
今月の8日にNUMBER GIRLとeastern youthの対バンを観て来ました。
しかも、会場は日比谷野音・・・正にロックの聖地での文字通りの❝激突❞でした
ただ、
個人的にNUMBER GIRLに関しては、
一発目の新宿LOFTが神引きで当たって以降、
これまで全部先行抽選外している~という現状でしたので、
まず行きたいとかいう感情の前に「当てなきゃ」って心境でしたね(笑
しかし、
この3年間何度外れてチケットが取れなくても毎回コツコツ申し込んで来た成果が出たのか?
音楽の神様はこの私西京BOYを見放してはいなかったみたいです
個人的に、
中学生の頃とかは寝る前に音楽をずっと掛ける習性がありまして、
まあそれは今でもたまにあるんですけど笑(騒がしくなきゃ寝れない時がある)、
その時にeastern youthの「雲射抜ケ声」とかNUMBER GIRLの「シブヤROCKTRANSFORMED状態」等を
よく掛けてた~っていう思い出があるんですよ
ナンバガはジャケ買いで知り(マジです)、
イースタンは当時好きだったオリコンのイノマー氏が猛プッシュしてたので聴き始めました
結構、
どっちもメジャーデビューして数年で期待の若手扱いされてた頃から聴いてたので、
そういう意味合いでは筆舌にし難い独自の感情が渦巻いていた公演でした。
そう、ホントに中学生の自分に見せてやりたかったですね
この夜をね。
■eastern youth
今日も続いてゆく
夏の日の午後
砂塵の彼方へ
地下室の喧騒
裸足で行かざるを得ない
ソンゲントジユウ
時計台の鐘
たとえば僕が死んだら
夜明けの歌
街の底
イースタンを観るのは今年1月のカネコアヤノとの2マンっぷり。
なので、4か月ぶり?
ナンバーガールと比べると凄い早い間隔で観ました
しかし、一曲目からものすげー爆音、耳をつんざくようなギターの音色がぶっ刺さって来て、
野音と言う大ハコでありながらまるで近くで聴いてるかのような未曽有の鳴りに初っ端から悶絶。
また一曲目に最新の曲を据えるセンスが素晴らしいですよね
この日の「今日も続いてゆく」はそういう背景もありその時以上に胸に響いた気もする。
クタクタになっても、なんとか今日を生き延びていく。そういう情感。
個人的に、
凄く嬉しかった選曲として「砂塵の彼方へ」があった。
そう、先述のいつも寝る前に掛けてたアルバムのオープニングナンバーです
ツイッターのフォロワーさんのイースタンライブ参加レポのセットリストを眺めてると、
自分が行ってないライブではそれなりに演奏されてるみたいなんですが、
自分が参加した時に限って演奏がなかったりしてたので(でもそういう事よくありますよね)、
そういう意味ではとても嬉しかったですし、
またイントロが鬼格好良い!!
Bメロの「それを識ろうが~」の部分がまた歌に情緒があって素敵でしたし、
中学生の自分が観たらあまりの迫力に昇天するんじゃないか?って位のカッコ良さで大満足でした。。
「地下室の喧騒」と中学の頃よく聴いてた曲が矢継ぎ早に繰り出されその後の流れも悶絶、
「裸足で行かざるを得ない」がまた素晴らしくて、気合一閃のバンド演奏は勿論、
吉野さんの魂の籠った歌唱にも胸打たれて、
この曲の時には結構泣きそうになりながら観てた気がする
やっぱり生で大声で「孤立無援の花咲くばかり~」なんて歌われたら気持ちグッと来ますよ・・・!!
その後の「散るものか」ってフレーズがまた心の琴線に迫って来て終始ジーンとしてました、
握り拳を作りながら。
ホントに魂を揺さぶられつつ、
そういう中でも「ソンゲントジユウ」「時計台の鐘」と近年の曲でも場をしっかりと盛り上げる
往年の曲をガッツリ魅せつつ、最新のイースタンもしっかり聴かせる良セトリでした!
終盤は、
熱いハートが直で心を鷲掴みにして来た「夜明けの歌」、
そして近年のアンセム「街の底」をステージに叩き付け終了
今振り返ると、
夜明けの歌~街の底って構成にもある種のドラマ性が感じられて振り返っても素晴らしいステージでした
何度も自問自答するようにワンフレーズワンフレーズ大事に歌ってた印象の「夜明けの歌」は激熱、
そして、その熱さを解放させるかのように放射して見せた「街の底」の素晴らしさ。
今宵も、イースタンはイースタンで、だからこそ最高だと思えた会心のライヴでしたね。
凄まじい爆音のシャワーを終始浴びれて幸福過ぎました。
感情を抑える方が逆にバランスを取ってるみたいで嘘くさく感じるタイプなんで、
感じた興奮はストレートに隠さずに出していくぜ!って事でレポもエモくなりました・・・笑
■NUMBER GIRL
タッチ
ZEGEN VS UNDERCOVER
鉄風 鋭くなって
透明少女
NUM-AMI-DABUTZ
CIBICCOさん
delayed brain
水色革命
日常に生きる少女
TATOOあり
OMOIDE IN MY HEAD
I don't know
MANGA SICK
はいから狂い
IGGY POP FANCLUB
I wanna be your boyfriend(cover)
セトリはこんな感じ。
ええと、全部で16曲やったのかな
ある意味ワンマン並みの曲数で流石にニッコニコでしたね(笑
この先のライブも運良くチケット当たれば良いんですが、
いつでも観れる類のバンドではないので・・・
尊かったです(ネタ的な意味でなく、本来の意味合いで)。
全体的に言える事なんですが、19年に観た時よりも❝バンド感❞が強かったです
もっと違う表現をするなら、19年当時はレジェンド再臨!という印象もあったんですが、
この日のナンバガはとても「今のバンド」感があったんですよ
勿論、
セトリを見れば分かる通り演奏したのは全部過去の曲ですけど、
その過去の曲たちを現在進行形で進化させて鳴らしてる感じ・・・がしました
もっと言えば、
ナンバーガールって向井さんが中心のバンドに思われがちですけど、
こうして生でライブを観てたら個々のアピールが本当エゲつないな、と(笑
お互いがお互いを個々の爆音で殴り合ってる感じがするというか、
それなのに・・・・・
否、
「だからこそ」、
美しくまとまってる感じもしたし、、、うん、NUMBER GIRLって本当❝奇跡❞なのは非常によく伝わりました
これらは決して大げさではなく、実際に生で観てハッキリと感じられた個人的な感触なのでした。
恒例の「ドラムス、アヒトイナザワ!」から始まり、
シャウトを叩き付ける「ZEGEN VS UNDERCOVER」の未曽有の衝撃、
独特の言語感覚が、凄まじい爆音と共に駆け抜けていく「鉄風 鋭くなって」と
人気曲を惜しみなく矢継ぎ早に投下していく
中でも、
自分の最近のモードにも近い「透明少女」は特にノれてた印象がありました
今振り返るとこの曲のギタージャリンジャリン鳴ってて切ない感じはホント今のバンドにも繋がってる気がする
自分のメモ帳を見ると「エアギター」って書いてあったから、多分エアギターしながら観てたんでしょう笑
それぞれの一体感も素晴らしく、この名曲を今のバンド感で観れたのは宝物になりましたね。。
これまた大好きな「NUM-AMI-DABUTZ」、
間奏のひさ子さんのギターソロがまたエゲつない出来で、
元々衝撃的な歌詞の世界観がより衝撃性を増した感じで響いてて実に最高だった
かと思ったら、
ナカケンのベースがエグ過ぎた「CIBICCOさん」と曲によって誰が一番エグいかが変わる~
そんな個々のバトルっぷりも面白く・・・・・まあ、これは自分が勝手に感じてた事ですけどね!
ホント個性強いロックバンドだわ。。という事実を多幸感と共に感じてましたね
また、
この曲と「delayed brain」は存外に夕暮れの野音の空気にフィットしていて、
そういう時間帯をも計算に入れてる様なセトリの組み方もまた流石だと思いました。
「delayed brain」では、
向井さんが「エリッククラプトンみたいだろ!?」って2回も言っててそれも最高でしたね笑
「水色革命」は・・・本当最高でした
この曲はね、
当時インターネットもまだ発展してなくて、
ナンバーガールがインディーズで出してた音源の事も知らなかったので、
だからこそ当時住んでた愛知の中古レコード店でこの曲が入ってる作品を見つけたのが凄く嬉しくて、、、と、
今書いてて思いましたが検索すれば一発で分かる今となっては信じられないような話ですけどね(爆
なんか、この曲とかを聴いてるとそのアナログ時代の豊かな経験を思い出しますし、
曲としても青春感たっぷり、
一体感もたっぷりで、
ベテランバンドとは思えない良い意味での瑞々しさがあってずっと聴いていたい感じの演奏でした
またこの曲の歌詞が自分の叶わなかった青春の夢を想起させて聴いててヤバかったですね
良い意味でのトリップ感がまた至高・・・!
続く「日常に生きる少女」はイントロからして破壊的な轟音、
ブレイク部分の爆音っぷりも凄まじく、
ロックンロールの楽しさが詰まってたようなこれまた素晴らしい熱演でした
情景を切り取ったような世界観も恍惚で、ハイライトが多すぎなライブに仕上がってましたね。。
紅い照明も冴えてた「TATTOOあり」
この曲も歌詞が実に素晴らしい楽曲であり、
「記憶探しの旅ばっかり しかしいつしかそれは妄想に変わっていく」の部分は、
今の歳になったからこそ実感出来る部分もあって・・・実に絶品でした
そういう感傷を暴力的な爆音をもって奏でていく
その方法論も改めて逆にリアルで格好良いな!と再確認も出来たこれまた素晴らしい熱演!!でした。
「OMOIDE IN MY HEAD」はもう本当に素晴らしく・・・
って、
さっきから素晴らしい素晴らしいとしか言ってないな(笑
この曲は代表曲であり定番曲でもあるけど、正直それでもライブに行ったら絶対に聴きたいと思える
そんなひねた感情すらねじ伏せるパワーを持った色褪せない名曲である~と感じました
また、
そう感じる要因として、
歌詞がひたすらに感傷的な内容なので、
多分歳を重ねる毎に聴き手にぶっ刺さる容量が増えてるのもあるのかもしれませんね笑
この日この曲を聴いてたら、叶わなかった色々でさえ、
振り返ればドキドキするような思い出も付随してるもんで、
だから、そう思えてた日々自体が自分にとっては大切なものだったりするのかなあ、、、、、とか
結構頭の中で自分自身も感傷に浸りながら聴いてたのでより楽しめた感覚もありました
これらはあくまで個人的な感触ですけど、
そう、
それくらい音に感情が迸ってた!という事なんですよね。
本編最後は大迫力の「I don't know」、
アンコールでもレア曲?の「はいから狂い」や、
洋楽のカバーも披露してましたけど、
そして、
それらも勿論最高!の出来でハッピーでしたけど、
この日一番泣きそうになったのは大好きな「MANGA SICK」の披露、
記憶が確かならば多分19年の時はこの曲生で聴けなかった想い出があるので、
大好きなこの曲をようやく生で聴けた・・・!っていう感情も相俟って涙腺ヤバかったです
歌詞に感情移入しまくり、
キレッキレの演奏にテンション上がりまくり、
中でも侘しい現実の悲哀~みたいな感情の吐露にはマジ泣き寸前みたいになってました
この曲に関しては令和になってからわざわざ単独でレビュー書いたくらい大好きな楽曲だったので、
出だしの瞬間から心の中で「おめでとう、俺!」みたいな心境になってましたね笑
ちなみに、以下のURLからそのレビューのページに飛べます
https://blog.goo.ne.jp/neverendingcult/e/742ec2744957f7aa0f25b27127acd58e
なんかこの曲に関しては結構気持ちに寄り添って貰ってるみたいな感覚で聴いてたのかも
まあ、
言っても自分もかなり漫画シックな人間ですからね・・・笑
そういう意味合いでもこの日この曲を直に聴けたのは大きな財産になりました。
それと、
定番の「IGGY POP FANCLUB」もときめき感たっぷりで至高の時間でした
昔よりも甘酸っぱい曲、恋慕の曲が好きになって来ているので、
余計に沁みた部分はあったのかもしれない。
メモ帳見たら、
憶えてないけど「ヘドバン」って書いてあるので、
きっとヘドバンしてたんでしょうね 憶えて無いのはそれくらい熱中してたんでしょう笑
改めて2バンド、スタッフの皆様、野音の皆様、お客の方々に感謝の一夜でした。
ありがとうございました!!!!!!!
物販で買ったイベントTシャツ!

ごめんなさい、
思い付くままに書いてたら無茶苦茶長くなった
思春期の頃に聴いてたバンド同士の対バンだったので、
思い出語りもあった所為ですね(笑
自分も俗に言うおっさんになったのかもしれないよね。っていうか、なってる。
それと、
この公演はツイッターのフォロワーさんも何人か行ってるみたいだったので、
他の方のレポを読むのもまた楽しかった記憶がありますねえ
なんか色々な意味でエネルギーを頂けた夜で、
本当に、
この日あの場所でああいった爆音の共演をめいっぱい味わえたのは良い経験になりました。
し、これからの人生にもなるだけ活かしていきたいな!って素直に感じました。
また、イースタンもナンバガも是非ライブ観たいですね。
今でも夢中になれる格好良さだったので。