サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

お忍びデート!?/ひまてん! No.4「買い出し」

2024-08-05 | 漫画特集
少年ジャンプ2024年35号「ひまてん!」4話より。











ええと、
まずこの感想は周回遅れしています
このNo.4は先週のジャンプに載っていたものですね
先週は夏フェス参加の影響で少し疲れが溜まったり色々してたんですな。

で、
この第4話に関してなんですが、
結論から言うと叶さんには(二人の関係は)バレてませんでした
ただ、
ラストに彼女のバイト先のスタバで出くわしてしまったので
かなり怪しい…って感じですかね笑
でも
正直伏線の使い方としては上手かった
そりゃカフェの店員なら緊張するだろうしな〜
一応一人で並んでるとこを見られただけなので、
妃眞理と一緒に行動してる事はバレてないんですけど。。

しかし、
叶さんって
ただ家守の憧れの女の子〜ってだけではなく
彼女自身もまた家守に秘めたる想いがありそうだなーって感じはしました
少なくともある程度の好意は持ってそうですよね。





ヒマッチ笑😂




ただ、
最近の家守は
都合もありますが
叶さんよりも妃眞理と仲が良いですね
今回のも実質デートだと思うんですけど・・・
それに、
ぶっちゃけた話
ドギマギしてる叶さんとよりも
妃眞理のが適度にツッコミながら自然に話せてるしな〜
ああいう風にふざけあえるのって凄く大事ですからね
なんだかんだ妃眞理の方に行く気がする
妃眞理もまた、
自然な笑顔を家守に見せてるしなぁ。
一緒に炊飯器買いに行くとかもう夫婦じゃん(笑)。
同じ釜の飯を食う・・・
最早他人とは呼べないですな

最後には、
自分が開発したコスメをお客さんが購入するとこを見て
最高の笑顔を見せる妃眞理
ツンとした部分もあるけど、
たまに見せるこういう純粋な表情にK.O.される
家守
家守の袖を引っ張るのとかもう恋人にしか見えないけど笑
まだまだこれからの二人ですが
今は、
こういう未来に繋がる描写の数々にニヤニヤしてしまう今日この頃なのでした。
もう既に最新話は出てるのですぐ読んで感想も書きたいですね!











しかし、
古い価値観に縛られずに
普通に稼いでる方が出す〜って作劇がまた良きですね
多様性の進化に繋がりそうな作品なので個人的に応援しています。


運命の邂逅。/ひまてん! No.3「秘密の関係」

2024-07-22 | 漫画特集
妃眞理の対抗馬、叶さん。













今週は家守を巡るライバル?!のターンでした
その前に、
妃眞理は自分の「完璧なイメージ」を大事にしてるらしく、
あんまり格好悪い自分を曝け出したくないみたい
"社長"というプライドも勿論あるでしょう
そういう意味だと、
照れ隠しとは言え
家守に感謝するのも道理なのかもしれないですね…
モデルも兼任してるので半ばアイドルみたいなものなのかもしれない
そう考えると、
ちょっとした優越感に似た浮遊感・・・はあるかもしれないですね

正直、
叶さんが絡むと、
妃眞理が嫉妬する展開もあり得るかな〜と思ってたんですけど
まあまだ早かったですね笑
ただ
遅かれ早かれこの漫画はジャンルとしてはラブコメなんだから
きっと妃眞理の最大のライバルになるんだろうな…とは思いますね。
叶さん。



 
ところで、
デフォルメのひまりん超可愛いですね・・・笑
こりゃ弁当作りたくなるわ〜無償じゃないのも良い。




叶さんが妃眞理と違うのは、
妃眞理は半分くらい芸能人という感覚があるが
叶さんは言ってみれば可愛い、けど、普通の一般人ではあるので
付き合いが楽…
ってか、
色々気にせずに済む事がメリットではある
それに、
家守にとっては妃眞理よりも付き合いが長い娘でもある
叶が勝負するとしたらそこだろう・・・いや、でも、そもそも叶さんが
家守をどう思ってるのかもまだ作中の描写では分からないんだけど笑
とは言え、
明確に妃眞理とは違う強みがあるのは作品としては優れている
それと、
彼女との絡みの時
ガールズトークを優先してあげて自分だけで行こうとする家守
そして少し荷物を多めに運ぶ家守は素直に格好良かった。

男子のこういう部分は「当然」と言われて
あんまり評価されないがち
でも、
実際に身体を張ってるのは事実だから。
まあ色々男は辛いよね、ホント。


ところで、
最後
妃眞理と家守のトラッシュトーク(スラムダンクで学んだ言葉)を
叶さんに聞かれてしまいましたね
叶さんに最初にバレたのはクラス委員同士なのを考慮すると妥当ですが
これが今後色々な展開に繋がっていきそうで楽しみです
妃眞理も、
わがままプリンセスに見えてファンサ神だったり
そういう部分が私生活の疲労にも繋がってるんでしょうね
そして、
妃眞理の出まかせのウソに
吹き出す家守にムカついてる妃眞理もまた可愛かった・・・笑
今の時代ツンデレ系ヒロインが中々難しいですが、
その中でも何とか表現しようと頑張ってる努力の跡が透けて見えます
 あのお弁当は自分で成し得たものではない
だけど、
彼女のしてる仕事的にはある程度仕方ないし
それと深く感謝もしてくれてるので
これはこれで良いんじゃないか。
そんな風にも思いました
最後の家守に向けた感謝の紅潮フェイスもまた素晴らしかった3話目でした・・・!











ところで、
「ヒマ!!」とかの
妃眞理の名前にかけた独特の擬音がなんかイイですね、、、
本作の個性って感じがします。
内容としてはまずは胃袋は完全に制圧した模様ですね!笑
それが男の方〜ってのも新しい価値観な気がします。


清掃を侮るな。/ひまてん! No.2「家事代行開始」

2024-07-16 | 漫画特集
可愛い。










こういう、
清掃が仕事内容に含まれる職業の人ってえらい酷い扱い受けてますよね
ゴミ扱いというか・・・
いや、
こっちはゴミ取ってるんですけど(笑)っていう。
Xで底辺職業がトレンドに上がると高確率で入ってるしな
精神的に辛い仕事なのは間違いない
それに、
見た目よりも体力使うもんだし。清掃も家事もね。

家守は、
それに加えて料理も上手いんだから大したもんだ
これで立派な主夫になれるな〜と思いつつ、
彼は働きものだから
きっと
これを将来の職業にも・・・するのかな?
でも、
人を笑顔にするお仕事ですからね
本当に格好良いよ

にしても
ラブコメの主人公でここまで有能な人物は早々いないかもしれませんね
っていうかジャンプでこういう職種の人を扱ったのって中々無いんじゃないの?
そういう意味だと画期的だよな…..なんか本当職業漫画みたいっすね笑

ただ、
一応学生ですから
きっと後々普通に学園ラブコメっぽい描写も出てくるでしょうね
その辺も楽しみ…これから仲良くなって行くだろうから余計に楽しみですね。
ここで絡んでる分、えらい仲良く見えちゃったりとかね笑




週刊少年ジャンプ2024年33号より。



とは言え、
仕事してるだけではなく
普通にラブコメっぽいシーンもありました
絵柄に色気も感じるのでたまにお色気もあるんじゃないか?と思ったら
2話目で早速かまして来ましたね
個人的には、
下着を見ちゃって・・・ってのを予想してましたが、
偶然着替えを覗いてしまう。。っていうもっとシンプルなものでしたね
正直、
素晴らしかったですね…

しかもちょっと大人びた下着だった←←←
これぞ少年誌のラブコメの王道のシーンですし
ある意味期待に真正面から応えてくれた感じもありました
ニヤニヤが止まらない・・・そして、
管理人の趣向が中学生の頃から変わらない(苦笑)。
 でもなんか、
最近のラブコメのヒロインは
大体大和撫子系か面白系にまとまって来てたんで
久々にこういうちょっとツンツンしたタイプが来ると新鮮ですな
それに、
内心では
ただただみっともない私生活を晒して恥ずかしかっただけ…っていう
照れ隠しというか実はすっごく良い子な気もするし。
その辺のバランス感覚も良いと思いました。

それと、
私生活がダラしないのは
仕事に全力投球してるから…っていう
ちょっと尊敬出来る理由でしたね
学生生活もあるし、
ある種仕方ないというか
物凄く合理的な関係性の二人にも思えました
 懸念があるとすれば、
割と多様性を押し出した作風に仕上がってるので
それがどこまで受け入れられるかが鍵ですね
どっちかって言えば
男が引っ張っていく〜って感じでは無いので。
お金持ってるのもヒロインの方だし。
ただ、お互いを認め合う描写もあるから大丈夫だとは思いたいな
古い固定観念をぶち壊す意味合いでも本作の使命は大きいかもしれない
取り敢えず新しいものを読んでる感覚は結構あったりもするので、
個人的には是非そこに着目して読んで貰いたい作品ですね。

あと、妃眞理のLINEのアイコンが可愛かったです笑
メガネ姿もそれなりに可愛いと思うぞ。
東條綾みたいで。











今後も色々なトラブルとか、
距離が縮まるとか…
楽しみですなぁ
その前に、
対抗馬のヒロインのターンが来そうな感じもしますけど。
第二話としては
きっちり妃眞理と距離縮まったしお色気シーンも解禁したしバッチリだったんじゃないでしょうか。
 でも、
家守も少し可愛いよね、、、笑
基本真面目だけど時々"男子"が出るトコとかね。




令和のカジテツ王子。/ひまてん! No.1「女子高生社長と家政夫」

2024-07-15 | 漫画特集












今週の・・・っていうか、
明日にはもう最新号出るんだけど(笑
ジャンプの新連載。
毎週ヤングジャンプをコンビニで購入してるんだけど
その時に少年ジャンプの表紙見たらかなり気になったのでつい購入してしまった。
やっぱりいくつになっても管理人は"少年誌のラブコメ"に弱いね。。
って言うか、
未だに「いちご100%」の影響が残ってるんでしょうね。
ある種の血、みたいな。

内容としては
女子高生社長の妃眞理(変換しにくい笑)が家事とか不得意で
そこに家事代行として働いてる家守が来る・・・って感じの話です
読んでて感じたのは
最近は
割と心優しいヒロインが多いので
久々にツンデレっぽいのが来たな、って感じですかね笑
いや、
ツンデレってほどキツくはないか・・・
ただ、
出会いとしては
家事代行が男子なのって有り得ない!!ってモードなので
結構苦戦はしそうなんですよね、、、
でも
主人公が普通に努力家で有能〜っていうのは
イマドキのラブコメという感じもするな。
そういう意味では
前時代的であり今風もミックスさせた上手い作風に仕上がってるのかな、と。




「ひまてん!」No.1及び週刊少年ジャンプ32号より引用。




ただ、
家守は本当スゴいっすね
高校生でありながら意識はプロの清掃業者だもんな
学費貯めて自分で人生設計していて…
正直
眩しいな(笑
でも、
妃眞理は既に"社長"だもんな〜
読んでて圧倒される感じでしたけど
将来こういうのもきっとあんまり驚かない様になっていくんだろうか
取り敢えず、
家守がカジテツと発覚するまでの二人の雰囲気はとってもラブコメらしくて良かったです
特に「私と仲良くなれたじゃん」あたりのコマは素晴らしかったですね
妃眞理は、
少し癖あるけど
基本的には自分の好きな事をやって
それが受け入れられたら嬉しい…っていうピュアな娘なんだな〜と思いました
「仕事褒められて嬉しいだけ」の大コマもまた彼女の魅力に満ちていて惹き込まれるワンシーンでした。




表紙。



この先、
どうなるのかは分からないけど
個人的にはお互い好きな仕事を頑張って
認め合っていく・・・って流れになるのかな?
そう想像すると、
学園ラブコメというだけではなく
少年ジャンプという場で「お仕事漫画」かましちゃったりするんだろうか
いや、この初回の時点でも結構お仕事漫画でもあると思うけど。。
そういう意味では
新しく扉を開いてくれそうな作品ではある
 勿論、
ライバル?の女の子もちゃんと居たりしますが(黒髪美人の叶さん)、
現時点では"女子の部屋を綺麗に管理する"…って言うある種の不純な期待がありますかね笑
その辺含めて、
取り敢えずは家守と妃眞理の関係性の変化を楽しみにするとしますか。 
絵は超ポップで可愛いしそこはかとない色気はあるし、キャラの好感度もまずまず高い。
それに加えて仕事要素だったり家政夫というテーマ性も興味深いですね
本作が受け入れられればもっと多様性が加速するかもしれないですね。
そういう意味でも期待している作品です。
妃眞理も家守も両方頑張れ!












オマケ。


先生、やたらデカいな笑
単なるモブとは思えない存在感だ。。



それと、
最後のページの泣き顔&紅潮の妃眞理はめっちゃ可愛かった
あの感じは結構タイムスリップ感というか00年代のラブコメ感あったかもしんない。
明日は偶然下着を…とか超ベタなネタ来るかな〜笑
いずれにせよ先が楽しみな新連載でした。


ありがとうございました。

2024-03-08 | 漫画特集
報道ステーションより。










正直、
どっちを先に読んだのかは覚えてない。
取り敢えず当時ドクタースランプもドラゴンボールの単行本も家にあって、
それを自然と読んでたので、
親の影響もあったのかも
ただ、
アニメはリアルタイムで観ていて、
最終回の載ったジャンプも親が買って来たのを読んだ
ちなみに当時はジャンプを不良の読むヤバい雑誌と勘違いしてたので(笑
結構おそるおそる読んでた記憶がある・・・それも昔の可愛げあるエピソードですけど。


実は、
思い出は沢山ある。
まず、両作とも全巻読んだので、
それだけでも思い出だし、
他にも、
映画の主題歌のシングルCDを買ってもらってそれを熱心に聴いてたり、
それとスーファミのゲームをゲーム屋さんでしつこくねだった思い出とかもある
そうだな・・・・・
何というか、
アラフォー世代にとっては一種の通過儀礼というか、
共通言語というか・・・その分、「知ってる人に出会えた!」みたいな感動は一切無いんだけど、
逆に言えば例えば同世代の人と会話する時に取り敢えずドラゴンボール、スラムダンク、幽遊白書。
その3つを出しとけば何とかなる。的なトコロはあったから。
常に気にしてる訳じゃないけど、
確かに心に根強く残っている
そういう意味では、
ルーツの一つだったのかな。って思うし、あまのじゃく気取ってても、
結局管理人も鳥山明さんの世界に魅了された一人だったんですよね。



鳥山明さんの手がけた作品の中で、
最も長く付き合ってるのがドラクエシリーズ(キャラデザだけど)で、
一昨年はDQ6をクリアしたし、
去年はDQ5をクリア
今は、
ゲームボーイでテリーのワンダーランド(初代)をプレイしていた最中の出来事だったので、
動揺は大きかった
ドラゴンクエストを語る上で、
鳥山先生のデザインに関しては欠かせないものでしょう
っていうか、
ドラクエ自体何度も何度も繰り返しやってるし、
そういう意味では今生にリアルタイムで付き合っていく事になると思う
その他にも、色々・・・・・
うん
誰もが無視出来ない
素通り出来ない
そんな才能の持ち主であったことは間違いない.....
って事は超凡人の役立たずの自分が言うまでもない。

そう言えば、
chilldspotが去年出した「supermarket」という曲で
「魔人ブウ」という固有名詞を歌詞に組み込んでて、
最近の若いミュージシャンでもドラゴンボールに触れてるんだな。と思うと、
マジで凄いな。って感じましたね
そんな長い間ど真ん中で現役を張り続けてる作品も早々ない
そういう意味では誰が何と言おうと讃えきれないくらい偉大な作品なのも疑い様はない。


関係ないけど、
最近落ち込んでたのもあり、
懐かしくなって初期の「クレヨンしんちゃん」の単行本引っ張り出して来て読んで笑ってたんですよ
そういう風に、例え作者が居なくなっても、作品はずっと読者を励まし続けるから。
だから、鳥山明さんの作品群も間違いなくそうなっていくでしょうね
いや、
今管理人ゲームボーイのモンスターズやってるから、
そもそもこの出来事が起こる前から彼が関わった作品にどっぷり浸ってたわ(笑
本当にありがとうございました
まだまだお世話になります。













オマケ



使い回しで申し訳無いんですが、
Xのアイコン用に描いてもらったミレーユのイラストです(DQ6より)。
管理人は子供の頃からミレーユ大好きでドラクエの人間キャラで一番好きなのがミレーユでした。
あの特徴的な衣装も好きだったなあ、、、テリーのキャラデザも本当格好良いよね。
ホントは別の漫画の記事書くつもりでしたが、今日ばかりはこの事を、と。


五十嵐恭平「いとこのお姉ちゃんには懐かない!」 感想(ヤングジャンプヒロイン3)

2023-02-21 | 漫画特集












去年の年末の事なんですが、
ヤングジャンプの増刊であるヤングジャンプヒロイン3に
twitter等でお馴染みの五十嵐恭平さんによる読切「いとこのお姉ちゃんには懐かない!」が掲載されました。
結構前に雑誌は入手してたんですが、
色々あって発売から2か月後に感想を書く・・・というのが実に私らしいですね(ダメじゃん)。
一応説明しておくと、twitter等では主に「いとこのお姉ちゃん」というタイトル?で何度も投稿していて、
最近よく流行っている・・・何て表現すればいいんでしょう?
一枚絵の美少女だったり官能的なイラストを表現している作家の一人...って感じでしょうか
他に例を挙げるとくらい子だとかインターンの女性~、会社に行きたくない子みたいな感じですかね
自分ああいうの大好きでして、
twitterの自分のいいね欄にはそういうのゴロゴロしてるんですけど。
純粋に癒されるというか、夢見心地になれるというか笑
個人的にはああいうので何気に救われてる人種もそれなりに居るとは思ってますけど。
イラストだけでなく漫画も描いてますけどまったくモー助さんも昔から大好きな作家さんですね。




🤤



話が逸れた。
つまりは、
twitter等で一枚絵で、添えられた文章と共に美少女やちょっぴり刺激的なイラストを投稿する作家の一人、
五十嵐恭平さんの代表作(だと思う)「いとこのお姉ちゃん」が漫画になった~という事ですね
詳しくは五十嵐恭平「いとこのお姉ちゃん」で検索すればいっぱい出てくると思いますが、
元々彼のイラストが大好きだったので、
これは嬉しい出来事でした
確かに、
一枚絵の良さもありますけど、
漫画でも見てみたい~って想う時もありますもんね
内容に関しては、
想像以上に良かったと思います
官能的なお姉さん、ちょっぴりエッチな展開、思春期の男子・・・
おおよそファンが本作に望む要素が満遍なく詰まっていて出色の読切に仕上がってるかと思う。
何より前々から好きだったいとこのお姉ちゃんが漫画で読めたのがデカいですね。




ヤングジャンプヒロイン3より引用。主人公?の将人くん。



ただ、
予想外だったのは、
将人が思ったよりもショタ気味で思春期っぷりが可愛かったこと。
よくよく考えてみれば「いとこのお姉ちゃん」ってシリーズなんだから、
相手が思春期真っ盛りの子供なのは当たり前でもあるんですけど・・・
胸ガン見の時の紅潮した表情はまるでヒロインみたいだったし、
固くなってるトコのコマとか、
どこが固くなってる?って感じだったし、
姉ちゃんが虫が苦手な事を知って悪戯を目論むシーンなんかは子供感が良く出ていて秀逸でした
なんか変な方向に突き詰めればこの子でもバズれそうですけど.....笑

とは言え、
勿論メインディッシュであるいとこのお姉ちゃんも素晴らしかったです!
なんでしょう、、、思春期男子を誘惑する系のお姉さんではあるんですけど、
恐らく(本当は)男性慣れしてないのか?
手玉に取りつつも、
要所要所で素の女の子っぽい表情やリアクションが出るのが実に良かったです。。(超笑顔)
官能的な目配せでからかいつつも、いざ「そういう事」が起きると紅潮するのが個人的にツボでした
1話目の胸ガン見に対するTHE女子なリアクションだとか、
最後のページの意外とウブな反応だとか・・・
なんだかんだある種の❝恥じらい❞のようなものが感じ取れたのが一番秀逸だった読切でございました♬
普段強気なだけにいざ責められるとまだ照れがあるいとこの姉ちゃんは物凄くキュートでしたね。
心境としては自分から責めてる時は優越感とかで気持ち良くなってるけど、
相手から責められると逆に困ってしまう、、、みたいな感じ?
そのバランス感覚が素晴らしい読切でした。










にしても、
あのLINE・・・
送られた方は堪んないですよね
きっと将人少年は、、、否、これ以上は止めておきましょう(ん?)
それと、続編が仮にあるのならば、いとこの姉ちゃんの妹もいるはずなので、
彼女の登場にも期待したいですな~。
色々と眼福でした!!


萩原あさ美「娘の友達」が面白かった、という話

2020-08-31 | 漫画特集









ちょっと前に最新刊まで揃えたんですけども・・・
正直5巻まで読んでみても続きが気になってしょうがない、というか
まあ色々な意味合いで興味深くて面白い漫画だったんです。

結構、
吉田基巳を彷彿とさせる世界観というか・・・「恋風」とかのね。
大人の酸いと甘い、背徳感のある恋愛、正しいとか正しくないとかじゃ済まない世界観、ですよね
ただ吉田基巳の漫画と比べてもこじらせちゃってる登場人物はかなり多いと思いました(笑
不倫してる同僚、横行する陰口、不登校の娘に過保護すぎる母親、、、でも、
どの登場人物も客観的に見ればヤベー奴だったりするんですが
なんかそれもその角度から見れば~の話しであって
同情の余地はあって、
一重に誰が正しいとか誰が間違ってるとか言い切れないんですよね
そういうトコも好きというか、良い意味で曖昧なテイストに仕上がってるのが生々しくて面白いな、と。


主人公は父親なんですけど、
この人もまた難儀なんですよね
娘は勝手な理由で不登校になるし会社でもストレス溜まりまくりだし、
そりゃ優しくしてくれることちゃんに心酔しててもおかしくないわ、って流れになってます
一生懸命家族の為に仕事してるのとその所為で妻の死に際に会えなかったのと、
まあ娘の気持ちも分からなくないのもまた更に辛いというか、
ことちゃんはことちゃんで鬼の様に束縛されてるので、
主人公に依存するのも分かるんですよね
美也はそれに対してめちゃくちゃ怒ってましたけど、
ことちゃんにもことちゃんのフラストレーションとか事情とか気持ちがあって・・・
そう、
誰が正しいとか正しくないとか、そういうレベルの作品じゃなくて、
それぞれに「本当の気持ち」があって、それが噛み合わないまま複雑に進む、っていう
まあでも現実もこんな感じだよな。って思うと読んでて純粋に分かるし楽しいのもまた事実
やっぱり、お父さんがことちゃんにハマるのも分かるし、
ことちゃんがお父さんにハマるのも分かるし、
共依存っていうんですかね・・・
追い詰められた人間の本音、
間違ってるかもしれない
でも、そこにある想いは真実で、、、っていう、最初は背徳感を売りにしてる漫画なのかな、って
勿論そういう面白さも存分にあるんですけど、それ以上にきれいな気持ちを描いてるなと感じました
個人的に、この漫画が好きなら(ややジャンルは違うけど)先述の吉田基巳の「恋風」もおススメですよ。
この作品が仮にアニメとかしてくれたら、マジで高校生の自分が食いつきそうな予感はしますね・・・笑


ことちゃんも可愛いですけど、
晃介さんも人間臭くて真面目で良いキャラですよね
頼れるしいつも頑張ってるし、ことちゃんが好きになるのも良く分かる
そんで娘の美也もこれまた人間味があって凄く良いキャラだし、
家出した時、
ちょっとボーイフレンドと良い感じになってたのも気になりましたけど・・・
美也の抱える想いの数々もまたある種想ってて当然の事ばっかりだから、何とも言えないですけどね。
そんなこじらせた要因となった同僚の本間さんもまた可愛くて良いキャラなんですよね
多分、晃介の事好きなんじゃないかなって感じてますけど、
本来なら彼女と一緒になるのが「正解」ではあるんでしょうね
そんな彼女との関係性も気になるところです
でもまあ、
やっぱり如月古都ことことちゃんの儚くてほおっておけない魅力・・・
テンプテーションの威力が最も高い作品ではある、と思います笑
今後も、二人の関係性の行方に注目、、、ですね!







個人的には、
ことちゃんの言うセリフは半分くらい自分の本音も加味されていると思う
1巻の「疲れませんか?」も4巻の「普通って何?」ってセリフも・・・
美也も本気、
ことちゃんも本気、
そして、晃介もまた、本気。
みんな間違ってて、みんな正しい。
そんな三者三葉の想いが絡み合う3巻終盤~4巻序盤は特に破格の面白さ、でした。
というか、全巻面白いですけどね(笑




食に向き合う、という価値観。/「湯神くんには友達がいない」11巻より

2020-08-28 | 漫画特集
実に深いセリフだ。







湯神くん、
色々と読み手の思想に影響を与える漫画でしたけど、
未だに深く印象に残っているメッセージ・・・メッセージ?いや、
湯神くんの“生き様”ですかね(笑
が、あって。
11巻の55話目なんですけど。


結構、
自分自身食が太いというか、
昔からかなりの大食漢だったんですけど、
あんまり食事に対して深く考えた事も価値を見い出した事も無くて・・・
まあ、ただ単にバクバク食ってただけなんですけど(笑
でも、
この話数を読んでから、
自分の中で(食事に対する)価値観が変わった気がしたんですよね








先生は、
スマホ見ながら食ってる時も、
飲みにけーしょんで食べてる時も、
どっちにせよ「ながら食い」で結局“作業”なんですよね
食に対して深く何かを感じる事もなくなんとな~くで食べてるだけなんです
でも、
湯神くんは、
食ですら自分のやり方で感じ方で楽しんでいて・・・
自分が美味しいと思ったものを、美味しいと感じながら食す。
一見シンプルで当たり前なんですけが意外と自分出来てなかったな、と思いましたね。

別に食べるものはなんでもいい、、、
いや、なんでもじゃダメかな笑
ただ、
制作者の顔を浮かべろなんて言わない
きちんと美味しさやそれに付随する充足感を味わって、
満たされた!って想いを持つ事も重要なんじゃないかな、と個人的には意識するきっかけになりました。
例えば、
仕事場のお昼の弁当でも、
食べる順番を(食べながら)練り込んだり、
ご飯にかけるものを自分で買ってより楽しめるように工夫したり・・・
外食する時なんかは、今ここで自分が汗水垂らして働いたお金で美味しいものを食ってる、という
そういう客観的事実を感じながら色々と感謝の気持ちをトッピングしながら食べたりもする
「(自分にとって)美味しいと思えるもの」を食べる事や、
徹底的に味わう事によって、
「美味しかった!」と自分の気持ちすら満たしていく・・・
そういう、
価値観というか概念をこの話数で個人的に学びました
自分にとって美味しいと感じるものを
自分の選択でしっかり食べて、
「美味しかった!」と
身体も精神もしっかりと満たす、それって生き生きとした人生を送る為には役立つと思うんです
“いちいち美味しいと感じる”そんな簡単な心持でちょっとでも毎日を豊かに出来る
それって結構素敵で尊い価値観なんじゃないか、って個人的に。

もう一つ、
「明日何食べよう?」っていうのが、
純粋に日々の楽しみになったりもしますからね
手っ取り早く自分の心を回復させるにも(意外と)お手軽な手段じゃないでしょうか







でも、
個人的にはながら飯も結構アリだと思う(笑
意識をそっちばっかに集中させてたら勿論ダメですけど、
エンタメを楽しみつつ、
味も楽しむ。
味を楽しむことを忘れない、
それが多分湯神くんの言いたかったことだと思う?ので、
先生の言う通り食事を楽しむ気持ちさえあれば一人でも全然楽しいもんなんですよ。
誰かと食べる時でも、会話も楽しみつつ、しっかりと味も記憶する。
そういう食が生む豊かさに初めて気付けたのがこの話でした。
それまでも、
食の大事さを訴えかける漫画やシーンはありましたけど、
この話でようやっとピンと来た、頭で理解出来た感じでした、自分は。
押しつけがましい作風じゃないのが良かったのかもです、佐倉準さんの素朴な作風が。




ここ最近のサンデーの新連載「葬送のフリーレン」と「龍と苺」が面白い、という話。

2020-07-01 | 漫画特集




今日は趣向を変えて新連載プッシュ記事をお送りする。
ちなみに今日2本目です。





・葬送のフリーレン



まず、タイトルが格好良い。
どことなくバンドっぽいというか、
正直フリーレンってポストロックとかオルタナのバンドとか居そうだもん(笑
葬送の、っていうのもクールで格好良いですよね
個人的には、
タイトルの時点で勝ってるというか、
簡単には終わらなさそうな感じがします・・・何となく、ですけど。
 それに、単純に作画自体がめちゃくちゃ綺麗で素晴らしい
若手作家とは思えないくらい卓越した画力は星野真さんにも通じるものがあります
人物画は勿論、背景や効果も相当凝ってるのでその美麗な絵を眺めてるだけでも楽しい、と思う。

内容がまた渋くて良い。
基本的にナチュラルボーンサンデー漫画というか、
ジャンプの漫画は熱血でマガジンはドラマチックというイメージですけど、
良い意味で淡々としていてこれぞTHEサンデー漫画だ!という内容に仕上がってると思う
4大少年誌で「こういう作風」が唯一許されるサンデーならではの作品に仕上がってるのが素晴らしい
とても素朴だけど、その分ジーンと来る、強烈な感動よりも、粋な爽快さを重視してる感じ・・・と言えば、
分かるかな
90年代のサンデーっぽさがある、という話です
その上で異世界ものなんで今の読者にも通じると思うし・・・たぶん。
主人公が長生きのエルフなのも意表を突いてて面白い
今週(31・32号)の内容も、
かなりハラハラしつつ感動出来るエピソードなんですけど、
その感動もスッキリとした素朴な味わいの感動というか、自分の好きな「大げさではない感覚」がとても良いです
具体的に言うと、ヒンメルが「撃て」と言った一連のシーンはなんか、こう、「くーっ」って気持ちになる、というか。
 まあ要するにここ近年の新連載の中でも際立って"サンデーしてる”漫画という事ですね
多分読めば分ると思うし、そのさりげないドラマが癖になる、と思う。



・龍と苺




これもかなり面白い
作者は既にヒット作家らしく、
珍しく新連載の時に表紙を飾っていました
何が面白いのかって言えば苺のキャラクター性でしょう
今どき珍しいぐらいケンカ腰で生意気な性格をしてるんですけど、
正直読んでて懐かしい気分にもなる主人公だと思う
いつの間にか、
今現在の社会通念に合わせて・・・
っていうかSNSの発達に従って、
どうしても行儀の良い主人公、ひたむきな主人公を生み出さざるを得ない現状があります
まあ要するに万人受けを意識して「良い子」になりがちなのも現実的にあるんです
だから、良い子ではない、多少不良の匂いのある苺に惹かれるのかもしれない
それでいて、どこか純真な感じも時々する彼女はとても素敵だと思う
加えて、
ライバルの月子の存在も良いですね
同年代、同性、そして同じ天才・・・
基本的に苺よりも年上の舐めプの親父ばっかが対戦相手だったんで、
しばらくしてから良い感じの、それも、応援したくなるライバルを出す構成力も流石だなー、と。

あんまり言い難い事をズケズケ言う苺の豪快さだったり、
周りの人物が結構言い訳がましかったりする妙なリアルさもまた面白い
今週の展開は苺が負ける流れだったのに相手の動揺で勝つ、っていう、
展開がコロコロ変わって先が読めないのも読んでいて楽しい
個人的には、
ここ近年少年誌に連載された将棋漫画の中でも一番分かりやすく面白い漫画だと思ってます
多分どこかで苺も負けると思うんですけど・・・初期の越前リョーマみたいなキャラなんで。
それが次の対戦相手になるか、は未知数ですが、苺が本格的に将棋に目覚めるのもまた楽しみです
ああ、っていうか、既に教頭に負けてるか。。
あと、
正直発育では月子に完全に負けてますね
・・・や、なんでもないです
スレンダー女子も最高っス←


ただ、月子が負けて泣くのも分かるなあ
多分変なプライドが冷静さを邪魔したんでしょうね
初心者に負けたのも悔しかっただろうし・・・
主人公じゃないけど、
この子もまた主人公っぽいキャラよな(笑
月子が将来にプロになれるのか?も気になるし、、、って思うと、
既にめっちゃ気になる要素作れてる訳で伊達に鳴り物入りで入って来た訳でもないな、と。
これは結構ヒットしそうな気もします、まだ始まったばかりですけど、何となくね。






しかし、
どっちも主人公が女性ですね
アクタージュも女性が主人公ですし、
最早主人公の性別とか関係ない世の中になって来たのかも
それはそれで変な固定観念がなくなって「今ならでは」の利点と言えます
この2つといつも感想書いてる「ノケモノたちの夜」は頑張って欲しいですね。
クオリティは高いので、後は順当に見てもらうだけ、っていうか。
今のサンデー、面白いですよ。



つの丸「みどりのマキバオー」の素晴らしさを語る~一生ものの漫画

2019-08-04 | 漫画特集








今までそこまで強く言及したことは(多分)なかったと思うが、
自分は相当のマキバオー信者である
アニメが千葉テレビで再放送してるいい機会なので、
学生時代からずっと読み続けているこの漫画への想いを綴ってみようと思う。








素晴らしさその①:キャラが素晴らしい。



マキバオーの素晴らしさを語る上で、キャラは欠かせない。
特に主人公のうんこたれ蔵ことミドリマキバオーのキャラはとりわけ素晴らしい
まず、キャラデザが至高で見れば一発で分かるし個性的だし何より可愛い(←ここ重要)
幼少より「きんぎょ注意報!」などで“格好良さ”よりも“可愛さ”に親近感を覚えてきた自分にとっては、
子供の頃や学生時代に夢中になるには正にジャストフィットのキャラクター性だったのです。

また、可愛いとか面白い、だけではなく意外と知能指数も高い・・・
というか、思ってた以上に成長速度が速く意外と色々な事を考えてたりするのがイイですね
基本素直で純朴で時々間抜けで、でも一生懸命で、、、という愛されキャラなんですけど、
その一方で主人公らしく物語を引っ張る頼もしさもあって、、、、
マキバオー抜きにこの漫画を語れないと断言出来るほど、
魅力的な主人公と言えるでしょう
世の中には、あんまり主人公が好かれてない類の作品も結構ありますけど、
この漫画に関しては本当にマキバオーありき、と言えるくらいの存在感と好感度を保っていた、と言える。





一方で、ライバルキャラも濃い
というか、主人公はマキバオーですけど
基本「誰もが主人公」みたいなテンションで描かれてる気がする
借金返済の為に負けられない戦いをし続けるモーリアロー、
地方競馬を盛り上げるために奮闘するサトミアマゾン、
兄の無念を背負って尽力したアマゴワクチン、
悲運の名馬エルサレム、
そして、最後の最後まで最強のライバルであり続けたカスケード・・・

マキバオーの凄さは、
主人公のマキバオーが既に応援したくなるキャラなのに、
そのライバル達もバックボーンが豊かで応援したくなってしまう・・・
という「どの馬も騎手も命がけで勝利に向かっている。」というキャラ性の強さだと思う
メインの馬はもちろん、アポーみたいなポッと出の敵キャラにさえ感情移入してしまう、、、という
つの丸氏の“決してかませ的に描かない”という確かなこだわりが読んでて特に大好きな点なんですよね。





素晴らしさその②:主人公だけが勝たない。



マキバオーを改めて読んでみると、
正直想像した以上にマキバオーが勝たない・・・
というか思ってた以上に負けてるのが個人的には面白いと思いました
少年漫画、それもジャンプではやっぱりアンケ等気にしてどうしても、
「最後には主人公が勝つのだ~」という展開にしがちなんですが(別に批判ではないよ)、
マキバオーの場合、それほど勝ちまくるわけでもない、かといって、負けてばっかでもなく、
ちゃんと主人公らしく勝ち切ってくれるレースもあったり、、、と、ある意味
「読み終わるまで勝負の展開が分からない」という理想的な塩梅になっていると思うんですよね。

それで、もっと面白いし凄いと思うのは序盤のライバルが決して衰えないし強いまま。
これは正直オルタナティブな漫画だとはっきりと思えるんですよ。
カスケードは最後まで最強のままマキバオーの前に立ちはだかるし、
カスケードが勝てなかった名馬ピーターⅡの弟のアマゴワクチンも要所で強さを見せていく。
また、時にポッと出の新星に負けたりスランプになったり、一度は下した馬にまくられたり・・・と
どんどん敵がインフレしていく漫画が多い少年ジャンプに於いてはかなり異質な漫画なんですよ
言っちゃえば、マキバオーも凄いけど、カスケードは常に更にその上を行っていて、
毎回努力と試行錯誤を重ねながら泥臭く追い付けるよう頑張っていく、、、という
実は相当地に足がついた堅実な構成の漫画になってますからね
途中、なかなか勝てない時はやきもきもするんですけど(笑
でも、それもまたある意味リアルっていうか、
応援のし甲斐があるっていうか・・・
マキバオーは本気で主人公の勝利を願える漫画だと感じるんです。
それと同時に、ライバルも常に一生懸命だからその勝利にも感動出来たり・・・
そう考えると本当に素晴らしい漫画だと思うんですよね。





素晴らしさその③:泣ける。



うん、まあこれも外せないですよね
印象的だったのは1巻の母親との再会のシーン、
あれは学生の時にマンガ読んで泣いて、それでその後アニメのビデオをレンタルして来て
アニメ版でも同じシーンで泣く・・・っていう、そういう体験って意外とレアなんで(笑
今でも自分の中で凄く大きな出来事だったりするんですけど、、、
とにかく読んでて泣ける率が高い
ジャンプの漫画で一番目から水分奪われたんじゃないか。。と思うほど、
純粋に読み手の感情に訴えかけて来るシーンが多いので、そういう意味では
個人的にはマキバオー=泣ける漫画、というイメージが強い

先日、ラーメン屋で注文したメニューを待ってる間、
5巻のモーリアローのとこを何となく読んでたら、
途中でガチ泣きしそうになるほど感情を揺さぶられてしまって、
でも一方で「ラーメン屋の客がいきなり泣いてるのは不自然。」という強い自制心も働いたので、
危機感を受けてしまって家まで読むのを止めた・・・という象徴的な出来事がありました(笑
結局、家で再読してまんまと号泣してしまった訳ですけど・・・。
モーリアローのとこは、
単独で語りたいくらい思い入れが強いです
あの話はモーリアローも色々辛かっただろうし、
でもマキバオーの主人公っぷりも本当に素晴らしかったし。。で、
個人的には何度も繰り返し読み返してしまうシーンの一つです
そのほかにも、
最終話も泣けるし、
カスケードの引退も泣けるし・・・
気が付けば涙腺揺さぶられているパターンが多すぎなので、
その意味では正にリアルに読者泣かせな漫画だと思いますね(笑
ほんと、みんな最初は敵みたいに出てきても、最後には「いい子だ・・・。」ってなってるのよ。




素晴らしさその④:メッセージ性が強い。




読んでると分かるんですが、
要所要所で強いメッセージ性を感じられます
これはあんまり文章で説明するのも野暮なんですが・・・
勝ちたいという気持ち、悔しいという気持ち、それでも頑張る。という誠実な想い。
登場人物の生きざまから読者としてもモデルとして生かせるような「何か」を受け取れる、
そういう読み手に与える影響のようなもの、、、が結構高い漫画でもあるんですよね

個人的に救われたのは、
マキバオーが壮絶な歩みの名馬エルサレムと自分を比べて、
自分には苦労も涙も足りてないんじゃないか・・・と自分を追い込むシーンがあって、
モーリアローのとこでも似たようなメッセージを感じたんですが、
「自分には自分の想いがある。」
「自分には自分の辛さがある。」
「自分は自分で、他人にはなれないし、ならなくてもいい。」

っていう・・・
要は、
個々の想いを尊重して認めてあげる、、、という真に肯定的な世界観を作り上げてるんですよね。
それはもうこの漫画全体がそうなんですけど、自分の不幸と他人の不幸を比べない、
みんながみんなそれぞれオリジナルの想いを抱えて頑張っている。。という、
読んでると自分自身の歩みや想いすら肯定出来る感覚があるんです。
それはもう、一つの漫画作品という枠を超えて、
もはやバイブルとか教科書の粋だと思うんですけど、
それが大げさではないくらいに「モンキーターン」「ONE OUTS」と並んで自分の人生観に影響を与えた、
正に個人的なスポーツ漫画の金字塔の一つ、、、と言えると思っています
ある意味この漫画に自分自身が詰まってると言っても過言じゃないですね。









ここまで書いといて何ですけど、
正直物凄く万人受けする漫画でもないと思う
美形キャラとか皆無だし絵柄が苦手な人もいるでしょうし、
主人公が簡単に勝たないことがネックになる人もいるかもしれない
ただ、
自分にとってはマキバオーは、
「きんぎょ注意報!」とかと並んで、
掛け値なく純粋に大好きだ!!と堂々と言える作品の一つで、
もう感想書くのも長くやってるし、これからはもっと素直に自分の「好き」をどんどん出して行こうかな、と。
それしかしたいことってないですから。この記事はその始まりのような記事です、何度目かの。

それと、アニメ版も大好きです
諸美さんの存在がイイですね・・・笑
そしてOPEDは両方神レベルです。アニメの感想も時々ツイッターで呟いてるので、是非。