サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ありがとう、ぎょぴちゃん。~松島みのりさんに捧ぐ

2022-04-13 | きんぎょ注意報!









もう何度も書いてる事だけど、
自分が物心ついた頃に最初に・・・否、もしかしたら別の作品かもしれないけど笑
ただ今の自分の記憶だと多分最初期に熱中したのが「きんぎょ注意報!」だと思うんですね
その後、「姫ちゃんのリボン」とかに繋がっていくんだと思いますが、、、。

観てたのはストレートに姉からの影響で、
学校終わったら、
帰って来てすぐビデオデッキにビデオ入れて何度も観て・・・
そういう意味では本当の意味合いで❝原点❞と呼べる作品なのかもしれないです
明らかにこの作品から今の自分の気質のようなものが出来上がってる、、、と感じてますからね。
ああいう、コメディがあって、可愛い女の子が中心で、たまに恋愛要素もあって、
グッと来るエピソードもあったりして、尚且つ穏やかな世界観で、ね。
ナンセンスギャグの要素もあるのがまた好きだった。

多分、
自分が一人っ子だったり、
男の兄弟などが居れば恐らくあの時期だと他の男の子向けの・・・それこそ、
所謂ロボット系の作品などに夢中になってたんでしょうが、
正直全然夢中になってた記憶が無いので、
やっぱり自分の中では、
きん注や姫ちゃんのリボン、漫画だと岡田あーみんとかが「スタンダード」なんでしょう
自分の趣向に於ける基礎的な部分を形作ってる作品群の一つというか、
そんな感じはしますね。




手だったり肩だったり頭だったりに乗ってるの、好き。



でも・・・
今振り返ると、
姉や妹にサンドイッチされた構成で「良かった。」とも思うね
それがきっかけで出来たフォロワーさんとかも居ますし、
何より、、、
子供の頃大好きだった作品を今観てもあの頃と同じ様に楽しく観れる~っていうのは、
無意識に正解を引いてたっていう事なんですよね
それは、
(仮に)別の何かを観て育ってもそう思ってたのかもしんないけど、
少なくとも 今の自分は「きんぎょ注意報!」で育って良かった。と心から思えてるので。

だからこそ、
きん注でもメイン格のキャラだったぎょぴちゃんの声優さんが亡くなられたというのはショックだった
芸能人の訃報でここまで胸に穴が空いた感覚になり吐きそうになったのは久々の経験でした
やっぱり・・・・・
未だにDVD-BOXで懐かしさを味わいつつ観ていて、
子供の頃から傍に居るキャラクターの一人(一匹?)ですから、
そりゃあかなりのショックで。。
加えて、
ひよこのアレじゃないけど、生まれて最初期に好きになった漫画及びアニメだったので、
その分衝撃もデカかったんじゃないかな ぶっちゃけ信じたくない想いの方が強かったですね。


ただ、
今日アニメ観返してて、
流石に涙腺決壊寸前にまで陥ったんですけど
(色々と想像しちゃったのもある 天国に行ったぎょぴちゃんとか。 
 まあ、ぎょぴちゃん自体が亡くなった訳じゃないんだけど笑)、
それは意図的に堪えましたね
我慢しました
と、言うのも、そもそも「きんぎょ注意報!」って涙しながら観るような作品じゃないから。
なんかそれは(自分の中で)違うんじゃないか?みたいな想いもあって、
なるたけ笑顔でしっかりとクスクス楽しむ方が相応しい、
ありがとうの気持ちを込めながら、
出来るだけ笑顔で見送りたかった~という心境でした。

うん・・・それに、
これからも何度でもぎょぴちゃんには映像で会えるし、
その度にぎょぴちゃんの声に最も相応しい松島さんの声は聴けるし、
そもそも子供の頃から見て来たキャラクターだからね。
観なくても、
永遠に脳内で再生出来るし。
ポテトチップスをポテチって呼ぶのは明らかにぎょぴちゃんの影響だし笑
いつでも 明るくて素敵で、時折涙もろい、そんなぎょぴちゃんに魂を容れて下さり本当に感謝でした。。
多分きんぎょに関しては死ぬまで観続ける作品のひとつ、だと自分の中では確定的なので、
これからも何度もあのキュートでかつ独創的な声に癒される事でしょう。
 最後に、
全く関係は無いですが、
同じ❝90年代のもの❞❝ガキんちょの頃に触れたもの❞という事で、
SOPHIAの「君と揺れていたい」の歌詞を引用してこの記事を〆たいと思います。










ねぇ 君に言っておきたい事があるんだ
もしも 生まれ変わったとしても 君を探しに行こう





このぎょぴちゃんのデカクッション、
実は去年出たグッズなんですよねえ
そう考えると、少しは心の拠り所があって、救われてるかも・・・ですね。



「きんぎょ注意報!」のイラストby姉ちゃん

2020-02-29 | きんぎょ注意報!








2月最後の更新、
何にしようかな・・・とずっと考えていて(滅多にない2月29日なので特別なものにしたかった)、
考えまくった結果「絵」というDIY精神に溢れるものにした
とはいえ、自分の絵ではなく(ヲイ)姉ちゃんに描いてもらったものです
これ観てると、
「きこちゃんすまいる」の絵もそうだったけど(元旦の記事参照)、
姉ちゃんは等身を高くする癖がありますね
癖というか、そういう絵柄なんでしょう
個人的には、
わぴこはイメージ通りで、
千歳はちょっと大人びてる感じ・・・だが、それがイイ(喜)。

「きんぎょ注意報!」は自分にとっては“基本”なんですよ
あらゆるものの基礎というか・・・
多分、
生まれて初めて誰かと一緒にハマった作品だったんで、
身体に沁みついてるものというか、簡単には語れない作品なんですよね
子供の頃、学校から帰ってはビデオ回していつも観てましたからね
自分の中では物凄いメジャーな作品なんですけど、
意外と(?)知らない人も多かったり、
かと思えば、
何気に反応があったり・・・と最近はちょっと安心しています
ある意味、今の自分を作ったと言っても過言ではない作品なので、
春にはBDボックスも出る事ですし今年はちゃんと語ってゆきたいです
と、いう想いも込めて・・・。姉ちゃんありがとう。





そういえば、「ゆるゆり」のなもりさんもきん注のイラスト書いててあれも良かったです
あの作品特有のエッセンスが今の作家に与えた影響も少なくないと思う。



【アルバムレビュー】きんぎょ注意報! ヒット曲集/V.A

2018-12-07 | きんぎょ注意報!



1.わぴこ元気予報!
2.仰げばきんぎょ
3.遠足にいきた~い!
4.パクきんララバイ
5.わぴこちゃん音頭
6.あなたが好き
7.みんなでROCK!
8.たのしい誕生日
9.おいしいピクニック
10.スーパーきんぎょ

*赤字は特におすすめの楽曲。







91年に出たアルバムで、アニメ「きんぎょ注意報!」の主題歌、作中歌、イメージソング、キャラソンを詰め込んだ初期のベスト。
これ以降に全部入りのベストも出てますが、これは30分くらいで聴けるし手っ取り早くきん注の作中観に触れるならこっちだと思う。


OPEDのフルサイズが入ってるのは勿論、ポップスから合唱、ロックからアンニュイな印象の楽曲まで、
正にきん注には相応しいバラエティ感に富んだアルバムになっています
イメージ通りの騒がしいタイプの曲から、
ちょっとウェットなラブソングまで意外とふり幅が広く、
ある意味コメディもシリアスも出来るきん注そのものをコンパクトに表現した作品になっていると思う
91年なので勿論アレンジとかは当時の流行の匂いが垣間見れますが、それはそれでノスタルジックで素晴らしいです。

おすすめの3曲は迷うんですが、ギターの音色がオルタナ色満載なちょっとおセンチな「パクきんララバイ」、
わぴこが元気よくノリノリで歌いまくる「みんなでROCK!」(ARIA等でお馴染みのサトジュン氏の作詞!)、
そして今でもカラオケでよく歌う大好きなOP曲「わぴこ元気予報!」は子供の頃から口ずさんでいた名曲です。


その他にも、「そーだ、そーだ、くりーむそーだ」のフレーズが強烈な3曲目「遠足にいきた~い」、
パーティ感満載な極上のポップス「たのしい誕生日」、
子供の頃夏祭りとかでよく流れてたわぴこが歌うコミカルな音頭「わぴこちゃん音頭」、
とってもストレートで、千歳さんをイメージしたしっとりとした本格派のラブソング「あなたが好き」なんかも甲乙付け難いです。

なんでしょうね、きんぎょ注意報!のベストってなると、はちきれんばかりの元気なポップスを想像するんですけど、
このアルバムを聴いてると意外にジャンルが幅広くて飽きさせないバランスに仕上がってるんですよね
元気系の楽曲でもOPと「たのしい誕生日」じゃテイストが全然違いますし、
そういう意味では純粋に一つの音楽作品として聴けるアルバム・・・だと個人的には思います。



枕たたいて 叫んでも
夢の国に 着けない(パクきんララバイ)

気にしない 気にしない 小さなことは
気にしない 気にしない なんとかなるサ(みんなでROCK!)

なんでもいーからガンバレ
やってみなくちゃわからナイ(わぴこ元気予報!)




個人的に特に好きなフレーズたちです
結構ナーバスな事からポジティブな事まで歌ってると思うんですが、
だからこそ説得力があるというか、単純に事実だとも思うので、
やる気を出したい時や音楽で素直に励まされたい気分の時に聴いたりしています

自分的には「何でも良いから頑張れ」っていうのが好きですね
別に頑張るべき事は何だって良い、兎に角、自分にとって価値を見出せる「何か」を見つけて、
一歩一歩進んで行く・・・というのは実は堅実で誠実なメッセージになり得てると思うんですよね
頑張るべき事柄を断定してない~ってところが自由なこの作品にも似合ってる気がして、
ちょっと踏み出す勇気をくれる楽曲になっていると思います
内田順子さんのはつらつとした声も素敵ですね。

それと、わぴこの歌声って明るいけど、単純に上手いし、妙な色気があるんですよね
そこがまた「みんなでROCK!」の好きなトコというか、かないみかさんの歌唱力も際立っていて大好きです
それでいて、とにかく可愛いのが素晴らしいですね(笑
わぴこのキャラソンは少ないと感じるので、
その意味合いでも貴重で今でもよく聴く一曲です。

「パクきんララバイ」はきん注の曲の中でもややダークな感じですけど、
泳ぐようなギターのフレーズを聴いてるだけでも楽しいですし、
何より・・・うん、
強く願っても必死に頑張っても夢に辿り着けない~ってテーマ性がどストライクでした(笑
歌詞全体の方向性としては眠れない子の悶々とした心情を描いてる曲なんですけど、
個人的には現実のメタファーとして受け取ってしまうくらい切実な気持ちに溢れていて大好きです
多分独特のアレンジを聴いてるだけでも面白い曲だと思います。












全体的にきん注の楽しさ、賑やかさ、自由さ、時折のシリアスさ、そして可愛さがしっかり詰め込まれている、
これ一作で作中の雰囲気すら掴める入門には相応しい名盤だと思います
キラキラのアニソンから良質なポップス、ロック、ラブソングまで入ってるので、
純粋に音楽としても面白いのが尚好みな一作です。
きん注好きなら是非聴いて欲しいですね。