ダイサギ
2013-03-27 | 野鳥
ダイサギがエサ狙いで池をゆっくり歩いていた
冬の間は嘴が黄色だが写真は少し黒ずんで見える
春ころから夏にかけて嘴が黒く変わる
以前はダイサギ一種で済ましていたのだが 最近は日本のダイサギは2亜種いて 一種は日本で繁殖している「チュウダイサギ」もう一種は冬鳥として渡来する「オオダイサギ」と人によっては区別しているので チトややこしくなった
サギの語源は 声が騒がしいサヤギ(騒)・白い色のサヤケキ(鮮明)など諸説ある
普段地上ではあまり鳴き声を聞かないので騒がしいと言う感じはしない
大きさ90cm 日本のシラサギ類では最も大きい
夏鳥 漂鳥 一部冬鳥 主に魚を食べるがザリガニやカエルなども捕まえる
田の面よりやまもとさして行く鷺の 近しと見れば遥かにぞとぶ (玉葉集 伏見院)
ハクモクレンが真っ盛りに咲いている
モクレン科で中国原産の落葉高木 別名ハクレン
去年の今頃はまだ蕾だったのに今年は急に暖かくなって一気に咲いた
花は葉の展開前に咲き 花被片は9個あり花弁状
だれが言い出したのかコンパスノキとも言われる
随分昔 山登りをしていた頃そのように聞いたが何処がコンパスなのかさっぱり不明だった
一年365日のうちほんの数日つぼみが膨らんだ時期に南北を示す
下の写真 蕾の先端の尖った先が北を指す
蕾の南側は日当たりが良いのでどんどん成長する 先端は押し上げられて北側に傾くので南北が分かる
蕾が開く直前しか北は示さないで 大半の時期は方向は分からないのに コンパスノキは言いすぎじゃなかろうか
ヒレンジャクに会うには大好物のヤドリギの傍で粘っていれば結構会える
食べる→水場へ行く→休む→食べる を1~2時間ほどで繰り返しているように思えるがどうだろう
連雀はスズメ目レンジャク科の総称で日本ではヒレンジャク(緋連雀)とキレンジャク(黄連雀)が見られる
字から推察されるように数多く連なる(群れる)ので連雀 雀は小鳥の意味
細かい相違点は色々あるが尾の先端が赤いのがヒレンジャク 黄色いのがキレンジャク
日本を中心とする東アジアの狭い地域にのみ生息するので学名は Bombycilla japonica で日本が入っている
冬鳥だが年によって渡来数に変化が大きい 大きさは18cm
食べ物はヤドリギのほかイボタ ヤツデ キズタなど他の鳥が食べないような木の実に昆虫類も食べる
冠羽が有ってブドウ色赤い尾の先で少しずんぐりタイプ 見られたり見られなかったり 人気の高い鳥だ
冬の枯れ木に丸く固まった緑が見えるのがヤドリギ
ヤドリギはエノキ ケヤキ ブナ ミズナラ シラカバ サクラなど落葉広葉樹に半寄生する常緑の植物
粘液質の果肉に包まれてヌルヌルの種子を鳥が食べると嘴に付いたり糞と一緒に排泄されて散布される
ヤドリギの実はヒレンジャク キレンジャクが大好物で食べまくる
食べた種が鳥の消化器を通過するのに20分ほど
粘液質の果肉のため糞は粘って鳥のお尻から垂れ下がり宿主の樹木にくっ付く
種がうまく樹木にくっ付いてもそこから根を出して 更にその根が幹に食い込んで深く寄生根を差し込み葉を広げるには3年半もかかると言う
寄生して楽して生きているようだがそんなに楽じゃなさそう