田舎で夜中に目が覚め窓の外を見たら オリオンが綺麗に夜空を飾っていた
見たのは何十年ぶりだろうか ずっと忘れていた懐かしい人に会えた思いがする
左の写真がオリオン座
3個の星が斜めに並んでいる これが「三ツ星」と呼ばれ オリオンの締める帯を表している
三ツ星を取り囲むように4つの星があり美しい形をしている
星座には1等星以上の明るい星は21個あるが そのうちの2個がこのオリオン座にある
左上がペテルギュウス 下の右がリゲル
ギリシャ神話では オリオンは狩りと月の女神アルテミスの恋人で勇ましい狩人と言われる
冬の大三角形(右の写真)
オリオン座の1等星ペテルギュウスから真下に伸ばした所に 全天で最も明るいと言われるオオイヌ座の一等星シリュウスがある
更にシリュウスから左斜め上にある1等星がコイヌ座のプロキオン
この3つの星が「冬の大三角形」と呼ばれている
水辺にヒシの葉と実が浮いていた
ヒシ科池や沼に群生する一年草
ヒシ科はヒシ属1属だけですべて一年草の水草
水中の茎から出ているひげ状の物は葉の位置にあるから葉だという説と 発生と解剖から根だという説がある
果実が押しつぶされたような形なので「拉ぐ(ひしぐ)」からヒシになった また葉が拉げたような形だからヒシになったという説もある
ヒシの葉のような形から「菱形」という言葉が出来た
葉は水面に浮き広菱形で葉柄の中央部は紡錘状に膨れて浮袋の役目をしている
花は7~10月に1㎝程の白い小さな花
果実は水中で熟し 熟すと茎から離れ水中に浮く
3cmほどの核果で両端に萼片が変形した棘がある
硬い皮に包まれていて棘は硬く触ると痛い
皮を剝いで実を食べてみたらシャリシャリして生のイモを食べているようだった
昔から食用にされてきた
勝手に冬の使者と呼んでいるジョウビタキ(尉鶲)に会った
ジョウ(尉)は翁の意味でオスの頭が銀髪のようだから付いた名前
ヒタキ(鶲)はヒッヒッと言う鳴き声が火打石の音に似ていることによる
また上等なヒタキという解釈もある
冬鳥で市街地から低山の花壇や植栽地の多い公園 農耕地 河原 草地などに居る
雌雄ともに一羽で縄張りを持ち 主に昆虫類やクモ類を採食し 木の実も食べる
オスは頭頂から後頭まで灰白色で 次列風切基部が白色で白斑になる
この斑を紋付に見てて別名モンツキドリ
メスは全体に灰褐色で翼の紋はある
大きさは14㎝
かっての分類ではツグミ科で ヒタキと名があるのにツグミ科に違和感があったが今ではヒタキ科に分類されている
その代わりツグミ科が無くなって ツグミはヒタキ科に分類されている
これはこれで違和感がある
ジョロウグモは公園でもとてもよく見かける
アキアカネだろうか網にかかって色艶やかなメスに食べられていた(左の写真)
6月頃にはまだ幼体で小さな円網をあちこちで見かける 7~8月には急に大きくなる 9月に入ると馬蹄形で非常に大きく目の細かい網に 背中に水色と黄色の模様と腹部の脇と下面に赤い斑紋がある艶やかなクモが突然現れるように感じる(真ん中の写真)
8月の終わりころからメスの網に小さなオスがやって来て居候する(右の写真)
オスは成体になると網を張らずにメスの網に入り込む 多い時はメスの網に数匹もいることがある
メスは色艶やかだがオスは地味色 大きさはメスが2~3cm オスが6mm~1cm
そしてメスが脱皮して亜成体から成体になった時に交接する
成体は9~11月に見られる