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ありがとう。
毎回上手く行ってりゃ別ですけど、
何度も失敗している場合、中々「はい、次!」という心境にはなりにくい
何故かと言えば以前失敗したり思うようにいかなかったりするとその「イメージ」が残像となって残ってしまう
その積み重ねで「どうせ報われない」「努力しても無駄」「自分は(あの人とは)違う」という決定打になってしまう
それはある種どうしようもない事
ある意味、さくらという存在は何度も転んでしまって起き上がれなくなってしまった俺やあなたのメタファーなんだと思う。
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たえちゃん格好良かった。
でも、
本当は分かってる
「腐ったままじゃ意味ない」って事くらい
分かってる、だけど・・・
それまでの“経験”がどうしても邪魔をする
頑張っても報われなかった
祈っても救われなかった
足掻いてもどうにもならなかった・・・それは決して簡単にスルー出来るような現実じゃない
「そこ」から立ち上がるには、どうしてもエネルギーがいるし、それは一人で得られるようなものではなくて。
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所詮、人は一人では生きられない
一人で頑張れる範囲にはきっと限界がある
だからこそ、「何か」を求めて他人に頼ったりする
それこそが、「みんな」・・・つまり、フランシュシュのメンバーであり、巽さんであり、観客やスタッフ・・・
そのすべての力でさくらがもう一度“勇気”を振り絞り立ち上がる、そういうテーマ性だったように感じました。
正直、愛ちゃんのセリフでは目頭が熱くなってしまいました
失敗を嫌がらない、怖がらない、持ってなくても構わない
それすら織り込み済みで一歩一歩進んで行く覚悟、、、のようなものを与えてくれましたね
あなたが持ってなくても、あなたの所為で失敗しても、わたしたちを作ってくれたのはあなただから、
それすら乗り越えて歩んで行く。。という単なる義理とは違う確かな意思を感じさせてくれました
絶対にこのメンバーで成功したい。。という強い意志!
何度転んでも、何度倒れても、「それでも」夢見て諦めない強さ・・・を教えてもらった気がします。
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そう、
本当は何も持ってないようでも、
学生時代から応援し続けてくれている乾くん(巽さん)もいるし、
応援してくれるファンも、かけがえのない人物との出会いだってあった
何より、本当にさくらを心配して、共に踊ってくれる「仲間」が確かにいる。
さくらはそういう意味合いでは持ってないようで「持っている」子だったんですよね
それに気付けるかどうか、
その想いをパワーに変えられるかどうか・・・が重要だったんじゃないかな、と思います
さくらがもう一度立ち上がる、這い上がる、足掻いてみせる為に必要だったのは、
「上手く行くという保証」でも「確かな成功体験」でも何でもない
ただ、
上手く行くという見込みがなくても、
今まで一度たりとも「順調」を味わった経験がなくても、
“それでも”前を向いて周りに感謝して、ただがむしゃらに夢中になる「勇気」だったんですよね
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落ち込んだ時、
諦めそうになった時、
11話のように実直に沈むのも「大事」だと思います
でも、
ほんのちょっとの勇気と、
誰かの言葉や気持ちをエネルギーに変換出来る心さえあれば、
人はいつだって立ち上がれる
何度心が死んでも、
腐り切って生きる屍と化しても、
「それでも」胸を張って今日を生きることが出来る
明日に向かって走る事が出来る・・・というのを最大限の説得力で以って証明してくれた正真正銘の傑作回でした
正直、何度も不運が重なっても、持ってなくても、ボロボロになっても立ち上がるみんなは美しかったし、
理屈では説明出来ない感動が確かにあって観ていて実直に泣きそうになってしまいました
やはりこれはさくら自身の物語だったんでしょうし、
同時に、フランシュシュ自身の物語でもあったんだと思う
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何よりも、
このアニメは、
ゾンビランドサガという作品は、
YOUR SONGならぬ、YOUR ANIME、
つまり今に苦しんでもがきながらも懸命に生きている、
または懸命に生きたいと願っている「あなた自身の物語」でもあったんだと最終的には感じてしまいました
もう一度立ち上がる勇気を、根拠がなくても明日に向かって行ける本気を、ボロボロのままで夢見る心を・・・
観ている人に与えてくれる、そう信じたいと思わせてくれる純粋なパワーがあったアニメだったと思います
少なくとも、自分にとってはそういう影響がありましたし、本気で好きになれたアニメでした
先が見えなくても、自信なんて全然なくても、懸命に何かを掴みたくて足掻くように歌うさくらの姿に涙が出そうになった。
その気持ちが、その感情の揺れ動きが、そのままこのアニメに対する自分の真摯な回答だったのだと思います。
最終回まで観終えた今、観返している今なら、心から言えます。
自分はゾンビランドサガが大好きです。
さくらに救われたから、
さくらを救おうとするみんなも、
さくらに励まされたから、
さくらを励まそうとする乾くんも、
さくらが頑張って来たから「こそ」の結実だったのだと思う
だから、この結末は奇跡のようで、ある意味必然だったんだろう。とも感じました
さくらを観てたら、自分だってそういう「何か」を信じてみたい、
叶わなくても、届かなくても、もう一度立ち上がってみたい。。
そんな風に思わされてしまった、いつまでも心に残っていくであろう最終回でしたね。
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諦めなければ夢は叶う、なんて嘘っぱちだと思う
信じれば救われる、なんてのも嘘っぱちだと思う
「仕方ない」と判断して終わっても仕様がないと思う
だけど、
そこで立ち止まった「まま」ではそのまま腐っていくだけ、だとも思う。
フランシュシュのみんな・・・さくらが、サキが、愛ちゃんが、純子が、ゆうぎりが、リリィが、たえちゃんが、
ああいう瞬間に立ち会えたのはきっと最後まで夢見て諦めなかったから・・・だとも矛盾してるようですがそう思ったんです
それははた目から見れば格好悪いかもしれない、おかしかったりするのかもしれない、だけど、それすら認められたら、
その上で、しっかりと自分たちが得て来た「何か」に誇りを持てれば・・・人はいつだって笑顔を取り戻せる。
そんな事を教えてくれた作品でした。まだまだ謎は残ってるので、是非2期にも期待したいです。
ここまで読んでくれた方がいたら本当にありがとうございました。