花はそろそろ終わりか、小さく目立たない花チラリと見える
若い果実が見える
アブラナ科のヨーロッパ原産の1年草
大正時代に入ったと言われ、関東地方以西の暖地に帰化している
茎はよく分枝して斜上する
葉は3cm程で羽状に全裂し、裂片は更に羽状に中裂して特徴的
葉腋から総状花序を出し、白い小さな花を付ける
花期は4~10月、花弁が小さく全く目立たない
果実は2個の球をくっつけたような形の短角果で、表面が網目状に窪んでいる
各室に1個づつ種子が入っている
花はそろそろ終わりか、小さく目立たない花チラリと見える
若い果実が見える
アブラナ科のヨーロッパ原産の1年草
大正時代に入ったと言われ、関東地方以西の暖地に帰化している
茎はよく分枝して斜上する
葉は3cm程で羽状に全裂し、裂片は更に羽状に中裂して特徴的
葉腋から総状花序を出し、白い小さな花を付ける
花期は4~10月、花弁が小さく全く目立たない
果実は2個の球をくっつけたような形の短角果で、表面が網目状に窪んでいる
各室に1個づつ種子が入っている
リョウブに花がそろそろ終わりかけている
リョウブ(令法)の名は諸説あり、救荒食品として育て蓄えることを法で決めたから、また花序の形から「竜尾」が訛ったという説もある
リョウブ科の落葉小高木、高さ10mほどになる
リョウブ科はリョウブ属のみからなる小さな科で、世界で約60種、日本に自生するのはリョウブ1種のみ
樹皮は表面がはげ落ちて、その後茶褐色で滑らかになり、サルスベリやナツツバキに似ている
葉は互生し枝先に集まって付く
長さ6~15cmの倒卵状長楕円形、先端は短く尖り、基部はクサビ形、縁には鋭く尖った鋸歯がある
花期は6~9月
枝先から15cm程の総状花序を出し、白い花を多数つける
花弁は5個、7mm程の長楕円形で、先はやや凹み、微細な歯芽がある
雄しべは10個、花弁より長い、雌しべは1個、柱頭は3裂する
果実は蒴果、約3mmの平たい球形で、毛が密生する
熟すと裂開し、1mmほどの小さい種子を多数出す
若葉はアクが無く生のまま食べられるが、普通は湯通して乾燥させたものを、ご飯や団子に混ぜて食べたりテンプラにする
トラフシジミの幼虫時の食餌植物
チカラシバは暗紫色の毛が生えているが、時に基部の毛が淡緑色のものがありアオチカラシバと言う
この場所では数年前から見かけるようになった
チカラシバは土にしっかり根を張り、簡単に引き抜けないほど丈夫であることで付いた名前
チカラシバ:
イネ科の日当たりの良い草地に普通に生える多年草
茎は叢生し高さ50~70cmになる
葉は30~70cmの線形で、基部は葉鞘となる
根生葉の基部は紫色をしている
花期は8~11月
茎頂に15cm程の円柱形の花序を出し、剛毛の生えた小穂を多数つける
小穂は7mm程の披針形で、小花が2個有る
下部の小花は雄性で雄しべが3個有り、上の小花は両性
今は花も終わって、実はまだ実っていない何もない時期
塩釜神社の境内に有ったタラヨウの木
樹齢500年、樹高22m、宮城県の天然記念物になっている
タラヨウの名前は、葉裏を細い棒でひっかくと、そこが黒く変色して浮き上がり、文字を書くことが出来る
この性質を、インドで葉に経文を書く多羅葉(ヤシ科のウチワヤシ)に見立てて多羅葉の名が付いた
モチノキ科の常緑高木、高さ10~20mになる
葉は互生し、葉身は10~17cmの楕円形
革質で厚く、表面は濃緑色で光沢があり側脈が見え、裏面は黄緑色で側脈は不明瞭
葉を傷つけると黒く変色する
花は5~6月に咲き、雌雄別株
前年枝の葉腋のごく短い短枝に黄緑色の小さな花を多数つける
雌花は、淡緑色の丸い子房の上に浅く4裂した柱頭が乗っている
雄しべは4個だが退化している
雄花は完全な雄しべ4個と、退化した雌しべがある
果実は核果で、8mmの球形、11月に赤く熟す
ハゴロモはセミに近い仲間
ハゴロモ(羽衣)には、鳥や虫のはねと言う意味があり、青緑の綺麗な前翅が和名の由来
卵で越冬して、成虫は7~10月にかけて見られる
卵は各種の植物の枝の中に産み込まれる
春先に孵った幼虫は、成虫に似た姿で、ロウ質綿状の分泌物に覆われている
成虫は淡緑色の翅で、ピンク色に縁取られていてなかなか綺麗
大きさは1cmほど
街中でも普通に見られ、庭木や垣根などでも良く見られる
敵が近づくと、横に這って枝の反対側に逃げる
手をそっと近づけると横に逃げ、反対側から近づけると元に戻り、行ったり来たりで遊ぶと面白い
食べ物は、柑橘類、クワ、チャなどの広葉樹の汁を吸う
農作物の害虫とされている
クモヘリカメムシが番になっていた
成虫で越冬して、4月から11月にかけて見られる
体は細長く、翅を除いて全身が緑色、秋以降は橙色味がかかる
頭部および前胸背前縁部の両端に黒い縦帯がある
触角第1節の外側は黒褐色になることが多い
体長は15mmほど
オヒシバ、メヒシバ、エノコログサ、イヌビエなどイネ科の植物に寄生する
チカラシバなどの穂にある小さな花やもみから吸汁する
稲の穂を吸収して、斑点米を産出するなどイネ科植物の害虫として知られているが、
時にミカンの果実を吸汁加害することもある
頭部が尖ったやや大型のキリギリス
顎の力が強くて、噛みついた状態で強く引っ張ると頸が抜けてしまう
噛みついたら離さない
成虫で越冬して、4月から10月頃まで見られる
春~初夏に交尾産卵し、7月中~下旬に孵化、9月下旬~10月に成虫となり越冬する
街中の公園や、人家の庭などでも生息している
体色は緑色、褐色、稀に紅色も出現する
大あごが朱色で、頭頂が前方に鋭く尖っている
大きさは5cmほど
確か初夏の頃にも出会ったカメムシ
市街地、都市部の街路樹や庭木でも普通に見られるカメムシ
成虫で越冬して、4月から11月頃まで見られる
台湾~東南アジア原産の外来種
1770年代に長崎の出島で最初に見つかり、その後各地に分布を広げた
東京では2010年に生息が確認されている
体は黄色い小点が散らばり、脛節には黄色部がある
食草は、サクラ、カキノキ、フジ、ニセアカシア、クワなど多くの樹木で、カキは果実も吸汁する
大きさは20mmほどで、国内のカメムシ亜科では最大種
メダイチドリがゴカイだろうか、引っ張り出した
目がくりっとしたチドリ類の中でも、特に目が大きく見える鳥
旅鳥で、春秋に渡来する
春は4~5月、秋は8~9月に見られる
海岸の干潟、砂浜、河口、河川、水田や湿地などにも入る
潮の干満に左右されて行動し、群れで居ることが多い
ゴカイ類を好んで食べ、ゴカイの体を切らずに上手に引っ張り出す
他に貝類、甲殻類、昆虫類なども捕る
オスの夏羽では、白と黒の顔と橙色の胸が目立つ
冬羽では橙色味はなく、下面は淡褐色
メスはオスよりも全体に淡色
大きさ19cm
特に磯に多いわけではなく、むしろ河原などで多く見る印象がある
江戸時代の古名は、「かはちどり」「ぴいぴいしぎ」でこちらの方がしっくりくる
留鳥
中部地方北部以北では夏鳥
北海道、本州、九州で繁殖するが、北へ行くほど繁殖例は多い
繁殖は河川中流域の河原や湖沼畔の草地で行い、草の根元などに枯草などで簡単な巣を作る
今っごろの非繁殖期には、一羽で居ることが多い
北方のものは冬には暖地へ移動する
浅い水辺で、腰を上下に振りながら歩き、ユスリカや水生昆虫の幼虫をとる
時には魚類やトンボ、ハエなどの昆虫類も捕る
雌雄同色
体下面は白く、白色は翼付け根・胸側部分にまで食い込むのが特徴的
歩くときは上下に尾羽を振る
全長20cm
いよいよカモの渡りが始まった
先陣を切るのはコガモで、コガモの渡りの時期は他のカモ類より早い
他のカモより小型なのでコガモ
冬鳥
中部地方以北では少数が夏鳥
湖沼、河川など淡水域に居る
日中は安全な場所で休息し、夕方から活動を始める
市街地の池に居るものは日中でも活動している・・人慣れするのかな
主に草の実を食べ、浅瀬で石に付いた藻類、水田の落穂、畑でイネ科植物の種子などを食べる
オスは頭部が茶褐色で、目の周りから後頸にかけて緑色
メスは全体褐色で黒褐色の斑紋がある
大きさは38cm、日本のカモ類では最小で大きさでも見分けがつく
主に草原に住むので「草鴫」だが、実際は水田や湿地状の淡水域に生息している
旅鳥
関東地方以南では、少数が冬鳥
河川、湖沼などの泥地、水田地帯の小川や用水路、湿地などにいる
渡りの時期も越冬中でも、一羽で居ることが多く、数は少ない
水深の浅い場所で、昆虫類、甲殻類、タニシなどを採食する
雌雄同色
夏羽では、頭頂から頸まで白地に灰褐色の縦斑が密にある
上面は灰褐色で白と黒褐色の斑が点在する
下面は白く、顔から胸にかけて黒褐色の縦斑がある
大きさは22cm
ハシカグサの名は、葉が乾くと赤褐色になる様子が、はしかの発疹の症状の変化に似ているので付けられた
アカネ科の道端の木陰などに生える一年草
茎は柔らかく、枝分かれして地に広がり30cm程になる
各節から根をだし、先の方はしばしば斜めに立ち上がる
葉は対生し、2~6cmの卵形又は狭卵形で柔らかい
花期は8~9月
茎の先端や葉腋に小さな白い花を数個束生する
花は2mmほど、花冠は筒状で4裂する
花筒内に雄しべ4個、花柱が2個有る
果実は蒴果、3mm程の球形で萼に包まれている
花の頃も果期も大きな4個の萼片が目立つ
木肌が滑らかで、猿も滑り落ちる、と言うことからの命名
7月から10月にかけて、百日近くに渡って咲くので、ヒャクジッコウの別名がある
あちこちでよく見かける
ミソハギ科の落葉高木、大きいものは10mにもなる
中国南部原産で、江戸時代以前に渡来して各地に植えられている
葉は対生又は互生で、時には左右交互に2個づつ並び、コクサギ葉序になる
葉身は2~5cmの倒卵状楕円形、先は鈍く縁は全縁
花は4cmほどで、ピンク、紅色、白色、淡紫色などある
花弁は6個でうちわ型、下部は細くて長く、上部はほぼ円形で縁は縮れて波打っている
雄しべは多数あり、外側の6個は特に長く葯は紫色、内側の雄しべの葯は黄色い
果実は蒴果
7mm程の球形で、熟すと6裂する
種子は5mmほどで広い翼がある
エノコログサは、花穂を子犬の尻尾に見立てたもの
花穂で猫をじゃらすので、別名ネコジャラシともいう
漢名は狗尾草、又英名は花穂を狐のしっぽに見立てたFoxtail grass で発想が似ていて面白い
仲間も多くあり、見分けは花穂の長さ、垂れ方 花穂の色などがポイント
キンエノコロ:
イネ科エノコログサ属で、小穂の基部の剛毛が黄金色をしている
日当たりの良い道端などに生える一年草、高さは30~80cmになる
茎は叢生し、基部の節で曲がり、あまり枝分かれしない
葉は長さ15~30cmの長い線形でややかたく、基部に長い毛がまばらにある
表面は光沢が無くざらつくが、裏面はなめらかで光沢がある
葉舌は発達せず、毛状になっていて、葉梢は扁平
花期は8~10月
花序は長さ3~10cmの円柱状で直立し、中軸に短毛がある
小穂は長さ3mmほどで、この仲間では最も大きい
小穂の基部には黄金色の剛毛が密生する
剛毛は長さ1cmほどで、上向きの微針があってざらつく