木一杯にイイギリの実が生って見事
葉が桐の葉に似ていて、昔ご飯を包んだことから、飯桐の名がある
イイギリ科イイギリ属の落葉高木、高さ15mになる
イイギリ属はイイギリ1種からなる東アジア特産の属
果実は液果で、10mm程の球形
10月頃から赤色に熟し、翌年まで残っていることが多い
冬の間の野鳥たちの貴重な餌となる
ナンテンに似ているので別名ナンテンギリもある
中の種子は果実1個に80個ほども入っている
種子は2mm程の卵状楕円形で、紫褐色をしている
葉は互生し、10~20cmの卵心形
先は鋭く尖り、基部は浅いハート形か切形、縁に粗い鋸歯がある
葉は乾くと黒くなる
葉柄の先端に普通蜜腺が2個有る
花は雌雄別株、時に雌雄雑居性
4~5月、枝先に20~30cmの円錐花序が垂れ下がり芳香のある花が多数つく
雄花は1.5cm、雄しべが目立つ
雌花は約8mm、子房は球形で花柱は3~6個