トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ササクレヒトヨタケ

2024-09-18 | キノコ


まだ幼菌のササクレヒトヨタケが出ていた
春から秋にかけて、肥えた畑地や草原などに発生する

幼時は円筒形で、開いて釣鐘型となり縁が反り返る
色は白く、表面は白または淡黄色の綿毛状か繊維状の鱗片でささくれ状に覆われる
肉は白く薄い

ヒダは幅広く密で、柄に離生する
色は白から赤味を帯び、ついには黒くなり、ヒダが液化して胞子を滴下する
柄は中心生で下方に太まり、基部は地中で根状に細まり、中空

食べられる
胞子が熟すとヒダが黒ずんで溶け始め、一晩で消えてしまう
溶け始めたものは食用には向かないので、傘が開く前の幼菌を選ぶ
食感、味共によく、マリネや炒め物、オムレツの具、ソテー、ピクルス、汁物、和え物など
茹でてマヨネーズを付けるだけでも美味しい
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オニタケ

2024-09-17 | キノコ


オニタケは夏から秋にヒマラヤスギやサクラの樹下などで、厚く積もった落ち葉から発生する
中型から大型のキノコで、出会ったのは傘が7cmほどあった

傘は黄褐色から明褐色で、表面に濃褐色の小さな刺状の鱗片に覆われる
鱗片が取れると、亀甲型の跡が残る
肉は白く薄い

ヒダは幅狭く密で、柄に隔生する
色は白い
柄は中心生で、上下同径で時に基部が膨らみ、中空
中ほどに傘と同じ刺状鱗片に縁取られた白い綿状のツバがある

食べられるとも言うが、消化器系の中毒を起こすとも言われている
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クロハツ

2024-09-16 | キノコ


ヒダの辺りが真っ黒黒のキノコが有った・・クロハツという

初夏から秋にマツ、コナラなどの樹下に発生する
傘はやや大きくて10cm程
始めは白いが、後に灰褐色を経て全体が黒色になる
成熟すると周辺が反り返り器状に窪む
肉は硬く白いが、傷つくと赤変し更に黒変する

ヒダは幅広く疎で、柄に直生する
色は白いが変色は傘と同じ
ヒダとヒダの間に小さいヒダがあるが、小ヒダと言う
柄は中心生で短く下方に細まり中空
色と変色は傘と同じ、肉は白で硬く縦に裂けない

味は良く、食べられるが生食は有毒

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ニオイコベニタケ

2024-09-15 | キノコ


小さくて可愛い森の妖精のようなキノコが顔を出した
ニオイコベニタケは嗅ぐとほのかに異臭がする
カブトムシの匂いとか、果実の匂いとか言われる
食毒不明

初夏から秋に、マツ、コナラ、マテバシイなどの樹下に発生する
傘は2~3cmの小型のキノコ
条線が有り、色はピンクか赤だが雨で退色する
肉は白くて軟質

ヒダは幅狭く密で柄に離生し、色は白からクリーム色になる
柄は中心生で上下同径、中空、色は白いが赤みがさす
肉は白く軟質で、縦に裂けない
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ナラタケ

2024-08-09 | キノコ


まだ若いキノコだろうか、開きかけのキノコが群生していた
庶民の食卓をにぎわしてきたナラタケ

夏から秋にかけてシラカシ、コナラなど広葉樹の生木や枯れ木に発生する
色は淡黄褐色で、中央付近を黒褐色粉状のの鱗片が覆う
ヒダはやや蜜で、柄に直生する
色は淡黄色で、褐色のシミが現れる

柄は中心生、上下同径で中実
膜状永続性のツバがある、色は上方が淡褐色で下方は濃褐色

食べられる
歯切れよく美味で、よく食べられるが、食べ過ぎは消化不良、生食は中毒する
鍋物、酢の物、汁物などが美味しい
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ヤマドリタケモドキ

2024-08-08 | キノコ


径10cm程はある大きなキノコがドンと出ていた

夏から秋にかけて、コナラ、シラカシ、シデなどの広葉樹の下に発生する
傘の色は黄褐色又はオリーブ褐色で、表面は湿っているときは弱い粘性がある
肉は白くて緻密
裏の管孔は短く、柄に上生する
孔口は蜜で、初め白い菌糸で覆われ、後淡黄色の孔口が現れ、やがてオリーブ褐色になる
柄は中心生で下方に太まり、基部は棍棒状に膨らみ、中実、肉は白く硬い

食べられる
ヨーロッパで食べられるボルチーニ(ヤマドリタケ)と同種と思われていたが別種と分かり名前が変更された
リゾットやパスタなど洋風が美味しく感じられる
煮込み、炊き込みご飯なども美味しく、うま味が濃いのでソーすにも向く
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シロソウメンタケ

2024-08-07 | キノコ


今日は24節季の立秋・・まだ少しもその気配はない
夜に入って雷雨・これで少しは涼しくなると良いのだが

夏に美味しいソウメンを思わせる半透明で白いキノコがあった
シロソウメンタケ(白素麵茸)という小さいキノコ

夏から秋に広葉樹林内に群生~束生する小~中型菌
全体が白色で、成熟後はやや黄味を帯び、長円筒形
ほとんど分枝しない
肉は白く極めて脆く中実~中空
食べられる
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イタチタケ

2024-08-06 | キノコ


割合よく見る小さなキノコが出ていた
イタチタケは傘の色がイタチの毛皮の色に似ているので付けられた

夏から秋に、各種広葉樹の切り株や倒木、又はその周辺の地上に発生する
傘の縁には白い内皮膜の残片が付いている
色は淡黄褐色又は淡褐色だが、中央部はやや濃色
肉は淡黄褐色で、薄くて脆い
成熟すると縁から裂けることがある

ヒダは幅狭く密で柄に上生する
色は白から淡紫色、更に紫黒色になる
柄は中心生で、下方にやや太まり中空で脆い

食べられる
水から煮出すと良いだしが出るという
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ムラサキヤマドリタケ

2024-08-05 | キノコ


暗紫色に斑紋の有るイグチの仲間の8cmほどの大きなキノコが出ていた

夏から秋にかけて、マテバシイ、コナラなどの広葉樹下に発生するムラサキヤマドリタケ
傘は、暗紫色または黄褐色の斑紋が混ざる
表面には凹凸があり、湿っているときは粘性がある、肉は白く地蜜

裏の管孔は短く、柄に上生する
孔口は蜜で、幼時白い菌糸に覆われ、後に黄色の孔口が現れやがて褐色になる
柄は中心生で、下方に太まり、基部は棍棒状に膨らみ中実
色は暗紫色で、網目模様が全面にある

食べて美味しい
加熱しても色は変わらないので、味と色とが楽しめる
汁物、炒め物、和え物、網焼きなど色々楽しめる
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ツチグリ

2024-07-18 | キノコ


地面に落ちたクリを思わせるキノコ
初夏から秋にかけて、各種の林縁部の斜面などに発生する中型菌
腹菌類のキノコで胞子を作る基本体を袋(腹)に入れている

幼時は扁球型で、その後外皮が星形に裂開し、内皮に包まれた基本体が現れる
外皮の内側は、白銀色で亀甲状にひび割れて革質
外皮は湿度に合わせて開閉する・・俗にキノコの晴雨計とも呼ばれる
雨の時は湿度を吸収し膨張して外側に反転し、雨滴が内皮に当たり、胞子が飛散する
乾燥すると外皮は収縮して閉じる

基本体は内皮に包まれた灰褐色薄紙状で、外圧により頂孔が開き胞子を放出する

幼菌はアジア各地で食べられている
幼菌を焚き込み、ツチグリご飯にする

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ニオイコベニタケ

2024-07-17 | キノコ


キノコの色は地味なものから鮮やかで綺麗なものまで色々ある
派手な色をしたものは毒キノコ・・というのは迷信で、地味色でも毒キノコは沢山ある

ゆったりとした姿でほんのり赤いキノコ・学名もbelle(美しい)というニオイコベニタケ

初夏から秋に、コナラ、マツ、マテバシイなどの樹下に発生する
傘は中央が窪んだ平となり、条線がある
色はバラ紅色~濃桃色と幅広く、時に濃淡のまだらになる
ヒダは幅が狭く密で、柄に離生する
色は白からクリーム色になる
柄は中心生、上下同径で中空、色は白いが赤味がさす
肉は白く軟質で、縦に裂けない

匂いはカブトムシの匂いと言うが、果実臭に近いという人もいる

味は温和だが、食毒不明
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スエヒロタケ

2024-07-16 | キノコ


スエヒロタケが重なって出ていた
通年発生するキノコで、樹種によらず枯れ木や倒木、切株などに発生する
小型の木材腐朽菌

傘は扇形で、傘の横や背面の一部で基物に付着し、肉は強靭な革質
縁は内巻で掌状の切れ込みがある
ヒダは幅狭く疎、ヒダの縁が縦に裂開し2枚が重なるように見える
断面で見ると、縁は乾くと巻き上がり、湿ると伸びる
傘の裏のヒダは胞子を作る部分で、表面積を増やすためか複雑な形をしていることが多い

食毒は不明だが、肉は硬くて食用に不適
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ツルタケ

2024-07-15 | キノコ


すらりと長い柄をツルの首に見立てたのだろうか、
ツルタケが生えていて、根元を見るとダンゴムシが数匹群がっていた
ツルタケを食べているらしい

ツルタケは夏から秋にかけて、マツ、シラカシ、コナラなどの樹下に発生する
傘の色は灰褐色で、条線が有り、表面が湿っていると粘性がある
ヒダは蜜で、柄に離生し色は白い
柄は中心生で下方に太まり、中空、色は白く表面は平滑又はささくれ状
生食すると毒

ダンゴムシ(オカダンゴムシ)は春から秋にかけて見られる
大きさは1cm程で、刺激すると体を丸めてダンゴ状態になって身を守る
朽ち木や石、枯葉の下などに居る
腐った植物や落ち葉などを食べる
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アイバシロハツ

2024-07-14 | キノコ


初夏から秋にかけて、マツなどの針葉樹やコナラ、シラカシなどの広葉樹下に発生する小型から中型のキノコ

縁は巻いており、初めは白いが次第に黄色味が出て来る
表面は平滑、肉は白くて硬い
弱い辛みがある
裏の襞は、幅狭く密で柄に離生する
柄は中心生で、上下同径か下方に細まり、中実

肉に弾力が無く食感は良くないが、ピクルスにすると気にならず辛みもなくなる
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ヤナギマツタケ

2024-06-03 | キノコ


最近は栽培されて、市販もされているというヤナギマツタケ(柳松茸)
名前からすると、マツタケ風味なのだろうか

春から秋にかけて、公園、街路樹のヤナギ類、ポプラ類、カエデ類、ニレ類など各種広葉樹林の生木や切り株に発生する
腐生菌

傘は中型から大型、径5~15cmほどある
表面には皴と凹凸があり、肉は白く厚い
ヒダは蜜で柄に垂生する、色は淡褐色から暗褐色になる
柄は中心生、上下同径で中実
柄の上部に大型で白い膜状のツバがあるが、上面は胞子が堆積して褐色になる

歯切れ、味、共にともに良いキノコで、幼菌はかすかにマツタケに似た香りがするという
炊き込みご飯、ソテー、煮込みなど美味しい




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