トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

アンテナ分配器の電流通過極性を初めて知る

2011-10-07 19:21:07 | うんちく・小ネタ

今日、自宅に帰って来たら、合わせた筈のUHFアンテナが、また風の影響で廻っていた。
そんなに強い風では無かったのに、これくらいで廻る様では問題だ。
案の定、NHK総合が映らない。
ブースターの設定を変えても変わらない。
その他のCHは限界レベルより高いので、問題無く見れる。
どうやら原因は、家(築25年)を新築した時、天井裏に設置した分配器が古いので、周波数特性が悪いのかも(VHFのみ対応か?)知れない。NHK総合は物理CH(周波数)が一番高い。
  天井裏は、簡単には入れないので、明日登ることにして、手持ち(秋月、千石の安価品)の分配器を見てみた。
Img_9320_rImg_9325_r3種類(2,3,4分配)共ラベルには全通過となっているが、テスターで測定すると、あれ!導通が無い。
何回か測定していると、導通となる時も有る。
不思議に思い調べると、極性が有ることに初めて気付いた。
INを+(アナログテスターでは黒、デジタルテスターでは赤)OUTを-(アナログテスターでは赤、デジタルテスターでは黒)にすると、導通になる。どうやら内部にダイオードが入っている様だ。(INがアノード、OUTがカソード)なのでOUT同士はどの極性でも導通が無い。
ネットで検索した範囲では内部回路は解らなかった。

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UNIC用ラジコン送信機・最後の仕上げ

2011-10-06 20:45:00 | アマチュア無線

その後、注文していたナローバンドFM-IF用IC(MC3361C)が届いたのでICソケットに付け替えて実装したが、変わらず。ICは問題無かった様だ。到達距離もこれが限界の様なので仕上げに入った。
Img_9319_rImg_9318_r電源スイッチが時々ONにならないというので、調べたが回転をスライドスイッチに伝えるモールドが完全にON状態の位置まで行かないという状態だったので、何かスペーサーをかませようとしたが上手く行かないので、スイッチレバーを外して見た。六角ボルトで固定されており、これのガタが少し有ったので、確実にONになる位置まで回して、六角レンチで固定。これで確実にONになる様になった。
Img_9314_r_2Img_9317_r次は、先のラジコンでも適用したが、操作部表面シートの破れが有るので2mm厚ウレタンシートをロックタイト460で接着する。ちょっと操作に力がいるが大丈夫だろう。
今日、50MHz用ホイップアンテナが届くので、これで到達距離が伸びるか確認するつもりだ。   

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筑波大学学園祭「雙峰祭」が10/8~10に

2011-10-06 10:37:07 | うんちく・小ネタ

筑波大学の学園祭「雙峰祭(そうほうさい)」が、今度の連休に行われる。
私はOBでも何でも無い(私の学力では、とても入れるレベルでは無い)が、筑波研究学園都市のほぼ中央に広大なキャンパスが有り、家からだと車で30分位で行ける距離である。
随分前に一度だけ行ったことがあるが、広くていろんな催しが行われているので、天気が良ければ楽しめる。
多分理工系のブースではロボットとかの実演があると思うので、都合が付けば今年こそは行きたいと思う。
筑波大学学園祭実行委員会ブログも参考に
アマチュア無線クラブ(JR1ZTT)も活動しています。

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UNICラジコン受信機調整

2011-10-03 06:16:00 | アマチュア無線

Img_9309_r受信機の高周波増幅に使用している2SK125の不良で、J310というJ-FETに交換して確認していたが、このブログを見ていた、おもちゃドクターから2SK125を持っているというので送ってもらった。J310はピン配列が異なるので、ソケットピンを付けて交換し易い様にしていたので、早速交換して見るが、到達距離は殆ど変わらない様だ。
2SK125は、その後の検索でラジオハウスに在庫が有る様だ。2SK125-4で@88円(10個で860円)。受信機に使用しているナローバンドFM-IF(MC3361C)の在庫も有ったので注文。
受信しながらの調整でいいかげんなので、ようやく測定器を引っ張り出してレベル測定と調整を行うことにした。
Img_9308_rImg_9310_r送りは「FM/AMシグナルジェネレータ」を使用。レベル測定は「フラットレベルメーター」を使用し、FM復調ICのIF入力部(445kHz)に接続(接続するクリップが見つからず、オシロのプローブを使用しているので測定はハイインピーダンスとなる)。
信号を49.025MHzに合わせて、レベルが最大になる様に各コイルとトリマを調整する。
受信での調整ではブロード(復調後ではAGCやリミッタが通るのでレベル変化が少ない)な感じがしたが、結構クリチカルである。
コンパレータ(LMC393C)と調整用半固定抵抗器(22kΩ)も交換してみたが変わらず、これは問題無い様だ。
次に、オリジナル回路の2SK125に交換すると2dB程度上昇する。やはり最適に設計されている様だ。これでアンテナに付け替えると、送信機の信号をほとんど受け付けず、受信機に近づけると動作するので、アンテナマッチングの調整が必要が必要の様なのだが、時間が無く後日調整となる。 
→その後の調査で、FET部のパターンがGNDで囲まれており、この部分半田付けの際ショートさせてしまったのが原因でした。
これを治して見たものの感度はイマイチ。受信機でモニターすると、今まで修理した送信機と違い、変調音に雑音が入っている様に聞える。もう一度、送信機側に問題が無いか調査が必要だ。(トランジスタを違う2SC3112に交換している)

【10/4送受信機再調査】

■送信機
変調音を広帯域受信機モニターすると歪んでいる点について、部分を触って行くと、水晶発振周波数調整用にと交換したトリマコンの端子で正常な変調音になる。隣にコンデンサの空き端子(実際には空き端子で無く、外したのを忘れていた物)が有るのでそこに22PFのコンデンサを付けると正常な変調になる。依頼を受けた時、トリマコンに交換した際、隣のコンデンサがぶつかって外したままになっていたのを忘れてしまっていたのだ。
オリジナルの発振用(Q1:2SC1674)と高周波増幅用(Q2:2SC1675)のトランジスタもマルツパーツより入手していたのを忘れていて、これも交換した。
交換前(2SC3112)と比べると、やはりオリジナルに戻したのが距離が伸びた。
■受信機
送信機の改善で、距離が伸びたので調整をし直す。送信機を離して行くと、到達距離が8m以上に伸びた。依頼者や、同機を修理して上げた方に聞くと5~7m程度届いているとの事だったので、これで問題無さそうだ。高周波増幅のFETも、先輩おもちゃドクターから送って頂いたオリジナルの2SK125に変更してある。これがJ310だと2m位短くなる。
クワドラチャコイルとコンパレータの相互調整がなかなかシビアで有るが、一番距離が伸びる点に合わせる。
■アンテナ
Img_9311_r Img_9312_r Img_9313_r 約50cm長のホイップアンテナを使用している。
49MHzにしては短いし、延長コイルらしいものも外部からでは確認出来ない。
これをケーブルごと手持ちの144/430MHz帯の短縮ホイップアンテナ(秋月で購入)に変えたが、殆ど距離は変わらない。
というこは49MHzに同調してる訳では無い様だ。説明書を見ると中間ローディングの漫画が書かれている。この受信機用かは、確認したいと思う。
同軸ケーブルを違う物に変えると少し改善されるので、アンテナ接続部コネクタを磨き清浄するが変化は無かった。
実際的には車のボディに取り付けるので、車体がアースとなり、アンテナゲインは上がるかも知れない。
結果からすると、故障原因は1箇所、送信機マイコンクロック用560kHzセラロック不良だけだった。5/11に依頼を受けて約5ヶ月掛かってしまった。

このブログをご覧になって依頼される方も増えております。当方、あくまで素人で、修理するのが楽しみでやっているものですので、修理が原因と考えられる人身・物損事故が発生しても、当方、一切責任を負えませんので、依頼者責任といことで事前に了解お願いします。

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2011フェスティバル・おもちゃ病院

2011-10-02 15:13:00 | おもちゃ病院

県西生涯学習センターフェスティバル2011が10/1,2開催され、心配していた雨も何とか持ちこたえてくれたので、昨年同様、沢山の方が来場した。
おもちゃ病院も例年どおり2日間開院したが、思ったより依頼者が少なかった。
全体では11件だが、おもちゃだけだと5件の依頼で、その他として携帯ラジオ:4台、DVD:1台、電気ポット:1台ととなった。
フリーマーケットも屋外で行われており、吉本先生がラジコンのパジェロ(結構大きい)を300円でゲット。壊れていれば修理が楽しめると思ったのだが、電池も新品、動作についても何も問題無く動作したので拍子抜けしてしまった。最終的には、私の孫が10/2会場に来たので、頂いて帰った。
2Fの「茨城県立産業技術短期大学校」のブースでは「画像処理」のプログラム開発や「ロボット」の実演が行われており、吉本先生がいろいろと話をしていたら、生徒さんが使用して余った部品が有れば差し上げるので連絡くださいと嬉しい情報が有った。
【おもちゃ修理】
1.ブリキの機関車
亡くなったおじいさんの代のもので、子供が上に乗って車体の接合部分の爪折り曲げが外れてしまったというもので、これは、あわせて、爪部分は半田付け(ペースト使用)して固定した。
車輪が取れて無くなっているので、これは修理不能でお返ししたが、その後2階の展示を見に行ったところ「下舘工業高校」のブースでピンバッチの製作を行っており、この素材を2枚合わせると車輪に使えそうなので、無理を言って頂いて来た。後日、再依頼が有れば対応することにしている。
2.アンパンマンバス
Kc3s0388_rKc3s0389_r何故か不思議な現象で夜中に操作もしていないのに「発車しまーす」のアナウンスが流れるというもので、ほんとかなあと思ったが、放置しておくと本当にアナウンスが聞えて来たので間違い無い様だ。
分解して見ると、ドアが閉まった時に押すスイッチ接点が有り、この近くの配線が挟まっていた様な感じがする。このスイッチを押して見ると「発車しまーす」のアナウンスが流れるので、場所的には間違い無さそうだ。
配線をネジのポストにロックタイで固定して、接点には接点グリスを塗布して組み上げると、引き取るまでの2時間では、発生が無かったので様子を見てもらうことにする。
3.トイカメラ
Kc3s0387_rKc3s0386_rKc3s0385_rシャッターを押すと、背面の窓に映る絵が1コマずつ回転すると言うものだが、これが回転し無いと言う症状で分解してみた。ラチェットになっておりこの滑りが悪そうなのでセラミックグリスを塗布するとスムーズに回る様になった。
4.ミニ・ラジコンヘリ
おもちゃ的な物で無く、結構高そうな作りのしっかりしたラジコンヘリで、ローター2枚の間にあるバランサー?の片側シャフトが折れてしまったというもので、バランスが崩れるかも知れないと了解してもらった上で、ピアノ線で接続することにした。
両方のシャフト(樹脂モールド品)にφ0.5mmのドリルで穴あけし、φ0.55mmピアノ線を接着剤を付けながら挿し込み固定した。重さが命の軽ヘリなので、うまくいったかは、動作確認してもらうことにした。
【携帯ラジオ修理】4台
1.6月頃に修理した2台が、また動作しなくなったというので、持って来た。
文化放送製?ラジオは断線だったが、相手のパターンや半田が腐食していたので、ペーストを使用して接続。
もう1台のパナソニック製は、電源スイッチ(ボリューム兼用)をOFFにしても受信状態で受信LEDが点いているというもので、調べたら、前回修理の際、私が間違えてスイッチ通過後のパターンに電池の+側を接続していた。これを入替。あとはダイヤル指針が無くてどこの放送局か判らないというもので、これも前回修理の際に紛失させてしまった様だ。
ところが、この機構が巧妙であり、元の構造が判らない。
Kc3s0390_rモールド裏面にJ型のガイドレールがあり、ダイヤルツマミには1箇所穴が開いている。どうやらフレキシブルな素材がダイヤルの回転に合わせJ型のガイドに沿って移動し、その先端に付いている指針が動くものと想像し、いろんな材料を試すことにした。最初は耐水ペーパーで製作したが、ダイヤルツマミ穴に入れる部分が弱く使えなかった。最終的には仁平先生が所持していた0.15mm真鍮板を加工して製作し、両端は別金具で半田接合。指針は白マジックで着色する。途中、少し引っ掛かりはあるものの、見事にダイヤルが動いた。
このアイデアには一同感激!今後の修理に役立ちそうである。
2.残りの2台はボリュームツマミをボリュームに固定しているネジが取れて無くなっていたのと、断線・接触不良が原因だった。
【DVDプレーヤー修理】
DVDを入れてもすぐに排出されるという症状で分解して動作を見て見ると、DVDを入れても、奥まで行ききらないのか、ディスク回転機構が上に上がらず、戻っていました。
先頃何台も修理したテープデッキの応用で、その上昇メカを駆動しているモーターのゴムベルトをデッキと同じ20φの物に交換し、更に、回転機構の上下スライドする部分にセラミックグリスを塗布したら不完全(トレーがMAX飛び出さないので、また戻ってしまう)ながら再生OKとなった。
【電気ポット】
センター内食堂の備品で、何度も修理対応しているものだが、また電源が入らないというので持って来た。
見るとポット側の電極が凹んでいたので分解する。電極のモールドが破損していたので、M3のネジを使用してナットで挟み込んで固定。これで通電OKとなった。

●前祝い?
7,8月に行った「結城おもちゃ病院」で入った手当てが有ったので、10/1の「おもちゃ病院」終了後、近くの和風レストランで「お食事会」を行い、いろんな話題で盛り上がった。

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