サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

懐かしの8cmシングルレビュー:第4回 「ゆずれない願い」田村直美

2024-01-06 | 8cmシングルレビュー











1.ゆずれない願い
2.あの日の二人はもういない
3.ゆずれない願い(オリジナル・カラオケ)










いつも跳べないハードルを
負けない気持ちでクリアしてきたけど
出し切れない実力は 誰のせい?












1994年に出たシングル。
2024年からするとちょうど30年前である。
その頃、管理人は大体8歳とまあまあ物心付くか付かないかのタイミングだった。
この曲は当時観ていたアニメ「魔法騎士レイアース」のOPだったので自然と知った
ただ、
正直アニソンの枠を飛び越えてお茶の間に浸透しミリオンヒットまでいった楽曲なので、
例えそのアニメを観た事ない人でも知っているレベルの楽曲だとも思う
今振り返るとちょっと群を抜いてこの手のアニメの主題歌としては売れてた気がする
引くぐらい・・・笑
ちなみに、
レイアースを観ていたのは完全に姉の影響
今では姉は旦那と3人の子供と立派な家で暮らしていて...とダイアモンドとゴミみたいな関係性になってるが、
当時は姉の真似ばっかりしていたんですな。意外と男くさいものはほぼほぼ観てなかった。


「ゆずれない願い」は、
その時から大好きな曲だった。
今聴くと、
楽曲・・・というか歌詞のイメージを具現化した様なギターの音色が素晴らしい。
子供の頃は歌詞とメロディくらいしか聴いてなかったけど、
よく聴き込むと最後の歌詞が終わったタイミングで鳴るギターリフ自体が、
ある意味歌詞以上に歌詞やってて本当に素晴らしい曲なんだな。
と理解出来る。
 そして、
ガキんちょの頃はただただ素直に聴いてたけど、
田村直美さんの歌唱力がえげつない。
声量がまずハンパないし、
声質も綺麗
その上、
ビブラート効かせまくりの正にクリスタルボイス...とでも言うべき見事な歌唱に仕上がってると思う
なんでしょう、力強いんですけど、繊細さも感じられる・・・みたいな。
ある意味この人しか持ちえない独特な声だとも思った。


そして、歌詞である。
冒頭に引用した歌詞は、
よくTVで流れるサビ以上に懐かしさを感じるものだ(フルじゃないと聴けないから)。
「出し切れない実力は誰のせい?」
作中では答えを提示せず、
敢えて聴き手に委ねる形をとっている。
この問いかけに関しては、例えば「自分自身」とか当て嵌める事が出来そうだけど、
逆に言えばそれ以外の回答にしてしまうと途端に情けなくなってしまう(「他人」とかね)。
 つまり、
❝他人のせいにするな❞という話である
今の自分に誇りを持てないのも、
今の現状に空しさを憶えるのも、
結局は他ならぬ自分自身の生き方の結果に過ぎない。
それを、突き放すでもなく、メッセージでもない、問い掛けという形を取って聴き手に教えてくれる
限りなくシンプルで力強いサビの歌詞に隠れて技術的な部分が見え隠れするBメロの歌詞があるからこそ、
その後のサビの歌唱が引き立つ...と考えると、俄然エネルギーが漲る希望のアンセム
になってると思う
 それと、
タイトルの「ゆずれない」を譲れないではなくひらがなにしてるのも良い
「譲れない願い」だとどこか演歌っぽくなってしまう?ので、
よりポップに感じられるひらがなの方が正解だろう。


聴いてると元気になる曲だし、明るい気分になるし、ポジティブなモードにもなれる。
その裏には挫折や葛藤も感じさせるけど、だからこそそれを振り切るエネルギーで反発していく
そう考えると根底にはロック魂を感じさせる楽曲であり、
尚且つ、
アラフォー世代(管理人あと数年で不惑になっちゃうから、そういう事になっちゃうよね~涙)にとっての、
ある種の金字塔.....及び光のアンセムとして今後も末永く愛されていくであろう名曲である。
 いや、
結構延々とカバーもされてるので、
意外と幅広い年代にも愛されてるかもしれない。
ちなみに、同じアニメに提供した「光と影を抱きしめたまま」も名曲ですね。







カップリングの「あの日の二人はもういない」は、
昔の恋人を偶然見かけた時の心情が結構細かく綴られているバラッド。
ただ、
今聴くと、
「変わらないものなんて 
 何ひとつないけれど懐かしい」という、
このフレーズが90年代自体を懐かしんでる様に聴こえます

勿論、90年代に発表されたシングルなんで元々は絶対そうではないんだけど(笑
ただ、
自分は今の自分も大切にしてるけど、
昔の自分も大切にしたい気持ちがあって・・・
やっぱり「あの頃の自分」も喜ばせたいし忘れたくないし、好きなものは出来るだけ好きでいたいし、
時間が経ったからって軽んじたくもないし。
そういう意味では、過去に想いを馳せる事が出来る、
ある意味懐かしくなって表題曲を聴いた次の曲としては相応しいバラッドに仕上がってると思う。
と、同時に、
ちょっぴり切なくもあります。。


















裏ジャケ。
レイアースのグッズが無かったので、
同じ時代のアニメのグッズで代用しました、、、ダメかな笑
おせっかいかもしれないが、
今の日本に鳴り響いて欲しい曲の一つにも感じました。
そして今の自分自身にも...。


懐かしの8cmシングルレビュー:第3回 「もっと愛しあいましょ」LINDBERG

2023-10-20 | 8cmシングルレビュー
これは中ジャケ。











1.もっと愛しあいましょ
2.パラシュート
3.もっと愛しあいましょ(ORIGINAL KARAOKE)
4.パラシュート(ORIGINAL KARAOKE)









もっと愛しあいましょ
みんな自分で精一杯
でもステキなことでしょ
キズつくのも 仕方ない











95年の11月に出たシングル。
LINDBERGと言えば高いキーで声を張り上げて一生懸命歌うイメージが強いと思うんですけど、
この楽曲に関して言えばそういうパブリックイメージとは真逆な曲になっています
初めて聴いた時、
ちょっとコミカルさも感じるスカ?ダンス?みたいなアレンジに面食らい、
渡瀬さんのボーカルもどちらかと言えばアイドルポップみたいな可愛らしい歌い方をしている
その上で、
かなりメッセージ性の強い歌詞が並んでいる・・・という一筋縄では行かない楽曲になっています
勿論、いつも通りのストレートでシンプルなロックもそれはそれで気持ちが良いんですけど、
この曲はかなりリンドバーグのイメージと乖離してるので正直面白い楽曲であります
ストレンジポップというか、
Aメロもポエトリー風味の喋りに近い感じになっててとてもユニーク。
「イチローが満塁ホームラン」って歌詞は時代を感じさせてくれて実に懐かしいですね・・・笑
サビのキャッチーなメロディもさながら、斬新なアレンジを聴いてるだけでも気持ちの良い名曲です。


個人的には、
最初に引用したサビの歌詞が印象に残りました
ものすごいそのまんまなフレーズなんですが、
聴いてて歌詞カード読んでて「確かに・・・。」って思っちゃいましたね
「みんな自分で精一杯」というフレーズは正直痛いトコ突くなぁ、というか、
確かに年食うと朝起きて仕事こなして帰って来てから自分の体力を回復させて・・・みたいな、
全部「自分!自分!」みたいになってしまうのは個人的にも否定は出来ないんですよね
その上で、
「でもステキなことでしょ」と訴えかけてるセンスが素晴らしいです
疲れてたり億劫だったりするともう自分の事だけで精一杯になっちゃう
ただ、
他人に優しくする事や構う事で生まれる「何か」があるのもぶっちゃけ否定は出来ません
自分一人だけの力で生きている人間は綺麗事ではなくこの世に居ないと思う
例えば管理人も家族や仕事関係の人、それから娯楽を提供してくれる表現者抜きでは生きられないでしょう
だから、この曲を聴いてると他人に優しくしたくなるというか、何かしたくなるんですよね無性に。
そしてそこから生まれるものや感情を信じたくなるエネルギーが宿っている楽曲です
そう考えると、
ある意味具体性を持って「LOVE&PEACE」で在れる方法を示している曲と言えるかもしれない。
もちろん、そう深読みせずとも、ただ純粋に聴いていて楽しい気分になれる大好きな一曲です。





カップリングの「パラシュート」は、
正直こっちのが従来のLINDBERGっぽい曲ですね(笑)。
勢いのあるサビ、天真爛漫なボーカル、抜けの良いロックンロール。
逆に言えば、
こっちをシングル曲にしなかったのは
王道を敢えて避けて新しいリンドバーグを見せたかったからなのかもなぁ。って感じます
バンドとしてより広がりや新境地を求めた結果こういう構成になってるのは興味深い。
歌詞に関しては、
「パラシュート」ってフレーズがリンドバーグのイメージにピッタリで
文字通り空を飛んでいるような爽快感溢れる楽曲です
方向性としても幸福な出会いを描いてるので、
とことんまで明るく振り切ったその世界観がとてもシンプルで素敵な一曲であります。
元気系のこの曲をカップリングに据える事でバランスを取っている、とも言える。












ジャケットは面白い仕様になってます!







この様に、
花を咥えた照明強めのアーティストっぽい正ジャケットと
ちょっとズラすと等身大の写真が出て来るっていう
聴き手の好みで2パターンに変えられるんですね
当時としては、
かなり凝ったフィジカルだったのではないでしょうか
中ジャケットのバッチリ決めてる(冒頭に引用した)白黒の写真もカッコ良くて好みでした。
タイトルだけだとラブソングに見えますが、実際はもっと広い規模の「愛」を歌っている名曲ですね。


懐かしの8cmシングルレビュー:第2回 「winter fall」L'Arc~en~Ciel

2023-10-11 | 8cmシングルレビュー











1.winter fall
2.metropolis
3.winter fall(hydeless version)








僕は失くした面影 探してしまうけど
春の訪れを待ってる










25年前の1998年に出たシングル。
.....25年前!?
ちょっと信じ難い事実ですが・・・逆に言えば、25年経っても生きてる自分すげぇな。
事故にも遭わず、自死も選ばず、、、急に自分を褒めたい気分になりました笑
ある意味こういうのが生きる喜びなのかもしれぬ。

これも、
自分が小学生の頃に出た楽曲で、
当時は買って貰ってから狂った様に聴き倒しました。
その頃は横浜は戸塚区のマンションで姉と同じ部屋で過ごしていたので、
所謂「自分だけの部屋」が無くて。
正直、
当時は結構悶々としてましたね
姉とは音楽の趣味がそこまで似通って無かったので(後々ちょっと重なって、
一緒にthe band apartのライブに行ったりもしたんですけど笑)、
否、
というか、
姉が俗に言うV系と呼ばれるバンドや歌手を好きじゃなかったんですね
ラルクがV系かどうかは置いておいて、歌い方自体はぶっちゃけそれだと思うので。
なので、今振り返るとそこそこ衝突したなあ・・・こっちはこっちで、
「愛してマスカット」を延々と何時間も聴かされるし、
今聴くと普通に「懐かしいな。」って感じて好きだったりもするんですが。。
この曲やこのジャケットを見ると今でもそんな事を思い出します
・・・なんか最近すっかりおっさんの思い出語りブログになってますけど
昔と比べて色々な意味合いで衰えて来たのを如実に感じてる今日この頃ですので、
もうこれからは自分の好きなように自由に書き殴っても良いのかなぁ、と。


この曲は、本当に大好きでした。
キャッチーかつ爽やかな、それでいてどこか神聖さも感じられるサビメロに
hydeの美しく、それでいて時に(良い意味で)粘りっこい声。
切なげなアルペジオに、
心地良い疾走感を味わえるバンド演奏・・・正に物心ついた男の子がハマり易い楽曲だったと思う。

当時から、
「春の訪れを待ってる」という歌詞が物凄い好きで、
作成したカセットテープのタイトルを「春の訪れ」にしたりと
今思えば「フレーズ」に注視するようになったきっかけ・・・とまでは言えないけど(記憶が朧げなので)
‟日本語詞の美しさ”に目覚めつつある時期に影響をくれた曲の一つである事は間違いない
(恐らくは)過去の恋人であったり大事な人を想った切なさも宿っている楽曲だと思いますが、
それを景色、風景等と融和させてより儚く美しく彩っているあたりは
紛れもなくJ-ROCKと形容出来るクオリティの名曲ですね。
その上で、
悲しさに浸った上で、
「春の訪れを待ってる」ですから、
さり気なく健気な気持ちも感じられる楽曲・・・という事で
一重にキャッチーと言ってもその中には様々な感情が内包されている一曲だと感じられますね。
最後の「しらん顔で燃える太陽」ってフレーズも現実及び余韻を感じさせてくれて素晴らしいと思えます
 ラルクが本格的にブレイクしたのは「虹」って感じはしますが、
当時の感覚ですと「winter fall」で国民的ロックバンドへの一歩を踏み出した...って感覚はありました
リリースタイミングの時が一番リピートしてましたが、今でもこうやってふと聴きたくなる、
子供の頃から大切にしている楽曲の一つ・・・ですね。



カップリングの「metropolis」は、
ポップな表題曲とは違って官能的なファンクナンバーに仕上がってます
官能的と言っても比喩表現に長けてる~というより、
「性器」っていうまんまなフレーズも盛り込まれていて結構アングラな価値観の曲だと思いますね
でも、
これも良いんですよねぇ
サビのねちっこいメロディとファンク色たっぷりのギターフレーズが気持ち良くて、
「アンドロイドの眠りをさまたげないで~」って思わず口ずさみたくなります
なので、
歌詞に関してはきわどさもありつつも、
それを色気にまで昇華出来てる隠れた名曲の一つ...ですね。
それと何気に「この夜に渦巻く傍観者よ~」の部分のメロディが解放感があってポップに感じます
そういう意外性も含めて聴いていて楽しいカップリング曲に仕上がってると思います
人によっては案外こっちのが好みって人も居るかもしれないですね。














裏ジャケ。表もそうだけど、8cmを生かした構図になってます。


自分は情景描写を含んだ曲がかなり好きなんですけど、
この「winter fall」は正にTHE情景描写!って感じもあるので、
そういう意味ではそっちの感性に目覚めたきっかけの曲だったかもしれません。
ヒットチャートと一重に言ってもそこで鳴らされてる音楽には複雑と言えるほど種類があり、
その奥深さを感じている令和5年であります。この曲もいつか生で聴けたらいいな...。


懐かしの8cmシングルレビュー:第1回「berangkat-ブランカー」THE BOOM

2023-10-08 | 8cmシングルレビュー











1.berangkat-ブランカー
2.carnavalーカルナヴァルー
3.berangkat-ブランカー(オリジナル・カラオケ)








誰でもいつかは
大地に溶けてく
あなたへの愛を
太陽に焼きつけて









最近、
自分が生まれた頃には当たり前に流通していた8cmシングルが無性に懐かしくなって
よく聴いたり買ったりするようになったので、個人的趣味全開の企画としてちまちまレビューしてこうと思う
初回誰の何にするかで随分迷ったんですが、管理人にとって原点と言えるブームの曲にする事にした。

自分が横浜の小学校に通っていた頃
5年と6年の担当だったÝ先生がTHE BOOMのファンだった
(記憶によるとプロレスとか「夢のクレヨン王国」のファンでもあった)。
個人的に、
それまでも観ていたアニメの曲だったり、
或いはポンキッキーズの曲だったりを歌ってたりしてたんだけど、
俗に言う音楽好き(?)みたいになったのは恐らくはこの先生の影響だっただろう。
まず、小4の時のクラス合唱で「風になりたい」を歌わされた。今振り返るとかなりの職権乱用なんですが、
ただ、熱心な音楽リスナーでなかった当時の自分もあの曲は素直に「良い曲だな~」って思えた
小学生の頃の記憶はイロイロ曖昧ですけど、
はっきりと言えるのはそれが歌ってものを真剣に好きになったきっかけなんだと思う。

その後、
みんなが「風になりたい」を気に入った事に味を占めたのか、
今度は組体操に使う楽曲にこの「berangkat-ブランカー」をゴリ押し推薦して来たんですね
今でも忘れないのは、イントロが流れた瞬間「チャルメラ?」って笑いが起きてちょっと不穏な空気が漂った事
ただ、一度THE BOOMの歌やメロディをみんなで共有しイベントの一環としてやり切ってたので
最初の苦笑はどこへやらいつの間にか受け入れられてそれなりに楽しくやってたと思う。
振付で覚えてるのは、
「ほどきかけたシューズ 結び直して」の部分で
実際に靴ひもを結び直すジェスチャーを取り入れてたこと
この歌詞に関しては恐らくは人生の比喩としても歌われてると思うんですけど、
当時はただただ「紐を結ぶんだ~」としか考えてなかったのは振り返ると懐かしいですね。




愛し合うことに 怯えていないで
南行きの風に 身をまかせばいい



楽曲に関しては、
当時THE BOOMが傾倒していたブラジル音楽、及び民族音楽の要素が詰まった
「ポップス」・・・だと思います。冒頭の印象的なチャルメラの様なサウンドから、
そういった海外の音楽の要素を散りばめながらも
メロディや歌い回しに関しては
日本人にも馴染みがあるポップ・ミュージックとして鳴らしているのが秀逸な楽曲
その上で、スケール感たっぷりのサビが気持ち良く解放感にも満ちた一曲に仕上がっていますね。
THE BOOMの中でも知名度は高い方でライブでも聴いた記憶のある名曲の内の一つです。

先ほど、
歌詞の本当の意味に関して子供の時は分かって無かった部分もあった~的な記述をしましたが、
そんな子供の頃でも「大地にとけてく」の意味はなんとなく理解してたと思う。
滑らかでポップなサビメロ、
だけど、
歌われてるのは(間接的に)「人はいつか必ず死ぬ。」というメメントモリ的なフレーズ。
そのギャップというか、眩しいんだけどどこか切ない~みたいな、
今思えばそのトリッキーな感覚に音楽の奥深さを感じてたのかもしれないですね
いつかは消えゆく定めだからこそ、
今感じれてる/感じたい愛を大切にして生きてゆきたい。
そんな事を想わせてもくれる爽やかな音像でありながら尊いメッセージも詰まっているナンバー
 また、
もう一つのサビは「誰でもいつかは あの海を渡る」という事で
ジャケットにも書いてある当時のタイアップに忠実なフレーズが並んでます
こっちのサビも大好きでそのまんまの意味に加えて‟人生の岐路”とも捉えられるので
そういう意味ではあらゆる角度からスケールのデカい楽曲として昔から楽しんでた気がします。
この曲は管理人の思い出そのものなので、最早何かと比べる事さえ出来ないというか、
きっと生涯持って歩くであろうピースの一つ...みたいな感覚ですね。




「carnavalーカルナヴァルー」は、
アコースティックサウンドが聴いていて気持ち良い軽快なポップチューンになってます
テンポも速くて疾走感もあるのでミドルテンポの表題曲とはまた違う魅力がありますね
っていうか、
正直こっちもシングル曲にしてもおかしくないくらいに爽やかでキャッチーな楽曲だと思う
宮沢さんの歌声も素晴らしくて、
個人的には歌の上手い男性歌手の話題でもっと宮沢さんの名前が挙がって欲しいな~って感じてますね笑
(「からたち野道」とか聴いて欲しい)。

歌詞も
「私に聴かせて
 世界中の歌
 carnavalの夜に」

と、
祝祭感、及び、
RPGのパーティイベントに使われても違和感の無い美しくて音楽愛に溢れたフレーズもまた素敵な一曲
表題曲が6分と少々長めなので、その分こっちは3分ちょいで終わる軽快なナンバーにしてるあたり
バランス感覚にも優れたシングルだったんだなあ、と振り返って感じましたね。












裏ジャケ。みんな若いな~(当たり前)。



このシングル、
大人になってから自費で購入したんですが、
小学生の頃かなり気に入っちゃって内心「先生くれないかな~」とか
クソガキにありがちなずうずうしい考えを持ってた事を今書いてて思い出しました。
正直、
今の自分は理想とは程遠いショボい大人になってしまったけれど、
これを聴いてた子供の頃は本気でこの曲を聴いて何かを夢見てた気がします
でも、言ってもまだ30代後半なんでまだこれからの人生長いんで...
今でもこのシングルを聴いて希望を抱いていたいな~と。
それと、
Ý先生はTHE BOOMの解散ライブに行ったのかが今でも気になっている
もしÝ先生がこれ読んでたら連絡下さい(99.9%ないだろうけど笑)。

多分、ブームがきっかけで歌聴いてみよう、音楽もっと聴こう。ってなったので、
完全に今みたいになってる原因なんだろうな、と思う。
その後、普通にブームのファンになってた
そう考えると職権乱用とは言えさり気なく布教成功してたのは見事にしてやられたり!って感じです。
Ý先生、ありがとう。