バラの回廊が200m以上も続くバラ園を歩いた
バラ科は普通4つのグループに分けられている
(サクラ亜科 バラ亜科 ナシ亜科 シモツケ亜科の4グループ)
見たのは勿論バラ亜科バラ属の園芸品種で、数えも出来なかったが種類も多く只々見事だった
バラは紀元前には薬用や香料として利用されていたと言われる
今のバラはモダンローズ(現代バラ)が主流で、19世紀後半まであった古い系統のバラとは区別されている
原種はヨーロッパ 西アジア アフリカ 中央アジア 中国 日本のノイバラ テリハノイバラなど各地のバラがあり、長い時間をかけ複雑に交雑されて系統分類が難しいため、便宜上園芸的にいくつかのグループに分けられている
ハイブリットティーローズ(HT):現代バラの主流
フロリバンダローズ(FI):房咲中輪 房咲はノイバラの血を引いている
ポリアンサローズ(Pol):ノイバラを改良したもの 多くの園芸種がある
ミニチュアローズ(Min):小さな株で四季咲き プランターに植えて窓辺で楽しめる
クライミングローズ(Cl):つるバラのグループ
シュラブローズ(S):高さ1~2mの半つる性の種 景観用に使われる
温室で食虫植物のウツボカズラを見た
ウツボカズラも種類が色々あるようで 見たのはイビツウツボカズラ
食虫植物は湿地や高い山の岩場など、土の中の養分が少なく他の植物が生きて行くのが難しいような場所に生えている
勿論 他の植物と同じように光合成をして栄養分を作ることはしている
虫を捕って足りない栄養分を補って生きている
虫を捕まえる仕組みは何通りか有り、いずれも変形した葉を使う
ウツボカズラは葉が変形して袋のようになり中に液が溜まっていて、袋の内部は滑りやすく落ちた虫は這いあがれずに溺れて死んでしまう それが消化され養分として吸収される
袋の上には帽子の様な葉が付いているが、雨除けになっているそうだ
アカボシゴマダラは国内では、奄美大島周辺に限って分布している
一方で1998年に藤沢市で記録されて以来分布を広げて、今では南関東から山梨 静岡などでも確認されている中国大陸由来のアカボシゴマダラ(外来種)がいる 人の手で放たれたと考えられている
要注意外来生物に指定されている
幼虫で越冬し、成虫は5月頃から見られる
夏型は名前の通り、後翅外縁に赤斑列が見られるが、この時期は春型で白化しており赤斑は薄くなったり消失している
食草はエノキで、市街地の孤立木や幼木なども利用して数を増やしている
森林 農地 公園 河川などに居る
日中樹上や林縁を緩やかに飛び、葉上によく静止する
樹液や腐果などで吸汁し、路上で吸水もする