サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

【ありがとう。】ノケモノたちの夜 第13夜「You mean the world to me.」

2023-04-07 | ノケモノたちの夜(アニメ)













結論から書くと、
勝ちました。。
勝ったというか、
マルバスがその手でダンタリオンを屠った訳ですけど、
最後の最後でマルバスも容赦なく同胞を葬る~という悪魔的な部分を見せましたね
とはいえ、そうしなければ、誰もが幸福にはなれなかったので、逆に汚れ役を引き受けてくれた~とも言える
もっと言えば、ダンタリオン自体がナチュラルボーン戦士な性格でこれまでを生きて来たので、
最期に己の全力を懸けて戦死出来た・・・というのはある種本望じゃないでしょうか
そして、それはルーサーにとっても、、、たぶんね。
彼は記憶を失って生き続けているけど。




抱えられてるスノウが可愛い(笑



しかし、
完全に悪魔化していたダンタリオンに勝利出来たのは見事でしたね
恐らく、本調子であればダンタリオンがもうちょっと余裕で勝利してたと思う
ただ、
イベルタさんが命を懸けて彼の精力を削ったのが何だかんだ大きかったんじゃないか?とは感じました
つまり、
ダンタリオン自身の身体も限界に来てた訳なんですよね。
それに加えて、勿論メインを張っていたマルバスの地獄の炎に、
アスタロト含めた剣十字の方々の力、
そして、
アニメ化で役得だったナベリウスの戦い(!!)もありましたし、
つまりは、みんなの力が集結した事に因る会心の勝利・・・!!!
という気が致しました。







アニメだと、
正真正銘ダンタリオンとルーサーがラスボスとして君臨してましたけど、
これはこれでシンプルに再構築されていて分かりやすさもあって良かったんじゃないかと思う
何より、
奴ら、
明確な敵役だったのにも関わらず、
妙に爽やかというか俗に言う下衆な要素が薄い奴らだったからなぁ。
ルーサーの立ち振る舞い見てたら少しこんな風にされた世界への復讐の意味合いも感じましたけど、
それも含めてどこか憎み切れない引っ掛かりがあったのが実にこの作品の敵っぽい。
などと最後まで感じさせてくれた・・・と思います。
複雑だけど、
❝最高の好敵手❞でもあったのかなあ、と。
ルーサーは記憶を失くした分、また違う生き方をしてくれればいいな。とは思う。







ところで、
描き切れない部分があったのか、
アニメと原作のエンディング及びそこに辿り着くまでの過程は結構違ってます
だけど、
正直これはこれであんまり違和感が無い・・・と言いますか、
原作が商業的な理由で終わりを余儀なくされて精一杯のラストを用意した~って感じならば、
アニメはダンタリオンを最後に回す事で壮大なカタルシスを優先して、
その充足感と余韻で物語を締めた~って風に見えました
なので、
変な言い方ですけど、
アニメの方がある意味自然というか、
そのまんまな感じにも想えたのでこれはこれでアリかなあ、って

原作を毎週本誌で読んで感想も書き殴って来た自分がナチュラルに思いましたね。
そう感じさせた時点で、アニメ化は大成功なんじゃないでしょうか!
要するにどっちも違ってどっちも良い、という事ですね♬







最終回のテーマとしては、
やっぱり
「何気ない日常が一番尊い。」というもの(に、感じた)。
なんでしょう、
日常アニメでもないのに、
最終的に行き着くのがそこ~っていうのも面白いですよね笑
ただ、
マルバスやウィステリア、ダイアナやナベリウス、そして、剣十字のスノウ達も含めて、
彼らが戦っていた理由は総て最後のピクニックのシーンに凝縮されていた。
ピクニックはただ単に楽しいピクニックな訳ではなく、
ある種の結実のシンボルだったんですね
それと、
夜のみんなの語らいも・・・
「それ」を守る為に、
「その瞬間」を守っていく為に。
みんなが決死で掴み取った❝日常❞こそがアニメ版が辿り着いたアンサーだった様に感じました

そしてそれは我々も例外ではなく、、、誰もが、当たり前の日常を守る為に頑張っている。
そういう意味では、最後まで現実っぽいファンタジーでしたね。







あと、
マルバス達と剣十字の落としどころがはっきりしてたのも良かったですね
マルバス達にはある程度の信頼は置いた上で見張り役としてスノウ達を付けて置いて、
逆に、
スノウの存在がウィステリアにとっては有り難いし、また、生きる力にもなる・・・っていう
最後の最後で俗に言うWIN-WINの関係性に持って行ったのも秀逸な構成だったかと
ラスボスを倒した!のは良いんだけど、
ある意味、
それよりも重要な部分でしたからね(笑
落としどころとしてはこれ以上ないものだったんじゃないでしょうか
先述の通りお目付け役がスノウならばマルバスも文句は無いでしょうしね。・・・たぶん←←←
 ま、
三つ目の悪魔のことや、
他の同胞たちの存在の事など、
まだ残された謎はあるっちゃああるんですが、
それはもう原作からして(都合上)そうなっちゃってるんでそれは仕方ないっす
逆に、まだまだ旅は続いて行く~っていうのもある意味この作品らしくもありますしね。

でも、ぶっちゃけ、一度打ち切られたのにも関わらず、こうやってアニメ化しちゃう~っていう
この作品自体が不死鳥のような逞しい作品だったなあ。とはしみじみ感じました
本誌では色々あったでしょうけど、潜在的な人気はあったんでしょうね。







という訳で、
ここまで書いて来た「ノケモノたちの夜」アニメ版の感想はこれでお仕舞いでございます。
振り返ると、このアニメ化自体が一度打ち切られて終わった作品のアニメ化~っていう奇跡的なもので、
一度終わったはずのキャラクターや物語が、
もう一度蘇って、
また、
別の魅力も携えて帰って来る・・・っていう、正に夢のような時間だった。
というのがいち原作ファンとしての素直な感想でしたね。
それに、
最後の最後は、
本作が原作の序盤から大切にして来た温かい日常描写で締めることで、
「ありふれた日常を守る為にここまでがあった。」と想えるのもある種ドラマチックで良かったですし、
そう、、、
アニメスタッフの原作の理解度や愛が半端ではなかったアニメ化でしたね!!
うん、最終的な感想としては、それに尽きるわな。
アスタロトにしたって、
尺が無かった分EDのカットで原作ファンが喜ぶような演出してくれたり、
本当に大事な部分の取捨選択は間違わなかった最高のアニメ化だった様にも思いました。

個人的に、
アレックス隊長のエピソードが出来なかったのが唯一の心残りですが、
その分アスタロト様がアニメでフィーチャーされてたのでそれで良しとします。
それに、ダイアナ×ナベリウスいっぱい観れたしね!!笑←←←












最後に、
久々の新作アニメのリアルタイムでの各話感想でしたが、
ここまで読んでくれたりツイッターでいいねしてくれた皆様ありがとうございました。
久々に遂行すると思ってたよりアニメ感想毎週きっちり書く体力が失われていて大変でしたが笑
本当に好きな作品のアニメ化でしたし、だからこそ毎週頑張って書き上げる事が出来ました。
そういう意味では原作の星野さんやアニメスタッフの方々にも感謝です。
最後の、
ウィステリアの、
マルバスに対して愛情を含めて感謝し、
「これが良い。」とはっきりと宣言するシーンは、
ホントに素晴らしかったですしこの作品らしい❝優しさ❞に満ちていたと思います...!
ありがとうございました!!!


追伸:原作の外伝作品である「フレイムナイト」の単行本が先日出ましたので、
   そちらの感想も書く予定です。まだまだ、ノケモノたちの夜は続いてゆきます。


【ビリーバーズ】ノケモノたちの夜 第12夜「記憶の旅路」

2023-03-31 | ノケモノたちの夜(アニメ)












この話も濃かった。。
まず、
シトリの鬼畜じみた所業。
ジェラシーに因る仲違いを目的とした狡猾な策略。
記憶の世界に閉じ込める能力で意識下で彼女を拷問し続け、
「どちらかを選べば出してやる。」と突き付けウィステリア側に軋轢を残そうとする・・・っていう、
早い話が❝悪趣味な嫌がらせ❞ですな(笑
やってる事が、
芸能人等の不祥事にウキウキして喜んだり叩いたりする輩とそう変わらん様な気もする
まあぶっちゃけ悪魔らしいと言えば悪魔らしい下賤な行動ではあるんですが、
元人間だけあってやけにせせこましいのが特徴的ですかね。







それと、
スノウの過去よ。
ウィステリアも悲惨でしたけど、
彼も彼で相当難儀な人生を歩んでますよね
奴隷として売りさばかれ、
重労働と虐待で人として扱ってもらえず、
かと言って、
自己犠牲の元で大切にして来た肉親は自分ではない誰かに救われてる、っていう。
ご褒美は、どこ・・・?という印象であの悪魔の独白もあながちウソではないのかもしれない
でも、それでも、ただただ妹の幸福だけを願ってるその本音もまた健気で気持ち泣かせるものでした
もしかしたら、どこかで本当の危機に守ってやれなかった罪悪感と、
マルバスに対する感謝もあったのかもしれないですね。




大人ウィス。美人過ぎる。。(喜)




しかし、
結果としてウィステリアはスノウもマルバスも選ばなかった。
いや、「どっちも選んだ。」というのが正しいですね
何度BAD ENDを迎えても心折れずに、
懸命に意識の世界で兄の面影を探し続けて、
その結果深層心理に辿り着き最後は意識の世界でマルバスと契約を交わして元凶の悪魔を葬り去った。
これって、
兄にとってみれば相当嬉しいと思うんですよ
ここでウィステリアが苦行に負けてマルバスを選んでたとしたら、
きっとスノウは真の絶望を味わっていたと思う
だけど、
自分「も」大切だと、大事な存在だったと彼女自身が言葉ではなく行動で示してくれた。
先ほど、スノウの人生は難儀なものだった~と記述しましたけど、
ある意味ここでようやく何かが報われたような.....
そういう気もしました。

それは、スノウの存在もまた、ウィステリアの心の支えになっていた~という事です。
そんな彼を屠らずに我慢の戦闘をし続けたマルバスとナベリウスもまた、偉い。







にしても、
大人になったウィステリアは超絶美人でしたね!!
多分アニメから入った人は驚いたでしょうけど、
原作ファンも当時は相当ビックリしてたから大丈夫です笑
これは予想してなかった、、、
けど、
それは意識の世界の中でBAD ENDを迎えずにそれほどまでの長い間奮闘して来た証明でもある
それを考えると冒頭に引用したウィステリアがぽろぽろ涙を流すシーンも説得力ありますね
意識の世界とはいえ、
そんな長い間苦行を耐え抜くのってめちゃくちゃ精神力要ると思う
それでも、
ウィステリアが証明したかったもの
ウィステリアが決して手放さなかった二人への想い・・・

本当に、お互いを信じ続けたみんなの勝利でもあったと感じましたね
非常に感動的で何よりも尊いエピソードに仕上がっていた、、、と本心から思います。







それと、
マルバス達の過去まで描いてくれたのはグッジョブでした!
それによって浮き彫りになったシトリの孤独。
考えてみれば、
ジェラシーによる邪魔はして来たし、許せない、外道~という気持ちもあったけど、
シトリは直接屠ろうとはして来なかったのも事実なんですよね
何というか、
最後の最後で憎めないキャラに仕立てあげてくるのは原作の星野さんの力量を感じます
本来みんな人間だった、師匠に悪魔にされてしまった、今では悪魔の存在も薄れてしまって、
みんなが絆を紡ぐ中で自分だけ何もない、、、という焦りと劣等感。
マルバスはある意味ラッキーだったのかもしれないけど・・・
いつか、
彼も運よく契約者に出会えれば良いな。とも思いますが、
それはそれとして孤独な生き物の悲哀だったりその救われなさを描くのが目的だったのかもしれない
そしてそれはどこか儚げで美しくも映る.....シトリはシトリで共感の余地があるキャラでした。
確かに、自分で自分を世界で一番可哀想と想う権利は誰にでもあるのかも。







しかし、
マルバスの言っていた事がやっぱり一番心に残りました。
例えいつか忘れてしまったとしても、
その時感じた気持ちだったり、
その繋がりは永遠に残っていく。

例えば、
今ここで文章を書いている管理人だって人と人との繋がりの上で存在してますし、
その中の誰か一人でも欠けていたら今ここで存在すらしてなかった
今でも、
亡くなった祖父が好きだった飲み物を飲んでたり、
祖父が好きだった野球を今更好きになれた自分もいたりするし、
教えてもらった事を引き継いで頑張っている自分だってここに存在してる訳で・・・
なので、いつかは自分も消えるとしても、残せるものだっていっぱいあるとは思う
その中で自分自身も時には充足感も得ているし、
いずれはバトンも渡すでしょう
音楽を楽しんでいるのだって、音楽を楽しみ続けた先人たちのお陰だったりもするんですよ
だから、存在は決して無駄じゃないし、無価値じゃない。そう言い切ったマルバスはとても格好良かった。
シトリの哀愁も理解出来るけど、やっぱり自分は、マルバスの考え方のがより支持したいですね。












さて、
いよいよ今週日曜日でアニメ版「ノケモノたちの夜」も最終回!!
マルバスが大人ウィスにちょい紅潮するなどめっちゃニヤニヤ出来るシーンもありましたが笑
最後の最後は、全員が一枚岩になって❝平和❞を掴んで欲しい。
いち原作ファンとして応援しています・・・!


【戦場で散る花】ノケモノたちの夜 第11夜「残したいもの」

2023-03-25 | ノケモノたちの夜(アニメ)












この回も正直泣きそうになったね・・・
命を賭してまで悪魔狩りに人生そのものを捧ぐ。
その生き様は、
高貴で美しくもありました。
イベルタは、ぶっちゃけ見た目だけで言えば、老婆の粋に近い。
そう言えば剣十字自体がケイトを始めおばさんやおじさんの団員も多い。
これは推測ですが、
何となく美男美女ばかりにしない事で、
どういう見た目の人でも出してあげたい。
みたいな意志があったんじゃないでしょうか
若い頃は美人でしたけど、そこからの落差はスゴく、でも、見た目では図れない絶対的な美しさがあった。







しかし、
考えてみれば、
優れた見た目だった若い内に結婚もせず、
ただただ悪魔のせん滅だけにその身の全てを捧げ、
その最期ですらも自爆による自死で悪魔を滅ぼす事だけを念頭に置いた行動~というのは
彼女の中の絶対的な正義を貫いた結果だとも言えますが、
部下には絶対死ぬな。と口にしておいて、
自分は潔く自爆を選ぶ~というのは
残された団員にとっては厳しいものはあるんじゃないか
ただ、
こうでもしなければ、戦力的にも「みんな」を守る事は出来なかった。
そう考えると致し方ない判断だったとも想いますが、団長にとってはキツいでしょうね...。

イベルタは年齢的な事もあり、引き際を考えた末の決断だったのかもしれない
ありふれた幸福を選ぶ事より、最後の最後まで悪魔をせん滅し人々に平和をもたらす方を選んだ。
それはそれで彼女にとっては本懐でもあったのかな、、、と思うと格好良すぎるぜ
見た目的にはおばあさんでも、
誰よりも気高い戦士だったイベルタ。

そして...
何となく団長や部下達への想い入れが引き起こした最後のプレゼントだったのかもしれない。
イベルタ自身の幸福も考えて欲しかった気持ちはあるけど、
でも・・・それも他人の勝手な解釈に過ぎないのかも
そもそもその人の人生が幸福か不幸かなんて他人が決める事では無いですしね。

しかし、このイベルタの死を絶対に無駄にしないで欲しい。
原作はリアルタイムで最終話まで観てるのに普通にそう思っちゃうのは熱いアニメの証拠ですね。。







それと、
今回目立ったのはアスタロトの活躍ですね。
正直、
ダイアナ編では単なる雑魚だと思われてた可能性があるんですけど(笑
しかしこのお話ではしっかりと「ちゃんと強いんだ!」という事を示せててなんか安心しました
イベルタとのコンビネーションが意外と相性が良かったのかもしれないですね
加えて、
イベルタの意志を引き継ぎ、
タケナミを助けて愛する団員を巻き添えにさせないファインプレーも光りました

アスタロトは、何気に契約して望みを叶えてくれてる剣十字にちょっと思い入れあるかも分からんですね
どことなくイベルタに対して何かしらのシンパシーがあるように感じられたのも良かったです
にしても、アニメだとセクシーさがより強調されていて非常に堪らんですな←←←
小林ゆうの声がすげぇ合ってるのもありアニメ化でより好きなキャラになりました
何となくアニメスタッフに愛されてる気もしますね~。

もう一つ、
猫や犬など王道の?ケモケモしいキャラが出て来る一方で、
鳥っていう鳥類好きにも配慮したケモナーっぷりも良く考えられてるな。。って
この話を観ていて純粋に感じたりもしましたね~
鳥の姿になると格好良いもんね。







剣十字がアスタロトを文字通り契約して「飼っている。」様に、
今度はマルバス達を無害だと認定して?彼らにも契約を要請し協力を求めた。
それは、
ある種虫の良い話だが、
マルバス達にとっても質の悪い悪魔から守護してもらえる~というメリットもあるでしょう
もっと言えばマルバスとかはウィステリアと静かに過ごす事が目的ではあるので、
それを阻害する火の粉を振り払いやすくなる、というのもあると思う
その為に、
団長は仮面を取って誠実にお願いし、
マルバス達はそれを受け入れて寛大な心で赦した。
自分だったら赦せるかな・・?と思うとマルバスすごいな。とも感じたけど、
でもそれが契約者を護る事に繋がるのならば、マルバスにとっては納得の上での合意だったのかも。
そう考えるとマルバスもウィステリアとの出会いで成長してるかも分からんですね。







要するに、
剣十字と悪魔の関係も転換期に来てるのかもしれない。
剣十字もここ最近の色々で「悪魔にも様々なヤツがいる。」という事を学んだと思う
物寂しさや虚無感から人間と契約を結ぶ絆にも似た関係性がある事を知った。
だから、
脳死の如く悪魔=せん滅の対象~ではなく
その悪魔の良し悪しを見極めていく段階に来てるのかも。
ダイアナも、本心ではいつまでもいがみ合ってても何も生まれない事は理解してるんでしょうね
その上で、
ナベリウスが(自分の為に)「怒ってくれた事が嬉しかった。」と告白し、
ナベリウスがちょい照れのリアクションを見せる・・・など
今回もベストカップルでしたありがとうございました
って感じでした笑
シリアスでドラマチックなバトルの中に、
不意にときめき成分を入れて来るなど本当にこのアニメスタッフの構成力には乾杯でございます
物語もいよいよクライマックス、さり気なく悪魔にされた?アレックスさんっぽいキャラを出してたり、
原作愛がガンガンに伝わって来る作画も含めて最後まで期待して視聴出来ますね♬
第11夜も二郎系ラーメンの様においしい場面マシマシで最高でした!!
















しかし、
イベルタは本当に素敵なキャラでしたね。。
団長、
初期はただの敵だったのに、
あそこまで人間臭い部分出されると気持ち泣けちゃうな。
彼らは彼らの描く正義の為にこれまで団結してたんだろうな~とか思うと、
何かこの世の中ってそんな白黒付けられるほど単純でもないんだろうなって感じちゃいますね。


【共闘への一歩】ノケモノたちの夜 第10夜「ロンドン対魔戦線」

2023-03-17 | ノケモノたちの夜(アニメ)












ウィステリアの、
「悲しい結果だとわかっていても、それは頑張ることをやめる理由にはなりませんから。」というセリフ、
原作で読んだ時から大好きなセリフで・・・ここを拾ってくれたのは良い仕事してますね
原作では、
ちょっと悲し気に言うんですけど、
アニメでは勇ましい表情になっててこれはこれで良き!でした。

確かにな、、、
管理人ももう36年以上生きて来て、
正直自分の可能性も伸びしろも分かり切っていて、
想像以上の事はもう何も起こる事は無い。って肌で感じてますけど(色々な意味で)、
だけど、
かと言って、
何もかも諦めて無気力症候群みたいになっちゃったら本当に何の可能性も残らないな。とも思うんですよ
そういう意味ではファンタジーアニメだけど結構リアルに刺さって来るセリフかも知れないですね
個人的には、聴いていてやる気というか最後の気力というか、
そういうものが湧き出て来る名セリフに感じました。









これだけ観ると、団長が主人公にも見えますが(笑
ただ、
今回のエピソードを観て、
「正義とは何ぞや?」という気分にはなりました
ダンタリオンとルーサーがしている事は倫理的には間違っているでしょう
でも、
彼らの間には間違いなく❝絆❞があり、
束の間の戦争ごっこを愉しんでいる・・・勿論、許せない~って想いもあるけれど、
同時に、そこに邪悪な意識は無く、ただただ戦争の続きの中で生きていきたい。という想いもあり、
なんか・・・複雑ですよね
一つだけ言えるのは、
やっぱり絶対的な正義なんてものはこの世には無いのかもしれないですね
正直、同じ考えのグループが細かく居るだけであって、
そこに正しさを求める事自体がナンセンスなのかもしれない。
だから、考えが違う=悪、みたいな思考はちょっと単純なのかもしれないな、とも感じちゃいました。




ルシアちゃん、正直可愛い。。



とは言え、
彼らの正義の為に、
こちら側の正義が侵食されるのは許し難くもある
自分が犠牲になることを躊躇わず、自分が一番損な役回りをしてまで、
市民も同胞も守り抜こうとした団長は超絶格好良かったですね
団長は、
悪魔を見境なく毛嫌いしてる事が玉に瑕なんだけど、
罪もない善良な人々を守り抜かんと文字通り身体を張っている本当に素晴らしいキャラクターなんだよな
尊敬にすら値するし、
それを素直に尊重したダイアナの器量もまたマジで素晴らしかったですね...!
悪魔という事実を除けば、団長だってマルバス達だって目指す場所にそこまで相違は無いと思う。
そういう意味では、和解への第一歩の様なエピソードで観ていて凄く楽しかったですね。







ダンタリオンがルーサーを捨て駒にしなかったのは、
恐らく、
「一人で勝っても意味が無い。」と考えたからなんでしょうね
戦は、
戦友と共に語らう事に真の喜びがある。
一人で蹂躙して暴れることにダンタリオンは興味無かったんでしょう
そして、
それを見抜けたのもマルバス達自体が孤独じゃない日々の味を知ってしまったから~だと思う
悪魔と人間の間には契約と言う名の強固な絆がある・・・それをマルバスは伝えたかった。と同時に、
そんなマルバス達と団長が利害の一致で共に手を組むシーンはホントに熱かった・・・!!
共闘への第一歩であり、
相互理解に向けての第一歩となるような記念碑的なエピソードでした
団長側にも、マルバス側にも、互いを理解出来る余地とポテンシャルは、きっと、ある。
アニメ版ではそれがより分かりやすい形で提示されてたので余計に感慨深い想いになりましたね。。







余談。
恐らく、
アレックス隊長のエピソードはカットされるっぽい。
イベルタが出て来たって事は・・・無念なり。
まあ、
現時点で特に違和感無いし仕方なくもありますね
カットだけでもせめて、、、せめて。
 それと、
ルーサーが逃げてる時のロックな雰囲気のBGMが格好良かったです
炎の燃え方もリアルで良かったし、ルシアちゃんの存在も❝剣十字の絆❞を表現していて良かったですね
そう言えば、そういう風に主人公達サイドだけの事情を描かないのも本作の良さかな~って感じちゃいました。
ダイアナ編の時は正直かませだったけど、汚名返上とばかりにしっかり部下やってる彼女はカッコよかったなあ。
















最後に、
相変わらずアスタロト様がめっちゃセクシーでした。。。笑顔
アレックスさんが出て来てないので現状アニメ版では本作一のグラマラスキャラですね
cvが昔から馴染みのある小林ゆうさんなのも嬉しかったり。
いよいよ決戦、次回も見逃せません!


【絶対に許さない。】ノケモノたちの夜 第9夜「闘牛」

2023-03-10 | ノケモノたちの夜(アニメ)
ケモケモしい。。












マルバスは後悔していたと思う。
マルバスが最初冷徹気味だったのは、ぶっちゃけスノウへの嫉妬もあったと感じるけど、
自分の大切な人の大切な人を想えなかった彼の自分自身への憤りを感じましたね。
それは、
マルバスにとっての変化であり、
そして・・・
長年生きている悪魔に対して相応しくない言葉かもしれませんが、
❝成長❞でもあったと思いましたね。







マルバスがスノウに対してイライラしてたのは、
性格云々の問題だけではなく、
正直な話、
ある種のジェラシーでもあった・・・と考えるとちょっと可愛いじゃないですか(笑
でも、
彼女にとってスノウにもまた救われてた。という事実を省みた時に、
彼女の大事な誰かを守る為に、傷付けられた怒りをストレートに表現する、、、というのは
そっちのがある意味献身的でグッと来る
のも本音なんですよね
悪魔が献身的~っていうのもおかしいかもしれませんけど、
誰からも望まれなくなってたマルバスの「これまで」を想うと、
こういう思考になるのも理解は出来ますよね
より強固な契約を、
より、
深い深い❝絆❞を・・・・・
そう考えると他にも悪魔に救われてる人間は多いんじゃないか?とも感じました。







それはルーサーにとっても同じ事なんでしょう
彼らのやってることは・・・
正義でもなければ、
善良でもない。
しかし、
純粋な悪かと言うと、、、それもちょっと違う。
ダンタリオンが言った「ピュア」って言葉が言い得て妙だと思いましたね
戦いの中でなければ、生きられない、生きている実感が無い。
そんな生き様。
これは、
ある意味厄介ですよ(笑
身内が拷問されてるので憎むべきエネミーではあるんですけど、
思考がぶっ飛んでるのですげえ「やりづらい」というか、
マルバスもそれは感じてたみたいですね
ダンタリオンも、
闘将の像を自分の身を犠牲にしてまで守ったり、要は戦争オタクな面がある訳で。
勿論、(人道的に)正しくはないので敵である事は間違いないんですが、
変に美学があるのでちょっと憎み切れない部分があるのも正直なところですね。。
こういう時にこそ「何とも言えない」という表現が似合うのかな。







とは言え、
「傷付けられた。」というのも揺るがない事実なので、
マルバス側が激昂する理由も大義もあるでしょう
マルバスも、
それは分かっていると思う
所詮、
この世はそれぞれの正義のぶつかり合いに過ぎない
彼らにも理由があるように、こっちにだって決して曲げられない想いだって、ある。
個人的には、
あそこまでマルバスが怒ってくれたのが嬉しかったですし、
皮肉な話、ダンタリオンが言ってた通り、変にスカしてるよりも素敵な表情にも映りました
誰かが誰かを想って、一生懸命行動する様は、とても美しく、真に尊い。
そんな事を感じさせてくれた気がしてストレートに感動もしてしまった第九夜でございました
全員に良い顔をしていれば、それはもう八方美人になってしまう
自分の守りたいものを、守る。ちょっと切ないけど、それで良いんだと感じますね。







ところで、
あれだけマルバスを嫌っていたナベリウスが、
マルバスの危機に助けに駆け付けてくれたのにも感動しましたね・・・!
なんだかんだこの二人も見えない絆みたいなものが生れてるのかもしれないですね
もっと言えば、
ダイアナ編の時に色々助けて貰った恩義もあったのかもしれない
冷徹な団長が、
マルバスの叱責に対して迷いが生じて動けなくなってたシーンもあったりと
この辺から登場人物たちの関係性に様々な変化が見えてきているのも感じています
ここまで複雑な相様を、
しっかりとまとめあげている脚本や構成も実に見事ですね♬
作画も毎週安定してるしホントに素晴らしいです。
マルバス達が文字通り必死に戦っているので、自分も最後まで一緒に戦うつもりで感想書きます...!!
















しかし、
本作は本当に「絶対悪」「単純な悪」を作らない姿勢が粋ですよね
結局は、各々が各々の正義や価値観や美学や信念の中で動いてる、だけ。
そんな様相は物凄いドラマチックでもあり、
そして、
設定こそファンタジーですけど、ある種現実的とも言える群像劇に仕上がってるな~、と。
こういう部分が評価されてアニメ化にも繋がったのかな?とか想うと、ファンとしては誇らしい。
まだまだ、熱戦は続くので、最近ツイッターでの実況は出来てませんが、しっかり応援してゆきたいです。


【強欲の悪魔】ノケモノたちの夜 第8夜「Something in the rainy night」

2023-03-04 | ノケモノたちの夜(アニメ)











このエピソードを観た率直な感想を書くと・・・
シトリ、許さねぇ!って感じですかね(笑
現時点では、
某野球選手の如く「絶対に許さない。顔も見たくない。」という状態になってますが、、、
端的に言っちゃえば、
要するに自分だけ満たされてないのが癪だから、他者の幸福の邪魔をしてやろう。という事でしょ?
それっていい歳こいた独身者が町中のカップルに危害を加えるようなもんじゃないですか
それは許せないですよ。。







確かに、
他人と自分を比べると・・・
「何故自分だけ?」みたいな出来事は多いです
シトリは、
正直そっち側の存在なんでしょうね
俗に言う❝持って無い側❞の存在というか、、、
管理人も、
最早アラフォーと呼ばれる30代後半の年齢で独身ですけど、
過去に出会いがまったく無いという訳でも無かった
しかし、
今現在独身と言う事実は絶対的なものとしてある訳です
そこで上手く行った方々と自分を比べると確かに惨めだ~という感情もあるでしょう
ただ、だからと言って、逆恨みで攻撃する~みたいな判断にはならんですよ
それって格好良い言い方をすれば業のようなもんで、
決して目を逸らしていいもんじゃないし、
もっと言えば、
全ての原因は自分にあるもんだし。
それを抱えれない=シトリは弱い存在~という事なんでしょうね。







とはいえ、
シトリは人間ではないので、
人間の思想や思考が通じる部分には限界があり、
あそこでああいう行動を取ってしまうのは本当の意味で❝悪魔的❞なんでしょうね
そういう意味では彼はマルバスやナベリウスよりも「ちゃんと悪魔してる。」とも言えます
ただ、
マルバスもウィステリアも、
覚悟を持って今みたいな絆を紡いでこれた訳で、
いち視聴者としては、やっぱり努力して来た彼彼女らに報われて欲しい。という想いの方が強いかな
シトリも、ある意味可哀想なヤツですけどね・・・・・
しかし、シトリが明確にダンタリオン側に付いたことで、
マルバス達&団長vsダンタリオン達&シトリという構図は分かりやすくなった気はします。







そう、
団長も、
根はめちゃくちゃ良いヤツですからね
いち早く混沌の原因を探り少しでも被害を少なくしようと努力してるし、
彼の原動力のすべてが「人を救う。」という方向性になっている~とは感じました
部下を悪魔にされて激昂する姿も・・・
いっその事、
敵が共通してるので、
マルバス達と一時だけでもいいから手を組めばいいんじゃないか?とは思いましたね
それが色々な意味で❝希望の光❞に繋がるとは個人的には想いました
少なくとも、
今、
マルバス達に構ってる暇は無さそうだな、って。







しかし、
マルバスもお酒には弱いのね(笑
それに、
ウィステリアが他の男と仲良くしてるのを見て嫉妬したり、
そういう部分もなんだか可愛らしくて観ていて微笑ましかったですよ
マルバスにとっては、
ここまで自分を必要としてくれる事自体が嬉しくて嬉しくて堪らないんでしょうね
それがまたシトリの嫉妬を誘うんでしょうけど、
そう、
マルバスはマルバスで、
今まで散々孤独に耐え抜いて来たので・・・
はっきり言ってずっと寝てただけの奴と一緒にすんな。とは想いました
物語としてはハードな展開が続いてますが、展開的に言えばクライマックスに突入していくので、
明日放送される9話を含めて是非今後の展開もお見逃しなく!という感じですかね
マルバスの 「君だけの味方だ。」ってセリフは理想の関係性だな、と。
そんな風にも感じられた第八夜でございました。




【それぞれの願い】ノケモノたちの夜 第7夜「開幕は過去の銃声と共に」

2023-02-25 | ノケモノたちの夜(アニメ)










アニメ版、
やっぱり思ってた以上にクオリティ高いと思う。
作画、アクションパートもそうですけど、
脚本の流れが分かりやすいですね。
戦闘狂のルーサー達、
嫉妬に震えるシトリ、
そして、
共に幸福になろうとするマルバス達・・・ここまで三者三様の想いが違うと、
本当生き物の本懐って多種多様だよな~なんて感じちゃいますね。







まず、
マルバス達。
ウィステリアが「空気が綺麗。」と称賛したのに対し、
「それもその通り。」と新たな価値観を得て、
各々が素直に幸福になろうとしている。
特に、
悪魔であるマルバスにとっては、
そういう些細な...俗に言う❝日常の喜び❞とはこれまでの人生で無縁だったはず。
だからこそ嬉しいし、そういう感覚はこれからの悪魔生でも無駄にはならないでしょう
ダイアナ達も、ダイアナは同年代の女の子と遊んだりする喜びを得て、
ナベリウスもなんだかんだそんな様子を微笑ましくも想っている(と、思う)。
そういう意味では、
何気に犬猿の仲とはいえ、
マルバスもナベリウスも本懐の部分は似通ってはいるんでしょうね。
そんな彼らの「一時の休息。」の描写はホントに素敵でした...!







シトリの心情を解説すると、
ぶっちゃけ自分の知らない間に人間達と❝絆❞を結んでいる同格の悪魔たちに怒っている
要するに、
ジェラシー・・・というヤツですかね
そりゃそうだ、
マルバスもナベリウスも、
見方によっては固く結ばれたパートナーが居てある種のリア充?とも言える
ダンタリオンに関しても形はいびつであるものの、
「契約者がいる。」という事実は変わらない
それが、
彼にだけ何もない・・・あれ?
これって独身の中年みたい
・・・うん、
それはともかく、
そういう意味ではリアルに「ノケモノ」の象徴だと思えるキャラだと言える
現時点では脅迫めいたやり方で間違っているとは思うけど、、、
今後にも注目なキャラの一人です。







ルーサーは、
「ノケモノたちの夜」に於いて重要なキャラだ。
彼は、
悪だけど、
ただ・・・
根っこの部分は純粋に戦争、生死の奪い合いの中でないと生きてる実感が無い~という
ある種可哀想なキャラであり、見方によっては純粋なキャラクターでもある。
彼が戦争をするのは憎いからでも誰かを守る為でもなく、
永遠に闘争の中に身を置く為だと言える。
そういう生き方もある。
あるけど、
それを許してあげるほど世の中は寛容じゃないよね?という話である
それに、一方的な虐殺などは彼の本望ではないでしょうし、
例え屠られてもそれはそれで願いが叶った事にはなるんだと思う。
そう考えると、発明的なキャラでもある。







心配なのはスノウの身だ。
そもそも、
彼って、
ウィステリアのヒーロー役をマルバスに取られて、
剣十字と悪魔サイドの板挟みでちょいちょい咎められて、
尚且つ、
今回は誘拐され人質になってしまう。。っていう、
いや、どんだけ不幸体質なんだよ(笑)。
生い立ちも恵まれてないのに、
ここに来て拷問の日々とかさり気なく悲惨な人生を歩んでるので、
今は・・・彼やタケナミの行く末を案じるのが最優先事項~という感じでしょうか
この先、既存のキャラクター達の関係性にも変化が生れますので、
アニメから入った方にも是非期待して欲しいですね!










しかし、
アニメ第7話で、
原作の5巻目の内容に突入してるんですね。
これもしかして1クールで終わるのかな・・・・・?
だとしても、現時点では取捨選択が良好なのも感じてますので、
特に不満もなく面白くワクワクしながら観られている...事にやっぱり感謝したいです。
やっぱり自分は自分にフィットする作品だけを推してゆきたいんですよね。



【彼女の本懐】ノケモノたちの夜 第6夜「導く灯」

2023-02-18 | ノケモノたちの夜(アニメ)











前回は泣いたんですが、
今回は笑顔でした。。
ただ、
ナベリウスの暴走っぷりを見ていると、
剣十字が始末したがるのも分かるな~と言いますか、
勿論きっかけはダイアナへのピストルだったんですけど、
あれほど気性が荒い事が分かると、
例えば・・・
今後いつああいう状態になるやも。という危険性がある訳ですよね
それ考えると剣十字のやってる事はあながち残酷な事ではない気もしますね。




スーパーマルバス。



ダイアナは、
ブラックベル家ごと忌み嫌われ、
そして剣十字からは屠られそうになり、
完全に居場所を失くした状態だった。
だからこそ、
ウィステリアの想いと、
そして・・・ナベリウスの「暴走」が胸に来たんでしょうね
確かに、
暴走自体は危険性の高いいけないことかもしれない
ただ、
正直、
「自分の為に(誰かに)怒ってくれる」って何気に凄い重要だと思う
そこを八方美人的に乗り切られたらぶっちゃけ気持ちって醒めるでしょ?(笑
なので、矛盾する様ですが、間違ってはいるけど正しくもある行動の様にも感じました
それに、結果的に剣十字への抑止力にもなったんじゃないかな、とも思うし。







結果的に、
剣十字と悪魔たちの戦いは、
実質痛み分けのような形に収まった。
剣十字の想像以上に悪魔と人間の絆が深いものだったのと、
今の自分たちでは太刀打ち出来ない事を悟ったんでしょう
それに・・・
一応敵であるはずなのに、
この場を食い止めたダイアナに感謝出来る団長は格好良かった
それに、ブラックベル家の名誉まで権力で復活させてくれたりと、
むしろ状況的には戦う前よりも良化した訳で、、、これ以上ないくらいの落としどころだったんじゃないかと

後は、
剣十字が、
ナベリウスの暴走をどう思うかですね
民家を襲わなかったりしたところを観ると、
ただの凶悪な悪魔でない事も理解してくれると良いのですが。。




おっぱいが。。←←←



しかし、
最後のナベリウスのセリフも良かったですね
ダイアナは自分の愛する家族の名誉を証明したい想いと、
彼らの望み通りに生き抜く事を使命として抱えていたように思う
それを考えると、
文字通り死ぬ気で足掻いた結果・・・・・
ブラックベル家は最後まで誇り高き名家として語られ、
自身は、
見逃してもらい、
無事に生き延びる事が出来た、、、
それを、
たった一言で言い表してしまうナベリウスは偉大だな~って感じました
あの語彙力.....
案外、読書が役に立ってたのでは?なんて感じましたね笑
そんな二人のドラマは愛情と絆たっぷりで実に素晴らしいものでした
改めてこれをアニメ化して下さったスタッフには感謝したい。




カッコいい。



しかし、
原作の半分を6夜で描いちゃったか~
でも想像以上に違和感無く綺麗に纏まってるので特に不満も無いですね
ちなみに最後まで映像化するみたいですが、これって1クールで収めるって事なんですかね
それとも分割2クールなんでしょうか
いずれにせよ、
ここまでキッチリ面白くキャラへの理解も深く作ってくれているので、
原作の後半戦のアニメ化にも期待大なのです...!

ぶっちゃけ、
アニメの感想は、
観返して感じた事を再構築する時間があるので、
他の感想よりもキツめな部分はあるんですが、
いちファンとして最後までマルバス達を応援したいと思っています!
個人的にアレックスさんの登場にも期待。。












オマケ。
バーニング猫パンチは正直面白かった・・・笑
それまでめっちゃ真面目だったのに唐突にボケるから若干シュールにもなってましたね😹


【ダイアナへの手紙】ノケモノたちの夜 第5夜「厄災解臨」

2023-02-11 | ノケモノたちの夜(アニメ)












単刀直入に書くと、
泣きました。
しかも、
1回目も泣いて、
この感想を書く為に観返した2回目でも泣いた。
2回中2回も泣いた・・・と言うのは自分の中では❝本物❞と呼べるかもしれない
もっと言えば自分のブログを以前から読んでくれてる有難い方はご存じかもしれませんが、
私って、
原作の同じシーンでリアルタイムで号泣してるんですよね
当時の感想も読み返したんですがその時は先が分からなかったのと、
ハリエットの事もあり本気でダイアナがここで終わるんじゃないかと感じてしまってたので、
余計に涙が止まらなかったし、
当時の感想は泣きながら書いてたと思うし、
エモいコメントも貰ってたし・・・
ちなみに今週のこのブログの日々のアクセス首位の大体がその記事でした。







ただ、
漫画で泣いたシーンが、
そのままアニメで泣ける事って意外と少ない。
勿論、否定してる訳ではなく、
やっぱり最初のインパクト的な問題で同じシーンで泣けなくなるんだと思うんだけど(その逆も然り)、
「ノケモノたちの夜」に関して言えば普通に.....自然に涙を流している管理人が居ました
しかも、
割とはっきりと泣いていた
この要因を探ると、
う~ん、そうですね、
アニメ用に再構築されてるとは言え、
ダイアナの復権に懸ける想いとその無念さが滲む過程がしっかりと描かれてたのが大きいし、
それと声優さんの演技に違和感を憶えなかったのもかなりデカいと思いますね
要は、
本当に原作をリスペクトしてくれたというか、
分かりやすくリファインした上で本当に大事な部分はそのまんまダイレクトに表現してくれた。
そこが一番だと思いました

ちなみに、
自分が憶えてる限り、
漫画とアニメそっくりそのままのシーンで両方泣いたのって
「みどりのマキバオー」でマキバオーが母親と再会するシーンと
「ぽてまよ」の最終回の二つぐらいしか思い浮かばないので(忘れてるのもあるかも?)、
そういう意味では物凄く貴重と言いますか・・・大げさではなく、
自分の人生に於いても忘れられない一話となりました。







でもね、
もう一つ語ると、
そもそも「原作のストーリー」が素晴らしい。というのもありますよね
ダイアナの数奇な使命.....自分の為に家族が自発的に犠牲になったというむごすぎる現実と、
それと・・・・・・・・・・
アニメで観ても、
ダイアナの家が焼き払われるシーンは正直観ていて辛かった
いくら虚構とは言え、
やっぱり。。
あの家には、自分を守ってくれた家族との大切な想い出がいっぱい詰まっていて、
流石にいくらなんでもあそこまでするのは可哀想。とは感じました
ある意味、自分が傷付けられるよりも辛いだろうに。
そこはね、
ある程度の「情け」は欲しかったところです。剣十字には、ね。

それと、
ダイアナは最期までブラックベル家の一員として戦った。
誇りを死守する為に、
みんなの正しさを証明する為に、
哀しみを振り切って凛として立つ為に・・・
その姿は勇ましかったし、
素晴らしかった
少女とは思えないくらいに逞しいものでした。
そして、懺悔の想いもあっただろうし、何よりも悔しかったと思う。
その、、、彼女のバックボーンも含めて観ていて涙が止まらなかったんだと感じました
冒頭に引用したカット、実は原作にもあってね、そこも制作スタッフの愛がひしひしと伝わりましたし、
そう・・・ですね、相手が「悪」ではない分、何とも言えない感情もあったりしますけど、
やっぱり3年前の感想と変わらず、
ダイアナには幸福になって欲しかった。
というのが本音ですかね。







しかし、
こうして改めて観ていると、
バトル面も色々と工夫が効いていて秀逸でした
ダイアナのハッタリの工作に、
マルバスのナベリウス達へのある種の感情移入に近いもの~からの、
ルールを逆手に取った共闘~など、観ていて「なるほど!」と思えるシーンが多かったのも良かったです
 それと、
剣十字は「敵」だけど、「悪」ではない。
悪魔によって人生をめちゃくちゃにされた人間が事実多数いて、
それを目の当たりにしてるからこそ、
せん滅に動くのも理解出来る
っていうか、
例えこれが現実でもそうなるでしょうしね
だって内情と外から観た光景って絶対に重ならないだろうからね
スノウのシーンなんかでそれは顕著でしたけど。
人間が得体の知れないものに従順になる事は有り得ないので。

スノウが、発砲をミスるところなんかは、
当時のサンデーだと一週間の引きに利用されてたりなんかしてね、
非常にドキドキハラハラしたのを思い出しましたね(笑




アスタロトも大好き。ただの悪役ではないよ。



剣十字にも確固たる想いがあるように、
マルバス達にだって譲れない想いが存在している。
そういう意味だと、
ファンタジーでありながら現実にも有り得る相様を描いている~とも言える
剣十字の正義も分からなくもないが、
それでも、
個人的にはマルバス達の真実と、
ナベリウス達の本懐に期待してしまうのも本音であります
答えなんて一つじゃないし、
それで良いのかもしれない。
取り敢えず、
今は、
3年前の「あの時」の様にダイアナの行く末を見守りたいのと、
ナベリウスの激昂が引き起こす混沌の行方を見届けたい・・・と思っています
「それぞれに真実がある」
ただ、
それだけ。
今回のお話は心の底から素晴らしいと想えたし、
誰が何と言おうと「ノケモノたちの夜」は最高だ。と胸を張って言える。と改めて確信しました。
と、言いつつ、ツイッターで「泣いた~」と書いたら、同じ体験をした人からリアクションも来たりして、
それもまた私的にはとっても嬉しかったりもしたのでした。
やっぱり自分は自分の好きだと思えるものが大好き。
それは大切に磨いて行こうと想いました。


明日、このエピソードの続きが放送されるので、
ノケモノファンは是非観て欲しいです...!












オマケ



とても本編の感想には入れられなかったのですが、
ダイアナが多少茶化しながらナベリウスを撫でて褒めるこのシーンは、
とっても大好きなワンシーンでした(犬だけに!←←←←←)。
ダイアナ×ナベリウス尊いっ・・・!!😭👍


【数奇な使命】ノケモノたちの夜 第4夜「雪下の館」

2023-02-03 | ノケモノたちの夜(アニメ)
個人的にダイアナが最推しのキャラです。。










ダイアナの境遇を改めて聴くと、
やっぱり物凄い理不尽な命運の元に生まれたんだな。と実感する
元来から悪魔と契約して来た一家ということ、
魂か何かの価値が尽きたのか?
悪魔が見えなくなってから、
任務が上手くいかなくなって来たこと
そのお陰で地位も失墜し、汚名を着せられ、剣十字にも狙われるようになって・・・
ぶっちゃけ、今みたいな追われる立場になった経緯については、
ダイアナの責任なんかはほぼほぼ無いと言って良い訳で、
そう想うと、、、
ある意味ウィステリア以上に辛い立場なのかもしれません
ウィステリアはウィステリアでかなり危ない境遇でしたけどね。




ここの作画、良過ぎ。。



しかし、
それでも、
名家の淑女として、
気丈に振る舞ってみせるダイアナはとても素敵でした
自分の運命に嘆きもせず、そして弱音すら吐かず使命を全うしようとする、
そんな姿はとっても凛々しく映る。
と、
同時に、
ウィステリアと一緒に選んだ服を大事に着ていたり、
そしてウィステリアが駆け付けた時に思わず見せた冒頭に引用した年相応の嬉しそうな表情・・・
本当はみんなには見せないだけでか弱い部分もきっとあるんでしょうね
構成的にも、
ウィスとの友情を重んじてたダイアナが、
最後にちょっとした報われを受ける~と綺麗にまとまっていてね
そんなところも良かったですし、ミスリードもあった分ダイアナ嬢の素晴らしさがよく伝わる4話だったかと。







しかし、
この第四夜は、
思ってたよりギャグが多かったですね(笑
基本的にここまでヒリつくような展開が多目だったので、
ちょっと観ていて度肝抜かれましたけど、
そこもある種の緩急と言いますかコメディも出来るんだぞ!みたいな部分を見せたい意図も感じました
ダイアナが真剣に境遇を語ってるところで鼻水の押し付け合いだとか、
剣十字の目の前で兄弟喧嘩(!?)だとか、
ツッコミどころが多くて観ていて楽しかったですね
その分、
今までのようなピリピリしてる感じは薄かったんですけども、
でも俯瞰で考えるとこういう話数があった方が良いような気もしました
最後の最後、
まさかCパートで執事マルバスが出て来るとは思わなかったのであれもニマニマ出来ましたね!
また、ウィステリアの「見てみたい。」というセリフもカップル好きとしては堪らないものがありました笑







ただ・・・
ブラックベル家は決して悪ではない
悪じゃないんだけど、
傍目から見ると、
許し難い存在にも映るんでしょう
でも内情で言えばダイアナはただただ復権の為に一生懸命努力してるだけだったりする、し、
ご覧の通りナベリウスの力とダイアナの冷静さがあればそれも可能な気もするし、
そう・・・ですね
一言で「こう!」とは言い切れない感じが、
いかにもノケモノっぽくて最高だとは思います
それと、なんだかんだマルバスがナベリウスを助けてくれたのも熱かったですね
(お前が弱いと同じ位の悪魔の)自分も軽くみられるから~とそれっぽい理由は付けてましたけど、
本音はやっぱり同士として気になるんでしょう
それと、義理もあると思う
マルバスも、
第1話の冒頭にくらべて、ここに来て徐々に変化しつつある。
ダイアナの変遷も含めてそういうトータリティが実に素晴らしいエピソードでした♬
原作全巻持ってるので勿論今後の展開も知ってるんですけど、それでも応援したくなりますね。みんなを。







雪山でのシーンは、
マルバスが大悪魔故に、
雪がなんとも無さ過ぎて人間の感覚が分からない~という事から作られたであろうシーンで
そこも設定と上手く絡んでいてやっぱり秀逸だなって感じました
ただ、
原作と違って、
「惜しい時間じゃない。」の部分、
ちょっとあっさりしてましたね(笑)。
原作だともうちょっと少女漫画風?なので、良かったら原作版も読んでみて欲しいですね
とはいえ、アニメはどちらかと言えば❝ほっこり❞を重視した印象であれはあれで選択だったんでしょうね。

そういえば、
最近アニメ化効果で昔書いた原作の感想等がよく読まれていて嬉しい限りです
なんか毎週必死こいて書いてた事を思い出しますね.....(懐)。
さあ、
ダイアナ編始まってますが、
思ってたよりじっくり描いてくれそう?な印象も受けたので、
これは今後の演出等にも大いに期待出来そうですね♬
今回はバックボーンを描きつつ友情やコメディも描けたという意味で「進化」を感じた内容でした。