今月の7日にCö shu Nieのライブをお台場で観ました。
Cö shu Nieのライブを観るのは、
「Burn The Fire」が出たタイミングでの渋谷WWW以来ですかね
そもそも、
Cö shu Nieはかなり前から2024年の秋に新しいアルバムを出す。と宣言しており、
有言実行でそれが果たされた形になりました
それを記念した公演でございました。
ちなみに、
この会場に来るのは今年7回目と
今年はゼップダイバーシティの当たり年でございます(笑
この日は椅子ありだったので、
またいつもとは違う感覚でした
ホールで観ているカンジ…というか。
まあ、このハコ自体がホール級にデカいんですけど。
2階とか指定席ですし。
ちょいグロテスクな配色が実に素敵。
まず、
会場に入るとファミコンの画面の様なイラストと、
8bitな音楽が流れていた。それがノスタルジックで良かったのと、
「Labyrinth」「Where I Belong」とライブは始まったのだが
良い意味で会場の広さを感じさせない、
ガンガン来るエッヂィなサウンドが鳴っていて気分はまるで小ハコで聴いてるかの様だった。
また、
「Where I Belong」の歌詞…
「あの子みたいにはなれない」
「別世界のようだ」というフレーズの哀愁がスゴかった。
新譜に関しては、
先行配信されてたものを予め聴き込んで来てたんだけど、
想像以上にダークというか、ダークと言っても耽美とかではなく
どちらかと言えば虚無感やネガティヴという方向性でのダークさに感じていた。
それが思い切り出ているこの曲から始まったのは象徴的にも思えた。
怒涛のバンドサウンドが耳を襲う「Deal With the Monster」
席はステージからそこそこ遠い席だったんですが、それでもスリリングなロックサウンドに耳がときめく一幕
溢れ出る攻撃性にウットリしつつ、
MCで
「ごきげんよう。コシュニエです。」と挨拶するボーカルの中村さん
まだまだ爆音モードは収まらず、
臨場感たっぷりに「絶体絶命」
それから、
久々の「Lamp」は
Bメロの呪文みたいな部分がとても気持ち良くて
聴きながらかなりノリノリになっている自分が居ました。
序盤はロック・モードで魅せたコシュニエ
中盤はサビメロが美しいバラッド「アマヤドリ」を悲哀を孕んで聴かせ、
更に、
これも新譜を象徴する名曲「no future」も披露
この曲は去年のライブで聴けなかったのでかなり嬉しかった。
のっけから、
「目覚めた瞬間から沈んだ」である
そしてサビで「何もしたくない 何も意味ない」とはっきりと告げている
実に最高。。
ある種、
何でも勝ち勝ち勝ちばかり言う時代へのカウンターにも想える一曲
不思議な事に、スケール感は無い曲の筈なのにデカい箱に似合っている気もした。
溢れ出る虚脱感の放出に感銘を受けつつ、
ファンキーなベースラインに魅せられた「ö=私とペットと電話線」
そして、
「春が永遠になるように」と祈りの歌唱にグッと来た「病は花から」
管理人はこの曲大好きで初めて観たライブから未だに定番になってるのがとても嬉しかった
ちなみに照明が暗い中で中村さんにレーザーの光が常に当たっていて光人間みたいになってたのも面白かった。
その良い意味でのグロテスクさが素晴らしかった。
ディープな世界を魅せたところで、
まるでライブハウスがダンスホールになったかの様に軽やかに「undress me」
サビの艶やかな歌唱がまた雰囲気たっぷりで素晴らしい出来栄えだった。
愛を求めるそのエッセンスにも感情移入しつつ、
これもまた楽しく踊れた「Artificial Vampire」とダンスチューンが続く。
この曲は、
音源でも聴いてて凄く気持ちが良い曲だけど、
ライブでもそのリズム感に魅せられて純粋な快感に浸っていました
みんなでハンドクラップしたりベースラインに踊らされたり、
ちょっとダークな歌詞がまたスパイスが聴いてて素敵。
逆に、
鮮やかな照明で勇ましく歌唱した「I want it all」
アカペラから始まった意欲的な一曲「I am a Doll」
BARで聴いてるかの様な雰囲気に酔いしれた「iB」と多角的な表現で魅せていくコシュニエ
名バラッド「give it back」を真っ白なミラーボール🪩を使って華やかに聴かせたり、
感動的な場面を演出しつつ、
バンドを代表する楽曲「asphyxia」
そして超攻撃的なベースも凄まじい「bullet」と
矢継ぎ早に高速のロックナンバーを披露。
後者の時は、
照明もぐるんぐるん目まぐるしく回転しててそれもスゴかった。
爆裂のアンサンブルを展開しつつ、
このライブのハイライトとも言える名曲「永遠のトルテ」。
この曲はまず最初のバックに流れてる「テ、テ、テ、テ」みたいな声からして気持ち良いんだけど、
そこに性急な爆音サウンドが絡むのが非常にテンションが上がる。
まるでマシンガンの様なアンサンブルに陶酔しつつ、
若干ニューウェーブの匂いなんかも感じたりした。
それと、
「映画のようにはいかないでしょう?」の部分からの振り切れ具合は
いつも切なスカッとする。ネガティヴバーストというか…この曲は新譜の世界観にも特に合ってた気がした。
「supercell」では、
思いっ切り歌詞飛ばしてた笑
終わった後「別に落ち込んで無いけど・・・」と言ってたけど、
この曲の歌詞の大半飛ばしてたんで心情を察するに悔しかったんじゃないかなぁ…
とは言え、
やっぱりこの曲は名曲だし、
大声で叫んだ「ス〜パ〜セ〜ルッ!」の響きはカタルシス満点でございました
まあ、
ミュージックステーションとか観てても、
歌詞忘れ/間違いって普通にあるから。人間のやってる事なので、ある意味ライブ感ありましたね。
でも一年前の渋谷WWWのが完璧だったのも間違い無いのでまた是非リベンジを・・・って
本当はあんまり気にしないようにそこ触れちゃいけないんだけど笑
触れる事が決して正しいことでもないし。
ただ、
自分は自分で自分のブログよく見返すので
忘備録として記述しました
申し訳。
ドクンドクン鳴るベースのマグマの様なサウンドに魅せられた「Burn The Fire」
あのキャパの中でみんなが拳を突き上げてる光景はとっても熱かった!
MCで、
「もうみんなここに閉じ込めます。Zeppに住んで下さい。」と感慨深く語り、
美メロが際立つ「青春にして已む」をハンドマイクで熱唱
この曲では、
その声量も印象的で
伸びやかな高音の美しさがまた素晴らしかったです
大切な今を重ねてゆこう。というメッセージが込められているであろうこの曲
そして、上質なポップスの匂いを感じさせる「消えちゃう前に」にてライブは終了
気が付けば、
全24曲と大盤振る舞いのライブでございました。
ありがとうございました!!
1.Labyrinth
2.Where I Belong
3.Deal With the Monster
4.絶体絶命
5.Lamp
6.アマヤドリ
7.no future
8.ö=私とペットと電話線
9.病は花から
10.undress me
11.Artificial Vampire
12.水槽のフール
13.I want it all
14.I am a Doll
15.iB
16.ビードロ鏡の絵について
17.give it back
18.asphyxia
19.bullet
20.永遠のトルテ
21.supercell
22.Burn The Fire
23.青春にして已む
24.消えちゃう前に
「ビデオ2」が味があって良き。。
コシュニエのライブは何度か観てきましたけど、
Zeppクラスで観たのは初めてでした
新譜の世界は、
ネガティヴが爆発してる様な曲が多いので
「永遠のトルテ」等お馴染みの鉄板曲でもアガったんですが、
新しく提示されたダークな世界観にかなり心酔してしまった公演でもありました
新譜は、
今年の中でも個人的に上位に入るであろう出来栄えなので
今後も新譜の曲聴きたいな〜って思ってたら今ツアーのおかわりのライブがあるとか。
チケット取れたら是非ゆきたいですね!コシュニエ、格好良いので是非是非。