。
更には配線も余長が無く、コネクタを外す必要が有るが、これも向かって右側の2段重ね基板の下側にあるので上側基板を外す。
Img_9367_rImg_9382_rメカの分解も3台目になると、コツが判っててスムーズに出来た。
アシストベルトを交換するのだが、前回の苦労も有り、完全に基板は外さず、必要最低限のねじを外し、他のねじは緩めた状態にする。そして開いた隙間からゴムベルトの交換を行う。ベルトは千石より購入したφ20mmを使用。
ついでにピンチローラー、平ベルト、キャプスタンを専用クリーナーで清浄する。ヘッドは、これもヤフオクで落札したSONY製消磁器を使用して消磁する。
組立直して、動作確認するが、コネクタ接続忘れが有った。
ピンチローラーの前後位置はマスターテープ?をモニターしながら聴感で合わせる。
Img_9397_rImg_9391_rImg_9392_rパソコンでのradiko音源をノーマルテープ(100円ショップ品)で録音してみる。
安価なテープだが、デッキの価格が高いだけ有って、TC-K222ES「」より、雑音が少なく、良さそうな感じでは有る。定格上でも周波数特性が伸びている。
TC-K2222ESGは、遊びに来ていた長男に聞いたら、レコードのダビングにアナログ同士良いかもというので、持って行ってもらった。
                  

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ラジコン受信確認を電子ブザーで

2011-10-10 12:15:00 | ラジコン

先日のブログに掲載したが、完了に向けて到達距離の確認と調整を行うことにした。だが、到達距離が伸びてくれると、モニター用に付けたLEDの点灯が日中は確認出来なくなるので、音で確認出来る様にした。
Img_9361_rImg_9364_r秋月で購入してあった電子ブザー[HDB06LFPN]を付けることにする。推奨電源電圧6Vに対してラジコン受信機の電圧出力は24Vなので200Ωを直列に入れる。
これで、離れても動作確認出来る様になったので、動作点ギリギリの距離で送信機の調整を行う。ブザーは小さいが、近所に聞える位、大きな音がする。
Img_9353_r_2余談だが、受信機のミキサーに何が使われているか見てみると、高周波用トランジスタの様な丸型に足が4方向にでているのが有った。表示は「87C2」とあるが、これで検索してもデーターシートは無い。製作記事を見てみると「ND487C2」らしい。内部はダイオード4本のリング変調(ダブルバランスドモジュール)である。(部品記号がD3になっているのが頷けた)「ラジオハウス」で在庫(レア物)が有り250円で入手可能。

組み立て直して今日、依頼者に発送した。

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またもやUNICラジコン修理・直接持って来る

2011-10-09 17:56:00 | ラジコン

Img_9341_rImg_9346_r今月のおもちゃ病院に、ブログをご覧の県内の方が、見てもらいたいとUNICラジコン送信機を持って来た。
前回修理したものと同じものだった。
症状としてはウインチ巻き取りのみ動作しないというもの。
押釦は壊れており、自分でボタンを作ってセロテープで保護してあった。
Img_9344_rImg_9342_rImg_9345_r特殊ねじ固定の蓋を外して見る。この機種は電源ボタンを入れると緑色LEDが点滅となり、各動作ボタン(4個)を押すと点灯に変わる。これは全てのボタンがOKである。マイコンは動作している様だ。
電波をモニターしてみようと、丁度持っていた広帯域ハンディレシーバーでサーチしてみたが解らなかったので、持ち帰って調査することにした。
帰って、スペアナで見ると周波数は317.556MHzと判ったので受信機の周波数を合わせモニターすると、電波も出ていて、ちゃんと変調音が変化しているので、問題無しとしてスイッチ部の修理は前回と同様ウレタンシートを切って貼り付けた。
Img_9348_rImg_9347_rハンドストラップもモールドが割れて、針金で固定してあったので、圧着端子をネジ止めし、これに錫メッキ線を回してストラップを固定する。
連絡したら、翌日取りに来るというので、電子工作サークルの時に渡した。
持ち帰って確認したところ、ウィンチ巻き取りの接続線が外れていたのが原因との連絡が有り、まずは問題なく動作して安心した。

 

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電子工作サークル(第95回)

2011-10-09 16:16:00 | PIC

1.紫外線測定器を製作するというので、事前に秋月よりセンサーを購入したのだが、DIPタイプと思っていたのがSMDタイプだったので、変換基板を使って接続することにした。回路は前回製作した「PIC照度計」を応用して、センサー増幅部だけの変更で対応(PICのプログラムは対応必要だが)する。
2.小学生に製作してもらった「PIC電流・電圧計」だが、前回表示が出ないというので、調べて見たら配線図でLCDへの接続指示ミスが有ったので、今回入れ替えてもらったが、そうすると表示は出たものの、表示がデタラメにグルグル変化する。PICのプログラムを入れ替えたが現象は変わらない。そこで入力電流を電圧変換しているOP-AMPを外して見ると正常な表示になるのでOP-AMPの回路かと思いパスコンとか入出力にノイズ低減用にコンデンサを入れて見るが変わらない。ところがPICの電源端子にパスコン(0.1uF)を入れたら、ぴったり誤動作が無くなった。
Vameter4 Vameterkairo4 この電流・電圧計はOP-AMPの+-電源発生用にRS232CインターフェースICを使用している。これのスイッチングノイズが影響した様だ。
これで、誤動作は解決したが、入力電圧を変化させても、表示が変化しない。PIC入力保護様に入れたダイオードの極性が逆になっていた。ダイオードを理解してなかった(教えていなかった)のが原因だった。正規な極性に入れ替えてもらってOKとなった。
3.吉本先生かPICのPWMプログラムを作成し、ラジコン等の比例制御の基礎実験を行っていた。

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県西おもちゃ病院(2011/10)

2011-10-08 16:52:00 | おもちゃ病院

Kc3s0396_rKc3s0395_r今までのおもちゃ病院場所(写真の手前で窓が無い)では、修理の際、見難いというので、フェスティバルの際にセンター側にお話したら、快く場所変更を了解していただいたので、今日から、明るい場所での開催となった。終わって見て、やはり明るいのが修理には一番で目も疲れが少なかった。
依頼者大人9名、子供7名 引き取り者大人 1名
対応の先生4名(仁平、吉本、小島、田中)
受け付けはなんと20件有りました。フェスティバル以外の定期開催では最高を記録。
フェスティバルの宣伝効果が出たのでしょうか?全部完治してお返ししました。
2時過ぎに、つくば市の方からセンターに電話で、今から伺うけどやってますかとの問合せが有り待つことにしたが、なかなか来ない。どうやら道に迷って下舘駅まで行ってしまった様で、やっとお子さん3人を連れてたどり着いた。6点持って来られ、残業?で対応し無事全て完治となった。

おもちゃ以外では、ブログを見て来たといって、県内茨城町からUNICラジコン送信機を持って来ました。 (修理内容は別記事で掲載)
パソコンの相談も1件あり、小島先生が対応しました。

今回はプラレールが圧倒的に多かったです(8台)。
特筆する修理を紹介しておきます。
1.ダンプ
Kc3s0394_rKc3s0393_r側面のボタンを押すと、前後に一定距離走り、それと共にサウンドと振動が出るという凝ったもので、走らなくなったというので持って来た。これで4回目になるだろうか。走行モーターの半田付け部で断線していた。このギアボックスはサスペンションで可動する様になっている。この動きで切れやすくなっている様なので、今回は線材を柔らかいマイク用シールド線に交換して両端をギアボックスおよび取り付けポストにロックタイで固定した。
これで、今までよりは切れにくくなると思う。
2.プラレール
・ピニオンギアの割れ、断線が、いつもながら原因として多い。
・スイッチレバー折れについては、100円ショップのPP板を加工し、接着・プラリペアで補強し対応
・「はやて」は凝っていて、上部のレバーを引くと先端のカウルが引っ込み、連結器が代わりに出て来るというもので、このレバーが動作しない。
可動部のバリも有り、取ったがやはりダメで、ギアの作動を良く観察して見ると、平ギアの噛み合わせ角度の調整が必要で1歯ずつ、ずらしながら最良点を見つけ組み上げる。
3.本物?のCASIOキーボード
本来、おもちゃ病院に於いては、おもちゃのみで、本物の楽器については受け付けておりませんが、センターを利用するボランティアということで、お受けしたものです。
電池の液漏れで基板が腐食しており、電池(単三×6本)を入れても動作しないというので、接点を磨き電池を入れても、電池の接点に9Vを供給してもONにならないので、原因は他に有りそうです。ACアダプタの入力ジャックが有ったので、自作の可変電源で入力してみた。注意したいのは、一般のジャックなのだがセンターがマイナスになっていることだ。
これだと正常に動作するので、これで使用してもらうことにした。
4.オルゴール箱
蓋を開けるとオルゴールが鳴るのは一般的だが、更に凝っていて、平面にある丸型の鏡には磁石の人形を乗せるとオルゴールの回転に合わせて周回するというもので、正面にある鏡は液晶になっていて、単三×3本でうっすらと英語のメッセージは表示される。
オルゴールのネジを巻いても、ネジが戻らず鳴らないというもので、外し方が見つからないが、触ったりしているうちに正常に鳴る様になり、様子を見てもらうことにした。
5.ピカチュー歩数計
仁平ドクターも同じ物を持っており、本来は修理対象品では無いが、向学のために分解して見ることにした。万歩計なので、内部に細いバネ線が有り、これに触らない様に分解組立するのが大変である。
音が出ないという症状で、原因はスピーカーへの配線断線で、これを接続。電池(CR2032)も消耗していたので交換しOKとなった。
6.ピアノ
おもちゃの修理で多いのがマイクの断線だが、今回のはジャックが内部に落ちてしまったというので分解する。現状のジャックでは、モールドの破損で固定が難しいので手持ちのネジ止め式ステレオジャックに交換してOKとなった。
7.ラジコンカー(CARSのキャラクター)
動作しないというので、見てみる。やはり電池の消耗だった(送信機:006P、受信機:単三×6本中1本)。交換してラジコン動作OKとなったが、自動車背面コネクタと送信機正面にある2Pコネクタの接続線がコネクタ根元で切れているというので接続し、プラリペアで固定する。
何に使用しているか確認すると、送受信機共にスイッチOFFの状態でも、送信機のサウンド/ライトボタンを押すと、車のランプが点滅/サウンド鳴動/フロントガラス内の目玉動作する様になっているのだ。初めて体験した。
8.木製消防車
はしごのステップが折れたり、紛失したりしているというので、何か変わりになるものが無いかと、仁平ドクターが探し回り、食堂で使用していた菜箸を持って来た。ちょっと太いので差込部分を削って合わせ接着する。
なかなか良いアイデアである。
9.ポケモンジェット(吊るして回転)
水平尾翼の左側が折れて紛失したというので、100円ショップのPP板を右と対照に切断して接着、プラリペアで補強する。塗装は持ち合わせが無かったので、依頼者で塗ってもらうことにした。あと単三電池1本使われているが、入れても主翼裏側のランプが点灯するだけで聞いて見ると後のプロペラが回転するはずだという話。モーター音もしないし、分解するのも大変そうだし閉院時間も近いので、このままで良

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アンテナ分配器交換

2011-10-08 08:08:42 | アマチュア無線

天井裏では、外の明るさは関係が無いので、早朝、まだ暗いうちにアンテナ分配器の交換作業を開始した。
ユニットバスの天井に蓋が有り、ここから登るのだが、以前はビールケース2段重ねから腹筋で登れたのだが、体力低下でダメなので更にもう1段追加して登る。
分配器は直ぐ近くに有ったが、そこまでが狭く、また天井はベニア板だけなのでさんの有る僅かな幅に乗っかりの作業となる。
Img_9326_rImg_9327_rImg_9328_rImg_9329_rYAGI製W-H773Cという4分配の物だった。同軸線(5C-2V使用)は直付けタイプなのでコネクタを付ける。日本アンテナ製「かんたんF型コネクター(FS510S)」を使用する。これは同軸線を説明書通り加工してねじ込んで行くだけで完成する。
入出力を間違えない様に接続する。
Img_9339_r_3Img_9340_rImg_9335_rImg_9334_rテレビでレベルを確認する。NHK総合が交換前では35だったが41に上がる。更にアンテナ方向をあわせると 49になる。アンテナはゆるくなったので、ブームにロープを縛って(物干し竿で引っ掛ける)気休めだが回りにくくする。もし廻っても、このロープで廻すことが出来そうだ。

これでも他のCHと比べると低いがレベルを見てみた。(宇都宮中継局)
物理CH 周波数(MHz) 放送局    レベル
15       482~488   TBS-TV    63(27)
17     494~500   テレ朝     61(26)
18     500~506   テレビ東京  62(23)
29     566~572   とちぎTV    63(7)
34     596~602   日テレ     64(36)
35     602~608   フジテレビ   61(38)
39     626~632   NHK-Eテレ  59(13)
47     674~680   NHK-総合   47(07)
レベルの( )内は東京タワーに向けた時のレベル

他の部屋のバッファロー地デジチューナーでは、NHK総合だけが66,その他は86だった。

Coxloss 分配器のロスが減ったことは確認出来たが、そうなると残るは屋内配線の同軸ケーブルということになる。
左の表から、5C-2Vと5C-FBを比較した場合470MHzで0.06dB/m差、770MHzで0.1dB/m差となるので、20m引き回したとして470MHzと770MHzでは0.8dBの差だから、これも考えにくい。 

NHK総合は東京タワー送信のが物理CHが低くなるので、東京に向け直した。そのレベルである。
物理CHが全て隣接(20~28CH)しており、特別高いCHも無いので、レベル差が少ない。
物理CH 周波数(MHz) 放送局    レベル
22       524~530   TBS-TV    63
24     536~542   テレ朝     66
23     530~536   テレビ東京  65
29     566~572   とちぎTV    07
25     542~548   日テレ     67
21     518~524   フジテレビ   66
26     548~554   NHK-Eテレ  65
27     554~560   NHK-総合   66
28     560~566   放送大学   65
20     512~518   東京MX    63
30     572~578   千葉TV    54
32     584~590   テレビ埼玉  54 

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