いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

歴史の転換時代。 the changing time of history

2022-11-15 20:03:27 | 日記
 (1)歴史的変遷、転換、流れの中で、今の世界、日本がどういう位置にいるのか気になった。日本では卑弥呼政治史起源、朝廷政治、武家時代に二百年以上続いた徳川幕府政権から明治政府への大政奉還による転換があり、大正、昭和初期と全体主義、軍政国家体制が続きアジア植民地侵略支配に続く第2次世界大戦での広島、長崎原爆投下による敗戦で、米国、米軍統治支配による戦後時代を経験して平和憲法のもとの民主主義国家として転換を迎えた。

 (2)その後は戦後高度経済成長時代の中で当時GNP世界2位の経済国家として発展して、戦後歴史転換時代の中の現在を迎えている。世界は米ソ冷戦時代からソ連邦崩壊を経て新興国中国の経済、軍事台頭時代の中で米中対立時代を迎え、ヨーロッパ中心に極右勢力、権威、専制国家の台頭時代で民主主義、資本主義の後退がいわれている。

 (3)この世界的な潮流、流れの中で日本も保守思想主義の強い安倍首相、政権のアベノミクス政策が国民の支持を受けて戦後最長(7年余)政権を記録して、保守思想を背景にした憲法改正にこだわり、社会でも神社本庁、氏子を動員しての憲法改正促進の国民的動きもみられるなど保守思想社会の復権がみられる。

 (4)情報化社会、IT革命も英国などの産業革命時代の再来とみれば、また極右勢力の台頭もヒットラー独裁全体主義の再来であり、ウクライナ侵攻につながるプーチン大統領の大ソ連邦復活構想、中国習主席の絶対主義体制は毛沢東時代へのそれぞれ歴史的に見れば懐古主義の基調の中にあり、時代の転換を迎えたとはいえない。

 (5)現在露のウクライナ軍事侵攻によりプーチン大統領は核兵器使用を示唆して威嚇しているが、これが仮に現実のものになれば第2次世界大戦での広島、長崎原爆投下の世界情勢(米英仏など連合国対日伊独)への回帰、懐古主義などではなく、米、EU、NATO、民主主義国家対露、中国などの権威、専制国家群との対立構図で世界的な思想、軍事、経済構図の次の転換時代の幕開けで、勝者のいない新しい核の時代あるいは世界の終えんを迎えるのは間違いない。

 (6)その転換時代だけは阻止しなければならない、歴史の今日的世界の平和責任だ。

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