こんな力強いシアンの表情は初めて。
今までシアンは、
要所要所で主人公っぽい活躍を見せてきたけれど
ことダークモンスター関連になると途端に怖気付く癖・・・
癖というよりは、元島国のただの娘としての当たり前の感情だとは思うんですけど
自分で選んだ、決めた、というよりは半ば流されつつの“戦い”であった事は否定出来ません
けど、この日は、この最終回では、ほぼ初めてと言っても過言ではなく
シアン自身がダークモンスターと戦うと“決めた”
みんなを守る事を“選んだ”
自分の国に帰る事を先延ばしにしてまで「まだ私 帰れない」「何も変わってない」と
敢えて彼女の嫌いだった「争い」をする事を選択した、その姿はとても頼もしかったですし
前回が前回だった(不安そうだった)だけに、余計カタルシスがあって良かったです
仲間に支えられた、ってセリフにもだからこそ説得力があったし
ギターが弓矢みたいになる演出もけれん味に満ちていて面白かったです(笑
これは自分の勝手な想像ですけど、
「流星ドリームライン」っていうのはシアン自身でありシアン自身の想いでもあるんだろうな、って
まるで流星のように再登場したシアンの演出を観ていてそんな風に感じました
望んでもいなかった世界だったけれど
そこで繋がった夢の線
シアンにとっては何よりも守りたいものに変わっていったプラズマジカという存在
それもまた順風満帆ではなく紆余曲折だったからこそ、色々と思い出に満ちているからこそだったんだろうなあ・・・と思うと
余計に感慨深い気持ちになってなんだかジーンと来てしまいました。シアンの力強い表情作画、見事だったと思います。
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成長、という一言を使うならば
実は一番成長したのは優等生キャラで実質リーダーだったチュチュなんじゃないかな、と自分的には感じてます
本当は自分の野望、欲望を第一に考えて行動していた、自分が一番目立たなきゃ嫌だと思っていた、
そんな一番バンドに関して強い想いがなかったチュチュが、バンド自身の絆の象徴であるピックをみんなに渡した、という事実・・・!!
ある意味裏の主人公は彼女だったのかな、なんて思えるほどにチュチュに渡させた演出は正直神懸っていたと思います
それまでの過程が過程だったからこそ、今こんな風に素直にバンドを愛せているチュチュに感情移入してしまう
このバンドで良かった
このバンドで存在出来て良かった
心からプラズマジカを大好き・・・!って気持ちが伝わって来て
そんなチュチュのつかえが取れたような表情の数々にも個人的には感動していました
勿論、何も気にせずプラズマジカに陶酔出来ていたモアも
今この瞬間にみんなで演奏する喜びを感じていたレトリーもそれぞれに成長していました
主人公であるシアンの成長譚、であると同時に
プラズマジカ自身の成長譚にも成り得ているのが絶妙だと思います
時を重ねて、軋轢を経て、ようやく(本当の意味で)一つになれたプラズマジカ
最後はOP曲であり名曲でもある「青春はNon-Stop!」を奏でて終わる、という構成も
最後はCGでなく人間の姿で、とびっきりの笑顔作画で演奏をして終わる、という演出も
両方グッと来て自分的には堪らなかったです
特にレトリーの笑顔は「本当に楽しんでるんだなあ・・・」ってのが如実に伝わって来て良かったですね(笑
あの6話を顧みると余計に感慨深くなる節もあったりして実に良い塩梅の最終回だったと思います。
スタッフの皆さま、
そしてこの感想を読んでくれた方々
どうもありがとうございました!!
まだロムとシュウの詳しい過去エピだったり、
ダガーが生き残った事も2期への伏線に成り得ると思いますし
何よりもまだまだ魅力的なキャラの掘り下げを観たいので(笑)
是非2期も作ってくれると嬉しいです
お疲れ様でした。
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この1クール、なんでここまで「SHOW BY ROCK!!」に夢中になってたのか、と考えると
はっきりと思うのは“ファンタジーの中のリアル”が良かったんじゃないかな、とか感じてます
例えばロージア一つ取っても、ただ単に腹黒あざといキャラってだけではなく
本当は誰よりも負けず嫌いで
本当は誰よりも自分たちの実力に自覚的だったりもする
目の前で自分たちよりも格上の演奏を見せつけられて涙する“真剣”っぷりだったりと
「オンリーワン」ではなく「ナンバーワン」を常に目指しているストイックさを感じるようなキャラクターで、
設定としてはファンタジックでドリーミーなんですけど、そこに存在しているキャラ達の感情はいつだって生々しいものだったと思います
そのギャップが個人的に堪らなかったというか、けれん味とリアリティとのバランス感覚が自分のツボにハマったのだと思います
それとチュチュは後半になればなるほど人間味を増して好きになっていったキャラクターでした
本当は自分が一番目立ちたい、
だけど、だからといって簡単に切り捨てられるほど愛着がないワケでもない―
散々自分の本音を漏らしつつも、本能がそれを越えてしまったシーンに関しては本当このアニメ観て来て良かったな、とすら感じました
理屈の上ではソロ希望だけど、あれこそ、そんな理屈を越える感情があるよ。って事の証明だったんじゃないかと思ってますね。
しかも過去に色々チュチュがバンドに対しても愛情を感じ始めているシーンの数々があったからこそ説得力もあった。
説得力という話で言えば、
散々ダークモンスターに対して消極的な場面を見せていたからこそ
「何も変わってない」という心情吐露に頷けてその後の意志にカタルシスを感じられた今回だったり
互いに冗談交えて罵り合いあまり褒めている様子がなかったからこそ心情に納得出来たシンガン回だったり
割と展開までの下準備、“過程”の描写が上手いアニメでもあってそこは待田さんの構成力の高さがきっと活きたんでしょうね
関係ないけど、2期があったらシアンにデレデレのロージア様が拝めそうで楽しみです(笑
今は音楽の価値が昔に比べて低くなっている、
そしてバンド、ロックよりもアイドルのが格好良い、とされている時代(という風に感じる時もあります。正直ね)
だからこそ、こんな風に真っ直ぐに音楽の価値を信じるアニメが必要なんじゃないかな、とか思った次第であります(少なくとも自分は)
まだまだ音楽で夢を観る事が出来る、まだまだ音楽で世界を変える事が出来るよ!という証明のようなアニメ。
そこがいち音楽ファンとして嬉しかったし、尊かった・・・というのも正直ありましたね。
けれん味溢れる演出が多いので万人受けするかどうかは分かりませんが、
それでも自分の感想で少しでも魅力が伝わったのならば幸いですし
そうじゃなければまだまだ努力して行きたいですね。
個人的には、傑作だったと思ってます。
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そういえば、桜の作画が出て来ただけで「日本に戻ったんだな」と思えるのもなんかいいなあ、って思いました
それくらいあの世界の背景が独特だった、って事の証明でもあるでしょうけど
切り替えの手法としては抜群だと思いましたね。
1話とは違って一歩踏み出す事の出来たシアン
でも、個人的にはプラズマジカの再結成もまた観たい・・・! 笑
ただ他の方がツイッターで呟いてるのを観てハッとさせられたんですが
現実の軽音部のシルエットがプラマジのメンバーっぽくもあって
その辺も「今後」に活きて来るのかなあ?なんて思いつつ
取り敢えずは一歩成長したシアンを祝福したい。
現実をちゃんと生きているシアンを祝福したい。
仮に、2期が作られなかったとしてもこの終わり方なら不満という不満も出ないとは思います
そういう面もまた抜け目がなくてイイ感じでしたね。最後に、「SHOW BY ROCK!!」大好きです!!
またBDやイベントに行けたら行って感想など書けたらいいな、なんて思ってます。
今週は遂にBDの1巻が出るのでそれもまた楽しみです
確実に購入して、出来れば続編にも繋げたいなあ・・・と(笑
ところでロムとシュウの友情めいたシーンなんかも良かったと思います
その辺りもきっちりこなすところにやっぱり「抜け目の無さ」を感じましたね 笑
今期で各話感想を書いたのは今作だけでしたが、来期もまた何か書けたらいいな、って思いますし
各話感想じゃなくてもまた自分なりにちょっとした感想等も書いていきたい、と考えてます
twitterでもちょこちょこ書いてたりするのでそちらも是非読んで頂ければ。
余談ですが終わった後のCMを観てたら、
何とも言えない寂しい気分になった、というか
まだまだ画面の中で動き回るプラマジやシンガンを観ていたいなあ、って思っちゃいました(笑)。
クリクリちゃんの成長とかも観てみたいし、やっぱり2期にも期待しちゃいますね。
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それと、一体この人は何ものなんだ・・・笑
今までシアンは、
要所要所で主人公っぽい活躍を見せてきたけれど
ことダークモンスター関連になると途端に怖気付く癖・・・
癖というよりは、元島国のただの娘としての当たり前の感情だとは思うんですけど
自分で選んだ、決めた、というよりは半ば流されつつの“戦い”であった事は否定出来ません
けど、この日は、この最終回では、ほぼ初めてと言っても過言ではなく
シアン自身がダークモンスターと戦うと“決めた”
みんなを守る事を“選んだ”
自分の国に帰る事を先延ばしにしてまで「まだ私 帰れない」「何も変わってない」と
敢えて彼女の嫌いだった「争い」をする事を選択した、その姿はとても頼もしかったですし
前回が前回だった(不安そうだった)だけに、余計カタルシスがあって良かったです
仲間に支えられた、ってセリフにもだからこそ説得力があったし
ギターが弓矢みたいになる演出もけれん味に満ちていて面白かったです(笑
これは自分の勝手な想像ですけど、
「流星ドリームライン」っていうのはシアン自身でありシアン自身の想いでもあるんだろうな、って
まるで流星のように再登場したシアンの演出を観ていてそんな風に感じました
望んでもいなかった世界だったけれど
そこで繋がった夢の線
シアンにとっては何よりも守りたいものに変わっていったプラズマジカという存在
それもまた順風満帆ではなく紆余曲折だったからこそ、色々と思い出に満ちているからこそだったんだろうなあ・・・と思うと
余計に感慨深い気持ちになってなんだかジーンと来てしまいました。シアンの力強い表情作画、見事だったと思います。
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成長、という一言を使うならば
実は一番成長したのは優等生キャラで実質リーダーだったチュチュなんじゃないかな、と自分的には感じてます
本当は自分の野望、欲望を第一に考えて行動していた、自分が一番目立たなきゃ嫌だと思っていた、
そんな一番バンドに関して強い想いがなかったチュチュが、バンド自身の絆の象徴であるピックをみんなに渡した、という事実・・・!!
ある意味裏の主人公は彼女だったのかな、なんて思えるほどにチュチュに渡させた演出は正直神懸っていたと思います
それまでの過程が過程だったからこそ、今こんな風に素直にバンドを愛せているチュチュに感情移入してしまう
このバンドで良かった
このバンドで存在出来て良かった
心からプラズマジカを大好き・・・!って気持ちが伝わって来て
そんなチュチュのつかえが取れたような表情の数々にも個人的には感動していました
勿論、何も気にせずプラズマジカに陶酔出来ていたモアも
今この瞬間にみんなで演奏する喜びを感じていたレトリーもそれぞれに成長していました
主人公であるシアンの成長譚、であると同時に
プラズマジカ自身の成長譚にも成り得ているのが絶妙だと思います
時を重ねて、軋轢を経て、ようやく(本当の意味で)一つになれたプラズマジカ
最後はOP曲であり名曲でもある「青春はNon-Stop!」を奏でて終わる、という構成も
最後はCGでなく人間の姿で、とびっきりの笑顔作画で演奏をして終わる、という演出も
両方グッと来て自分的には堪らなかったです
特にレトリーの笑顔は「本当に楽しんでるんだなあ・・・」ってのが如実に伝わって来て良かったですね(笑
あの6話を顧みると余計に感慨深くなる節もあったりして実に良い塩梅の最終回だったと思います。
スタッフの皆さま、
そしてこの感想を読んでくれた方々
どうもありがとうございました!!
まだロムとシュウの詳しい過去エピだったり、
ダガーが生き残った事も2期への伏線に成り得ると思いますし
何よりもまだまだ魅力的なキャラの掘り下げを観たいので(笑)
是非2期も作ってくれると嬉しいです
お疲れ様でした。
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この1クール、なんでここまで「SHOW BY ROCK!!」に夢中になってたのか、と考えると
はっきりと思うのは“ファンタジーの中のリアル”が良かったんじゃないかな、とか感じてます
例えばロージア一つ取っても、ただ単に腹黒あざといキャラってだけではなく
本当は誰よりも負けず嫌いで
本当は誰よりも自分たちの実力に自覚的だったりもする
目の前で自分たちよりも格上の演奏を見せつけられて涙する“真剣”っぷりだったりと
「オンリーワン」ではなく「ナンバーワン」を常に目指しているストイックさを感じるようなキャラクターで、
設定としてはファンタジックでドリーミーなんですけど、そこに存在しているキャラ達の感情はいつだって生々しいものだったと思います
そのギャップが個人的に堪らなかったというか、けれん味とリアリティとのバランス感覚が自分のツボにハマったのだと思います
それとチュチュは後半になればなるほど人間味を増して好きになっていったキャラクターでした
本当は自分が一番目立ちたい、
だけど、だからといって簡単に切り捨てられるほど愛着がないワケでもない―
散々自分の本音を漏らしつつも、本能がそれを越えてしまったシーンに関しては本当このアニメ観て来て良かったな、とすら感じました
理屈の上ではソロ希望だけど、あれこそ、そんな理屈を越える感情があるよ。って事の証明だったんじゃないかと思ってますね。
しかも過去に色々チュチュがバンドに対しても愛情を感じ始めているシーンの数々があったからこそ説得力もあった。
説得力という話で言えば、
散々ダークモンスターに対して消極的な場面を見せていたからこそ
「何も変わってない」という心情吐露に頷けてその後の意志にカタルシスを感じられた今回だったり
互いに冗談交えて罵り合いあまり褒めている様子がなかったからこそ心情に納得出来たシンガン回だったり
割と展開までの下準備、“過程”の描写が上手いアニメでもあってそこは待田さんの構成力の高さがきっと活きたんでしょうね
関係ないけど、2期があったらシアンにデレデレのロージア様が拝めそうで楽しみです(笑
今は音楽の価値が昔に比べて低くなっている、
そしてバンド、ロックよりもアイドルのが格好良い、とされている時代(という風に感じる時もあります。正直ね)
だからこそ、こんな風に真っ直ぐに音楽の価値を信じるアニメが必要なんじゃないかな、とか思った次第であります(少なくとも自分は)
まだまだ音楽で夢を観る事が出来る、まだまだ音楽で世界を変える事が出来るよ!という証明のようなアニメ。
そこがいち音楽ファンとして嬉しかったし、尊かった・・・というのも正直ありましたね。
けれん味溢れる演出が多いので万人受けするかどうかは分かりませんが、
それでも自分の感想で少しでも魅力が伝わったのならば幸いですし
そうじゃなければまだまだ努力して行きたいですね。
個人的には、傑作だったと思ってます。
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そういえば、桜の作画が出て来ただけで「日本に戻ったんだな」と思えるのもなんかいいなあ、って思いました
それくらいあの世界の背景が独特だった、って事の証明でもあるでしょうけど
切り替えの手法としては抜群だと思いましたね。
1話とは違って一歩踏み出す事の出来たシアン
でも、個人的にはプラズマジカの再結成もまた観たい・・・! 笑
ただ他の方がツイッターで呟いてるのを観てハッとさせられたんですが
現実の軽音部のシルエットがプラマジのメンバーっぽくもあって
その辺も「今後」に活きて来るのかなあ?なんて思いつつ
取り敢えずは一歩成長したシアンを祝福したい。
現実をちゃんと生きているシアンを祝福したい。
仮に、2期が作られなかったとしてもこの終わり方なら不満という不満も出ないとは思います
そういう面もまた抜け目がなくてイイ感じでしたね。最後に、「SHOW BY ROCK!!」大好きです!!
またBDやイベントに行けたら行って感想など書けたらいいな、なんて思ってます。
今週は遂にBDの1巻が出るのでそれもまた楽しみです
確実に購入して、出来れば続編にも繋げたいなあ・・・と(笑
ところでロムとシュウの友情めいたシーンなんかも良かったと思います
その辺りもきっちりこなすところにやっぱり「抜け目の無さ」を感じましたね 笑
今期で各話感想を書いたのは今作だけでしたが、来期もまた何か書けたらいいな、って思いますし
各話感想じゃなくてもまた自分なりにちょっとした感想等も書いていきたい、と考えてます
twitterでもちょこちょこ書いてたりするのでそちらも是非読んで頂ければ。
余談ですが終わった後のCMを観てたら、
何とも言えない寂しい気分になった、というか
まだまだ画面の中で動き回るプラマジやシンガンを観ていたいなあ、って思っちゃいました(笑)。
クリクリちゃんの成長とかも観てみたいし、やっぱり2期にも期待しちゃいますね。
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それと、一体この人は何ものなんだ・・・笑