エサ台にやって来たゴジュウカラ
江戸時代頃からシジュウカラに似ているが少し違うと言う意味で「ごじゅうから」と言われている
樹幹を下向きに降りることが出来る唯一の鳥なので「さかほこ」とも呼ばれた
留鳥
トチノキやブナ ミズナラ ハルニレなどの森を一年中離れない鳥
頭を下に向け逆さになって、木の幹を歩き回り昆虫類クモ類を捕り 草木の種子も採食する
種子をとると木の割れ目や隙間に挟んで突く・この場合も体は下向き 体重が掛かって効率が良いらしい
更には木の幹の隙間に針葉樹の種子などを詰め込み、木片などで蓋をして隠しておくと言うから賢い
雌雄ほぼ同色
ややずんぐりした体形で尾羽が短い
大きさ14cm スズメ大
むずかしや どれが四十雀五十雀(一茶)
高い鉄塔の脇の杭の上 しかも逆光のチョウゲンボウ
チョウゲンボウの語源は不明だが、一説にトンボを意味する「げんざんぼう」と言う北関東の方言をもとに「鳥げんざんぼう」の略ではないかとの推測があり、尾の長いチョウゲンボウをうまく表している
留鳥又は漂鳥 本州で繁殖している
平地から高山の草地、農耕地 川原等に居る
川岸や海岸の断崖にある横穴や岩棚で繁殖している
最近は都会のビルや橋げた 樹洞で繁殖して話題なることもある
ハヤブサの仲間で 尾が長くヒラヒラした羽ばたきやホバリング飛行をし ハヤブサ類との区別点になっている
杭などの上から地上に居る昆虫類やネズミなどを探し 舞降りて捕らえる 小鳥の群れを襲うこともある
オスは頭と尾羽が青灰色 上面は茶褐色で黒い斑が有り下面には縦斑が有る
メスは上面が淡い茶褐色で黒褐色の斑が有る 下面には縦斑が有る
大きさ35cm
ガビチョウが草の実を食べていた
ガビチョウは篭脱けの鳥で、野鳥リストには外来種扱い
江戸時代から観賞用に入って来ていて、1970年代の飼い鳥ブームで大量に輸入されたが、色が地味、すり餌が必要で手が掛かる、声が大きく騒音になる などの理由で放たれたり逃げ出したりで広がり定着した
裏磐梯へ行った時も声を耳にした 探鳥地で耳にする頻度はトップ級
地上採食性なので積雪を考えるとこれ以上の北上は無いだろうと言われている
外来生物法で特定外来生物に指定されていて、日本の侵略的外来種ワースト100の選定種にもなっている
中国南部~東南アジア北部に分布している
目の周りとその後方に眉状に伸びた白い模様があって結構かわいい顔をしている
地上を歩き回って昆虫や草木の果実を採食する
体長25cm
ウメを観賞する時の法 ウメの四貴「稀老痩蕾」(きろうそうらい)という言葉がある
稀を貴しとして 繁(はん)を貴しとせず・・花の付きようは多すぎず疎を良しとする
老を貴しとして 嫩(どん・若き)を貴しとせず・・若木よりも古木を珍重すること
痩を貴しとして 肥を貴しとせず・・幹は太いより細くスッキリ締まったものを上とする
蕾を貴しとして 開を貴しとせず・・開ききった花よりも蕾の変化を見逃さない
左から
甲州最小:実ウメ 小梅の主要品種 果実の大きさは3~5g 花粉が多く受粉樹として使われる
光圀:花弁の先が尖る桔梗咲き 野梅系
呉羽枝垂れ:代表的な枝垂れの一つ 花が進むと花弁の縁が薄くなり覆輪に見える
故郷の錦:野梅系 花弁が少し波打っている 枝は細く良く茂る
月宮殿:野梅系 花弁が15枚もある抱え咲 雄しべは花弁と同長で綺麗に並ぶ
黄梅:野梅系の変わり種 黄色い花弁が細く離れる
梅は百花の魁(さきがけ)と言うように春先の風物詩
学術的な分類ではないので、人により違いはあるが、ふつう大きく3つに分けている
野梅系:ウメの原種の特性を備えたグループ
緋梅系:枝の木質部が赤いものを集めたグループ
豊後系:アンズと交配したアンズの血縁が強いグループ
その他として、実ウメ 枝垂れ
左から
白加賀:実ウメの主要品種 果実は陽光面でも着色しない
道知辺:野梅系で花は気品ある形をしている 老けるとやや紫紅色になる
通い小町:蕾のうちは紅色が強いが咲くと薄くなる 平安の美女小野小町に因んだ名を持つ
蝶千鳥:緋梅系で紅色が強い一重中輪の花
大盃(おおさかずき):紅色が美しく気品があって一重の紅梅としては一般的
今日は24節気の雨水 雪が雨に変わる頃
今夜はスーパームーンでもあるが雨で月は見えず残念
カシラダカは頭に冠羽がありそれを立てることが多いことから名が付いた
冬鳥 10月に渡って来て5月までと結構遅くまで見られる
平地から山地の疎林、林縁 灌木あるような草地アシ原などに居る
群れで居ることが多い
地上を歩きながら時々冠羽を立てて草の種子などを採食する
カシラダカを使って渡りのシステムを調べたら 約13時間の日照時間を境に、渡りの気分が高まって来ると言う
また春に気温18度を超えると その衝動に拍車がかかるらしい
夏羽ではオスは頭部が黒くなるが、冬には全体が淡色で頭部に黒色は無い
メスは全体に淡色
全長15cm
千葉県野田市にあるコウノトリの里へコウノトリを見に行ってきた
ここでは多摩動物園から移された4羽が飼育されており、そのうちの2羽のペアーが抱卵中
左が抱卵しているオスのコウくん 右の写真で魚を食べているメスのコウちゃん
コウノトリ(鸛)の名前は中国名の「鸛」の音クワンの転じたもの
かっては全国で繁殖する農耕地帯の鳥だったが、昭和40年代に国内繁殖は絶滅し大陸から稀に飛来する冬鳥
現在は兵庫県豊岡市を中心に人工繁殖させた個体を自然に戻す計画が進んでいる
国の天然記念物 日本版レッドリスト絶滅危惧ⅠA類
湖沼 水田 干潟などに居る
水辺を歩いて魚類 両棲類 爬虫類などを食べる
ここの飼育場では一日当たり約500g ドジョウ換算で70~80匹食べるそうだ
雌雄同色 風切りは黒く他は全体白い
大きさ112cm