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水辺の草むらでダイサギがカナヘビをパクリと咥えその後食べてしまった
サギの語源は声が騒がしいサヤギ(騒)・白い色のサヤケキ(鮮明)など諸説ある
ダイサギ
夏鳥 漂鳥 一部冬鳥
本州以南では一年を通して見られ、主に夏鳥として渡来し繁殖している亜種チュウダイサギと 冬鳥として本州以南に渡来する大型の亜種オオダイサギ(ダイサギ)がいる
水田 河川 湖沼 干潟などに居る
体に水が付かない程度の深さの水辺を、ゆっくり歩きながら魚類を探す カエルやザリガニも捕る(カナヘビも捕る を追加かな)
雌雄同色 夏は黒色 冬は黄色の嘴
オオダイサギは冬羽では足の肉色が脛節から跗蹠の部分まで及んでいる アオサギと同大かやや大きい
チュウダイサギの冬羽の足の頸節は黒色か肉色 アオサギよりやや小さい
カナヘビ(ニホンカナヘビ)
日本固有種 絶滅危惧Ⅱ類
平地から低山地の林縁部や草地に居るが人家の庭などでも見られる
石の下や石垣の中、土中で冬眠する
3~5月に繁殖活動が始まり、8月初旬には終わり 11月まで活動する
エサは地表や葉上に居る無脊椎動物 熟れて落下した果肉を舐めることもある
ヘビや鳥類 小型肉食動物にもよく捕食される
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春の訪れとともに他のスミレに先駆けて咲く早咲きのスミレ
和名は葉の形がフタバアオイに似ていることから付いた
フタバアオイの葉は、徳川の紋所のデザインになった葉
葉は円形で基部は心形 越冬し冬も枯れない
花は3月の初めころから咲きだす
白から淡紫色まで様々な色がある
上弁はウサギの耳のように立ち上がり、側弁は前に突き出すものが多い
花後に地上茎が伸びる
果実は6mmの蒴果で丸く、葉より下で実り、花柄が曲がっているので地面に転がっているように見え、熟すと3裂する
閉鎖花が多く実る
果皮片は他のスミレのように船形にはならず、種をはじき出さない 自力散布はしない
その代わりだろうか大きなエライオソームが付いている
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暖かくなってカタクリの花が咲いた
芽吹き前の落葉広葉樹林に生え、他の植物が茂る前に地上から姿を消す春植物(スプリングエフェメラル)
ユリ科の林内に咲く多年草
鱗茎は5cm程で、毎年更新を重ね旧鱗茎の下に新鱗茎が作られるので、開花株では地中深く潜る
初めの種子からの芽生えの一年目には、細長い茎が出ているだけで、2年目から小さな葉が1個付き 年と共にだんだん大きな葉になり およそ7~8年たつと2枚の10cm程の葉を付けて開花する
花が咲くまで随分と長い時間のかかる花だ
3~5月 花は茎頂に1個下向きに付ける
花被片6個は淡紫色で上方へ強く反り返る
雄しべは6個で、そのうちの3個は短く後から伸びる3個は長い
雌しべの柱頭は3裂する
実は蒴果 裂開して種を出す 種の先端にはエライオソームがあり アリが巣に運んで散布する
鱗茎から採った澱粉が真正の片栗粉
アリスイ
2019-03-21 | 野鳥
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今年の冬のシ-ズンは、全般的に鳥に関しては空振りでだったようだが このアリスイに関してはあちこち3度も出会って大満足だった
長い舌を使ってアリをよく食べるのでアリスイ
北海道と東北北部では夏鳥で繁殖している
それ以南では旅鳥か冬鳥
平地から低山の林 草地 農耕地などに居る
繁殖期以外は1羽で生活している
地上や朽ち木などでアリ類を好んで食べ、アリの出現に合わせて移動しているようだ
キツツキの仲間なのだが、自分では巣穴をほらないで 他のキツツキの古巣や樹洞を使って繁殖する
小さい音ながらドラミングはするらしい
雌雄同色
頭から背は灰褐色で、黒白の複雑な小斑が有る
頭央線から背中央に黒線があり、喉から胸に褐色の横斑が有る
大きさ18cm
カモメ
2019-03-20 | 野鳥
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カモメ類の総称ではなく、1種名としてのカモメ ただのカモメの意味で「ただかもめ」と呼んだりする
カモメ類を代表するような名前だが、実際は数が少なくしかもあまり目立たない
カモメ類:若鳥には褐色の斑が有り、籠の目のような模様なので「かごめ」が訛ってカモメになった
冬鳥 全国に渡来するが数は多くない
沿岸 内湾 港などに居るが湖沼や河口などに入ることもある
魚類やそのアラなどを食べるが、ゴカイ類やエビ類もよく食べる
他のカモメたちと同じで雑食性が強い
雌雄同色 体の割に羽が大きい
冬羽では首から上が白く、褐色斑がゴマ塩状に入る
嘴と足は黄色で、嘴に斑はない
大きさ43cm 翼開長は120cmと体の割に大きい
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もう間もなく芽吹きそうなタラノキ
素敵なネックレスのような葉痕を見つけた
葉痕はほぼ枝を3/4周している
30個ほどもある点々は維管束痕 葉のある時の養分水分の通り道だったところ
ウコギ科の落葉低木又は高木 普通はほとんど分枝せず4mほどだが、時に10mにもなることがある
樹皮や枝には鋭い棘がある
葉は互生で枝先に集まって付く 70cm程にもなる大きな2回羽状複葉
花は雌雄同株で8月に 幹の先端に40cmもの大きな複散形花序を出し 淡緑白色の小さな花を多数つける
果実は液果 3mmの球形で9月に黒く熟す
芽吹いた若芽がタラノメで春の山菜の王者
但し山菜取りが盛んになり、芽が伸びるたびに摘まれ株が枯死してしまうことが多い
1回だけの収穫なら又芽が出るが2回取られると危ない
若芽は6cm程になったら取り 天ぷら 湯がいておひたし胡麻和えに 刻んでタラ飯 焚火で焼いて味噌を付けてタラノメ田楽 味覚は人様々春を堪能できる
幹皮 根皮を秋に採取し刻んで日干しにしたものを煎じて飲むと胃腸や糖尿病に良い
秋に実を取り果実酒にすると滋養強壮 食欲増進効果ある
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フクジュソウが日を浴びて群生していた
かって日本で自生しているフクジュソウは1種だと思われていたが、最近4種に分かれている事が分かった
フクジュソウ ミチノクフクジュソウ キタミフクジュソウ シコクフクジュソウの4種
本州で見られるのはフクジュソウとミチノクフクジュソウの2種
ミチノクフクジュソウは萼片が花弁の1/2~2/3と短い
キンポウゲ科の高さ20cm程の多年草
根茎は黒褐色で太く多数のひげ根を束生する
茎は太く直立する
葉は長柄があり3~4回羽状に細裂する
3~4月 枝先に1~数個の花を上向きに付ける
福寿草とお目出度い名なので正月に出回るが、これはハウス栽培のもの
花は4cm程で花弁は10~20個 花弁を使って陽の光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引していると言われている
夏前には地上部は枯れてしまう典型的なスプリングエフェメラル
全草有毒 特に根や根茎に強心配糖体のシマリンを多く含む
強心薬と早合点して煎じて飲むと心臓マヒを起こす