いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

日本学術会議の不満と疑問。 discontent and doubt to science council of japan

2020-10-09 20:15:36 | 日記
 (1)「日本の学術が戦争に動員された反省を踏まえて設けられたのが学術会議」(関係者談)という日本学術会議(SCJ)で政府から独立して政策提言する組織だが、会員は規定で首相が任命することになっており二律背反性が存在する。

 今回の菅首相の推薦6人の会員任命拒否は露骨な政治介入ではあるが、菅首相が法律に基づいて実施したとする発言も制度上はありうることになっている。

 (2)問題は学者の研究資金が不足して国の財政支援、助成頼りであることが切実な背景だ。学術が戦争に利用された反省というが、国、海外から学者、研究者に対して研究支援による直接軍事研究の申し出がある時代で学会でも対応が問題になっているのだから、冒頭趣旨による首相が任命する政府から独立した日本学術会議の必要もないだろう。

 (3)冒頭趣旨による科学者の政府から独立した政策提言組織というなら、政府とのつながり(首相の任命権)を絶っての自由、独立の政策提言集団、組織とすべきだ。日本学術会議の立場、存在があいまいで会員数が200名超の大所帯であることも政策提言組織として適当なのか、ふさわしいのか、政府は同運営に10億円を投資しているといわれて押しつけがましくよくよくわからない日本学術会議だ。

 (4)学術が戦争に動員された過去歴史の反省を踏まえた科学者の日本学術会議というなら、軍事研究への対応を判断するそれぞれの学会との関係はどうなるのか、政策提言の日本学術会議と専門研究分野の学会とはカテゴリー(category)が違い軍事研究への取り組みにも相容れない判断も出てくることも考えられる。

 (5)同じ科学者、研究者の両組織でありながら方針が異なること(国、海外から研究資金を受けて軍事研究をする学者もいる)は現実にあり判断、見解にむずかしい対応を求められることは考えられて、二律背反性の日本学術会議のあり方、組織について見直し、検討が必要だ。

 これでは科学者集団が政府の意向、影響下にあり、研究助成、財政支援、協力と引き換えに自ら学問の自由、独立を放棄していることになる。あってはならないことだ。

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