いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

デジタル・インバランス社会。 digital imbalance society

2020-10-05 20:09:09 | 日記
 (1)今、デジタル化が進んでいるのが病院で、大学病院など大規模病院では窓口業務、案内、支払い、診療手続きがデジタル化サービスでスムーズに早く、わかりやすく簡単に進む。
 デジタル遠隔診療システムも導入されてデータ管理、設備機器、分析もデジタル化が進んで、患者にも説明可視化でわかりやすくなっている。

 (2)まだまだ病理学的には病気の解明、分析、治療が進まない未知の世界は多いが、iPS細胞の作製、開発、ストックで未知の病理、難病に対して大きな光、希望、望み、期待も大きく前進している。

 (3)菅政権はデジタル庁を設置して行政組織のデジタル化推進、事業、金融、社会のデジタル化前進に向けてムダのないすみやかで実効性の高い取り組みに着手している。
 皮肉にも時を合わせるかのようにセキュリティにゆるいゆうちょ銀行を狙ったキャッシュレス決済にかかわる不正出金事件が相次いで大きな社会問題となり、東証ではシステム障害により初めての株式売買終日停止という前代未聞のデジタル機能事業の大混乱を招いた。

 (4)デジタル社会のハード化は進んだが、セキュリティなどソフト安全対応が追いつかずにインバランス(imbalance)不安社会のままだ。東証システム障害では障害部位を終日人間が監視して危機に対応するしかないというこれも皮肉な現実だ。

 デジタル庁がこれにどれだけの効果、成果をだせるのかはわからないが、問題を受けての新設のデジタル庁だけでは今のデジタル現実社会のセキュリティ不安にはとても対応できないと考える。

 (5)情報化時代・社会、コンピュータ事業・社会はわかっているようで本当はよくわからない核心部分の理解、知識が整備、構築されない中で、便利、効果、利益、早さだけが都合よく受け入れられて社会基盤(platform)のひ弱、脆弱が残されて解決されないままだ。

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