サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

誰の為に生きるか。/ポチごっこ。 第3話「ポチの脱走」 感想(ヤングジャンプ2019年26号)

2019-05-31 | ポチごっこ。
ポチの涙。









案の定、友寄くんはどこにも行けなかった。
遺書のようなラインを送ったこと、強い責任感、そして、辛い現実を受け入れる度量が無かった。。
そしてまた憂鬱になって自死の匂いを漂わせていた。これじゃあ花が救った意味がなくなってしまう。

友寄くんは、悪い意味で「誰かの為に生きている」。
兄貴の為にちゃんとしなくちゃ、
自分を犠牲にしてまでも頑張らなくちゃ、
他人が見てるからしっかりしなくちゃ・・・という自分自身が生んだ強迫観念に囚われて生きている。

でも、本当はもっと身勝手に生きていい。
誰かの期待に応えるのも、
誰かの評価に応えるのも、
誰かの目線に怯えるのも、
正直「自分らしく」楽しく生きる為には全部不要なことだと思う
出来ないなら、平気で逃げて良いし、苦しくて壊れそうなら、平気で裏切ってもいい。
つまりは、もっともっと自分本位で生きても良いと思う。早死にするくらいなら。







正直、確かに「二度も」自殺を止めに来てくれる花は天使・・・いや、作中の言い方をすれば、
「女神」にも見えた
こういう・・・
義務感や体裁に怯えているような人間は、
確かに一度人間辞めさせてポチにした方がいいのかもしれない。。
本音を言えばそういう風にも思ってしまった
つまりは、花はリハビリさせたいのかなー。って読んでて思ったんです
もしくは、一時的なサナトリウムにしたいのかな、と。

少なくとも、
逃げ出しては自死のような事を繰り返している友寄くんもまた「まとも」ではないんでしょう
時には、人間お休みして、悠々自適に過ごすのもある意味必要なんでしょうね
というか、懸命に主人公の愚行を止めに来てくれる花ちゃんが可愛過ぎて今週も参ってしまいました・・・笑







花は、
冒頭の描写から察するに、
以前にも友寄くんに会っていて、
そしてその事を友寄くんは覚えてないっぽいんですよね
恐らく、葬式の帰り?で、友寄くんと何かしらの交流があったっぽい
そして、花の胸の内には、友寄くんへの特別な感情が眠ってるっぽいんですよね
思い返せば、原型となった(であろう)読切の「愛縛少女」もそんな感じの読切でしたけど・・・
色々と気になる要素たっぷりですが、
ただ一つ言えるのは、
花は確かに可愛い・・・!と言う事(笑
過去の女子中学生?の頃の清廉とした姿から、
必死に主人公の愚行を止める時の必死さも素敵で、
何気ない表情もいちいち可愛いし、
「ちょっとずつ人間辞めればいいじゃん」の時の笑顔や、
「ただの暇つぶしい~」の時の小悪魔チックな表情も良かったです
そして、なんだかんだでこんな花さんと共同生活・・・!という展開にロマンを禁じ得ません(笑
色々な意味でドキドキワクワクしてますが、、、花も、友寄くんの為に(実は)全身全霊で頑張ってるので、
そんな花自身の“努力”も報われるといいなー。っていう風に個人的には思っています

全部が辛くなったら、
何もかも投げ出して逃げ出してもいい。
この漫画で読者がそういう事に気付いてくれたらいいな、って
密かに思っています。そして、友寄くんの「本当の幸せ」も願っています。











カラーも素敵!




正直、
色々な意味で続きが気になり過ぎて今週はヤバかったですね
オチで意味深なモノローグも語られてるしページをめくるのが面白い・・・
っていうか「早く続き読みてえっ!!」と思うレベルが相当高かったですね
物語の始まりが始まりなだけに、そして登場人物が大好き過ぎる故に、
一刻も早く二人が幸福になるところを見たい。。って想いが強いのかもしれません
どっちも最後の最後には揃って幸せになって欲しいなー、という。
取り敢えず、この漫画だけは絶対に最後まで感想で追いますよ
自分自身、花に救われたので。





パンツで世界と戦う。/川崎直孝「ましのアルチ」 感想(ヤングジャンプ2019年26号)

2019-05-30 | ヤングジャンプ感想
キレてます。









今週のヤンジャンに川崎直孝の読切が載っていた。
川崎直孝・・・と言えば、自分の中では奇天烈なエロ漫画の印象が第一にあるんですが、
この読切はそんな自分のイメージの中の川崎直孝そのまんまの内容で正直素晴らしかったです。







一言で、パンツを使って怪物を倒す漫画。それだけ。
・・・うん、潔いですね(ニッコリ)。
パンツで怪物を倒す、、、なんじゃそりゃ!?という内容ですが、
それでも物語として成立してるのが凄いですね
裸族+パンツで戦う・・・という組み合わせの妙も相俟って果てしなく気持ちの良いバカ漫画に仕上がっています
頭を使ってバカやってる漫画には限界があるけれど、これは本当に天然のセンス・・・という気がして、
色々な意味で面白い、
面白いっていうか、マジで独特ですよね
独特なのが「面白い」に繋がってるのかな?
とにかく、久々にエロくてカオスな川崎直孝の漫画が読めて凄く嬉しかったです
成年漫画卒業後は実はノータッチだったんですが、ちおちゃんも読んでみようかな。。という気になりました
何気に同人誌の頃から読ませてもらってるので、そういう意味ではちょっとした自慢ですね(笑







しかも、ましのが普通に「可愛い」って思えるのも良かったです
裸族という設定も相俟って読んでて色々な意味でオイシかった本作、
ノーティクビと見せかけて、最後に思いっ切り乳首を描くセンスと
痴女でヒーロー、っていうオリジナリティ溢れる設定が兎角秀逸な読切でした
裸族だけど、人並みに恥じらいがある。っていうのも良かったですね
裸族のくせに・・・笑
でも、そのギャップが良いんでしょうね
色々な意味でドキドキする内容でもあったので、普通にラブ要素含むエロバトル漫画として連載にも出来そう
出来そうだけど、限りなく一発ネタに近いんで難しそうでもある、けど、続き見たいなあ~って気持ちもある!
ヤンジャンで川崎直孝の漫画が毎週読めたらロマンあるなあ。って思いますけど、
他のヒロインの能力とかを加えたら更に面白くもなりそうですね
っていうか、
ここまで振り切れておバカな漫画読むと純粋に元気が出ますよね(笑
ヤンジャン40周年記念読切らしいんで、お時間等あれば是非どうぞ。衝撃の内容なので。







こやぎ様襲来。/神緒ゆいは髪を結い 第11話「山羊沼こやぎは策を練り」 感想(週刊少年ジャンプ2019年26号)

2019-05-28 | 神緒ゆいは髪を結い
こやぎ様可愛い。









神緒ゆいは(掲載順的に)正念場を迎えつつある
今時珍しいアナログカラーなんで個人的な願望を言えば3度目のカラーが見たいが・・・
そう、他の漫画と比べて明らかにアナログで描いてんなあ。っていうのがはっきりと分かるんで、
そういう意味でも作風的な意味でも浮いてるかもしれないが、逆に世代的には安心感があるのも本音。
それと、漫画の内容が今まで椎橋寛が描いてきた漫画とは全然違う、、、という意味では正直新しいんですよね
ぶっちゃけ6~8話の時点で「これはイケる。」と思ってただけに予想外に苦戦してるっぽいですが、
それでも作者にとってマンネリではない新しい扉を開けたのは事実でしょうから頑張って欲しいです。







で、
今週の新キャラであるこやぎ様は正直可愛かったです
神緒ゆい、カーラ、エビちゃん、スケバンコンビまでは作者の引き出しから抜いてきた感があるんですが、
こやぎ様はこういうキャラあんまいなかったよなあ・・・って純粋に思いました
なんでしょう、
名前通りちんまいのも可愛いし、
衣装もちょっとお洒落で可愛い、
やってることはかなり独善的ですけど、
その分妙な健気さがあって中々に好みだったりしたんですよね
何より、
好きな人に好かれる為だったら
手段も問わないしプライドも捨てる・・・そんなキャラ性が良くも悪くも一途で素敵でした
それほどまでに他人を好きになれる、、、っていうのはある意味羨ましいですよね
ちっぱいで頑張ってる姿が一番グッと来た。。というか、気持ち泣けました笑

それと、見た目がすっごい好みです!←
人気出そうなキャラだしこういうイイ感じのキャラをこのタイミングで出すのは悪くない
その分今まで(特に初期)のキャラの出番がなくなってますが、それでこの掲載順になってるので
新しいキャラを使ってみる、っていう選択肢は正直アリでしょうね
ちなみにやってる事は何気にゆい×鍵斗の仲を取り持ってしまっている気もするのが滑稽で面白いです(笑







それでまあ、
新キャラもとびっきり可愛いんですけど、
それによりゆいと純粋にラブコメ展開が出来ちゃったのが色々とおいしくて良かったです笑
鍵斗が誰に何も言われてないのに銅像を磨いてたのも面白かったんですけど、
普段のゆいが恋愛脳ではないだけに、
いきなり積極的な女の子になってくれる男子的喜び、、、とギャップを使った漫画的面白さが確かにありました
正直突然鍵斗にアプローチして可愛さを存分に魅せてくれる白ゆいはすっげえ可愛かったですね
まあ中身こやぎ様なんですが・・・笑
それでも、
色々な意味で(こやぎ様の可愛さ的な意味でも)おいしいカット満載なラブコメシーンの数々は堪らなかったです・・・!
鍵斗の慌てっぷりも滑稽で(笑)純粋にコメディという意味合いでも秀逸な11話目だったかと思います
なりふり構わないこやぎ様の健気な努力にグッと来つつ、
突如態度が急変している白ゆいのギャップにもやられる・・・という、
正に一粒で二度美味しい、って確実に言える、順調に面白くなっている。という確信が持てる最新話でした
こういうコメディ系の漫画は一度掲載順が落ちても挽回しやすいので、個人的にはまだまだ頑張って欲しい
具体的には今期の新連載陣には勝って欲しい、、、って本音で思っています
当ブログは神緒ゆいを応援しています!












またまた本音を言ってしまうと、
今ジャンプで一番愚直にバカ漫画やれてるのが神緒ゆいだと思ってるんですよ
だから、そういう意味では読んでいて一番癒される、、、というか箸休めになる漫画だと思ってる
なので、本気で生き残って欲しいんですよね 正直今ジャンプで3本の指に入るくらい大好きなんで・・・
一切シリアスにもバトルにも行かない振り切ったコメディ具合が安定して気軽に読めておススメです!!




興味は移り変わる。/アクタージュ 第66話「アリサの条件」 感想(週刊少年ジャンプ2019年26号)

2019-05-27 | アクタージュ
本気の千世子。









「芸能」というジャンルで人気をキープするのは想像以上に難しい事だと思う
なんせ変わらなければいつも同じと揶揄され、変わったら変わったでそれまでのファンが離れて行く
なんでもそうですけど、一歩間違えれば人の興味なんて簡単に移り変わってしまうものですから、
相当器用で、それでいて大胆な立ち振る舞いが求められるものだと思います
千世子の徹底的に天使を演じる手法もいずれは飽きられる
そうなる前に、
もっと新しい自分を表現する・・・為のパートナーが墨字さんだったのには正直驚きました
夜凪ちゃんを見い出した人間が、ライバルの千世子の演出を担当する。。
まず、ウマが合うのか?とか、
ある意味最大の敵じゃん。とか、
色々考えることはあるんですが・・・

ただ、なんでしょう、「今が人気だからこれでいいや。」的な曖昧な考え方ではなく、
常に先へ先へと駒を進めて行く千世子の生き方は見習うべきものがある、、、というか、
彼女は彼女で夜凪ちゃんとはまた別の意味合いでの理想として(きっと)描かれてるんでしょうね
休まない、サボらない、妥協しない、いつでも自分が一番美しくあれる方法を探していく・・・
そう考えると一種の求道者にも思えて来ますが、純粋に墨字さんが彼女を「どう見せるか」は楽しみです







夜凪景は、
紆余曲折ありながらも、
物凄いスピードでスターダムにのし上がって来た
正直、スターの陸がパートナーとはいえ、ここで敗北する可能性は十分にある
何故ならばアクタージュの場合平気で主人公が敗ける展開にするのもあり得るからです
事実デスアイランドの時も結局一番光ったのは千世子でしたしね
ただ、逆にボロボロに負けるとも思えないんですよね
勿論勝つ展開になるのもあり得るけど、
どうなったにせよ、
爪痕・・・みたいなものは間違いなく残すでしょう
そして、今回の役柄は完全に“女”を感じさせる内容になる事は必至なので、
今までタスマニアデビルとかコモドドラゴンとか色々な意味で女っ気が少なかった(笑
景ちゃんにとっても「新しい自分」を魅せる舞台になりそうで、そういう意味でも楽しみです








正直役柄的には千世子のが有利に思えるんですけど、
陸と武光くんの存在で夜凪ちゃんがどこまで変われるか・・・が鍵なんでしょうね
陸と武光くんの相性、、、が取り合えず気になってしまう今日この頃です(笑
武光くんの登場でアキラや阿良也にすら見せない笑顔に景ちゃんがなった上記のカットに意味はあるんでしょうか?
現状、男性キャラの中では一番?親しみのような感情がありそうにも映りますが・・・その辺も気になります
そして、そんな夜凪ちゃんが純粋に可愛くて視覚的にも良好な66話目でした(笑)。
「ぱ」とかめっちゃ可愛いじゃん・・・!









しかし、
武光くんのセリフも良かったですね
今日当たり前にある景色や存在が、
明日以降も平気でずっと在り続ける、なんて保証はどこにもない
それで後悔するくらいだったら、まず動いた方が良い!・・・っていう、
何気なく描くにはあまりにもメッセージ性の深い描写でそんなトコも秀逸だったと思います。

デスアイランド組の健闘、すっごく楽しみです!!!



肥大する夢。/ポンコツちゃん検証中 検証その4 感想(週刊少年サンデー2019年25号)

2019-05-26 | サンデー感想
ひらり、巨大化。







ちょっと前に巨大な女の漫画がいくつか流行ってましたよね
今は沈静化してるのかな?
あれはあれで母性、、、及びギャップを感じさせてくれてとてもいいものでした
大きくなった夢咲さん、ただでさえムチっ娘なのに輪を掛けてセクシーになってて最高でした(笑
特にデカくなると胸がだしっぱになるのが視覚的にいい感じでしたね・・・スタイル自慢かよ、っていう。


隕石を止めるのに、
「肥大化」っていう能力は上手くやれば凄い効果的に思えますけどね
例えば、星に来るまでに何かを飛ばして相殺させるとか、
逆に受け止める頑丈なものを作る、とか・・・
正直自分学歴に乏しいので、
こんな低レベルなアイディアしか思い浮かばなくて申し訳ないんですが(笑
でも、そこを「コントロール出来ない」って不確定な要素を強調してコメディに繋げたのは上手かったですね
純粋に楽しいですし、何よりここで解決しちゃったら4話目にして問題解けちゃいますからね笑

ひらりは、「基本的に不器用な娘である。」というのが前提だと思うんで、
こういう繊細で正確さが求められる能力には向いてないのかなー、と。
逆に曖昧でも確かにこなせる能力が向いてるんじゃないかな、って思いました。
今後もどういう能力が出て来るのか楽しみです。それと、ちょっとエッチな要素も(笑)。







最後は、
ひらりの妄想でオチました
ヒロインの方が妄想するっていうのも珍しいけど、
正直こうなった場合の水戸くんの反応も見たかったような(笑
やっぱり、女の子の恥じらいって素敵やね・・・!ってのを再確認出来たお話でした
それと、親父が何気に可哀想で笑えました。

しかし夢咲さんイイ感じのパンツ履いてますね・・・最高です←
それと自宅の時計のデザインがお洒落で好みでした。





早くも脱走!?/ポチごっこ。 第2話「お留守番」 感想(ヤングジャンプ2019年25号)

2019-05-23 | ポチごっこ。
死んだそうです。








ポチこと友寄くんは早くも脱走してしまった。
そりゃそうだ、別に縛られたり弱み握られてる訳じゃない
逃げようと思えばいつでも逃げられる。し、真っ当な人間ならまず素直に従う事はないでしょう

ただ、自殺を未遂ではなく、遂行した(遂行しそうになった?)人間が向かう場所ってどこなんでしょうね
それほどまでに苦しくて、追い詰められて、自死を選ぶほどだったのにもう一度同じ環境に戻れるのか・・・?とは思う
常に何かを心配して、責任感で自分をギチギチに縛って、栄養剤だけでしのぐほどに忙殺されて。。
結局、どこにも行けなくて戻って来るパターンもあり得そうですが、
展開としてはいきなりタイトルから逸脱した訳で(笑
色々な意味で来週以降が気になりますね
果たして、
家出をしたポチは戻って来るのか、
それともそのまま野垂れ死んでしまうのか・・・
花の家に留まる「理由」が出来ればきっと違って来ると思うんですけどね。







しかし、
いきなり女子高生に拾われて共同生活、それもポチ・・・
確かに色々とぶっ飛んでますが、羨ましいと思う自分もいる←
正直アッチあいさんの描く女の子がナチュラルな可愛さに満ちていて堪らないんですよね
それでいてちょっと・・・いや、かなり身体つきもいいし、性格もなんか天然で可愛く感じます
というか、これ以上ないくらい絵柄が好みだ・・・!って思ってしまいました
ある種自分の理想に近い絵柄なんですよね
自然な感じと、
それでいて色気がある。っていう。
どっちかに優れてるのはよく見ますけど、
ナチュラルさとセクシーさを両立させている作家さんは中々いないので、
その意味でもアッチあいさんには注目ですし、応援したくなってしまうのです。

しかし、
花は小生意気、、、に思いきや、
意外と言ってることは友寄くんの為になっているし、
そんな小悪魔な姿もとってもキュートに映るんでとてもイイですよね
一見するとサイコな展開にも見えますが、なんか憎めない可愛さと居心地の良さがあるのも事実
そんな花のバックボーン・・・誰もいない、けど、誰かが居た形跡もある描写も気になってたりしますが、
花自体も人助け、ではなく、個人的な願望で動いてるような気がしてならないんですよね
その二人の気持ちが重なればタイトル通りのポチごっこになるんでしょうけど・・・
正直花に振り回されてる友寄くんの描写を見るだけでも面白いですね。




男の涙は切ない。



ただ、
そんな友寄くんも正常な精神状態ではないように思える
自分の体調や願望、幸福やプライドを犠牲にして他人の期待だったり都合の良い駒である事を優先してるように感じる
自分が安らいだり無理しない喜びより、他人の目や評価が先に立ってしまっている時点でヤバいですよ
でも、そんな小市民で自己嫌悪に興じてしまう彼の気持ちはえらい分かったりもするんだよな
人間って(他人の目から見て)真っ当であろうとして自分を棄ててしまう節がありますから、
そういう意味だと友寄くんもまた冷静に自分の事を見れてないんでしょうね
そんな彼が寝ながら涙を流すシーンは、
男の「逃げられない葛藤」を完璧に描いていて素晴らしかったです
その後、花が物悲しい表情で撫でるのにもきっと意味があったりするんでしょうね

初見だと花が意味不明に映るかもしれないけど、
正直花こそが友寄くんを救う人物になるんじゃないか・・・という気がしています
それと同時に、友寄くんが花にとっての「何か」になる可能性もあると思うけど・・・
まあ何にせよ今週も気になる要素とニヤニヤ描写が多々あって面白かったです!
最後のカットも色々と叙情的でとても良かったですね。。
来週の「ポチごっこ。」も楽しみです。













ちなみに今週一番良かったシーン(笑
「えっち」って。。可愛過ぎるっ!(超笑顔)
正直かなりときめきましたし、
服の皺がまたリアルでとっても良かったと思います!!←
早くもラブコメとしての素晴らしさを全力で表現して来ているので、
嫌が応でも期待が高まります
っていうか、たまんねえ・・・
花ちゃん可愛過ぎ。。(2回目
また構図や表情もクオリティ高すぎてヤバいっすね
確かに、その前の流れだとおっぱいを触ろうとしてるのかな?って感じですけど、
実際は没収されたスマホを取ろうとしていた訳で・・・
その言葉に動揺して紅潮してしまう友寄くんがまたすっげえ可愛かった(笑
なんかもう生真面目でありながらどこか素直な友寄くんと
天然で小悪魔でありながら強烈な可愛さを放つ花ちゃんのコンビに早くも夢中になっています
コメディとしてもドラマとしても色々と面白過ぎて、正直早くも大好き状態ですね。。
勿論アンケは必ず投函します!




みんな湯神くんになりたかった。/湯神くんには友達がいない 第81話(最終話) 感想(週刊少年サンデー2019年25号)

2019-05-22 | サンデー感想
ありがとうございました。










正直、
湯神くんが終わって寂しいです。
湯神くんは最初から最後まで一筋縄ではいかない変人だったけど、
でも彼の言う事にはいちいち筋が通っていて、本音を言うと生き方のモデルにしていた節もありました
そう、湯神くんはコメディ、恋愛、学園ものであると同時に思想漫画でもあったように思うのです

自分は、湯神くんみたいになりたかった。
いや、本当は誰しも湯神くんみたいな生き方を心のどこかで望んでるんじゃないでしょうか
でも、現実は彼ほど振り切って生きれてる人なんて早々いないと思うんですよ
だからこそ、憧憬というか、参考というか・・・
そういう風に捉えてもいたし、
事実生活の中で色々と取り入れている思考もあったりします
湯神くんは最後の最後まで掴みどころのない不思議な人だったけど、
でも、決して他人をおざなりにするような人物でもなかったんですよね
個人を楽しみながら、誰かにとっての影響を与えている、、、その在り方はとても美しかったように思いました。




惚れてまうやろ・・・。



この最終話でも、
ちひろちゃんと湯神くんは友達になったわけじゃない
かといって恋人でもないけど、
でも、
「他人」でもない、、、っていう、
非常に絶妙でベストな感じに終わってくれたと思います
なんというか・・・非常に“らしい”ですよね
告白する訳でもなく、
キスする訳でもない
ある意味「いつもの二人」。
でも、
本当に大切な存在って案外そういうものなのかもね。とも感じました
正直、いつか自然に付き合いそう、、、というか、もっと言えば自然に暮らしてそう。って思いますけど(笑
最後まで作中ではラブラブにさせなかったのがある意味捻くれてるこの漫画らしいし、
逆に一切そういうエッセンスがないわけでもない・・・という思わせぶりな演出もこの漫画らしい
つまり、最後まで「湯神くん」は「湯神くん」のまま終わってくれたのが嬉しかったんですよね
別にアニメ化したわけでもない、
賞を取ったわけでもない、
ビッグヒットもしてない、
それでも、自分にとっては現存する連載作品の中でも3本の指に入るくらい心酔して来た漫画でした。







ちひろちゃんは湯神くんのことがきっと好きでしょう
そうでなきゃ、こんな風に思うはずがない
読者がそうだったように、
ちひろちゃんもまた湯神くんに沢山のものをもらってきたんだろう、って思います
それは理屈のようで、理屈を超えた「何か」による想い。。のような気がする
今回だって、
「自分だけに」誘いをくれて、
「自分だけを」拠り所にしてくれた
それだけで、
多分人は嬉しくなっちゃう生き物ですから、
ちひろちゃんもきっと湯神くんに沢山遊びに誘ってもらって嬉しかったんでしょうね
そういう意味では、もう既に湯神くんにとってちひろちゃんは「他人」を越えた「何か。」という気がしました







実際、
やってる事はほぼデートでしたからね・・・
ガッツリいちゃいちゃさせず、
その「香り」を楽しんで頂く、、、という意味合いでは、
本当に最後の最後までこの漫画の美意識を貫いていて素晴らしかったと思う
湯神くんとちひろちゃんのカップリングが正直大好きだったんで、
ベッタベタに結ばれてても絶賛したんだろうな。とは思うけど
ただ、
「らしさ」という意味合いではこれで最良だった。。とは断言出来ます
二人は、友達じゃないし、恋人でもないけど、でも他人でも知人でもない
確かな「繋がり」ある関係なんだと・・・。
そう考えると、
見たかったものを提示してくれた最高のラストだったとも云える
自分に伝えたかった「平楽に落語にされた!」という嬉しさ、
そんな湯神くんの承認欲求を充たす相手がちひろちゃんだった、という嬉しさ、
そして、純粋に喜ぶ彼の表情がきっとちひろちゃんにとっては最高で・・・。
あ~、こうやって羅列していくと、
十分いちゃいちゃしてんじゃね?ってふと思うのも凄いけど(笑
んー、有り体にいって、ちひろちゃんは湯神くんのお嫁さんになって欲しいですね(爆)。

ある意味、少年誌のラブコメ要素含む漫画としてはオルタナティブな結末に辿り着いた、というか、
この漫画でしか有り得ない粋なエンディングを見せてくれたような気がして本当に素晴らしかったです
うん、取り敢えず、湯神くん×ちひろちゃんのカップリングは最後まで最高でした!って事で(笑
大好きな漫画をありがとうございました!!








本音を言えば、
まだまだ読みたかったし、
純粋に湯神くんの行動からまだまだ気付きを得たかったです
この人の思想には(本気で)ちょくちょく影響を受けて来たし、
それと門田くんと城戸さんのエピソードも見たかった。
でも、
「まだまだ読みたい」って思えるポイントで終わるのがある意味連載漫画としてはベストなんだろうなあ・・・とも思う。
毎回自分の感想を読んでくれた方々、RTやいいね、フォロー等してくれた方々もありがとうございました。

取り敢えず、
最終巻を楽しみにするのと、
佐倉準さんの次回作を楽しみにしています!
途中からでしたが、それでもすげー長い間感想書いてたな。って感じです
最後まで「面白い!」と思って感想を書けてたのが一番良かった。






椎橋流エロコメのススメ。/神緒ゆいは髪を結い 第10話「激闘!!駅前大戦」 感想(週刊少年ジャンプ2019年25号)

2019-05-21 | 神緒ゆいは髪を結い
エビちゃん可愛い。







先週まではめっちゃ掲載順が良かったのに、
今週一気に下がってしまって実直に言って不安ですね
恐らく、バトル編のアンケが反映されてるんだと思いますが・・・
正直今かなり面白く感じてるだけにもったいないなあ。と素直に感じます
今のジャンプでここまで気楽にニヤニヤしながら楽しめる漫画も早々ないですよ

まあとはいえ、ストーリー漫画ではないので今後の展開次第では十分巻き返せると思う
下が淘汰された影響で下がった部分もあるでしょうし、、、今期の新連載陣に勝てるかどうか、ですね
でも個人的にはこの漫画めっちゃ好きなんだよなあ。どうにかして生き残ってくれないでしょうか
ちゃんとサービスするようになってからの評判は結構良好なものを感じてるので、
今が一番のふんばりどころでしょうなあ。せめてCカラーは欲しいですね。








で、今週も眼福でした(笑顔)
なんでしょう、
自分下らない事を全力でやってる漫画が昔から好きなので・・・
そういう意味ではいきなり神緒ゆいの知識クイズ開いてイキってるスケバン、って時点で色々面白かったです
っていうか、正直以前の椎橋さんだったらこの辺で安直にバトらせてた気がするんですよね
それが、シリアスもバトルも一切抜きで、
とことんおバカを貫き通す・・・という時点である種の「進化」というか、
きちんとコメディに振り切るぞ!って気概を感じられていいんですよね

昔ヒット作品を生み出した漫画家ほど、
後の作品でその幻影を追ってしまうのが常の中で、
ここまで割り切って新ジャンルに挑戦している根性は是非評価されて欲しいです。







しかし、
一方でそういうラブコメっぽさを保ちつつ、
スケバン×百合、っていう独特過ぎる方向性に向かってるのも感じました
ある意味個性って意味合いではぶっちぎってますが、それがどう(人気的に)転ぶのかは未知数ですね(笑
しかし、そういう中でもスリーサイズネタできっちりニヤニヤを演出して来たり、
瞳術ネタで狂気を感じさせつつ露骨にエロに走って来たり、
ある意味今までの椎橋漫画とは全く違うエッセンスが新鮮で眼福で非常に楽しかったりもしました
というか、エビちゃんも含めてみんな反応が各々オリジナリティがあってキャラの相様に触れてるだけでも面白かったです
キャラの魅力だったり漫画の方向性がハッキリして来た事で人気が復調すればいいのですが、どうでしょうね







最後はツイスターゲームネタで締め
思いっ切り百合な上に鍵斗の身体も捻じれていて(笑
とてもカオスで面白かったと思う
それでいて黒ゆいがセクシーでもあったし・・・笑
19ページの中にネタも描き込みも満載の一話でしたが、
それまでの作品とは違って逆にその雑多な感じが隅々まで楽しめる漫画になってる気がする
エビちゃんの反応も鍵斗のウブな反応も面白かったんですが、餓羅紗さんのエッチな表情も良かったです笑
兎角、振り切った内容にしよう!っていう美意識が感じられたのとバトルに逃げなかったのが秀逸でした
しばらくは新連載陣が優遇されると思うので掲載順はあんまり奮わなさそうですが・・・
でも、そんな時こそ頑張って応援して行きたいと思う!色々怖いけど!
スケバンの二人もなんだかんだ嬉しそうだったんで良かった。




荻野純新作読切「疎遠になった友達〜元トモ〜」 感想(ジャンプ+)

2019-05-21 | 荻野純
                             






自分が応援している漫画家さんである荻野純さんの新作読切がジャンプ+に掲載された。
詳しくはツイッターでリツイートさせてもらったので、そこからのリンクを辿ってもらいたい。






で、読んだ内容は、純粋に凄く面白かった・・・!
なんでしょうね、どんどん破滅していく友人とそれを見守る主人公と、
それでも衝突もせず最後まで「友達」で居続ける不思議な関係性、、、が表現されていました
ルームシェアはルームシェアでしかなくて、あくまで他人同士。。という現実が描かれていて、
そういう淡々としつつどこか物悲しいエピソードを描くには「透明人間の骨」を経た荻野さんは適役だったように思う。

ただ、久々に新作読切が発表されて感じたことは、
荻野純さんの絵柄/作風/演出には確固たるオリジナリティ・・・があり、
一応原作付き?というか事実の漫画化という形ではあったんですけど、
正直どこからどこを切っても荻野さんの漫画だ!って印象だったんですよね(笑
これはファンの贔屓目かもしれませんが、
もっと売れて欲しい。。というか、
評価されるべきなのでは?ってちょっと思いました
今、ああいう良い意味でクールで叙情的な漫画描いてる人少ないと思うんで、
そういう意味でも荻野純さんの漫画の良さ、面白さ、個性を知って頂く・・・というアピールにもなる新作なんじゃないかと。


恐らく、
何故ここまで面白い。。と思ったかと言うと、
心情をセリフで語らない手法が自分に合ってるからだと思う。
台詞も、モノローグも使わず、表情一つで登場人物の心境を表現してみせる・・・という気概を感じる
それが粋ですし、確かな読み応え及び荻野純漫画の個性として際立ってるように思いました
無料でサクサク読めるので、是非是非読んで「何か」を感じて欲しいです。

また、
オチが面白いんですよね
余韻っちゅうか、
人によって捉え方が違って来そうな演出になっていて、
その物悲しいテイストが正に自分好みで読んでいて非常に良かったです
荻野純さんのファンが読んでもそうじゃない人が読んでも楽しめる漫画だと思う
なんというか・・・有り体ですが、人生って切ないですよね(しみじみ)。








ところで、
最近荻野純さんのツイッターで「互いのガーディアン」っぽい絵がUPされてるのが気になります
いよいよ本格的に新連載も来るのでしょうか・・・?
新連載の折には、また是非全話感想書きたいです
そろそろ吉報が届きます様に!



女になる予感。/アクタージュ 第65話「邂逅」 感想(週刊少年ジャンプ2019年25号)

2019-05-20 | アクタージュ
貞操の危機!?








陸は思っていた以上に厄介で・・・そして面白いキャラでした(笑
厄介というのはかなり独善的な部分が強く、
面白いというのはだからこその化学反応があって愉快である・・・という意味ですね
正直、アキラも阿良也もここまであからさまなキャラではなかったので、そういう意味では新境地ですね
女にする・・・勿論、処女を奪うとかそういう意味ではないんでしょうけど(たぶん。。)、
ここに来て「色気」の演技が表現されそうで個人的にとても楽しみにしています
また、
陸が強引に迫ってる(?)時の千世子と阿良也の反応もまた面白かったですね
台詞が一切無いのがまた想像を掻き立ててくれて実にナイスでした・・・(笑)。
夜凪ちゃん愛されてるなあ。








そういう訳で、
ダブルキャスト編。
一応、千世子と陸が有名で、
夜凪ちゃんと阿良也が新進気鋭?って事で、
ある意味釣り合いはとれている公平な勝負なのかもしれません
夜凪ちゃんと陸が、
阿良也と千世子が組む訳ですけど、
阿良也と千世子はある種水と油なだけに反応の度合いが楽しみですし、
夜凪ちゃんと陸は、、、色々噛み合わなそうでそこがある意味楽しみでもあって(笑
良い意味で想像がつかない組み合わせになっているのが物語的に巧いなあ、って思いました
夜凪ちゃんは早速子供扱いされていてちょっと面白かったですが・・・笑
陸が結構ジゴロキャラっぽいので、
その意味では危険な匂いもするんですよね
あんまりアクタージュっぽくないキャラっていうか、
いや、ある意味誰よりもっぽいキャラなのかもしれませんけど(笑
恋愛、女、色気。。
景ちゃんにあるようでなかった要素、
その表現の幅がまた一つ埋まりそう、って意味合いでは見ものだと思います
規模としても大きいですし、ある種これまでの頑張りをカタルシス化するには最適の舞台じゃないでしょうか
っていうか、正直こんなんあったら確実に観たいですしね・・・そういう意味でも巧い演出かなあ、と。







天知はビッグビジネスを狙っているんでしょうが、
夜凪ちゃんは夜凪ちゃんで大舞台で自身の力量を試すことを楽しみにしている・・・
と言う事でいつの間にかwin-winな感じになっているのも考えさせられますね
考えさせられるというのは、
天知の存在が主人公にとって必ずしも「悪」とは言い切れない。。という事でしょうか
そうなってくると、天知のキャラが奥深くもなってくる気もします

何にせよ、
自分の環境が変わること、
未知の挑戦を純粋に「楽しみ」と言い切れること・・・
それが夜凪ちゃんの“強さ”であり、主人公たる所以だったりするんでしょうね
だってまだ駆け出しっちゃあ駆け出しですもんね
それでも、
物凄い勢いで、
運とかコネではなく、
自分のセンスと努力で這い上がって来た彼女
例えどういう結果になったとしても、
最後は笑顔で終われるような。
そんな舞台に期待してます
当然、犬猿の?千世子阿良也ペアも楽しみです。あっちはあっちで別の意味で心配ですが・・・笑












しかし、
今週のカラー、やたらセクシーで最高ですね
こういうゾクゾクするような扉絵はある意味初めてかも
っていうか、胸に触れてますよね