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この時期植物の茎や枝に白い唾のようなものをよく見かける
欧米ではcuckoo spit(カッコウの唾)と言っている
この泡はアワフキムシの幼虫の住処
アワフキムシも種類が多い 多分シロオビアワフキかもしれない
ちょっと泡から出て貰ってパチリ 撮影会が終わったらすぐに泡に戻ってもらった
大きさは7㎜位だった
アワフキムシの幼虫は下向きになって植物の導管液を吸い始める
導管液はほとんどが水分で栄養分を吸収すると どんどん排泄される
お尻から排泄された液体は中に含まれる酵素の働きで 腹部から分泌されるロウ質の脂肪を脂肪酸に変え やはり排泄液に含まれるアンモニアと反応して石鹸水のようなものになる
これが気門(虫の空気の出入りする穴)から出る空気よって泡立つ
この泡は乾燥と天敵から身を守る役割があると考えられている
泡から出て成虫になると泡は作らない