ヒダリマキマイマイ 2022-06-30 | 虫類 名前の通り、殻が中心から左巻きになっているカタツムリ左巻きの巻貝は珍しいと言われている7~9月によく産卵する、卵数は30~40個、1か月ほどで孵化する秋に生まれた卵はそのまま越冬して春に孵化し、成貝は5~11月に見られる大きさは4cmほどあった半樹上性で湿った場所を好み、森林や草原など幅広い環境に生息しているが市街地や水田では少ない草木の葉、野菜、苔などを好んで食べる雌雄同体で、交尾をしてお互いの精莢を交換した後産卵する
アマタケ 2022-06-29 | キノコ ごそっと一塊で生えていたアマタケ・・漢字では亜麻茸・・色から付いた名前だろうかモリノカレバタケの仲間(モリノカレバタケ属)で、クヌギタケ属、ホウライタケ属と共に、森の落ち葉や枯れ枝を強力に分解する落ち葉分解菌の御三家夏から秋にかけて林内に積もった各種落ち葉から発生する5cm程の中型のキノコ幼時丸山型から開いて平となる傘は肌色~肉色、中央部はやや濃色でしわがあるヒダはやや傘の色を帯び、幅は狭く密柄は全面が微毛に覆われ、肌色~帯褐色食用になる
カワウソタケ 2022-06-28 | キノコ サクラの木に有ったカワウソタケサルノコシカケ類の仲間主に夏期にサクラの古木や生木上に多数群がって発生する無柄で傘は半円型、扁平~やや丸山型傘表面は、初め黄褐色で蜜毛に覆われるが後に毛は離脱して無毛になり、その後胞子に覆われてサビ褐色になる胞子を飛ばすと間もなくボロボロに腐ってしまう傘肉は柔軟なコルク質、乾燥するとやや脆くなる孔口は黄白色~サビ褐色
ナラタケモドキ 2022-06-27 | キノコ 今日も35度超えた猛烈な暑さが続いた関東は梅雨明けだそうで、最も早い梅雨明けとなった木の根際にごっそりと出ていたナラタケモドキナラタケは柄の上部に膜質のツバがあり、ツバの無いのはナラタケモドキ夏から秋にかけて、サクラやコナラなど広葉樹の生木や枯れ木に束生するナラタケモドキのような柔らかいキノコは、発生してから2~3日で開き切り更に2~3日で腐ってしまう出始めは丸山型で、開いて平となり、更に中央が窪み、条線は長い繊維紋状色は黄褐色で、中央付近を濃褐色の細かい鱗片が覆う大きさは3cm程肉は淡褐色で脆いヒダはやや疎で柄に垂生する、色は淡褐色で褐色のシミが現れる柄は中心生、上下同径で中実、ツバはない色は上方が淡褐色で、下方は濃褐色、肉は硬い繊維質多くの地方で食用にされているが、食べ過ぎると消化不良を起こす
ハタケチャダイゴケ 2022-06-26 | キノコ 足元の小さな白っぽい粒々が、良く見るとハタケチャダイゴケだったこの暑さでカラカラになっていた大きさは5mm程で極めて小型のキノコ梅雨時から秋頃までチップや落ち枝などに発生する幼時は俵型で、外皮は黄褐色の粗毛、やがて上部が開口してコップ型になり、外皮が剥落して褐色革質の中皮が現れるコップの内側の内皮は、銀白色で平滑コップの中に黒い碁石状の小塊粒が見えるが、これが基本体で胞子を内蔵し、下部には内皮に連なる紐が付くこの小塊粒が雨粒などに当たって飛び散り、紐が草の葉などに絡み、草を食べた動物が居れば、その糞で胞子を散布する
サンショウバラ 2022-06-25 | 樹木 草花 葉や棘がサンショウに似ているバラ別名ハコネバラで、富士、箱根地方特産で分布する範囲は狭い花の写真は5月初めのもので、実は6月の写真バラ科の落葉小高木、幹は太くよく分枝して5m程の高さになる葉は互生し、7~15cmの奇数羽状複葉で、小葉が4~9対ある小葉は2cm前後の楕円形又は卵状長楕円形で、縁には鋭い鋸歯がある花は6月に咲く・・と言うが5月初めには咲いていた花は5cm程の淡紅色で、萼筒は扁球形で刺が密生している萼片は広卵形で縁には大きな裂片がある果実は偽果2cm程の扁球形で、針状の刺に覆われ、先端に萼片が残る、10月過ぎに熟す中のそう果は5mmほどで数は多い
ナルコユリ 2022-06-24 | 樹木 草花 ナルコユリがぶら下がって咲いていた垂れ下がって咲く花の列を、鳥を追う鳴子に見てた名前ユリ科の山野の林内に生える多年草茎の上部は弓状に曲がり、茎は円くて稜がないよく似ているアマドコロは稜があり、根茎の節間が比べて長い葉は8~15cmでやや細長く、披針形~狭披針形、この仲間では最も細い若葉は中央に白い縦筋が入ることが多い花は5~6月に咲く葉腋に緑白色の筒状の花が1~5個づつ垂れ下がって咲く花は2cm程で先端部は緑色が濃い果実は液果で、1cmほど、黒紫色に熟す
ミヤコグサ 2022-06-23 | 樹木 草花 草の中でひっそり咲いていたミヤコグサを見つけた京都に多かったのでミヤコグサの名がある花の形が烏帽子に似ているので烏帽子草ともいうマメ科の道端や草地に生える多年草茎は地を這ってマット状に広がり、15~35cmの長さになる葉は5小葉からなる複葉で、葉軸の先に3個基部に托葉状に2個付くのが特徴小葉は1cm程の倒卵状楕円形花は5~6月に咲く葉腋から伸びた花柄の先に鮮やかな黄色い花を1~3個つけるマメ科の多くは左右対称の蝶形花を付ける、上の花弁1個を旗弁、左右の2個を翼弁、下の2個を竜骨弁と呼ぶ花は長さ1cm程で、2個の竜骨弁は合着して筒状になりここに花粉がたまる虫が竜骨弁の上に止まると、筒の先の穴から花粉があふれて出て虫につくこの時期の雌しべにはまだ受精能力は無く、花粉が出た後筒の外に伸びた時に柱頭が虫にこすられると受精する豆果は3cm程で熟すと2裂して、果皮が捩じれて黒い種子を飛ばす
イヌマキ 2022-06-22 | 樹木 草花 イヌマキに雌花が付いていた 初めて見る昔スギを真木(本当の木の意味)と呼び、スギより劣ると考えて犬マキと呼んだ、という説があるマキ科の常緑高木、高さ20mほどになる葉は互生し、13cm程の広線形表面は深緑色で裏面は淡緑色、縁は全縁で主脈が目立つ花は5~6月に咲く雌雄別株で雄花は3cm程の円柱形雌花は1cm程の花床の上に付く、膨らんだ花床の上に鱗片が2個有り、そのうちの1個に青白い胚珠が付く成熟するにつれて鱗片が肥大して種子を包み込む種子は1cm程のやや歪な球形で、基部には肉質の花床が付く花床は10月過ぎに熟すと赤紫色になり、甘くて食べられる種子は核果状で、緑色の皮(雌花の鱗片が肥大したもの)を剥くと黄色の種子が出てくる種子と花床(10月のもの)
イヌツゲ 2022-06-21 | 樹木 草花 イヌツゲの可愛い花が咲いていたツゲに似ているが、材が役に立たないのでイヌツゲになった但し、ツゲはツゲ科でこちらはモチノキ科の植物モチノキ科の常緑小高木 普通2~6mほどになるが、稀に15mを超えるものもあるよく枝分かれして枝葉が密生する樹皮からは鳥もちが取れる葉は互生する(因みにツゲは対生する)長さ1~3cm程の楕円形か長楕円形、縁には浅い鋸歯が数個あり、側脈は不明瞭葉の大きさや形には変異が多く、変種が多く記録されていて、中間型もあり区別が難しい花は6~7月に咲く雌雄別株で、本年枝の葉腋に淡黄白色の小さな花を付ける雄花は散形花序に2~6個付き、雌花は1個づつ付く花弁は4個、卵円形で2mmほど雄しべは4個、雌花の雄しべは退化して小さく、雄花の雌しべは退化して小さい子房は緑色で半球型、柱頭は4裂する果実は核果 5mm程の球形で10月過ぎに黒色に熟す・・モチノキ科で黒く熟すのはイヌツゲの仲間だけ核は三角状楕円形で4mmほど、縦の筋が5個ある中に種子が1個ある
フジウツギ 2022-06-20 | 樹木 草花 ムラサキ色の花が散らばるように咲いていたフジウツギ科の日当たりの良い渓流沿いや荒地に生える落葉低木 高さ1,5m程になる日本固有種枝には翼状の4稜がある葉は対生し、長さ10~20cmの卵状長楕円形表面は無毛で葉柄に軟毛が密生する花は7~8月に咲く枝先から垂れ下がった細長い円錐花序に紅紫色の花を多数つける花冠は1.5cmの筒型でやや湾曲し、外面には星状の綿毛が密生する上部は4裂して、裂片の内面は紅紫色果実は蒴果7mm程の卵形で、中の種子は1mm程と小さい有毒植物魚毒などに使われる
コサメビタキ 2022-06-19 | 野鳥 羽色が灰褐色で鮫の色に似ているのがサメビタキサメビタキに似ているが小型の鳥がコサメビタキ枝から飛び出して空中で虫を捕え、また元の枝に戻ることから「こあがり(小揚り)」とも呼ばれた夏鳥平地から亜高山の主に落葉広葉樹林に居る普通は林内に居る、渡りの時期には林縁や開けて所にも出てくるがそう多くはない空中に止まったり、Uターンしたりが得意で、抱卵中のメスに停空飛翔しながら給餌をしたりするオスメス協力して横枝の上におわん型の巣を作るクモの糸で材料を綴り、これにウメノキゴケなどの地衣類を張り付けるので、丸出しの巣の割には木のこぶのように見えて気づかれない雌雄同色目がくりっと可愛いが、目の縁の肉質のリングが黒いのでひときわ大きく見える頭からの上面が灰褐色喉から下尾筒までは白っぽく、胸と脇腹には多少褐色味がある大きさは13cm
ササゴイ 2022-06-18 | 野鳥 翼の模様が重ねたササの葉のように見えることからの名前又 「ささ」は小さいことを意味して、小さめのゴイサギの意味だ という説もある夏鳥 暖地では少数が越冬する河川、水田、池などに居る朝夕に活動するものが多いが、日中も活動する川岸や浅瀬で背をかがめて狙い、一瞬のうちに魚などを捕える 他にカエルや水生昆虫も捕る大木や竹藪などで、枝を積み重ねて巣を作り、小さなコロニーを作って繁殖する雌雄同色頭上は黒く体は灰色、大・中雨覆いにはササの葉に見える白い羽縁のある羽がある眼は黄色で嘴は黒く、婚姻色では目先は青く足は赤くなる大きさは52cm
ヨシゴイ 2022-06-17 | 野鳥 ヨシ原・湿地などに生息するので「ヨシ原のゴイサギ」の意味でヨシゴイと呼ばれている夏鳥 暖地では一部留鳥アシ原、水田、湿地、湖沼などに居る昼も夜も活動し、水際やアシの葉に止まって魚を探し、獲物が近づくと嘴で捕らえる主に魚類を捕り、小型のエビ類、ザリガニ、カエル、昆虫類も捕る長い指の足でハスの葉の上や、ヒシなどの小さい葉の上も歩く雌雄はほぼ同色オスは上面が茶褐色で、頭頂は青味のある黒色、喉の下に淡茶褐色の縦線が中央にあるメスは頭の暗青色は後頭だけで、喉の下の縦線が5本ある全長37cm、日本で見られるサギ類で最も小さい
オオルリ♀ 2022-06-16 | 野鳥 オオルリのオスを探していたのだが、オスの声に誘われてかメスが現れたオスの鮮やかな瑠璃色(青色)から「るりてう」と呼ばれていたが、コルリとの区別の為に江戸時代に「おほるり」となった夏鳥渓流、湖沼、沢、湿地などに近接する林に居る、渡りの時期には市街地でも見ることがある繁殖期には一定の縄張り内を動き回り、昆虫類やクモ類を採食する縄張り内には、数か所の見張り場兼さえずり場があり、オスは一定の時間で移動して囀り、その場から空中採食をすることも多い鳴き声は美声でコマドリ、ウグイスと共に日本3鳴鳥と言われる実はメスも美声の持ち主で、例えば巣に危険が近づいた時などオスのように鳴くオスは頭からの上面は紺瑠璃色で、腹から下尾筒と外側尾羽の基部は白いメスは頭からの上面と胸から脇腹が淡褐色で、喉と下腹部は白い大きさは16cm