カッコウ
2018-10-27 | 野鳥
少し茶色味のあるものとそうでない若鳥が2羽草地に降りていた
カッコウの名前は鳴き声から付けられ、世界的にも鳴き声から付けた名が多い 英名はCuckoo
夏鳥 九州以北に渡来し平地から山地の林や草原などに居る
見られる時期は5~10月
採食は主に蛾の幼虫で 他の鳥が嫌う毛虫でもよく食べる
雌雄同色 胸や腹の細かい黒色の横斑 黄色い目をしている
大きさは35cm
カッコウで特徴的なのは托卵習性があること
ウグイス類 モズ類 ホオジロ類 セキレイ類 オナガなど多くの小鳥に托卵する
托卵相手(宿主)は、自分を育ててくれた種類を選ぶ
例えば長野県ではホオジロが宿主だったが、そのうちにカッコウの托卵を見破りカッコウの卵を捨てたり、巣を放棄したりして ホオジロに托卵する一派を滅ぼしてしまった 最近、埼玉県などではオナガを宿主にする例が増えていて 近い将来托卵行動や、卵の模様など短期間で進化するかもしれないと、注目されている
少し前に見たスズメウリ
果実がカラスウリより小さいからスズメウリとか、果実をスズメの卵に見立てた名前とか言われている
ウリ科の水辺や原野に生えるつる性の一年草
葉は三角状卵心形でしばしば浅く3裂する
雌雄同株で、雄花雌花ともに葉腋に6mmほどの大きさで単性するが、枝先では雄花が総状に付くこともある
果実は1cmほどの球形で、初め緑色だが熟すと灰白色になる
写真の咲いている花のずっと下に白く咲き終わった花があり、その上にある緑色のものは子房
スズメウリでは子房が目立つ
秋になるとつるが垂れ下がり、地中に潜って肥大した塊根を作って越冬する
春にはここから新しい芽が出てくる
この性質はカラスウリにもある
イヌガラシがまだ咲いていた
イヌガラシ(犬芥)は役に立たないことからイヌが付いているが、葉や茎にピリッとした辛さがある
アブラナ科の道端や草地に普通に生えている多年草
茎は粗大で分枝して大きいもので50㎝にもなる
枝先に総状花序を付け5mm程の小さい黄色の4弁花を付ける
花期は3~9月で春の花と言う印象が強い
果実は2cm程の細長い円柱形で上方に湾曲する 長角果と言う
葉や茎は健胃整腸に効果があるので、よく日干しして煎じて飲むと良い
冬にはロゼット状になって、葉が残るので一年中採取できるが、春先の若い芽や葉は美味しく食べられる
若い芽や柔らかい茎は生のままサラダに加えたり 生で一夜漬け 茹でておひたし、各種和え物にすると美味しい
イヌなどと言ったが随分役立つ草だ
アキノノゲシはノゲシに似ていて秋に咲く為に付けられた名前
キク科アキノノゲシ属の日当たりの良い荒れ地や草地に生える1~2年草
野菜のレタスやサラダナもこの属に含まれる
茎は高さ2mにもなる 丈が高く他の花から抜きんでている 茎を切ると白い乳液が出てくる
茎の下部の葉は逆向きの羽状に裂ける 茎の上部の葉はほとんど全縁で小さい
茎の上部に2cm程の頭花を円錐状に多数付ける
頭花は普通淡黄色の舌状花 時に白や淡紫色が咲く
昼間咲き夕方にはしぼむ一日花
花期は8~11月
果実は純白の冠毛を持つ5mm程のそう果
全草が胃の健壮に効果があり 心を静める働きがあるので不眠症にも良い
みそ汁の実や 茹でて各種和え物、おしたし 炒め物など色々使える
沖縄では畑や庭に植えて 野菜の1種として食用にしていると言う