サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

まるで夫婦のよう。/「今日どこさん行くと?」第5話 感想(コミックキューン2018年6月号)

2018-04-28 | つくろぐ。/今日D(鹿子木灯)
                              
                          ウキウキの戸部下くん可愛い。









戸部下くんは冒頭でミスして、かなり苛まれてた風でしたけど、
正直機械ではなく、生きている人間なんですから、ノーミスはあり得ないでしょう
別に開き直れって言いたい訳では全然ないんですけど、時には誰かを頼っても良いというか、
逆に言えば「そういう時」に“自分に任せんしゃい!”と言える度量が誰しも求められてるんでしょうね
でも、そうやって猛省したり誰かに深く感謝出来る心もそれはそれで必要でもあるんでしょう
そういう意味では、
無為に責めたりせず助けてくれる上司さんも、
健気に自己反省出来る戸部下くんも両方「良い人」っぷりが如実に出ていて、
個人的には「こういうのが鹿子木作品のキャラっぽくて素敵だなあ~」と深く感じてしまいましたね
作者の人柄がキャラクターにも出ているな。。というか。
これはお世辞とかじゃないんですけど。


あ、ちなみに、
それはそれとして冒頭の終始涙目だった戸部下くんは、
それはそれで可愛くて良かったです・・・笑
ある意味一番可愛い(ぉ





そして、最後のネクタイを締めてあげる件のシーンに関しては、
まるで夫婦みたいな。。彼氏彼女すら飛び越えたオーラが出てしまっていて、
個人的にストレートにニヤニヤさせられてしまいました・・・笑

昔からこの作者さんの漫画を読み続けて来た身としては、
こういう(大人の)男女のラブシーン?みたいなエッセンスにドキッとさせられたというか、
今まででは考えられないくらい新しい引き出しを見せてもらった気がしていて、
そういう面から考えても素敵過ぎる、
実直に“進化”を感じさせてくれる名シーンに仕上がっていたと思う

普通にラブコメのワンシーンとして秀逸だとも思うんですけど、
やっぱり自分は「ぼっち日和。。」という作品から数えてもう約7年もこの方の漫画に触れて来たので
そういった過程を含めての、古参の読者としての“感慨深さ”があったのは正直な感想ですね
この調子なら、その内上司さんが意識してくれる日も近い・・・!?と思いつつ(笑
これからも注目&期待です!!











また、今回取り上げられていた熊本の場所はあの益城町でした
熊本県民じゃなくても、某ニュースで散々報道されていたので、
きっと誰が読んでも分かる、
そして、
少しずつ「良くなっている」あの場所の現状に想いを馳せれる、
より一層感情移入しやすい話数になっている・・・とも感じられたお話でした
だから、熊本県民、それも益城町の方が読んだら更に感慨深く感じられるんじゃないかなあ、、、って
そういった意味合いでもおススメですね。

復興が進んだ、と実感出来る、そんな場所で過ごす楽しい時間・・・
の、「尊さ」を如実に漫画表現に落とし込んでいる時点で素晴らしい、と断言出来る話数でした。
また“曲がったままの看板”等リアルな一面も描かれている点にも注目です。


しかし、ラストに弓削さんにもネクタイ締められてたけど、
あれはあれで「アリ」だと思ってしまった・・・
戸部下くんが可愛過ぎるから!



人間でした。/DINER 第34話「Sandra's Berry&Geisha MURCIELAGO⑧」感想(ヤングジャンプ2018年21・22号)

2018-04-26 | DINER
                           
                           決死の発砲。








いや・・・正直、カナコの気持ちも分かるというか、
流石に一般人が殺し屋よろしく(一応)人間相手に発砲。。は、
その事実以上に重くて勇気が必要で恐怖まみれの行為だと思います
だって、カナコは超が付くほどのお人好しですからね・・・
そんな彼女の心情が一目で伝わって来る作画がまず凄かったですね、、、
コントロールも重要になって来ますしね

ボンベロ様は「満点」と断言してましたけど、
まず引き金を“引けたこと”が(自身の生を守るという意味合いで)素晴らしい判断であり、
そしてそれを“当てただけ”でもうパーフェクトだったんでしょうね
こういう、
死角のない敵は絶対に余裕ぶって必死に殺してこないですしね
そんなある種の「油断」を逆手に取った上手い作戦で色々な意味で巧かったと思います

人間が最も無防備になる瞬間は、
やっぱり某ワンナウツでも言ってましたが勝利を確信した時なんですよね
カナコに構わず真っ直ぐにボンベロを殺していれば、、、と思いつつ、
それもまた人間の習性を逆手に取った作戦なので、
ボンベロ様が上手だった・・・って事ですね。






で、結果的に件の吸血モンスターは人間でした
皮膚をコーティングしてナイフも銃弾も貫かない不死の身体を得たらしい
正直、ここに至るまで色々なものを捨てすぎてる気がしなくもないんですが、
実際にこれやれたら相当マウント取れるよなあ、、、って思いました

殺し屋は、いつ誰に狙われて死ぬかも分からないから、
こういう肉体改造はある種普遍的なことなのかもしれません・・・


とはいえ、
流石にここまでやられたらお手上げっていうか、
ぶっちゃけ想定外も想定外な生き物じゃないですか?笑
まず、倒すとかその前に混乱して正常な判断が働かないと思うんですよ
だからこそ、即座にトリックを見極めて正攻法で攻略したボンベロ様の素晴らしさ、、、が際立っていて、
きっとこれまで数々の死線を潜り抜けて来たからこそ冷静に対処出来たんだろうな。。と思うと、
また一つボンベロの偉大さが証明されてしまったようなお話でした
実際、
ああいう頭の回転がないとプロとしてやっていけないんでしょうね

また、以前にもボンベロにやられている~という情報、というか事実が、
彼の詰めの甘さとボンベロの上手感を上手に伏線として張っていてそこも良かったです
負け犬は、所詮負け犬。アイディアは良かったんですけど、知識の面でボンベロが勝りましたね
また、彼を屠る時のボンベロ様の容赦の無い怒りに満ちた表情も素晴らしかった・・・笑
殺意全開で、そんな無慈悲なところも(カナコとの)対比が効いてて面白かったです









正直、
ここに来てエイリアンの類とかだったら漫画変わっちゃわない?と少々不安でもあったんですが、
そこをこんな風に展開してくるとは・・・と今週は相当感銘を受けましたね
相手がちゃんと人間だったこと(ぶっとんではいるが)、
理論的に突破した事が何よりも良かった!

ぶっちゃけ、先週の時点では絶望も感じてただけに、
まさかここまでスマートに決着付けてくれるとは・・・って感じで、
益々ボンベロ及び本作に魅了されてしまった第34話に仕上がってて大満足でした。
何気にカナコにも見せ場があったのが尚抜け目がなくてそこも素敵でしたね。
再来週の展開も楽しみ♪




めぐみの健気さに乾杯。天野めぐみはスキだらけ!第120話/週刊少年サンデー2018年22・23号

2018-04-25 | サンデー感想











今週のベストコミック
天野めぐみはスキだらけ!



「ならいっか」じゃねぇー!!
本当は・・・本当は・・・分かって欲しくて堪らないはず、
自分の想いが相手にきっちり伝わった方が(きっと)嬉しいし、
何より自分の好意が誰かの手柄扱いになってしまうのは精神的に相当キツいはず・・・

なのに、こんな風に相手の幸福を想って素直に笑えるめぐみがあまりにも健気過ぎてグッと来てしまった
間接的ではあるけれど、それで学が好転したんなら良かった。。という考え方なんですかね
確かに学の頑張りに作用してるのは間違いないので、
正しいっちゃあ正しいんですが。。


上手いのは、
「美川」と「めぐみ」でイニシャルMなのは同じ、
更に美川さんと同じクラスだった・・・という状況で、
確かに間違えても仕方の無いシチュエーションではあるんですよね
だから、学は学で別に罪はないというか、むしろ、めぐみの方により意識が行っちゃってる感じ、、、なのがね、
それはそれでオイシイっていうか(笑
ラブコメとして破綻の無い構成に仕上がっていて素晴らしさを深く感じてしまいましたね。

何にせよ、めぐみの株は2年生になってから上がりっぱなしです!
こんなに人間が出来てる最高のヒロイン、ほおっておく手などないですぜ、まーくんよ。





今週のピックアップ1
switch



地味だが、普通に面白い。
ただバスケを描くだけではなく、
その周りの、、、
「好きな女の子にいいとこ見せたい」カッコつけ男子の心情だったり、
所謂幼年期のちょっと生っぽいテイストをふんだんに盛り込んでいてそれ込みで面白味があります
その上で、きっちり少年誌らしい主人公の活躍シーンまで添えるセンスもイイですね
サンデーの新しい「派手さはないが堅実で読み応えがあるスポーツ漫画」の一つに成れるか、期待です!





今週のピックアップ2
初恋ゾンビ



タイトルが・・・(笑
今週の「スキだらけ!」は2本立てだったのかー(棒)
しかも、内容もスキだらけ!な内容で半分くらいパロディに仕上がってて笑いました
尚且つ、きちんと主軸の恋愛模様も進めるお遊びだけではない話数になってるのも流石。

こういう“横の繋がり”が垣間見えると、雑誌はもっと面白くなる。
畑さんも、もっと同誌パロして欲しいね。


あと、個人的に江火野さん派なんでその意味でも良かった。
ねこぐち氏もきっと喜んでいることでしょう!












つまみ食い感想

5分後の世界>内容が一部「switch」と被りまくりで再放送見てるのかと思った
       ちょっと不運?

古見さん>留美子さんが可愛い(ぉ

舞妓さんちのまかないさん>今週も凄く何気ない内容で渋さすら漂ってますけど、
             この漫画が平気で通用してる事自体がサンデーの復調っぷりを示してるのかもしれない。
             っていうかキヨさん流石過ぎる・・・!

MAJOR 2nd>最後のシーン、淡々と終わる、、、に見せかけて、打った、、、と見せかけて、淡々と終わった。という、
      演出の妙が効いてて非常にベテランの巧さを感じました。

あおざくら>デート編、楽しみです・・・笑

天使とアクト!!>最終回まであと4話。個人的に途中から読んでるので、次は是非最初から読みたい。
        ひらかわさんの漫画を。











個人的に新連載陣の中では「switch」が一番サンデーっぽくて好きです
今週の新連載は若干マガジン臭いんだよな・・・(笑
どう転ぶかな?




paionia「正直者はすぐに死ぬ」

2018-04-24 | シングル感想
                          
                      パイオニアのニュー・シングルを買った。













このレビュー、
本当は今年1月に参加したワンマンライブ(最高でした)の前に書きたかったんですけど、
まあ結果的にこんなに遅くなってしまいました・・・もうじきアルバムも出るのに。

paioniaは、ずっと好きで、
リリースがない時もコンスタントに聴いてたんですけど、
気が付けばこのシングルが4年ぶりのリリース、、、になったんですかね
相変わらずひねくれつつ本心を飾らず吐き出す素敵な楽曲群が鳴らされています。


正直な話、
正直に生きるにはあまりにも生きにくい世の中だと思います
正直に生きてれば生きてるほど、周りからはみ出し孤立していくものだと感じてます
それは何となく~ではなく、事実としてそう感じる~って断言しても良いと思ってます
例え、
心の中で汚らしい言葉で綴るような本音の渦がずっと巻き続かれていても、
結局は“周りに合わせて”“群れから出ないように”嘘ついて正直さを捨てて生きる「しか」ないのが現実だと。

そういう気持ちを淡々と、でも確かに切々と歌い切る会心のロックナンバーに仕上がっていると思います
アレンジや曲調はオルタナティブ・ロックのそれだと(個人的に)感じてますが、
歌詞の内容は物凄い普遍的かつ内省的なんで、
きっと誰にでも分かる表現になっていると思う

ただ、この曲は「そこ」で終わってなくて、
例えみんなと違くても、
正直なままに生きられなくても、
ただ一人の「間違いない個」として自分は君はそこに居た
ただ、それだけは間違いない・・・という、
ある種のメッセージ性を含んだ楽曲にもなっていると思うんですよね
多分本人ら的にはメッセージのつもりなんてさらさらないでしょうけど。。
ただ、それだけは、
そんな純然たる事実だけは、
自分くらいは認めてやっていいんじゃないか、と・・・。
そう考えると、ネガポジが表裏一体にも感じられるシングル曲になってます
切ないけれど、ちょっとだけ希望もそこはかとなく漂っている、、、そんな曲ですね
次に出るアルバムにも入るみたいなんで、期待です。


カップリングも良い曲揃い。
「峯田和伸」という固有名詞が出てくる感動的なバラッド「雪道」、
ちょっと男子的な妄想も詰まった歌詞の作中観も個人的には好みです
更にあまりにも飾り毛が無さすぎる本音だらけのナンバー「売り物の俺は」、
ふとした泣き言にすら批評的な姿勢を見せる一曲でこの曲もまた面白く、尚且つポップ。
極めつけはライブで聴いても凄かったアンサンブルの爆発力が光る「未明の将来」
この曲はひたすら祈りの様に自己肯定を繰り返す一曲でこれはこれで切実な相様が伝わって来て大好きな楽曲です
なんというか、すべては捉え方次第、、、という言葉を別の言い方で体現されているような曲で、
シンプルながら心に残るアンセムに仕上がってるのが何より素敵だと思える一曲ですね。

このシングルは、
「素直」とか「ステージ」だとかの、
激情をバラッドに仕上げた感じのパイオニアっぽさではなくて、
もっと普遍的で淡々とした、尚且つオルタナティブで奥の深いサウンドが楽しめる一枚だと思います
ある意味日常に寄り添うようなロックナンバーが多いと感じるだけに、次のアルバムの方向性がまた楽しみです。








1月のワンマンで新曲?群を聴いた限りでは、
まだまだいい曲が沢山眠ってそうな予感だらけだったんで、
そういう意味では6月に出るニュー・アルバムに相応の期待が掛かります。
その入り口として是非聴いて欲しい、出色のシングルですね。




疲れが溜まってゐる。

2018-04-23 | ブログ雑記







このブログは、「毎日更新」です
毎日何かしらの記事を発信したい・・・と思ってやっています
だけど、昨日今日と疲れがどうしても取れなくて結局パス、、、って状態になってしまっています
昨日なんか日曜日だったのにね。。情けない。


ネタは無限にあるんですけど、
どうも身体が動かなくて、
それは仕事を頑張り過ぎかもしれないし、
年齢的なものも加味されて来てるのかもしれないし、
もしかしたら精神的なものかもしれないし・・・
ただ、
一つだけ思うのは「それでも自分は感想屋でいたい。」って、だけ。それだけですね
過去も今もずっと感想を書くことが自分にとってのライフワークだった。。
それが未来にずっと繋がっていく・・・って考えると素敵じゃないですか
これぐらいは初志貫徹したいですよね、やっぱ。


・・・栄養ドリンクでも飲むかー(単純!)。





ニー子が裏表紙だったコミックキューン2018年5月号の感想

2018-04-21 | コミックキューン












ニー子はつらいよ



裏表紙でした。
ニー子は個人的に華があるし面白いし、キャラも立ってますから、
どんどん表紙にすればいいと思います・・・とはいえ、
最近アニメ化ラッシュなんで表紙にするスキがないのかな
でもそんな時にこうして裏表紙に出来る柔軟さはとても良いかと

ニー子の動画なら、
取り敢えず脱いどけば・・・っていうのは置いといて(笑
なんかセンターカラーのアイドルちっくな衣装の時点でお色気ムンムンで凄かったです
ただ、仕事出来ないからって、こういう事で稼ごう?or承認欲求得よう?って思考に至るのは、
正に甘ちゃんモード全開で、そういうトコも含めて良かったですね・・・
良かったですね、っていうか、
状況的には全然良かないんですが(笑



ひなこのーと



最近は載っても1ページ掲載、
しかも作画が若干手抜き気味の状態が続いてたんですが、
流石に通常営業に戻して来ましたね・・・
流石にっていうか。。笑


ただ、ひなこはまゆを子ども扱いし過ぎでしょう(笑
そんなまゆもまゆでいきなり恋人疑惑が沸いてきてアダルトなネタに走ってる
(走ってるというか、周りの妄想ですね)し、結構ほのぼのネタとエロネタのさじ加減が良くて、
そういう意味でも結構復活気味の内容に仕上がっていて良かったんじゃないでしょうか
あと、扉絵と煽りのセンスが秀逸過ぎます・・・!
確かに「最高の景色」だわ笑



弁当やばいよ水無瀬さん



なんかフツーのラブコメっぽくなってて良かったです
良かったですというか、このコマだけ他とテンションが明らかに違うというか、
他が安定の水無瀬さん爆食いネタのオンパレードだったんで、
逆にこのフツーっぽさに安心感があった感じ、、、
フツーってやっぱり素晴らしい(笑

とはいえ、
こういう普遍的なラブコメシーンにときめけるのも、
他のネタが異次元だからこそ、、、なんでしょうね
「とられるかと思った」って、
どんだけ食に関してストイックなんでしょう(笑
もう常に食べてないとヤバい感じのテンションですな
まあでも世の中には食べてても全然太らない人種とかゴロゴロいるからな。。
休日に女の子が肉を爆買い、って時点で異次元過ぎる内容で面白かったです
でも私服も可愛いのがまた抜け目が無くて最高です!



綺麗なおねえさんと呑むお酒は好きですか?



正直、こんな事言いたいですよね・・・
男だったらみんなこういう事言いたいと思う。
本当に。
っていうか、
言わなくても心の中じゃこんな事よく思っちゃってると思うがな。。

それに対する月沢さんのリアクションも良かったんですが、
一瞬ドキッとした後に、
ちょっと余裕のある対応で返して来たんで、
よく分かるようなよく分からないような感じになってましたね・・・
まあ現実もそんな感じですけどね。。
よく分からないですよね、
なんかもう(投げやり)。

しかし、日吉くんのキャラデザ、いつ見ても最高すなー。
普通の男子っぽいんだけど、ナヨッとし過ぎてないトコが実に良い。
要所要所で大人っぽい、というか。










あとは、おとめバレと俺んちのメイドさんも面白かったです
「くだみみの猫」も徐々にドキドキする展開になっててイイ感じ(雰囲気がスクエニ系っぽいのも好き)
本当は出たばっかの時に書きたいんですけど、
どうしても月刊誌は(次の号まで)余裕があるんで後回しになっちゃうのがイカンすな。




人間じゃない。/DINER 第33話「Sandra's Berry&Geisha MURCIELAGO⑦」感想(ヤングジャンプ2018年20号)

2018-04-19 | DINER
                           
                          今週はカラーだよ!











人間が最も危険なタイミングというのは、
やっぱり「安心した時」・・・だと個人的には思う
その点ではキッドの作戦は功を奏している、、、と言えるでしょう
逆に言えば、カナコはこういう状況下でもどこか楽天的な部分があって、
そこがまたボンベロと比べて温いんだろうな。。って思いました

ただ、カナコはこういう「死線」を潜り抜けた経験などあるわけがないので、
油断も慢心もある意味当たり前っちゃあ当たり前なんですよね
凡人が船に辿り着いたら、
一刻も早く抜けよう~という安易な思考回路になっちゃうでしょう
っていうか、多分自分でも焦ってそうなってしまうと思う
そこを考えると、
冷静に危険を察知して限界まで疑ってピンチを切り抜けるボンベロがやっぱり凄腕なんでしょうね





ただ、そんな安心死の危機を切り抜けた矢先、
これまたとんでもない化け物が襲来する・・・というビックリな展開がありました
人造人間の類なのか、人体実験の成れの果てなのか、、、どちらにせよ、一筋縄では行かない展開になりそうです。

でも、なんでしょうね、
この後に及んでトイレ・・・
ボンベロの云う通り正直今なら漏らしても誰からも文句は言われないでしょう(笑
ただ、あっさりと行かすあたりボンベロもボンベロでカナコに甘くなってるのかもなあ、、、って思いました
やっぱり人間そんな急に変われるわけがない、この状況下でもミイラ状態の人間に同情したり、
のんきにトイレに入ったり。。まあ、女性だし分かるんですけどね(笑

しかし、即座に助けに来たって事は、
トイレに罠が仕掛けられてる事もボンベロは織り込み済みだったんでしょうね
いい様におもちゃにされてしまった沢山の死骸とキッドの残酷さ、、、
繰り返しになりますが、
そんなキッドとの“決着”の瞬間が今から楽しみです











「次号、不死の謎を解け!」って事は、
やっぱりこの得体の知れない人間もどきにもからくりがあるんでしょうか
取り敢えず、こんなのに遭遇したら自分は正気が保てないでしょうね・・・・。
色々な意味で次号が楽しみ♪



「湯神くん」第69話に理想的なラブコメの形を感じた話/週刊少年サンデー2018年21号

2018-04-18 | サンデー感想
                           
                           ちひろは本当に可愛い。











まず、今週の内容に関して話すと・・・
何かを「好きになろう」って自覚的に頑張ってる時点で個人的には「違う」と思います
好きっていうのはそもそも頑張りも推進も不必要なもので「自然に」そうなってるのが普通ですから、
そういう意味合いではちひろちゃんの方がよっぽど正しい道筋を辿ってる、、、って思うんですよね。

あともう一つ、個人的に「メリットありき」の恋愛はあんまり続かないと思います
メリットが有る内はそりゃハッピーかもしれませんけど、
それがなくなったらただただ冷めるだけだと思う
そうじゃなくて、それもまた自然に合う/合わないの話でしかないんですよね

なんか今週の湯神くんは、“そういうこと”を直接セリフとかモノローグで表現せず、
遠回しに、でも、何よりも確かに伝え切っている作劇に仕上がっていて個人的に深く感動しちゃいましたね




凄く、「らしい」なあ・・・笑


そもそも今作自身もまた“変わらない”漫画だと思う
サンデーが迷走しようが復調しようが常にマイペースで歩んで来た印象がある
だからクオリティが凄く安定しているし、作者の美意識の元に毎回毎回ブレずに作られている印象もあります
そこが素晴らしいと感じたんですが、
具体的に説明すると、、、

少年誌にしろ青年誌にしろBL/GLにしろ、大抵何かしらの強烈なフックだったり、
所謂相手が物凄い献身的で物凄い聖人君子みたいな人物だったりして、
なんかそういう・・・
はっきり言っちゃえば何かしらの「メリット」の元に出会いも恋愛も形作られるパターンが多い気がするんです
でも、なんていうか、それ自体はドラマティックで肯定すべきギミックだとは断言出来るんですが
あまりにも“そういうパターン”ばっかりで占められちゃってるので
もっとも自然なパターンでの出会い/恋愛が埋もれてしまっている?っていうか、
「そこ」を誰も描いてない(現状は)気がしてたんです





だから、なんていうか、
「雰囲気が好き」「波長が合う」「理由より先に好きが来る」っていうある種現実的な方法論で、
ラブコメディが描きにくくなっているような気が個人的にずっとしてたんですが、
そういう至極私的なフラストレーションを今週の湯神くんが晴らしてくれた気がして。
それが何より嬉しくて、
正直これを読み終えた朝から今日はずっと気分が良かった気がします

なんかね、言語化し難い漫画だし実際に触れて感じてもらった方が早い気がするんですけど、
人間の心理的な変化だったり微妙な機微を漫画に落とし込むのが相当上手いように感じましたね
「ただ相手に気に入られたいが為のごますり」を薄っぺらいと一蹴したり、
ちょっとおだてられると途端に色気を期待してしまう人間の(良い意味で)滑稽な姿が描かれてたり、
「何か好きだな~」っていう普遍的だけど漫画では全然描かれない心情をパーフェクトに具現化してたり・・・と
語彙力を駆使して本作の魅力を何とか伝えたいなあ。って思っちゃうくらいにはオルタナティブで尊い漫画に思えるんですよね

本作は途中から読んでるんですが、途中から読んでてもこんな風にハマってしまうくらい独特の作品だと感じます
日常的なくらいごくごく自然な情景と漫画漫画してる面白味がこんな高いレベルで融合してる漫画は稀有です
個人的にグレーゾーン的な作品が大好きな自分にとってはもう堪らない漫画だな。。と、
今週は兎角湯神くんを手放しで大絶賛したかったので単独感想に相成りました








本当は語彙力全部放棄して、
「なんか、凄くいいですね、この漫画・・・雰囲気が好きだし、心理描写が秀逸。。漫画的な部分も忘れてなくて面白い」
だとか、そういう感想書きたかったんですけど、やっぱ今週凄く好きな話数だったんで何とか伝えようって頑張っちゃいました
でもなんちゅうか、純粋に「湯神くん面白い」「ちひろちゃん可愛い」ってキャラ自体の魅力も高いと思います
最近は恋愛方面も徐々に進んで来てるんで読んでる最中のドキドキも半端ないですね・・・笑






DMBQ「KEEENLY」

2018-04-17 | アルバム感想
                              
                        DMBQのニューアルバム「KEEENLY」を買った。












DMBQと言えばスピーディでハードでソリッドなロックバンド・・・という印象ですが、
今作は7曲入りで約51分・・・というとんでもないレベル(段階)のアルバムに仕上がっています
まあ、ぶっちゃけ1時間くらいはあるわけですよね
でも、曲数は7曲。。と言うと
必然的に一曲一曲が長尺になってくる訳です。

ほとんどがねじれた雰囲気のどっしりとしたロックンロールになっていて、
以前のような軽快なロックソングはほぼなし、
っていうか、
歌自体が入ってる曲が少なくて
曲によってはほぼ音響具合を聴かせて終わるだけ、、、な曲もあったり
色々な意味で規格外のアルバムになってるなあ、と。

おまけに、曲の区切り方が物凄く曖昧で、曲目をちらっと見たら「あれっ、もう終わってたの??」という事がザラにあり、
今作はそういう歌のフォーマット、サビの概念、曲間の概念やロックバンド然とした雰囲気からは完全に外れた、
正にオルタナティブ、
DMBQでしかあり得ないようなぶっとんだ新譜になっていて正直面白かったですね。


ただ、
往年のファンとしては、
一曲目の「BLUE BIRD」の重厚なサウンド、
そして増子さんのほぼシャウトに近いボーカルを聴いているだけで
「そうそう、これこれ!」ってなってしまう感覚なんかもあったりして、
そこが不思議というか
ある意味“いつも通り”な部分もちょこちょこ散見されるのがまた嬉しいアルバムになってますね
メンバーもほぼ変わって、あれから10年以上経って、バンドのスタイルも全然別物になってしまったのに
増子さんのあの声とねじれたロックサウンドが絡まるだけで「DMBQだ!」ってなってしまう感覚・・・
そこが何よりも凄くて素晴らしいアルバムであり、
尚且つ、
先述のように「新しいDMBQ」も提示出来ている。。という
ある種の理想形のような新譜にも(聴いてて)思えたのがまた良かったですね
一曲だけ、過去ファンに向けたような高速のロックチューン「SO THE WORD OF GOOD SPREAD」みたいな、
そういう曲をきっちり入れ込んでるのも抜け目がなくて素敵だなあ、、、って感じましたね

まず、
純粋に「歌じゃない」し、
一曲一曲が物凄く長いし、
どこが始まりでどこが終わりかも曖昧だし、
アルバムの流れだとかはでこぼこに等しいし、
全体的に訳が分かんないんだけど、
その“訳わかんないんだけど興奮する”“訳わかんないんだけど最高”・・・
という過去最高に振り切ったアルバムでありながら過去最高に「らしい」作品でもある、
そこが何より面白くて聴き応えのある新譜だったな~って個人的には思いました
増子さんが居ればDMBQはどこまで行ってもDMBQなんだな。。っていう、
純然たる事実を証明してしまったアルバムのようにも思う。
大傑作です!









自分的には一曲目の「BLUE BIRD」が“王道のDMBQ”という感じで
めちゃくちゃ堪らなかったですね・・・
増子さんのシャウトが何度も聴けるだけで激アガり、みたいな(笑
中学生の頃から大好きなバンドなんで、2018年にニューアルバムが聴けてる、しかも良い。。っていうのが
何よりも最高過ぎるニューアルバムでした。今年は是非ライブ観たいです。超久々に。




DQMプレイ日記PART3~モンスターじいさん撃破まで

2018-04-16 | DQ
                            
                            モン爺倒しました。










なんでしょうね、
あれから淡々とプレイしてはいたんですが、
書き時を見失ってしまいました

結論から書くと、あれからパーティ編成に変化はなかったです
ビックアイ、ホークブリザードの強さは言わずもがなかりゅうそうが後半になってグングン伸びる伸びる
初期は物足りなかった攻撃力もいつの間にかトップクラスになり、更にMPも破壊的に上昇、、、と
気が付けば他の2体に見劣らないところまで来ていて意外と強いモンスターだな~、って(笑

結果的に全員ザオリク&息攻撃を覚えてるので苦戦という苦戦は無かったかもしれません
特にマチコのパーティがあまりにも弱すぎてあのクラスはただの瞬殺に終わってしまいました
逆にメダル王?のパーティはメタルドラゴンのみなごろしが厄介で意外と苦戦しました
でもみんな蘇生呪文覚えさせずみだったんでそこも上手くカバー出来たかな、と。

こう書くと、
特に苦労もなく~って風に見えますが、
レベル確保の為2人旅をちょいちょいしてたんですけど
そこで「しにがみきぞく+メタルドラゴン(ドラゴンマッド)」の組み合わせでちょいちょい全滅しました
基本しにがみきぞくの素早さでザラキ先制&みなごろしが運悪く当たると大抵一発で全滅してしまうので、
正直敵としては最悪だな。。と感じてしまった今回の旅でした・・・笑
なんかかりゅうそうがザキ耐性殆どなく確実に死んじゃうので、
そこで育ててる最中のモンスターが残されて、、、ってなると詰んじゃいますよね
また自分が選んだモンスターはことごとく素早さが低いのも辛かった。。
対戦抜きならそれでもいいか・・・とか思ってましたが、
いつでも先制できる、ってそれだけで尊いんだな、と。
まあ正直ある意味しにがみきぞくさんが最も手強かったです、頻度的にも。


ミレーユ戦はミレーユ戦で大変だった
マダンテ対策にホークブリザードに覚えさせただいぼうぎょでまず防ぎ、
生き残ったらなんとか頑張って二人とも蘇生させてもらう
打撃でメタキンを倒すまで我慢しつつ、
それでも手塩に掛けて育てたモンスター達だったんでなんとか踏ん張ってミレーユのパーティを撃破してくれました
何気にかりゅうそうが覚えていたまじんぎりとバイキルトがよく効いた覚え、、、がありますね
一発でクリア出来るように入念に鍛えただけあってそこは凄く嬉しかったですね。


ゲームをクリアしたら、
次はモンスターじいさんを倒す準備にいきなり取り掛かりました
目標としては
・全モンスター集める
・旅のとびらクリア
・モン爺撃破
の3つだったんですが、
「取り合えず挑んでみよう。」の精神で、ある程度まで鍛えて一度“負けるつもりで”挑んだら・・・これが思わぬ結果で。

パーティは再び鍛え直したかりゅうそう、ホークブリザード、更に悪魔系と配合してギガンテスを作り挑戦
ギガンテスはDQ5とは違って思った以上に守備が伸び悩んでしまって結構苦笑しましたが、
その分力はレベル50ちょいぐらいで800まで行ってたんで取り合えず打撃でゴールデンスライムは倒せるかな?と

で、これがかりゅうそうに覚えさせたバイキルトと合わせると2ターンで沈めてしまい、
あとはしんりゅうの猛攻に耐えつつ反撃、、、と繰り返してたらあっさり勝ててしまいました
兎角、ジゴスパークに耐えきれるだけの体力(大体500~600)と物理の力(700以上)があれば、
耐性的には大したことなくてもいけるんだな~と個人的に実感しましたね
正直、
モン爺のローズバトラーは大したことないんで、ゴールデンスライムさえ倒せれば後は何とかなる気がしました

にしても、今回挑んだ3匹はどれも耐性的には普通だし、強いっちゃあ強いけど、その系統でトップ~ってほどでもない、
「そこそこ強い」程度のメンツで挑んで普通に勝てたんで正直嬉しかったですね・・・
ある意味魔王群を率いて倒すよりも達成感に満ちていて素晴らしかったです(笑
勝因はやっぱり思い切ってビックアイをギガンテスに変えたことですかね
優等生のホークブリザードとかりゅうそうに一芸に秀でたギガンテスを入れた事で更にバランスが良くなった気がする
このゲームの最終目標、、、と言っても過言ではないマスターを倒せたんで気分もホクホクでしたね。








あとは、
モンスター集めと、
すべてのとびらのクリアですかね・・・
個人的にモンスター集めは攻略本・サイトに頼らずに頑張りたいんですが
正直現段階で無理そうなんで結局頼っちゃいそうです。。笑

ただ、この先どんなパーティを作ったとしても、
モン爺まで倒した今回のメンツは忘れないでしょう
ホークブリザード、ギガンテス、かりゅうそうに感謝です!