先月の25日に眉村ちあきのライブを観に熊谷に行きました。
熊谷に来たのは約8年振りの事でした。
群馬館林、岐阜多治見などと並んで「日本一暑い街」と称される熊谷シティ
8年前もあったかは記憶が定かではないんですが、街じゅうに小さなシャワー機?みたいな、
暑さ対策的なものが設置されててそれだけでも個性的な街だなぁって思いました(実際既に猛暑だった)。
そして、
前に来た時はモルタルレコードでのライブ鑑賞だったんですが、
HEAVEN'S ROCK熊谷に来訪したのは初めての事でした。
ヘブンズロック系列は、
栃木、さいたま新都心は行った事あったんですけど「VJ-1」を名乗る熊谷は行った事無かったんです
そう考えるとちょっと感慨深い・・・なんせここが第一号店って訳ですからね。
しかも、調べると今年で営業30周年とか!?
熊谷、
きっと再び来ると思うのでその時にはまたこの場所でも観れたら良いな。って想います。
では以下つらつらと(尚撮影可だったので公演中の写真も載せてます)。
眉村ちあきのライブに行くのは初日の柏公演以来でした。
一曲目から
「う”ぉ~い!!」と激渋シャウトをぶちかました「ナントカザウルス」で早速高揚、
そこから逆に心地良い歌を丁寧に響かせた「愛でほっぺ丼」、
この曲、生で聴くといつも
「大事に大事に生きてゆこうか」の部分が沁みます。。
お洒落なトラックで切なさを歌う「浜で聴くチューン」、
怒涛のビート感で観客を踊らせた「ピカレスクヒーロー」は、
「正直に 心のままに(空白)Yeah!!」の部分の歌唱がキレッキレでこちらもテンション上がりました!
まっすぐな歌が心に響く「マーメイドボーイ」を経て、
MCでは
「昨日の新潟では大縄跳び出来るスペースがあったんだけど・・・」と
この日の盛況っぷりを喜びつつ生々しい話も吐露してました笑
「実は私も十二支持ち!」という
ツッコミどころ満載の発言を経てこのツアーのキーポイントになっている「十二支のアマゾン」へ。
次々と変わるメロディ、
次々と演奏する楽器が変わる異色の楽曲はやっぱり何度見ても観応え抜群でした。
正に現代のプログレ...今ツアーこの曲を楽しみにしてるお客さんが多いのか相当盛り上がってました。
七変化を超えた十二変化の世界観に浸れてとても音楽的に良い時間だった!
そして、
また違う意味で盛り上がってたのが「ぢごくに落ちて心から泣け」
ヒリヒリしたアコギの音色に、音数が少ないからこそ際立つ眉村さんの声量に圧倒される。
聴いていて❝ソウルシンガー❞(ジャンルの方でなく)という言葉が思い浮かぶほど見事な歌唱
怒りの中にも滲む哀愁を含んだ表現に終わってからの拍手も一段と大きかったですね。
っていうか、みんな本当は「この人嫌い!」って人が結構居るんでしょうね笑
管理人も例外では、ない。
そこから一転して今までよりもファンキーめに聴こえていた「レイニーデイ」、
どこかカラフルにも感じたこの曲はツアーでこなす内にまた形を変えつつあるのかもしれない。って感じた
ポップなメロディに惹かれる90年代ライクな「マルコッパ」を歌った後
ある意味今回のハイライトとも言える「neko」が投下されました。
「neko」は・・・スゴかったですね
まず出だしからシャウトとヘドバンの嵐で異様だったんですけど、
途中で
眉村さん感情が昂ったのかいつもの亀を使わず直で観客席にダイブ(!!)。
ごく稀に、
観客席にダイブする歌手やバンドマン居ますけど、
その度に「勇気あるな~」って思う。
その上で、
歌ってる内容が(良い意味で)意味不明な内容だから笑
なんかこう・・・
「THEカオス」って感覚が痺れる位にヤバかったですね
しかも、後からスタッフが亀を投げ込んだんですけど、あれは計算でやってたのか、それとも...
ある意味パンクよりもパンキッシュなパフォーマンスしてるんじゃないか?って位
その半端無さに興奮してしまった最高の一幕でした・・・!
すごい格好良かったよ。
一転して、
めちゃくちゃ丁寧に現代の働く(生きる)人々を称賛する名曲「ニーゼロニーゼロ」を披露
今振り返ると前の曲との落差がスゴくてちょっと面白いですね...笑
でも約半年ぶりに生で聴いたこの曲、本当に良かった。
なんでしょう、
今まで日々積み重ねて誰かの為に~とやって来た労働の日々が報われたような感覚があった。
勿論みんな働いてるのはお金の為でしょうけど、誰かの何かになってるならそれに越した事は無い。
そういう意味では、聴いていて心が満たされる感じがしましたし、
それと、
音源ではCreepy Nutsが担当しているラップ部分を眉村さんがそのまま担当してたのも良かったですね
この曲を聴いてると、
やっぱ現場で直で味合わなければ得られないカタルシスってあるよなあ、って思った。
日本人って謙遜大好き卑下大好きだから、こういう認めてあげる楽曲があると気持ち助かりますよね。
絡みつくような歌がインパクト大だった「秘密の恋」、
しっとりとした歌を聴かせた「36.8℃」、
無垢なメロディと想像以上にデカいエレキギターの音に痺れた「春一番」とライブは良い流れで続く。
そこから、個人的にライブで初めて聴いた初期の楽曲「ツクツクボウシ」
この曲色々面白くて独特のテンポ感もそうだし、
歌詞の
ムロツヨシの部分でコール?があるのも異様で楽しかった笑
ディープなクラブミュージックにも通じる素養を感じた「Natto」、
どことなくR&Bの要素もある楽曲で聴いてて快感だった。
「東京留守番電話ップ」は、
この日も
「うんこの生き様を!!」とうんこって言いまくり(笑
でもその自由で(文字通り)泥臭い作中観はとても魅力的に映りました。なんか燃える。
お馴染みの即興ソングを挟んでキラーチューンの「ピッコロ虫」を祝祭感たっぷりに披露。
いつも以上にソウルフルに...そして
「くまがやー!」の地名シャウトも激熱な一幕でございました。
本編最後は、
みんなでシンガロングもした名曲「旧石器PIZZA」で締め。
ちょっと切なげな歌詞と、だからこそエモい拳振り上げがクロスするこの曲は、
いつ生で聴いても胸アツな気分にさせてくれて大好きなんですよね。
そんな風に最後まで盤石な構成で終わったこの日のライブ、
激しい楽曲も、
沁みる楽曲も、
最高のパフォーマンスでもって表現してくれたこれまた素晴らしい一夜でした。
ありがとうございました!
ナントカザウルス
愛でほっぺ丼
浜で聴くチューン
ピカレスクヒーロー
マーメイドボーイ
十二支のアマゾン
ぢごくに落ちて心から泣け
レイニーデイ
マルコッパ
neko
ニーゼロニーゼロ
秘密の恋
36.8℃
春一番
ツクツクボウシ
Natto
東京留守番電話ップ
即興ソング
ピッコロ虫
旧石器PIZZA
肉喰え
平成黎明GAL
アンコールでは、
今ツアーに於ける重要な起爆剤として機能していると思われる「肉喰え」をまずは披露
これがまた観客のボルテージと相俟ってものっそい盛り上がってましたね...!
oi!oi!コールから拳突き上げ、感情のシンクロ・・・という意味合いでは
正に「ロックンロール」という形容が相応しい一曲に仕上がっていました。
なんか聴いてて、
自分も自分を慰める目的で帰ってから美味しいもの食べようかな、って(笑
でも日々の行動にいちいち意味を持たせる事が出来るのは人間の秀逸な点だとも思う。
最後の最後は「平成黎明GAL」で終幕。
気持ちの良いアコギサウンドと伸びやかな歌声、
そしてファンとの絆ソング(にも聴こえる)歌詞・・・と心地良い雰囲気で最高の夜は幕引き。
初日と比べて激しい曲の激しさ度合いがよりグレードアップしていたのと、
セトリ、特に既存曲のチョイスが大幅に変わってたのが印象的でした。
常に最高沸点を更新し続ける眉村ちあきのライブ、
追加公演も発表されたので管理人もまた今ツアー
❝おかわり❞したいですね・・・!!