ウキウキの戸部下くん可愛い。
戸部下くんは冒頭でミスして、かなり苛まれてた風でしたけど、
正直機械ではなく、生きている人間なんですから、ノーミスはあり得ないでしょう
別に開き直れって言いたい訳では全然ないんですけど、時には誰かを頼っても良いというか、
逆に言えば「そういう時」に“自分に任せんしゃい!”と言える度量が誰しも求められてるんでしょうね
でも、そうやって猛省したり誰かに深く感謝出来る心もそれはそれで必要でもあるんでしょう
そういう意味では、
無為に責めたりせず助けてくれる上司さんも、
健気に自己反省出来る戸部下くんも両方「良い人」っぷりが如実に出ていて、
個人的には「こういうのが鹿子木作品のキャラっぽくて素敵だなあ~」と深く感じてしまいましたね
作者の人柄がキャラクターにも出ているな。。というか。
これはお世辞とかじゃないんですけど。
あ、ちなみに、
それはそれとして冒頭の終始涙目だった戸部下くんは、
それはそれで可愛くて良かったです・・・笑
そして、最後のネクタイを締めてあげる件のシーンに関しては、
まるで夫婦みたいな。。彼氏彼女すら飛び越えたオーラが出てしまっていて、
個人的にストレートにニヤニヤさせられてしまいました・・・笑
昔からこの作者さんの漫画を読み続けて来た身としては、
こういう(大人の)男女のラブシーン?みたいなエッセンスにドキッとさせられたというか、
今まででは考えられないくらい新しい引き出しを見せてもらった気がしていて、
そういう面から考えても素敵過ぎる、
実直に“進化”を感じさせてくれる名シーンに仕上がっていたと思う
普通にラブコメのワンシーンとして秀逸だとも思うんですけど、
やっぱり自分は「ぼっち日和。。」という作品から数えてもう約7年もこの方の漫画に触れて来たので
そういった過程を含めての、古参の読者としての“感慨深さ”があったのは正直な感想ですね
この調子なら、その内上司さんが意識してくれる日も近い・・・!?と思いつつ(笑
これからも注目&期待です!!
また、今回取り上げられていた熊本の場所はあの益城町でした
熊本県民じゃなくても、某ニュースで散々報道されていたので、
きっと誰が読んでも分かる、
そして、
少しずつ「良くなっている」あの場所の現状に想いを馳せれる、
より一層感情移入しやすい話数になっている・・・とも感じられたお話でした
だから、熊本県民、それも益城町の方が読んだら更に感慨深く感じられるんじゃないかなあ、、、って
そういった意味合いでもおススメですね。
復興が進んだ、と実感出来る、そんな場所で過ごす楽しい時間・・・
の、「尊さ」を如実に漫画表現に落とし込んでいる時点で素晴らしい、と断言出来る話数でした。
また“曲がったままの看板”等リアルな一面も描かれている点にも注目です。
しかし、ラストに弓削さんにもネクタイ締められてたけど、
あれはあれで「アリ」だと思ってしまった・・・