「何も知らなかった頃が幸せだった」なんて
うそぶくのが精一杯だ 後ろ暗い防空壕
この曲は、
リリース当時から、
サビの英語詞が「謝罪」に聴こえる。ってよく言われてたんですけども、
自分もそう感じます笑
一応、
文面通りに受け取ろうとしてた時期もあったんですが、
長年聴く度にやっぱ謝罪なんじゃないか・・・と考えがちょっと変わって来ましたね。
でもこの曲って凄く切実な曲ですよ。
よくよく歌詞カードを読んでみると、
「sheer the light」に表記が変わってる部分があります
これは、
直訳すると光の方向を変える~みたいな事だと思うんですけど、
謝罪と歌っておきながら暗に「さよなら。」って意味合いも含んでると感じるんですよね
申し訳なさを感じつつ、
より・・・
自分が自分で居られる場所を模索する。っていう、
でもそれも裏切りとかではなくどうしようもない判断だと思うんです
だってこの曲全体から漂ってる雰囲気が張り詰めている上に精神的に追い込まれてる気がしますもんね
しかし、
逆に言えば、
何かを諦めて、
新しい方向に切り替えるっていうのは、
ある意味ポジティブですよね・・・
そう云えば、
ライブでも中畑さんの激しいドラミング含めアグレッシブな姿勢が伝わって来る気がする
もっと言えば自分を正当化せずストレートに「謝罪」というのも男らしいですよね
ま、
俺の解釈が合ってたらの話ですが(爆
でも例え解釈が間違ってても正直楽曲を自費で購入してる時点でその曲はその人のもんだから。
食べ物を自分の好みで食べても許されるように楽曲も好きなように食えばいいと思うな。
このシロップの全曲レビューっていうのは、
楽曲をあらかじめ決めてる訳じゃなく、
その時の気分で選んでるんですよ
なので、
今の自分の気分がこの歌詞だった~という話なんですけど、
多分自分の存在に対してある程度の後ろめたさみたいなものがあるんでしょうね
それでも、
それまでのやり方をずっと続けてる事自体が精神的な苦しみに繋がる事も多々あるんで。
そういう意味では色々な意味でどうしようもない心境を歌ってる曲ですけど、
しかしそのどうしようもなさって切実なもんだよな、とも感じます
syrup16gって切実なバンドなんですよ。マジで。