講師:足立力也氏
日時:11月19日18時~20時半
場所:田園調布富士見会館多目的ホール 東横線 多摩川駅 5分
http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/hall/fujimi_k/
参加費:500円
丸腰国家―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― (扶桑社新書)
平和ってなんだろう―「軍隊をすてた国」コスタリカから考える (岩波ジュニア新書)などの著書で知られる足立力也さんのお話を聞きます。
自衛隊PKO派遣が国会議論される中、逆に軍隊を捨てて平和を築き、環境資源を守り再生可能エネルギー100%を達成し、中米地域の紛争解決に、軍隊を持たないからこそ中立の立場で貢献しているコスタリカから、私たちが学べることがたくさんありそう!
PraVida という挨拶の言葉に、コスタリカの人々の大切にしている価値観、人生の豊かさとは?そのエッセンスが込められていると感じます。
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コスタリカの挨拶「Pura Vida!」に見る価値観
人と人がいつでも会えば交わすこの言葉、英語に訳すと"Pure Life"。日本語だと「純粋な生活」といったところでしょうか。つまり、純粋で素朴なことが、彼等にとってはいちばんの美徳なのです。がつがつ働いてお金をもうけても、人生は豊かにならない。それより、人生の限られた時間を大事にして、ゆったりと暮らすほうが、豊かで幸せな一生を送れる。それが、多くのコスタリカ人の考え方です。(足立力也)
「理想」ではなく「現実」のもとに軍隊をなくした人々、教育も医療も無料!世界が"対テロ戦争"に突き進む一方で、「国家の非武装化」はもう一つの潮流を形成しています。子どもの頃から模擬選挙を通して人権や自治を身につけるコスタリカは、近年中米の紛争仲裁や環境立国としても注目されています。
日本政府の危ない選択を、ぎゅっと平和に引き戻す知恵を、コスタリカの人々から学びましょう。
<足立力也プロフィール>
1973年福岡県生まれ、コスタリカ研究家。
元北九州市立大学非常勤講師(国際関係学/平和学)。
立命館大学大学院国際関係研究家博士課程前期課程修了。
1999年から2001年までコスタリカに滞在。国立ナシオナル大学博士課程(ラテンアメリカ思想)中退。
ドキュメンタリー映画「軍隊をすてた国」アシスタント・プロデューサー。 現在ピースツアー企画、平和問題や教育に関する執筆、講演、ワークショップを行ない「ピースコーディネイター」として幅広く活動中。
著書に「平和をつくる教育」(共著、岩波ブックレット、2004年~2014光村図書小6国語教科書に掲載)、「平和ってなんだろう」(岩波ジュニア新書)、「丸腰国家」(扶桑社新書)、「緑の思想」(幻冬舎ルネッサンス)、「コスタリカを知るための60章」(共著、明石書店)など。
「プラ・ビーダの会」代表
主催「コスタリカの平和に学ぶ会」
連絡先「フェアな民主主義」大田区中央2-11-5
TEL 03-6303-8671
mail office@nasurie.com (奈須りえ)