地面にケンポナシの実が沢山落ちていた
白く丸いのが実で 実が付いている枝のようなものは実を支えている果軸
実の中の種は茶色っぽくツルツルしている
じつは茶色の果軸がとても美味しい
ジャムにもなるし 刻んでケーキの生地に混ぜて焼くと美味しい
あまりあちこちで見かけることはないが 明治神宮の本殿でお参りをしてから 左の林を行くと右側にある
小石川植物園の門を入ったすぐの右にもある
種の散布者は狸などの動物
甘い果軸ごと食べて ツルツルした種はそのまま排泄される
イチョウなどもそうだと思うが 動物に種の散布を依存していた植物は 都会では散布者が居なくなってしまい 木の真下におびただしい数の実生が出て成長できず枯れる
人は黄葉のイチョウが好きなのか街路樹にに植えたりしてあちこちで見られる
人の好むような色 姿 味などに進化するのも生き永らえる道かも・・
ケンポナシよもっと美味しくなーれ
クワガタムシは大型の虫で子供たちに人気がある
クヌギやコナラの木に蜜などを塗っておいて 早朝に行くと結構捕れる
大きなはさみは角ではなく大あごが発達したもので大腮(たいさい)と言う
この大腮の内側の歯がのこぎり状になっているのでノコギリクワガタ
ノコギリクワガタは栄養状態環境によって大きさが大幅に異なり小型と大型では大あごの形状も全く異なる
出会った個体は大きい方で6cm程はあった
野外では越冬することなしに交尾し産卵をすると死んでしまう
食べ物はクヌギ ナラ類 などの樹液 幼虫は腐植土や朽木を食べる
クワガタは日本には37種記録されている
子供の頃は樹木の無い場所で育ったせいでカブトムシやクワガタを捕ったことが無いのが少し残念