頬のあたりが白いのでホオジロと言う のが定説だが白いのは頬と喉の中間位で オスの頬は黒くメスは薄茶色だ
別説では鳴くときに頬を膨らませて著しく(いちじろし)鳴くからと言う
聞きなしは有名な「一筆啓上仕り候」で身近な鳥
留鳥または漂鳥
日本中どこにでもいて国土の64%で繁殖しているとも言われている
囀りの目立つ鳥で一羽のオスは十数曲のレパートリーをもっている
春先はさえずりの最も盛んな時期だが 10月11月も少し活発に囀る時期がある
ジョイソング(浮かれ歌)と言われていたが 翌年の縄張りとつがい相手を確保する大事な行動であることがわかって来た
出会った2羽はオスとメス(手前の鳥)で もうすでに仲良くペアーになったのだろうか
繁殖期にはおもに昆虫を 非繁殖期には主に草の種子を採食する
大きさ17㎝
ウメやサクラと並んでツバキも仲間のサザンカも含めていろいろと種類も多い
最近は個別名も良く表示されている
オトメツバキ ろうらん 絞り八朔 秋一番などなど
変わった花の色のツバキがあった
ぼかしたような色合いが不思議な雰囲気を醸し出している
同じ木で日の当たる所は普通のツバキに見える花が咲いているのだが 裏側の日陰の花はぼかし模様
どういう花なのか分からない
ヤブツバキ(ツバキ):花は11~12月 又は2~4月に咲く
赤色まれに淡紅色や白色のものもある
雄しべが多数あり花糸は基部で合着して筒状になり 基部は花弁と合着しているので 散る時は雄しべと花弁が一緒に落ちる
花筒の底には大量の蜜があり美味しい
新宿御苑でスイセンとペーパーホワイトが真っ盛り
二つが混じらないように手入れしているのだがなかなか難しいという
スイセン(水仙)は中国名の水仙を音読みしたもの
水にいる仙人のことだそうだ
地中海沿岸の原産で古い時代に中国経由で入ってきたもの
本州の関東以西 四国 九州の海岸に野生化している
園芸種も多く八重咲き 花被片が黄色のもの 副花冠が白いもの大きいもの小さいもの等その他いろいろある
茎は黒い外皮に包まれて地中にある鱗茎
葉は秋に伸びだし線形で時計回りに捩じれているものがある
葉の中心から花茎をのばし5個ほどの花を横向きに咲かせる
花びらは外側3枚が萼 内側3枚が花弁
スイセンでは少しクリームがかった色で ペーパーホワイトは紙質の感じのする白色
中央の筒状の部分が副花冠でスイセンでは黄色 ペーパーホワイトでは白い
全草毒草で特に根茎に毒成分が多い
リコリンという成分で10gが致死量という
葉をニラと間違えて食べ中毒した例もあるという
同じ大きさのイチョウの木が2本並んでいた
片方は8割がた葉を落としもう片方はほとんど葉が落ちていない
葉を落としているほうはメス樹で 実を作るのにエネルギーを使ってしまい葉を保持していられない
という説明だった もっとも思うが他の要因もあるのではなかろうか
イチョウは中生代のジュラ紀(約1億5000年前)に栄えたグループの一つで今ではイチョウ科にイチョウ1種が知られている
枝は長枝と短枝があり 春に雄花も雌花も短枝に束生する
花と葉は毎年短枝の先端につくので跡が輪になって残り数えれば短枝の年数がわかる
雌花は2㎝程の長さで細い柄の先に胚珠が2個付く
種子の元である胚珠が包まれないで裸出しているので裸子植物という
風に運ばれた花粉が胚珠内に入り花粉室で発芽して精子が出来る
精子は8月末頃から放出され卵細胞を受精させる
この精子を雌木の中に発見したのが東大の平瀬作五郎で明治29年のこと
植物学の後進国であった日本の業績で世界の注目を集めた
小石川植物園に精子発見のイチョウの木が健在でシンボルツリーになっている
種子は銀杏と呼ばれ11月頃に熟すと果肉が軟化しカルボン酸類特有の臭気がする
昔は恐竜の仲間などが食べていたかもしれないとロマンチックに考えるが 今では都心では少数を狸が食べるくらいで種子を散布する動物がいなくなってしまっている
陸のヨシガモを意味する名前 ヨシガモに似ているが内陸の湖沼に多いためそう名付けられたのだろう
と聞いたが ヨシガモとオカヨシガモは似ているとは言えないと思うが如何だろう
冬鳥 北海道東部では夏鳥で少数が繁殖もしている
湖沼 河川 海岸におり小群れで居ることが多い
この時は10羽ほど一緒にいた
数は多くないが割合よく見られ 派手ではないが胸などに細かい模様が綺麗で意外に人気者
オスの尾筒は黒くクロパンツの愛称がある
メスはマガモのメスによく似ている 白い翼鏡があるので見分けられる
日中は逆立ちをすると嘴が水底につくくらいの浅瀬で水面採餌 逆立ち採餌をする
夕方には水田や湿地に行きイネ科植物の種などを食べる
大きさ50㎝程
10月頃からのジュウガツザクラ コブクザクラに最近咲き始めたフユザクラとサクラのシーズン幕開け
新宿御苑でヒマラヤザクラが満開になった
花の小さいこの時期の桜に比べて豪華に咲いた
気にしていながら見損なっていたので今年はラッキー
サクラの野生種の一つ 11月~12月に咲く
ヒマラヤ辺りが原産でインドやミャンマーの亜熱帯の標高1100m~2300mに見られる
サクラ自体がヒマラヤ辺りが原産地と考えられておりこのヒマラヤザクラも原種の一つかもしれない
1960年東大のインド植物調査隊が種を持ち帰って育てたもので東大本郷キャンパスや小石川植物園にもある
日本に入ってきたもう一つの経路は 1967年ネパールのビレンドラ皇太子が熱海に来たとき差し上げたウメとサクラの種のお返しにヒマラヤザクラの種が送られてきて 熱海高校や周辺熱海市に植えられている