フッキソウ(富貴草)は常緑の葉が茂る様子を繫栄に例えた名前という
普通草花は花が終われば冬の時期には地上部無くなるが、これは木本のように残り常緑亜低木と言われている
ツゲ科の林内に生える雌雄同株の常緑亜低木
茎の下部は地面を這い、上部は斜上して25cm程になる
葉は厚く密に互生して、5~10cmの卵状楕円形~菱状倒卵形 上部に粗い鋸歯がある
花は3~5月に咲く
雄花は茎の上部につき、雄花雌花共に花弁は無く4個の萼片がある
雄しべは4個花糸は太くて白色で、先の葯は茶褐色
雄花の下の茎に雌花が数個付く
花柱は2個で先端は反りかえっている
果実は核果、1.5cmの卵形で白く熟す