(1)今年は梅雨明けがほとんどで6月下旬でこれまでの7月下旬梅雨明けの新暦が旧暦になったと書いたが、そのこれまでの梅雨明けの7月下旬になってもセミの一斉の鳴き声が聞こえてこない。朝方に少々の遠慮がちなセミの鳴き声は聞こえるが日中の大合唱はどこかにいってしまった。自然界の季節感に敏感な虫たちが気候変動の異変を感じ取ってのものだろうか。
(2)大学研究報告で北海道の河川でウナギの稚魚が多数確認されたとあった。夏はウナギの日本では稚魚不足がいわれて最近は若干改善がみられるが、これまで東北地域までといわれたウナギの稚魚の生息分布が北海道にまで上昇生息拡大していることは歓迎すべきことだが、喜んでばかりもいられないこれも気候変動の変化のひとつとの分析だ。
(3)今夏の英国ではロンドン近郊で英国史上最高の40.3度を記録(報道)して住宅火災も多くみられるとの報道だ。日本の夏では40度超えもめずらしくはないが、何しろすぐ上が北極海という英国ではこれまで涼しい夏(ロンドンの7月の平均気温は23度前後)が定番だったが今年は異変が起きている。
(4)気候変動現象は世界各地で現実のものとなって、今年の夏の自然界の異変をもたらしている。自然界がいち早く異変を察知してのこれまでと違う行動力学を示しており、人間社会だけが50年カーボンニュートラル実現とか非現実的な対応ですまして自然界からの警告に目と耳を奪われるという夏の異変だ。
(5)はやぶさ2号が「りゅうぐう」から持ち帰った回収物の中に生命に必要な物質が含まれており、無限の宇宙の中に人間のような生命体(life matters)が存在する可能性、条件のあることを知らせた。
人間同様のコミュニケーションのとれる生命体なのか、動物、魚、鳥、虫、花のような生命体なのか、細菌類のような生命体なのかわからないがこの宇宙のどこかに生命体が存在しうる可能性、条件はより現実的に存在するということだ。
(6)夢の可能性は果てしないが、宇宙からみればこの小さな星の地球上に79億人もの人類が存在して共存すべき自然界の環境破壊が進んで、上述のように自然界から異変のシグナルが相次いでいる。
地球上でも人類のほか生命体が多様に存在してそれぞれが相互に幾何学的に影響しあって存在しており、もちろん人類だけの星、地球ではない多様な生命体からの「警告」だ。