いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

コロナ感染のトランプ論。 trump theory of contagion by corona virus

2020-10-03 20:06:08 | 日記
 (1)トランプ大統領が国内向けに米国第一、保護主義を掲げただけなら、さすがに米国民、岩盤支持者たちも強い米国の弱腰、度量の低さ、狭さに失望感も広がったのではないかと思うが、その反動として国内に人権、思想、自由問題を抱えながら新興国として経済成長、発展著しい中国を標的にして貿易、経済制裁を矢継ぎ早にくりだして対抗心を鮮明にしたことで一種の正義感、留飲を下げる満足感を米国民、岩盤支持者に与えた効果があったと思う。

 (2)それが元来強い米国を羨望する米国民には心強い大統領としてトランプ支持につながっていると考える。トランプ大統領の誤算は何が何でも強い米国大統領としていることが特に生命線の岩盤支持者には受け入れられる、支持されると思い違いした結果、今回のつよがり、むこうみずのトランプ大統領のコロナ感染情報につながったことだ。

 (3)米国大統領として世界の要人と会う機会が特に多く、多忙で、要人の中にはその後コロナ感染が発覚した元首もいてやはりホワイトハウスのコロナ感染対策、予防、防止には慎重な最適の方法、装置が必要だった。

 世界最大のコロナ感染国米国大統領として最近になってようやく(それも時々だが)マスクも準備、着用するようにはなったようだが、大統領選支持集会で数千人規模の演説で本人も参加者もつよがり、むこうみずでマスクなしで密集応援する様子は異常だった。

 (4)トランプ大統領も74才と十分に高年令でコロナ感染となると重症化も懸念されて、米国大統領として最大級の治療体制にはあるのだろうが油断はできない。トランプ大統領のコロナ感染でホワイハウス関係者にどれだけ感染影響力が波及するのか、しないのかは、米国政治、11月の大統領選にむけて重要な背景となる危惧がある。

 (5)さらにトランプ大統領の今後の仮にコロナ感染が完治したあとの行状がどうなるのか、でるのか、これまでと違った慎重に警戒を強くする態度、行動に変わるのか、これまで以上に健在ぶりを誇示して強い米国大統領として意図的に奔放、むちゃな行動に終始するのかは米国民の評価、判断に影響するだろう。

 (6)大統領選も終盤を迎えて民主党バイデン候補にリードされている予想の中で追い上げがみえて差が狭まっているとの見方もあり、世界最大のコロナ感染国米国としてトランプ大統領のコロナ感染からの復帰、健在ぶりがどうとらえられ、影響するのかは米国民のここにきてのあたらしい良識、判断の材料となるだろう。

 (7)トランプ大統領の米国第一、保護主義が対外的な行動、対応には強く、国内、身内に弱いとなればトランプ大統領の見方にも変化は出てくる、考えられる。

 

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