初夏の代名詞でもあるホトトギスの囀りはするが なかなか姿を見せてくれない鳥にばったり出会った
名前は鳴き声から来ていると言われ ホトトキと言う聞きなしに鳥を表す接尾語スをつけたもの
近代の聞きなしでは「天辺駆けたか」や「東京特許許可局」
夏鳥 九州以北に渡来して平地から山地の高原 草原 林などに居る
胸と腹に太くて粗い黒色横斑が有る
メスには上面が赤茶色の赤色型がいる 出会ったのはこの赤色型
主に蛾類の幼虫を食べる
托卵性があり 主にウグイスに托卵して育雛させる 他にアオジ ホオジロなど色々な鳥の巣に托卵することがある
ちゃっかりしている 図図しいとも言えるが 自分の子を自分で育てられない宿命は見方によれば哀れだ
雌雄同色だがメスには赤色型がいる 大きさは28㎝
古くから歌の題材になって人気ナンバーワン
古に恋ふらむ鳥は霍公鳥(ほととぎす) けだしや鳴きしわが念(も)へる如(万葉集 額田王)
ニュウナイスズメ(入内雀)が電線に止まっていた
明るい林に生息する小型のスズメ類
「にふない」はニイナメ(新嘗・新しい穀物のこと)の変化 この鳥が未熟な稲を好んで食べることからの命名
一方伝説では 奥州に左遷された藤原実方が帰朝を果たせず死んだので その魂がスズメになり都に舞い戻り 殿上の供え物を食べたという 入内とは内裏に上がることだから名前の語源説は説得力がある
夏鳥又は漂鳥 平地から山地の林 農耕地 草原に居て 冬は暖地に移動し農耕地や河原で見られる
繁殖期には主に樹上生活で昆虫類を捕り 非繁殖期には明るい開けた場所での生活が多くなり草木の種子 昆虫類を採食する
オスは赤栗色の頭と白い頬 メスはオリーブ灰色の頭と淡色の眉斑
スズメそっくりだが頬に黒斑が無い 大きさは14㎝