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トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ヤモリ

2017-08-26 | 小動物 他


今朝雨戸を開けたらヤモリが飛び込んできた
額縁の裏側に隠れた所をパチリ

正式にはニホンヤモリと言う
有鱗目トカゲ亜目ヤモリ科で種類は多い
体は平たく胴と尻尾で15cm程あった

人家周辺を好む生き物で 隠れる場所が多い古い家屋に多いと言うが 近代的な建物にも見つかる
我が家では古い家の時から数十年にわたり時折出てくる

夜行性の傾向が強いが 飛翔性や壁を登る小昆虫 徘徊性のクモ類を食べる
板壁や戸袋 屋根裏などの隙間に産卵する
卵は白色で楕円形 卵殻は硬く14x9mmの大きさで表面に粘着物質があり周囲に接着する

チゴガニ♂

2017-04-16 | 小動物 他


干潟の青い宝石チゴガニ
干潟で盛んに大きなハサミを振り上げ振り下ろしダンスをしていた
このダンスはウェイビングと呼ばれ 求愛や縄張り行動の意味があると言われている

甲羅の幅が1㎝程の小さなカニ
ハサミは透明感のある白で水色の顔が良く目立つ
脚には鼓膜と呼ばれる構造があり 呼吸の助けをしている
メスはさらに小さく赤っぽい色をしている

アカクラゲ

2017-04-11 | 小動物 他


水辺にユラユラしていたアカクラゲをバケツにゲット
傘に朝日の光のような模様が16個 囲む赤い線が32本ありとても綺麗だ
触るとフニュフニュの寒天質で柔らかい

触手は濃褐色で普通は40本 1m以上に伸びてうっかり刺されると毒は強くかなり痛いそうだ
乾燥すると毒を持った刺糸が舞い上がり くしゃみを引き起こすので「ハクションクラゲ」の別名もある
日本近海の北海道以南に分布している
傘の直径は10cm程 主には動物プランクトンを食べる
クラゲは目が無いので「暗い義」とされ名前になった

ガマ合戦

2017-02-26 | 小動物 他


近くの公園でガマ合戦が真っ最中
20匹以上は居て 卵もかなり産まれていた
追いかける 逃げる 蹴とばす 賑やかな事と言ったら見ていて飽きない

早春の頃に小さな池などに沢山のヒキガエルが集まって 交尾産卵する光景を「ガマ合戦」とか「カエル合戦」と呼んでいる
このガマ合戦は東京近辺では啓蟄の頃にあたり 冬眠から目覚めたカエルが穴から這い出す時期
まだ他の生き物が冬眠中なので ガマ合戦は春の風物詩 春の到来を告げる指標の一つと言える

毎年見ているとガマ合戦の始まる日は微妙に変わる
ここの差し渡し2mほどの小さな池では 普段はカエルは姿を見せないので 近所から集まってくると思われるが 何を合図に同じ時期に集まれるのだろう
答えは 深さ5cmの地中の温度が6℃以上になるとガマ合戦が始まる と言われている

我が家の小さな庭にも もう何十年にわたってヒキガエルがいる
この池から庭までは直線距離でも500m位はある 我が家の近所で他に池は見当たらないので ここの池で孵ったカエルがやって来るのだろうと思っているが 家々が立て込んで車も通っていて踏切さえある道を本当にやって来るのだろうか
そしてガマ合戦のためにこんな道をノコノコ戻って行くのだろうか 不思議!!

カナヘビ

2016-09-04 | 小動物 他


久し振りにカナヘビがいた 正式にはニホンカナヘビと言う
日本固有種で日本全国に居る最もポピュラーなトカゲ

平地から山地の林縁部や草地にいて 日中は地表や草の葉上で活動し木にも登る
夜は落ち葉の下や草の葉上で寝る
エサは地表や葉上にいる無脊椎動物で 時には熟れて落ちた果実を舐める
目の下から後肢にかけて白色の細い線条が見えるが 個体差でほとんど見えないものもいる
雌雄は同色で判別は困難

冬眠明けの3~5月頃に繁殖行動が始まり8月には終わる
卵は2か月ほどで孵化する

都市化の影響や農薬散布で数は減っていて カナヘビを捕食するヘビや鳥類 小型の肉食哺乳類など他の生き物への影響が懸念されている
絶滅危惧Ⅱ類

ヤモリ

2016-08-25 | 小動物 他



暫く姿が見えなかったので居なくなったと思っていたが 朝雨戸を開けたらピョンと飛び出した
背中にゴミが付いたと見え 白いシャツを着たよう
正式にはニホンヤモリという

人家周辺が好きなヤモリ
隠れる場所が多い古い家屋に多く居るが 今の建て直した家にも住み着いているようだ
天井裏などで産卵するが この家は天井裏には入れないので床下で産卵しているのかもしれない
卵は白く楕円形 産み落とされると表面の粘着物質で周囲に接着する
産卵時期は5~7月 年に1~3回産卵し 一回に1~2個の卵を産む

普通は夜行性で夜間に窓や灯火周辺に集まり小昆虫や徘徊性のクモ類を食べる
大きさは12㎝程有った


ニホントカゲ

2016-08-07 | 小動物 他


今日は立秋 秋立ちぬとは言え暑さ真っただ中 今日から11月の立冬までが秋だ

会うときは会うものでニホントカゲの成体と幼体に続けて出会った
昼行性で日当たりの良い所を好む
トカゲ属は体全体が滑らかで 規則正しく鱗が並んでいるのが特徴
体鱗列数は24~28列 艶のあるずんぐりした体形で四肢は短い
四肢の指は細く鍵爪が有る
地表を這うように素早く動き 低木にも登る
幼体は尾が青く メスは幼体時の色模様がある程度残る

4~5月に交尾 5~6月に産卵 メスは孵化まで卵の世話をする・・産みっぱなしではない
7月下旬頃には孵化幼体が見られる
北海道から九州まで分布しているが 本州の伊豆半島を除く・何故だろう

テナガエビ

2016-05-20 | 小動物 他


公園のインフォメーションセンタでテナガエビが飼われていた
センターの前の川で捕獲したものだそうだ

オスは名前の通り体長の倍ほどもある 第2脚の長いはさみあしを持つ
メスはオスに比べかなり短い
雑食性だが肉食が多く水生動物や魚の死骸などの有機物を食べる

川の中流から河口 湖沼などに居る
テナガエビの仲間は多く南西諸島までで15種類もいて 多くは回遊型
卵から孵った幼生は海へ 少なくとも汽水域まで降河しないと成長できない
地方によっては残留型となり湖やダムで繁殖する個体群もいる

から揚げなどにして食用にされる
大きさは10㎝程だった

ムササビ

2016-04-22 | 小動物 他


ムササビが巣箱からちらりと顔を出しているのを見た
夜行性なので昼間は見られるとは思っていなかったが 初めて出会ってラッキーでした

日本のムササビはホオジロムササビで固有種
本州から九州に分布し 平地や山地の森林に生息していて冬眠はしない

夜行性で 長い前足と後ろ足の間にある飛膜と呼ばれる膜を広げて グライダーのように滑空し樹から樹へ飛び移る
無風でも20ⅿほど 風に乗れば200mも飛ぶ
樹上生活者で 食べ物は雑食性 昆虫類から小鳥 木の実や芽 花 種子など季節に応じて食べる
大きさは30㎝~50㎝ほどで猫くらいの大きさ

アカハライモリ

2016-01-11 | 小動物 他


公園の観察センターでアカハライモリが飼われていた

日本本土で見られるイモリはアカハライモリのみ
イモリとかアカハラの名で昔から最もなじみのある有尾類
背面は黒色又は暗褐色で 腹部は赤やオレンジ色の斑紋や不規則な模様がある
地域によって変異があり模様 体形に違いがある
大きさは10㎝位だった

低地から山地の池や水田 湿地の水溜りなどの止水域に多い
動物食で水生昆虫 オタマジャクシ イトミミズ 魚卵など幅広く食べる
日本固有種 準絶滅危惧種

ジーベンロックナガクビガメ

2016-01-04 | 小動物 他


へんないきもの展その3
ナガクビガメという首の長ーいカメ
見た感じ甲羅と同じくらいの長さがある
育つと甲羅は40㎝にもなるというから首もそんなに長くなるのかしら

カメの仲間のスッポンも首は長いがそれでも甲羅の3分の2くらいと言われている
魚 エビ カニ 貝類など何でも食べる
首が長い分エサ取りも有利だろう
オーストラリア ニューギニアトウに分布している

オニダルマオコゼ

2016-01-02 | 小動物 他


サンシャイン水族館で「へんないきもの展」をやっている

オニダルマオコゼと言う魚がいた
どこが顔やら頭やら 上の方に目らしいものが見える
まるっきり岩に変身していて 近くに小魚が来ると素早い動きで丸のみにする待ち伏せ型の漁をする
背中の棘には猛毒があり 刺されると激痛で気を失ったり時には死ぬこともあるという
もっと毒々しい色でもあれば気の付けようもあるがまるっきり岩では踏んでしまいそう

シロヘビ

2015-11-21 | 小動物 他


白いシマヘビが飼われいた
モモちゃんと名付けられ5年も飼育されている
先日55回目の脱皮をしたそうだ 
単純に計算すると月に一回近く脱皮している ヘビはそんなに多く脱皮するものなのか

動物が白くなるのはアルビノ(白化)と白変種があり
アルビノは遺伝子の異常でメラニン色素が出来ない個体
白変種はメラニンは正常に出来ているが体の色を作り出し色素のみ減少して白くなったもの
瞳孔を見るとアルビノは赤く透けて見えるのに対し 白変種の瞳孔は白い

アルビノにしろ白変種にしろ見つかりやすく自然界では生存が難しいため 神聖なものとか反対に凶兆とされ 信仰の対象になったり畏れられたりしている

イーダ

2015-08-13 | 小動物 他


生命大躍進 古生代が過ぎると中生代になる
中生代は概算2.3億年前から6500万年前までで 三畳紀 ジュラ紀 白亜紀に分けられ 初期に恐竜 翼竜 魚竜が出現し最古の哺乳類も出現した 
この2億年弱の年代は大雑把には恐竜が大型化した恐竜の時代
そして6500万年前の隕石との衝突によって大量絶滅した

6500万年前から現代までが新生代
哺乳類が進出し 被子植物が発展した

「イーダ」は4700万年前の霊長類の 奇跡の化石といわれるほぼ完全な化石だ
普通 化石は体の数%しか残らないが イーダは95%が残っており あばら骨の下の胃の位置には食べた葉や果実まで残っている可愛いお猿さん

新生代第4紀の前期 約180万年前から1万年前までの更新世と呼ばれる時代に 人類はネアンデルタール人 クロマニョン人など色々な種が出て 20万年前にホモサピエンスがアフリカで誕生し 他の人類と一緒の時代を過ごすが ホモサピエンスだけが生き残り現代の我々の先祖となった
この時代更新世には氷河期があり そのあとの時代「完新世」に終結し 人類の時代になった

約30億年にも及び紡いできた命 その間には5回もの生命大絶滅の天変地異があったが乗り越えてきた
恐竜でさえ2億年近く繁栄してきたのに 今や人類は誕生以来20万年で 地震 火山の噴火 自然破壊 種の減少 異常気象に怯え 戦争が多発し人類の敵は人類となってしまった
授かった叡智を働かせて 命が永く永く紡がれるよう祈るばかりだ

ディメトロドン

2015-08-12 | 小動物 他


古生代の生き物 その2
古生代は地質時代で概算年数 5.7億年前から2.3億年前までで カンブリア紀からペルム紀まで6紀あり 昨日アップしたアノマロカリスは古生代最初のカンブリア紀に繁栄した生物
古生代の前は先カンブリア紀と呼ばれる

ディメトロドンは古生代最後のペルム紀に現れて繁栄した盤竜目では最も有名な生き物
顔 形から一見して恐竜の仲間と思ったが盤竜目という哺乳類に近縁の生物
ディメトロドンと哺乳類は「異歯性」という共通の特徴がある
異歯性とは「獲物に突き立てる歯」と「肉を噛み切る歯」の2種類の歯を持った者
この異歯性を持つか持たないかが哺乳類と爬虫類の大きな差なのである

ディメトロドン(意味は2種類の歯)は大きいものでは3m以上あり肉食
背中に大きな「帆」を付けていた
この帆は熱交換器として使われていたと言われる
朝体温が低い時には太陽光を当て体温を上昇させ 熱い時には風を受けて体温を下げた