サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

最初で最後の。/楝蛙「運命のひと」

2022-04-08 | 快楽天











最新の快楽天に楝蛙さんの新作「運命のひと」が載っていて、
それが非常に良かった。
そもそも、
楝蛙さんに関しては単行本全部持ってて(まあ言っても3冊だけど)、尚且つサイン本も持ってるのに、
中々感想書いてなかった、書けてなかったですね・・・内心申し訳なく思ってます。
でもその分忖度ではない「本気の感情」を伝えたいとこれ書いてます。

この作品はね、
正直渋いと思う(笑
雰囲気も渋いし趣も非常にあるし、
何よりも読んでて切ない気分になる作品で・・・・・。
 まあ、
単刀直入に書くと、
いい歳でフラれた女性が昔の男友達にアプローチして一緒になろう、と思ってたら、
その男友達には既に婚約者が居て、、、っていうエピソードなんですけど。
ちなみに、それまでは逆の立場だったんですよね
それ想うと、
若干都合良くも感じるけど、
でも男としたら昔からの憧れの女友達を抱ける、っていうチャンスでもある訳ですよね
その女の未練と男の背徳感&衝動が絡み合ってる感じが❝実に大人の恋模様❞って感じで良かったです
ただ雰囲気漫画、ってだけではなく、成年漫画としての機能性も高いのが尚goodでしたね!
あ、勿論成年漫画なんで18歳以下の方はもうちょっと待ってて下さいね笑😅🙏







行為に関しては、
浮気の背徳感に因るカタルシスもあるけど、
一番は(本当は)お互い好きだった同士の一晩限りの契り・・・なんでしょうね
読んでてそんな感じがしました
 まあ、
主人公の女の人も(名前が出て来てない?のでこういう呼び方。。)、
いい歳でフラれてる訳で、
これぐらいの慰めはあっても良かったのかもしれないですね、、、
最後の女の人の涙が実に本作に於けるペーソスを象徴してるって言えますけど・・・
 多分、
個人的には、
いつでも自分のものだったのに~という寂しさだったり、
本当は自分のこと好きなの分かってて接してたのに応えられなくてごめんって気持ちだったり、
あとはやっぱりなんだかんだ「フラれたんだ。」っていう今更だけど確かな感情だったり・・・が、
内包されてた気がしました
だって、
そうじゃないと泣くのはおかしいですからね
最後の最後で自分の本音に気付いた様にも見える。
でも、そういう、
恋破れたり未練を感じてる女性の姿って美しいし官能的だな。とも感じました
中でも4ページ目の「へ」のコマは趣、というかドラマ性に溢れてて良い演出でしたね。。
後、SHISHAMOの「同窓会」って楽曲が似合いそうな世界観だなぁ~、とも思ったり。








最後のメモ帳、
男っぽい殴り書きだったのも良かった・・・笑
作者は女性の方なんですけど、ああいうリアリティを重視してるのも素晴らしい。
またラストシーンが心地良い哀愁があってイイんですよね~
最後のセリフがポジティブ感あってまた素敵だったんですが、
機会があれば是非触れてみて欲しい一作でした。
 高揚感を含む背徳感と共に、
純な感覚も読み手に残す(個人的な感想)そのセンスが秀逸でしたね。
飲み屋でのやりとりにページ割いてたのは英断ですしこういう情緒のある成年漫画大好きだな、と!



特別な夏。/楝蛙「なつあそび」

2020-08-17 | 快楽天








楝蛙さんの漫画がちょっと前から好きです
何で知ったかというと、本誌の広告であります(ありふれた入り口・・・笑)、
そこから単行本を買って、単行本を買ったタイミングで快楽天本誌に載るようになったんで
色々な意味合いで都合が良い感じですが・・・この作品もストレスフリーな作りで大分良い感じでした。

ツイッターをやってるのを知ったのはそれから更に後だったんですが、
ツイッターの内容が想像以上に素敵で作家さん自身のファンにもなりましたね
なんというか、他人を不快にさせる言動を一切言わないので凄く安心して見れるというか、
ある意味この漫画みたいというか、まあ非常に癒される感じなんですよね(笑
個人的にはツイッタラーの理想形の一つ、とすら思ってます。







この作品、
言葉数は少な目で
物語としても画面としてもシンプルな作品なんですが、
だからこそ想像で補えるというか、余韻の深い漫画に仕上がっててそこがとても好みでした
序盤の、真面目に片付けさせようとする親に対して無言でまさとを連れて行く
その時表情だけでセリフが無いのがまたリアルっぽくて良いですね
リアルっぽいって言葉は語弊があるかも、ですが
個人的には粋な演出に感じました。

その後は、おねショタの情事に続くんですけど
ここでも物凄く直球というか、
兎に角余計なセリフや仕掛けを省いて真っ直ぐに千夏のえっちな目配せと
少年のドキドキ感を描いているので完全にストレスフリーで世界観にのめり込める良さがあります
何よりも、心情をセリフで説明してないので、読者の好きな様に解釈出来る良さがあるんですね
千夏もただ単にまさとをからかって面白がってるというよりは、
表情から察するにそれなりに好意もありそうな感じにも映る
だからこそ、
より情事のシーンに熱中出来るのが素晴らしいな、と思いました
それと、最後、まさとの方が所謂アへ顔になってるのも逆にリアルというか、
まあ、「頑張ったね。。」って感じで、非常に良かったんじゃないでしょうか(笑
まさとの「それだけじゃない」というセリフが男心をきれいに表現していて、
そこもまた秀逸な作品に感じられましたね。







結構、
こういうおねショタの作品って、
おねの方がめちゃくちゃ余裕だったりするんですが、
千夏、
割とドキドキしてる表情だったのが読んでて気持ち良かった、というか、
一方的じゃなくて「なんかいいな。」って感じたりもしましたね。
最後の表情、
笑顔だけで無言なのもまたイイんだよな。
割と説明を最小にしてそういう表情とか行間優先で魅せる作中観が読んでて心地良い新作でした。
それにしても千夏はどっからどう見ても、どの角度から見てもスタイル良くて最高っす(笑



質の良いストレート。/ホムンクルス「YES,My Darling」(快楽天2019年1月号)

2018-12-14 | 快楽天
                               
                               カワイイ。









いつの間にか成年作品の感想を書かなくなっていましたが、
っていうか官能要素を含む作品の感想を意図的にシャットアウトしていましたが、
一番の理由は「頑張って書いても(伝わる部分が)限られてしまうから。」という理由でした

けど、今回のホムンクルス先生の作品はあまりにもヒロインが可愛過ぎてスルー出来ませんでした
この子の可愛さを知ってもらいたい・・・!という気持ちが勝ったので記事にすることにしました。




可愛い。



成年漫画を読む際に一番意識することは、実は官能の部分ではありません
ぶっちゃけ「キャラが好みかどうか」自分にとってはそれが一番重要なんです
官能的なシーンを見て楽しむにしても、やっぱり自分好みの女の子が良い訳で・・・
そういう意味合いでは一般的なラブコメと注視するポイントは案外変わらないのかもしれません。

最近のホムンクルスさんの作品は、(元々そうだったけど)変化球が少なく、とにかく真っ直ぐだけで勝負してる感じがします
スライダーもフォークもチェンジアップも使わず、ひたすらストレートの質を磨いて投げ込んで来る印象で、
でもそれで(読者の心を)ストライクに出来るのは相当の実力が無いと出来ない事だとも思う
とにかく、余計なスレた部分を削ってひたむきに理想の女の子を追求していく、
些細な仕草で心境を描くことによって、演出で想いを伝えていく・・・
実はそういうのこそ一番難しくて奥深いと思うんですよ
年齢を重ねるごとに、
シンプルで小細工の無い素敵で官能的な作品を生み出していく。
取り分け、この漫画は行為の中にも「結ばれた」という感動に近いフィーリングが確かに存在していて、
そんな想いの結晶に触れているだけでも気持ち良い作品だったなあ、、、って思います
時を越えて結ばれた二人、そんな感慨深い情事を、しっとりと情熱的に描く。
作家としての熟成を深々と感じた渾身の読切作品でした。







しかし、この方の描く金髪美女は本当に可愛いですね・・・笑
従順で、一途で、素直で、でもちょっと意地悪なトコもあって、、、と
正に男子的には堪らんクオリティの美少女に仕上がってると言えるでしょう
凛々しい制服姿から、シュッとして美しいメイド服、更に下着姿に、生足丸見えの部屋着、
そして男を満足させる為に大胆に、そして健気に頑張る官能的な相様。。
正に神がかったキャラデザの全部を出し切る七変化っぷりで、
とにかく逢瀬ちゃんの可愛さに魅了されてるだけでも楽し過ぎる一作でした
その上性格も神ってますからね・・・これぞど真ん中直球!ってやつでしょう

そんでもって、
皆の前でちょっとエッチな発言をして主人公を困らせるオチがまた最高でしたね(笑
最後の最後でちょっと小悪魔的な部分を出してくる塩梅がまた堪らないです
それによって更に逢瀬ちゃんに魅せられてしまう・・・っていう
何から何まで神経が行き届いたガラス細工のような一作でした
自分の中でどんどんホムンクルスさんの評価が高まってるので、これからも素敵な漫画に期待しています!




君だけを愛す 牛野缶詰「家桜」 感想(快楽天2017年6月号)

2017-06-03 | 快楽天
                                             
                                             美しい。













人間、殊勝な気持ちだけでは生きてはいけないものだ
それが「正しい事ではない」と頭では分かっていても、どうしても許せない瞬間が多々ある
先生は、ベストセラー作家である事のプレッシャーや責められる圧力から逃れる為に奥さんをもらい、
田舎にまで引っ越して平静を保とうとしたのだと思う
だからこそ、自分には見せない表情を見せて
手作りのお菓子まで作って微笑むかのこの相様に怒りを覚えたのだと想像した

その姿は「大人」とは程遠いものだし、
ハッキリ言って醜いものだとも思う
だけど、
物語の登場人物は大体殊勝でストイックでポジティブである事を義務付けられてる(?)なか
自分の感情や負い目を抑えきれずに暴れて叫んで必死に愛を求める姿はぶっちゃけ人間くさいな、とも思った
自分のご飯は遅れて起きてもまだ出来てないレベルなのに、筒井にはあらかじめ手間暇の籠ったお菓子を用意していた
そんな事実に彼のプライドが刺激され、激昂を呼び起こしてしまったのでしょう
それはある種のわがまま、
だけど、
先生の表情を見ていると自分から離れるのが不安で不安で仕方がない
愛してもらってる実感が欲しくてたまらない気持ちがストレートに伝わって来ます
それは逆説的にかのこを求め過ぎている狂気にも似た愛だともいえる
そんな相様に読んでて心を揺さぶられた・・・というか、
泣く一歩手前まで来てしまったのが本音でした





だけど、
かのこはかのこで決して怠けていたわけじゃない
朝早くから畑仕事をして、「流石先生の奥さんだ」って思われたくて努力をして、
時には先生の望む官能的な行為をしてあげる為に夜の勉強も頑張って・・・
誰よりも尽くしてくれている健気な女性だ
しかし、
そういう想いを伝えるのがある種下手な女の子でもあると思う
同時に先生にそんな水面下の気づかいを察せる心の余裕がなかった。とも言える
かのこも完璧な人間じゃないから、ときには疲れてうとうとして作業が遅れる事だってある
だけど、先生の為を想ってちゃんと努力している事は何があっても変わらない事実なのだ
先生は、自分に自信がないからこそあんな風に取り乱してしまったのかもしれない
でも、正しい人間が正しい事をする「だけ」の話はややリアリティに欠ける
先生は先生で愛されてる確証がブレてしまって不安になってしまっただけ
本当の想いを曝け出したら、
かのこの本音をきちんと受け取ってくれて謝ってくれて熱く抱きしめてくれた
パッと見やや歪でとてもきれいだとは言えない二人だけど、
歪でもきれいじゃなくても、彼らは生きている
血の通ったキャラとして成り立っている
愛されなくちゃ気が狂ってしまう不安定な男と、
そんな最愛の人を不器用ながら健気に支える女・・・
そこには本作だけのドラマがあり、正直下手な恋愛漫画よりも感情移入出来る作品だったと感じる
そんなかのこが頑張って「スケベな女」を演じているセックスのシーンは正直言ってヤバかったですね
元々のキュートさと清楚なルックスとのギャップが凄すぎて実直にお世話になってしまいました





それにしてもこの牛野缶詰さんって人はデビューしたばっかの方ですよね・・・
ぶっちゃけ洗練された絵柄、全体の趣ある雰囲気、キャラクター作りのセンス含めて
ベテラン感すら漂ってるくらいに超強力な新人が現れたなあ、、、と思いました
冒頭で引用したカットとか、
最初見た時あまりにも美しくて可愛くてハッとしましたもん
非常に快楽天らしい濃ゆいセックス描写とそれだけでは済まない趣ある作家性を感じさせる演出力が素晴らしい
絵柄もまた個性的で独特な目の描き方といいちらっと見ただけでも「あっ、あの人だ。」って思える記名性があるんですよね
それでいて先述のような「人間」を色濃く感じさせる作劇の妙、、、とまた無視出来ないレベルの新星が現れましたね
これは先月号に掲載されている作品ですが、クオリティのハイレベルさは抜きん出たものがあったので
今更ですが期待と想いを込めて感想をUPさせて頂きました。大好きな作品です。

最後もお昼遅れてましたが、
これはまあ、先生とのエッチにハマっている証拠、、、って事で、
ここは一つ(笑)。




最近注目している新人作家さん のきん「予行演習」 感想(快楽天 2017年2月号より)

2017-03-07 | 快楽天
                                     
                                 最近ハマってる快楽天の新人さん。















個人的にナルシスティックな女とヘタレ気味の男とのラブストーリーが好みの一つである
自信過剰で、猫被ってて、見栄っ張りですけど、その実中身は純粋そのもので、、、っていうのがイイんですよね
相手の男もしがない童貞くんだけど、なんだかんだで双葉ちゃんに夢中になってしまう悲しい男の性が実に良いです
常に見栄っ張りで完璧主義な彼女を、地味に支える黒子役・・・としての役割も果たしていて、
そういう意味では、「お似合いの二人」だとも思えたのがまた凄く良かったですね。




このコマがすごく好き。


良質な成年漫画には色々なタイプがあるけれど、
この漫画に関しては前半部分が単純に一つのラブコメとして面白いんですよね
ナルシストな双葉と、そんな双葉にツッコミを入れる童貞くん(名前不詳)。一方的に貶されたり、
逆にそんな辛辣な双葉に容赦なく図星な言葉を言い返すある種対等な作劇が面白い
経験豊富とからかわれてウブな部分が顔を出す双葉の可愛さは必読ものです
男の子をいいように手玉に取ったようでも、
盛りが付いた彼を止められずに戸惑いながらも官能に興じる流れも完璧で
前半のコメディも後半のエロパートも塩梅良くデビュー作とは思えないクオリティで仕上がってるなあ・・・と思いました

何より、こののきんって方には絵に個性があります
若干女の子の目がつり目気味というか、最新の快楽天に載っている二作目もそうだったんで
きっと絵柄自体がそうなんじゃないかと思う おまけに、この作品も最新作も女の子が主人公なんですよね
だから、早くも作家としての記名性が良く出ている気もしてその意味合いでも気になる新人作家さんの一人なんです
やっぱり、パッと見てすぐ「あっ、この人だ。」って分かるのは強いですよ
この調子でどんどんとニヤニヤ出来る成年漫画を描いていって欲しいですね。




もう、最高ですよ。


成年漫画は、
その性質上抜くだとか使うだとか、
そういう方面でしか語られないきらいがありますけど
読んでる方なら分かりますが本当はもっとニマニマ出来るもの、
かつものによっては美しくラブコメをやり遂げてたりするものなんです
それを個人的にもっと強く執拗に伝えなきゃなー、って思いがあります
こののきんさんっていう作家さんは、
正に自分のそんな想いに応えてくれる素養を感じさせる期待の新人さんの一人であります
官能的な目配せと冒険が作り出すドキドキ感、思春期ならではの暴走作劇に、最後にはラブラブモードで締める手さばきの巧さを含めて
ここ最近ずっと読んで面白がったりニヤニヤしたり、或いはお世話になってたりしているデビュー作でありながらかなりの快作かと
「憧れの美少女とのSEX」というテーマでありながら主人公は女の方っていうのが捻くれてて実に面白いです
からかうだけだったつもり(のはず)が、なんだかんだドキドキしてその先まで行っちゃうドライブ感も含めて秀逸な漫画でした
また、童貞くんの反応も双葉さんに負けないくらいウブで男の子男の子してたのも大きなプラスポイントでしたね(笑
まあ、覚醒した双葉ちゃんがあまりにエロ可愛すぎなんで仕方がないですけどね!(超笑顔)










官能描写的にはふくよかな局部の描写、
ほどほどだけど気持ち大き目なおっぱい、
子供っぽいのが逆にリアルなパンツなど
お世話になれる要素もいっぱいでその点でも素晴らしいです
最後のキスシーンなんかちょっと少女漫画みたいでこれまた凄い表現力の作家さんが出て来たな、と(笑
最後にちゃっかりコンクール優勝しちゃってるオチもまた良かった。純粋に漫画として面白いので何度も繰り返し読んでます。




3年ぶりの邂逅 ホムンクルス「求愛エトランゼ」 感想(快楽天2017年2月号)

2017-01-08 | 快楽天
                    
                                       新旧の表紙。










最新号の快楽天を購入した方はお気づきになられただろうか
今月の表紙はホムンクルス、、、なのは良いとして、実は約3年前、2013年の9月に出た快楽天と表紙のキャラが同じなのである。

これには、大いに感動してしまった。
そもそも、成年雑誌で2度同じキャラが表紙を飾る事自体中々ないし、
あれから3年以上の時を経て再登場した挙句、素晴らしい漫画本編まで付随する・・・というサービスっぷり
個人的には「表紙のおことば」含めてやたら印象に残ってたキャラでもあったので、
その意味合いでもなんだか感慨深い想いに耽ってしまったのだ。

関係ないけど、
俺は快楽天のバックナンバーを捨てた事が今までで一度もない
一度買ったら押入れにしまっとくか、適当な場所に積み上げてるんです
だからなのか、よく読み返すのも手伝って即座に「ああ、あの娘だっ!」って気づけたのかもしれない
成年漫画は基本的に消耗品と考えられていそうな節があるが、
実際に成年漫画を愛読している身からするとまったくそうではない
頭の中でキャラクターはずっと残り続けているし、
ぶっちゃけて言えばキャラクターが良くなければ印象には残らないし、お世話になろうという気さえ起きない
つまり、“キャラクターありき”という点では一般漫画と何も変わらない、いや、ある意味画力よりも重要なのかもしれないのだ
おまけに数ページでキャラを立てなきゃいけない制約まであるし、ある意味普通の漫画以上にセンスが差を付けてしまうジャンルだとも言える
だからなのか、成年から一般に行った漫画家にはそのまま成功したパターンが多い
まあ個人的には卒業して欲しくないのだが



美しい。


最近の快楽天は、よく表紙と漫画を連動させている
一般的に成年誌の表紙と言えばまったく漫画とは関係のないキャラが飾る、、、のがある意味普通になってるが
個人的には漫画本編のキャラを表紙にすればいいじゃん。って昔からよく考えてたので、
そういった意味では微妙に自分の理想に近づいた誌面構成になりつつある
例えば少年誌/青年誌なんかも本当はグラビアとかじゃなく漫画のキャラに飾って欲しいんですけどね(笑

更に、今月号にはカレンダーまでも付随していて(ちなみに来月号にも付随)、
ふろくにまで着手、、、と快楽天自体がある種の変革の時期を迎えてそうな気もする
よりキャラクターだったり作家を前面に押し出していこう、という気概を感じる
そんな「愛嬌」は他の成年雑誌にはない(と、思う)ものだ
これからも快楽天が今の方向性で舵を切り続けてくれる事を個人的に望んでいる
そして、肝心の「求愛エトランゼ」の内容もまた素晴らしかった。





エレナはことデートだったり「一緒にいる」事には積極的なのに、
やはりというか女の子らしいというか、こと「エッチな行為」に関しては
ちょっとドキドキを抑えられない感じで、普段とは違った表情をたっぷり見せてくれる
そんな男心をくすぐるエレナのキャラクター造詣が実に心地良かったし、
お偉いさんの娘と疑似子作り(?)というシチュエーションもまた興奮を煽ってくれて
もう既に何回かお世話になってしまった
ついでに書くと、2013年の「表紙のおことば」でも数回お世話になってるので、
ある意味3年3ヶ月ぶりの“ニューお世話”ということになる、、、って、これはどうでもいい情報でしたね(笑)
つーかバカなのか俺は





しかし、お世話になれたのは画力やシチュが一番の要因ではなく、
純粋にエレナのキャラが良かったから・・・だろう。とんでもなく美しくて、純真で、今どき珍しいくらいに歪んでない、
心から陶酔出来る感じの女の子、、、に描かれてたからこそ、その画力やシチュも手伝って真っ直ぐにお世話になれたのだろうと感じる
つまりはキャラクター自身の出来栄えが良いからこそ、他の要素が活きて来る感覚が強く
やはりホムンクルスという作家は実力派なんだな。。と再確認した次第である
肉食派で、純粋に主人公を慕ってくれて、その上内心助平な行為にも興味アリな相様で、、、と
色々な意味で堪らないキャラクターに仕上がっていて、
自身(プライヴェート)よりも任務を遂行する事に重きを置いている主人公が陥落されたのも正に納得の作劇である

明日には警察の捜索が始まるからその前に~、というセリフに対して「明日までは一緒にいられる」というニュアンスのセリフで返す、
そのあまりに無垢で純真な態度には正直グッと来たし、
寝ている主人公にキスをしようとするお茶目で可愛いトコロ、
それがバレてしまって申し訳なさそうに涙目になってるトコロ・・・など
タケル(主人公)が手を出すにはあまりにも威力満点な目配せが多すぎました

ある意味、タケルを仕事優先の堅物キャラとして据えていたからこそ、
真っ直ぐに、むさぼるようにエレナに夢中になる描写がよりドラマティックに、興奮出来るテイストに仕上がったんでしょうね
ホムンクルスさんらしい“純愛”で“美しさ”をまとった新しいマスターピースと言える作品でしょう
そりゃ手を出すわ。って素直に思わせる感情移入の隙間の作り方も含めて秀逸な新作でした
ついでに、エレナのおしりは本当に素晴らしかったです(超笑顔)。
深い愛を匂わせる濃厚な流れにもまた注目ですね。



もう10回もお世話になってしまった 齋藤山城守之彦「こころLOVE²ライブラリー」について語る

2016-06-10 | 快楽天

↑このカットが大好き



快楽天2016年7月号(今月号)に載っている齋藤山城守之彦「こころLOVE²ライブラリー」で
10回もお世話になってしまっています きっとこれからもお世話になるでしょう
正直、読んだその日に何発もいたして、しかもそれが持続しているという
ここまで興奮しちゃっている作品も個人的には珍しいです
一日6発という正に人間放棄してただの猿になってしまった日すらあったくらい搾り取られた訳ですけど
何故ここまでこの作品が面白いのか、好きなのか、愛しているのか、そしてお世話になれた要因は何なのか、、、と色々と掘り下げてみたい気分になったので
半ば衝動的に記事を書くことにしました
ちなみに10回目お世話になった所で「あ、こりゃこの感動を記事にしなきゃ」って思いました
自分にとって官能とは“美”であり“豊かさ”であり、神聖なものですので。






こころちゃんがカワイイ

純粋過ぎて可愛い


そもそも「お世話になれる」「なれない」の基準はなんなのか、と考えると
やはりキャラへの感情移入の度合いなんだと個人的には思いました
この娘のエッチなシーンが見たい!って思わせられたら完敗だよなあ、っていうか
その作品の「勝ち」だなあ、っていうか・・・。天真爛漫で、無邪気で、汚れを一切知らない少女こころが
オトナの階段を一気に転げ落ちて行く様は何度読んでも興奮してお世話になりたい気持ちを誘発してくれます
無知なのに、カラダは敏感で、快楽に素直に溺れて、でも溺れ切るまで行かない最低限の倫理感が備わってる塩梅もまた見事で
正に「絶妙」という言葉が相応しいキャラクターに仕上がっています



バックボーンの構築の仕方が良い

カラダも「オンナ」にされていきます


また、元々介護の為に、純粋な奉仕目的の為に来たのに
いつの間にかおじいさんにオトコを教えてもらって手篭めにされてしまうストーリーが最高ですね
始めのそういう無邪気なバックボーンがあったからこそ、ジゴロの女遊びに選ばれて無理矢理ハメられて何度も子宮にザーメンを送り込まれてしまう・・・という
展開のギャップの凄まじさが光っている傑作になってます
本当に出だしだけ見れば、希望に満ち溢れた少女の明るさだけですからね
それが最後には仕事に疲れて(いるであろう)クタクタのおっさん達の慰み者にもされてしまって
全部見られて、あそこも拡げられて、何発もやられて10人斬りを果たしてしまう、、、という
健康的な序盤から不健康な終盤への変わりようが実に見事なんですよね
俺は常々成年漫画は「キャラクターの良さ」と「バックボーン」だと言ってるんですが
その二つが見事に調和している新人離れした傑作だと確かに感じました
実はデビュー作でもお世話になってたんですが(笑
やはり自分の目に間違いはなかった、という感じです
また、無邪気な印象が強かった分、実はめちゃくちゃ「オンナ」なこころちゃんのボディも堪らなかったですね
おじいさんの丁寧に嬲る様な愛撫と言葉責めもめちゃくちゃ良かった、、、というか、興奮に貢献してくれたと思います



こころちゃんの心情の変化がそそる

実にイイ・・・。



おじいさんの官能的なセックス、ヤリチンの的にされてまるで娼婦のようなポジションにまで落ちる
そんな所謂「堕落欲求」を満たしてくれる作品でもあるんですけど(なんせ主人公がこころちゃんその人だし)
そんなこころちゃんが段々おじいさんのテクに惹かれて、今まで抱いた女と比べられて
ちょっと傷付いて嫉妬するシーンには流石に息子も元気いっぱいになりました
要するに、心情的な可愛さ、、、というか、
そもそも無理矢理やられてるのにいつの間にかおじいさんに愛されたい、私だけを・・・。って気持ちになってる事自体グッと来るし
そういう性感に素直で(実は)エロい性格もめちゃくちゃ可愛くて堪らなくなってしまいましたね
心とは裏腹に、カラダだけは誤魔化せないというか・・・。そう考えると上手いネーミングでもあります
凄く従順になっていく様は、どんどんスケベになっていくボディと表情と相俟ってお世話になった中でも特にフィニッシュを飾ってくれたシーンになっていました
コドモだったのが、心も身体もオトナになっていく・・・それが一番堪らなかったのかもしれないですね。
また、なんだかんだでダークになり過ぎない「和み」というか、作者の人柄の良さが滲んでるのも大変好みでした。

ちなみに、この記事を書いてる最中にもお世話になってしまったので結局11回になりました(満面の笑み)。
・・・本当に、言葉責め、どんどんえっちになっていくカラダ、従順な様、そして保たれた倫理観でメリハリも興奮も維持、、、と完璧に近い作品だったと思います
素晴らしいです
こころちゃんには、このまま官能に染まって欲しいような
逆にピュアさを保って、時折思い出しては紅潮して欲しいような・・・そんな気分ですね。
本当はお世話になれた、なんて感覚の問題ですから理屈で説明する様なもんじゃないんですが
それでも敢えて本作の素晴らしさを自分なりに解説してみました
詰まる所、一言で言えば俺はこの作品が大好きです、
こころちゃん大好き!!って事ですね。
直接的表現を多用してしまい、苦手な方には申し訳なかったですが
自分の中では官能的表現は崇拝すべきものなのでご了承くださいませ。












やっぱり、成年漫画はシチュとか画力云々ではなく
キャラクターだと思います(勿論本作は画力も高いんですが)
そこは一般漫画とも変わらない、むしろページ数が少ない分一般漫画よりも重要だと思う
先月紹介したこっぽり生ビールさんや、以前から推してるきいさん、ニイマルユウさん等
キャラクター制作の意識の高い新人さんが今の快楽天には沢山いて掘り下げるのもまた楽しいですね。
齋藤山城守之彦さんの今後の作品も楽しみ!応援しております。具体的に書くとアンケ入れて。





山口弁の女の子 こっぽり生ビール「見よるやろ?」 感想

2016-05-17 | 快楽天
                                    
                                   かわいい・・・。









快楽天2016年6月号より。
ぶちって山口だったっけ・・・って思ったので単純に記事タイトルを山口弁としましたが、
調べてみたら他の中国地方(山陽?)でも使うみたいです
まあでも方言キャラと言えば5割関西弁、2割九州弁、2割が東北で残りその他って感じなので
敢えて中国地方の方言キャラ、、、ってトコロは実に良かったですね
実際凄く可愛かったし・・・笑

成年漫画は、人それぞれにお世話になれる基準みたいなものがあると思いますが
自分にとってはキャラによる力が大分大きいなあ、と感じてます
要するにこの子が脱いで気持ちよがってるから嬉しい、、、的な
そう考えると成年漫画も一般漫画も(自分の中では)そんなに変わらないのかもしれません
キャラクターに興味を持てなければそこまで・・・っていうのは正に共通項ですね。
どうでもいいキャラが何かしたり脱いでたって何も感じませんからね。






その意味では、最近快楽天の新人作家の中でもこっぽり生ビールさんが群を抜いて良いな、と感じてます
人懐っこくて、ちょっと健気で、愛嬌のあるグッと来るヒロインを描くのが上手い、、、というか。
とにかくいなたい感じの、“地方から出て来ました!”みたいな
憧れに胸躍らされるピュアさも含めて実に可愛いんですよね
エロ漫画を描いている、という奇抜な設定から
見せた後に恥ずかしがったり、
時に大胆に暴走したり、、、と正に無視出来ないヒロイン性を内包しているキャラクターだと思いました
そう、まさに恋したくなる女の子・・・的な。

また、作画のレベルが新人作家としては異常なくらいに高いですね
紅潮した表情のあまりのあいらしさだったり、
香りまで伝わって来るんじゃないか、と思うほどの空気感の表現だったりがスゴイ。
官能的な描写に関しても全体的に隙がないくらいに完成されていて
カラダじゅうのあらゆるトコロがもっちり柔らかそう、、、って思えるエロティックなボディの作画にもうメロメロです
お尻も、おっぱいも流石の完成度なんですが常に紅潮している表情作画がまたイイ具合に興奮を与えてくれます
個人的に大好きなむっちり系の絵柄という事もあって凄くプッシュしたい気持ちに駆られてしまいました

それに、単純に夏目ちゃんは可愛いですね(笑
凄く無邪気で、意外と照れ屋で、でもウブな男子の反応に意地悪な目配せする小悪魔感もあって・・・
生殺しのように溝口くんの前でエッチな行為をしてその動揺を愉しむ姿は本当に官能的でよろしかったです
またお尻がぷりっぷりなのも最高なんですが笑
凄く純粋な感じも出しながら、
凄くアダルトな匂いもプンプンするっていう
それこそがこっぽり生ビール(すげえペンネーム)さんの武器なのでは、、、と思いつつ
この長々とジラすプレイもまた適度な興奮を与えてくれて素晴らしかったと感じました。



純愛っぽくて大好きなシーン。


なんか、あんまり言葉にせずとも表情だけで夏目さんの想いを伝える手法(14ページ3コマ目とか)など
相当この方の作劇はレベルが高い気がしてます
しかも、キャラや演出が良いだけではなく
先述の様にしっかりと官能的な出来栄えでお世話にもなれる、、、っていう
これから益々パワーアップしていきそうな気配ムンムンの作家さんであります
前作の時点で「すげえなあ」って思ったけど、
やっぱこの方のキャラメイクのセンスは素晴らしいですね
お話的には小悪魔女子に大胆な目配せをされる奥手男子、って流れなのに
上記のカットを観てると実はすごく純愛的なお話だったんじゃないか・・・って思えるのが不思議
きっと夏目ちゃんは自分に素直に夢中になってくれて嬉しかったんでしょう
そんな彼女の表情が野暮な説明しなくても自然に愛情を物語ってくれる今作は間違いなく傑作です

何かこの後の二人の様相も想像してニヤニヤ出来る辺りがこの作品の秀逸さそのもの、、、って気もします。
個人的にこっぽり生ビールさんの今後の作品にも注目しています。オチも可愛くてコミカルで良かった笑
グスグスしてる夏目ちゃんも可愛いなあ!











うーむ、それにしてもなんてすばらしいドスケベボディしてるんだろ。
そのまま朝まで



ぼんじり先生遂に本懐を果たす 快楽天 2016年4月号 感想

2016-03-08 | 快楽天








「大勢」や「徒党」に紛れれば紛れるほど“違う”って感情だったり“俺じゃねえ”っていう居心地の悪さを感じて
逆に孤独感に溺れてしまうのは何なのかな・・・ってずっと考えています。生涯のテーマかもしれません。












三匹と子豚ちゃん/暫時

ここまでぽちゃってると逆にアリですね・・・
っていうか俺自身がアンチスレンダーなトコロがあるので
程度を見極めて程ほどにぽちゃってくれると嬉しいですよね、、、
と、この話を読んでいて思いました。そりゃ君らの中の「男の子」も燃えるでしょうよ、っていう(笑



夢想作家ぼんじり先生/みちきんぐ

みちきんぐさんの新たな側面を感じれるシリーズ


なんかね・・・こういう事書くのも(作家側にとっては)不本意かも?しれないですけど
みちきんぐさんのこういう方向性、かなり似合ってる気がしますよ(笑
そこはかとなく感じるペーソスに、
女性のだらしない部分も官能的に描く、、、っていう
そういうのを描くのがこれほど上手いとはなあ・・・って印象で
若干生々しいテイストを感じつつも(笑 そこそこ快楽天で描き始めて次に出す新境地としては大成功なんじゃないでしょうか
こういうテイストの作品をもっと読みたいなあ。と思いつつ、個人的には快楽天で出してる作品群のが個性的で面白いんじゃないか、とかも感じたり。

しかし、前回ぼんじり先生まさかの処女のまま物語を終えるという成年漫画にあるまじきオチで可哀想でしたから(笑
ようやく本懐を遂げて、大好きな彼と一つになれた瞬間は何だか感動的でしたし、何となく「良かったね!」って想いも吹き出し、
尚且つそんな一度処女のまま終わったキャラが貫通、っていう興奮の度量もまた凄くてですね
まあ万人に受ける方法論かは分かりませんけど、ある種「これはこれでアリ」なんじゃないか、
エポック・メイキング的発想なのではないか?って個人的には思いました
それに、ぼんじり先生自体人気ありそうなキャラですしね笑
大きなおっぱいに、
まるで子供のような感情表現
生き遅れとは思えぬ手放しで絶賛出来るレベルの可愛さで
以前の回含めてすっごく満足出来たシリーズに仕上がったと思います。



バスト is ベスト/宵野コタロー

今の世の中、
カッコつけてるのかどうなのかは分かりませんけど
堂々と「おっぱいが好きです」って言う男が少なくなりましたよね
そんで、ちょっと通ぶった箇所をフェチだとか言って挙げますけど、
そんな中、敢えて俺は「おっぱいと尻が好きです。」って声高に言いたいね
言ったトコロで何?って聞かれたら何も答えられないですけどね笑
でもまあ、そんなトコで通ぶっててもしょうがねえだろ!素直になれよ!とは思います
そんなのはそれぞれの自由である事を知りながらも(笑

相変わらず宵野さんの女体表現は素晴らしいですね
ただ大きいだけじゃなく、柔らか味もきっちり表現されてるトコロにロマンを感じます
タイトルはあくまでおっぱいですけど、実はケツの良さも味わえる官能に特化した秀作。



うちとけるよるに/こっぽり生ビール


読者コーナーでPNを作品名に間違えられてて思わず笑った
まあでも、正直初めて見た時はなんちゅうPNだよ・・・って思いましたからね
信じろ/ハードボイルドよし子の両名デビューの時以来の衝撃でしたね

で、中身なんですが
これまた(性的欲求に)素直になれない男と
逆に求めてくれるのを待っている女・・・っていう
ツボ過ぎるテーマ、かつ雰囲気作りも相当に上手くて
完全に魅せられてしまいましたね
また、ヒロインの柚子が本気で“オトコ”を求めている“オンナ”の表情だったのも素晴らしいですね
しかも、下世話なモノローグとかで魅せるんじゃなく、あくまで表情と演出だけで押し通す徹底っぷりもまた秀逸
服の上からの女体のエロさや、独特の演出等既に抜きんでいる「何か」を感じさせる作品であり
これまた注目のニューカマー、、、って気がしました(個人的に)。
溜めて溜めて、溜めて溜めてまだまだ溜めてたからこそ
ようやく一つになれた喜び・・・
その作劇の丁寧さと表情により魅せる手法等ポテンシャルも感じられる一作でした。推し。



幼馴染の告白×2/Beなんとか



Beなんとかさんも個人的に打率高いんだよなあ・・・
散々ジラす作劇の堪らなさに、
「二人とも幸せにする」という展開のオイシさ
アブノーマルな仕掛けの数々を含めて正しく興奮出来る仕上がりで
きっちりとお世話になってしまいました

それにしても、この方のヒロインは毎回ストレンジネスが凄い事になってますね笑
同時告白だとか、あそこ勃たせ対決だとか、そして挙句の果てには挿入で決めろ、とか
やってる事がいちいち破廉恥且つ常識破り且つ、変態ちっくなんですけど(笑
それでもどことなく「可愛さ」を感じるのは
絵柄というか作風なのかな、、、とも
個人的に思えた一作でした
主人公のよく分からない感じのキャラも良かったです笑
にしても羨ましい

あと、挿れられた時の表情が毎度毎度素晴らしい!



ぶれいくたいむ/mogg

実は一番最初にお世話になったのがこれ
この姉ちゃんエロ過ぎんだろ・・・と思いつつ
一度済ました後の無防備さを見てたら、
そりゃそうなるわなあ。って思えて
それが兎角素晴らしかったですね
なんかもうセックスアピールの塊のようなヒロインで、
2冊目の単行本は益々直情的にお世話になれる作品に仕上がりそうな予感がします(笑顔)
久々にグラマラスヒロインでその点も良かった。

ちなみに、単行本のタイトルは俺も大好きな「ガールズトーク」!・・・って事で
あの作品のファンとしては表紙等のアートワークもまた楽しみです
これもまた、大切な一冊になりそうな気がします。
にしても羨ましい



面接のABC/駿河クロイツ

男女の関係の進展を、
面接というフィルターに通して表現した意欲作・・・でしたね笑
正直あまりのバカバカしさに最初読んだ時大笑いしてしまったんですけど(笑
良い具合に快楽天ナイズドされてんなあ。と思いつつ、
でも最終的にはラブラブなのがとても良かった。
それに、
麻里ちゃんのちょっとオドオドしたキャラとか、自分好みッスね笑
髪がボサボサ?気味なのもそれはそれでイイっていう。

ちょっとへタレなトコロも可愛いです
なんか新婚生活でも敦に怒られそうですが笑
そんな妄想のし甲斐があるのも素敵ですね。



やくそく/ハードボイルドよし子

最後まで「何があったのか」を聞かないし、
読者にも「何があったのか」を何一つ明かさない
だけど、その演出はその演出である種の“粋”を感じられて良かったです
ちょっと懐古的な意見かもしれないですけど、最近の作品は説明し過ぎなんですよね・・・
説明し過ぎどころか、説明自体が目的になっちゃってるような作品も散見されますから
このくらい読者の想像に委ねてくれると嬉しいなあ、って気持ちがあります
それもまた読者を信用してなければ出来ない作劇ですから
読者を決してみくびらないハードボイルドよし子さんの誠実さに満ちていた新境地でした。
絵柄も作風も大人でしたね。














しかし、表紙は一瞬「誰??」って思ってしまいましたね(笑
ちょっとぼっしいさんにしては目が細いですし、でもこういうのもこういうので新鮮と言えば新鮮でした。
来月号は藤丸さんが初表紙、という事で・・・大好きなきいさんも登場、って事で期待大です。

あと、成年漫画に関しては単行本の感想が中々書けてないので、
その辺も時間を見つけて改善して行きたいですよ
やっぱり、そういうのは自覚して変えていかないと、、、って心境です
そんな訳で今年も快楽天の感想もよろしくお願いします!


単発でも書いてるのでヨロシクです
友人同士の一夜 ニイマルユウ「曖昧性愛」 感想
炎天下の情事、思春期の衝動・・・きい「イレギュラー」 感想
どちらも想いを込めて書いたのでよろしければ是非是非。




友人同士の一夜 ニイマルユウ「曖昧性愛」 感想

2016-03-06 | 快楽天
                                    
                                    涼くん可愛い。











ずっと前から好きだったんですが、
敢えてこのタイミングで言及しますとニイマルユウさんの漫画が大好きです
ちょっとサバサバしてたり恥ずかしがり屋だったりするけれど、意外と責められるのに弱くて
最中によく感じちゃってる描写が個人的には堪らない・・・と言いますか
端的に書くと凄く官能的で素晴らしいんですよね(笑
尚且つ、ストーリーにも深みがあって
どことなく漂う儚さなんかも往々にして感じられたりして
それ即ちニイマルユウさんの描く女性キャラが兎角魅力的である。って事でもあるんですけど。

この作品に於けるヒロイン、、、である“涼くん”は、その呼ばれ方で分かる通り全然女の子女の子してない感じのヒロインなんですよね
ちょっと中性的で、カッコよくて、どちらかというと同性から支持されそうなタイプの女の子ではある
でも、そんな彼女がふと見せる女の子らしい表情や恥ずかしがってる表情が本当に可愛くて
尚且つ、パッと見の印象からは想像もつかないほどの肉感の堪らなさ、
そして着痩せしまくっているボディもまた恍惚的で
何度もお世話になってしまうクオリティで(笑



20秒あればイケる


また、友人関係から身体を重ねる・・・といったシチュのたまらなさや
そこから本気になりそうなテンションもまたツボで
その辺りの(作中に於ける)距離感の演出もまた秀逸でニイマルユウさんにしか出せないテイストを醸し出せてるなあ、、、と感じます
冒頭の会話劇だけでも既に面白いっていうある種の生々しさにも満ちている作風で
そういった作品としてのセンスだったり作中観のはっきりとした方向性もまた印象に残る最新作に仕上がっています
本作は快楽天2016年2月号の掲載作品ですが、名刺代わりにも成り得る作品だとも思うので個人的に今イチ推ししておきますね。

こんだけやっておきながら、
「友人だから」という理由でキスは拒む設定の細やかさや
そこから彼氏に嫉妬して攻めが激しくなる雪くんの感情など、
乱れるおっぱいの描写と相俟って正しくお世話になれるクオリティに仕上がっております
中性的でありながら、カラダはしっかりオンナな事を証明している肉感描写の数々も堪らない仕上がりで
最中を終えてから、だらしなく無防備に乱れたままで眠ろうとするだらしなさ含めてツボな出来栄えになってましたね
これぞ友人関係ならではの遠慮の無さ・・・!と思いつつ、そういうズボらさにもグッと来るのも個人的な趣向なので(笑
その辺りの雰囲気もなんだか良かったですね。なんか、「こういうのはこういうのでイイなあ。」って思える感じが素晴らしい。
この感想もまた“曖昧”な感想かもしれないですけどね笑 でも、曖昧なのもそれはそれで素敵ですよね。



放尿中の彼女(笑顔)


最後は、彼氏ともやっている、というアブノーマルな放尿プレイで締め
この、なんだかんだ身体だけの一夜、、、と思わせといてちゃっかり彼氏と同じ事をしようとする
雪くんのあさましい感じの欲望・・・は、嫌いじゃないですね(笑 ちょっと恥ずかしそうな涼くんの表情がまた堪らない。
途中で失敗しちゃったりするリアルな感じとか、それで益々涼くんが紅潮して恥ずかしがってる感じとか、見事な締め方だなあ、、、と思いつつ
最後の「割り切り過ぎている」涼くんのナチュラルさにもちょびっと切なくなったり、だからこその可愛さを感じてしまったりもする
そういう趣ある作品で、間違いなくニイマルユウさんの個性が滲み出ている一作になっているかと
こういう空気感を描かせれば今現在の快楽天に於いてはトップクラスだとも思うので、これからも期待です
今年中には(多分)単行本が出そうかな・・・?とも思うのでその意味合いでも注目ですね
出来れば過去作もまた掘り下げたい。きいセンセと共に、、、ね。












あと、ニイマルユウさんの絵柄も凄く好き、というか
目の描き方などに特徴があって一目で分かる感じも好みです
このクラスの新人作家が次々と出て来るんだから快楽天はそりゃトップを走り続ける訳ですわ
そんな事も感じますね。取り敢えず、いつかこの話の続きも読んでみたいです(笑
本気になった二人も見てみたいなあ。とか、思いつつ。