先週の火曜日、渋谷クアトロにて古着屋さん主催のライブイベントに参加して来ました。
実は、
この一週間前にも渋谷クアトロに行っていてその時はchilldspotとGLIM SPANKYの対バンでした
この日はchilldspotとリーガルリリーがまず対バンする。って発表があったので、
その時点で
「これは観たいな~」と思って取ったチケットでした。
どちらも、
近年の若手バンドの中では愛聴させてもらっているので、行きたくなったんですね
それから少し時間が経ってヘルシンキの出演が発表されて・・・という流れでした。
対バンイベントは、
新しい音楽に出会うチャンスでもあります。
しかも、ド平日って事で、逆に燃えたりもした先週の火曜日でした(笑
そして、
この日もチケット番号が神だった。
仕事終わってから発券したんですけど、
またも一桁台(!!)
これが駆け出しの歌手ならともかく、実績あるバンド同士のイベントだったので、
正直奇跡的というか、今年はチケ運良いな。というか・・・
集客としては異様に混んでた記憶があったので、
ホントにただただラッキーでした。
最近、
仕事頑張ってるからかな~
もしそうだったんだとしたら、今後も徳を溜める行為を積極的にしなきゃ!と思いました
仕事以外にも家の掃除ちゃんとやる、とかね。
クアトロのキャパで最前列ってやっぱり嬉しいですよ
そういう訳で、まさかの2週連続で最前GETしてしまった奇跡的な夜part2の記憶をどうぞ。
■
chilldspot
1.まどろみ
2.ネオンを消して
3.Monster
4.未定
5.supermarket
6.full count
7.Groovy night
8.BYE BYE
9.Like?
整理番号が早すぎたので、余裕で最前確保出来た。
同じバンドのライブを二週連続で最前で観る~って人生初めてだった。デジャヴ感。
こういうのって狙って出来る事じゃないので、たまたまこの時期にめっちゃ運良かったんでしょう。
一曲目は、
先週と同じく「まどろみ」から。
先週は比喩根さんの歌唱に意識が行ってたけど、
そこと同じくらいリズム隊の小気味良い演奏にこの日は魅了されてました。
続く「ネオンを消して」は先週は演らなかった曲、この辺の配慮も実にニクい。
ピンクの照明も相俟って、艶っぽく、それでいてムーディな雰囲気で早速❝聴かせる❞流れ。
から、
今度は攻撃的なロック「Monster」と今回は緩急を活かしたセトリに仕上がっていました。
メリハリの効いたドラム、チルでありながらロックも感じるアンサンブルに耳が幸福な時間が続く。
そして、
先週も書いた気がするけど、
chilldspotに注目する様になったきっかけの楽曲「未定」がこの日も放たれた。
この曲は歌詞が印象的な楽曲だと思われがちだが、
生で聴くと、
一定のリズムを延々と刻み続けるバンド演奏がめっちゃ気持ち良い。
ちょっと種類は違うけど、OGRE YOU ASSHOLEのライブに似た感覚も憶えたりもした。
もう本当にアドリブも少なく一定のリズムが淡々と、熱量を増しながら続いて行く感覚は通ずるものがある。
おまけに、ギターソロでは玲山さんがフロントまで出て来てロックスターばりに弾き倒したりと、
良い意味で照れが無くなって自由になって来た感じも観ていて面白かった。
ちょっとしたニューウェイヴ感も楽しみつつ、
「比較なんかしないで」
「行けるとこまで行けばいいんじゃない」というフレーズにもやっぱり勇気付けられたりもしたのでした。
元々大好きな曲という事もありつつ、
この曲の時には完全に音に虜にされていた気がしましたね。。
「2月に東京でワンマンがある。」という話をした後、
「ツアーでやってる曲を・・・」って事でハンドマイクで「supermarket」を投下。
踊る様に歌う比喩根さんのポージング含めて良かったし、
相変わらず魔人ブウの箇所は楽しそうに歌ってた笑
その中で、
(この世界は)
「大きな迷路」と的を得たフレーズを放ってみせるセンスも聴いてて唸るものがあった。
更に、
これも去年のツアーから恒例のハンドマイク曲「full count」
チルな雰囲気だった会場を一気にディスコに変えて見せるアゲアゲの一曲
みんなの振付も楽しくて自分も火曜の夜からノリノリで踊っちゃってましたね
アウトロでは比喩根さんロングスキャットもかましていてそういうのもまた新機軸で楽しかった
この辺の楽曲はより一層ライヴ・バンドとしての仕上がりや研鑽を感じられた時間でした。
ライブも終盤に突入。
キラーチューンであり代表曲であり、起爆剤でもある「Groovy night」
この曲は演れば必ず爆上がりするバンドの代名詞と言っても過言ではない大切な一曲。
この日もめちゃくちゃファンキーなアンサンブルに魅了されてたんだけど、
この日は演奏もそうだけど比喩根さんの歌もすごく良かった。
ギターを弾きながら、
(祈る様な表情で)
何度も「ずっとこのままさ」とクールに歌唱する姿は、
この瞬間だけに命を懸けてるみたいでその刹那性にこっちも夢中になってしまいました。
ライブは数時間の宴、
長いようで一日の中から見れば短い時間に過ぎないけど、
その瞬間瞬間の光景やカタルシスは何よりも長く残っていくものだから。
痛快なギターソロも炸裂し、ロックショウとしてのハイライトを確実に刻んでいく彼彼女ら、
続くこれまた大好きな「BYE BYE」も素晴らしかった。
比喩根さんのポージングも良くて、
「大声で歌っているの」の部分では手を広げてみせたり、
「肝心でしょ」の部分では人差し指を掲げてキュートなポーズを見せたり、
❝見せ方❞に関しても日々進化してるのが伝わって来てそういう意味でも楽しかったこの曲、
美メロが拡がるサビに合わせてギターの熱量も観客の盛り上がりも増していく感じも最高だった
どちらかと言えば
爽やかなグッドメロディを聴かす類のこの曲がライブ仕様に進化しつつあるのは、
正直めちゃくちゃ嬉しいものがありました。
それと、
やっぱり
「私がずっと主役なの」ってフレーズは生で聴くとよりテンション上がるし、
自分の中の本当は自信満々に生きたい気持ちを呼び覚ましてくれる効能があってホント好きだな、と。
そういう気持ちで生きてたい自分もいる~って事なんですよね。
最後は、
みんなで何度もジャンプして良い具合に騒いで終わった「Like?」で締め
この曲では、ギターやベースに積極的に絡みに行く比喩根さんもいて、
全体的によりボーカリストらしくなってるな~と感じました
聴き手が見たい光景を作りにいってる感。
サイレントな曲も、
アッパーな曲も、
ポップな曲もバランス良く全9曲の中に詰め込んで見事な
❝今のベスト❞を提示していたライブ
曲数は先週より少なくなったはずなのに、満足感は据え置きだったのが今の好調っぷりを示してました。
この後割とすぐワンマンツアーも始まるので、益々絶賛進化中のチルズに期待大!!です♪
■
リーガルリリー
1.GOLD TRAIN
2.東京
3.ハイキ
4.明日戦争がおきるなら
5.蛍狩り
6.1997
7.17
8.リッケンバッカー
まさか、
リーガルリリーを最前列で観る日が来るとは思わなかった。
普段結構大きなトコでやったりしてるんですけどね...
お陰で表情もよく見えた。
初っ端から、
90年代オルタナ感も漂うキラーチューン「GOLD TRAIN」を投下。
いきなりほのかさんめっちゃ楽しそうにギター掻き鳴らしてて観てるこっちもテンション上がった。
疾走感と共に、煌くようなロックチューンを鮮やかにフロアに叩き付けてゆく
アウトロのドスドスと勢いたっぷりのドラミング含めて痛快な始まりでした。
そこから、
性急なアンサンブルが鳴り響き、
踊れるベース&ドラムと共に軽快な「東京」を演奏。
この曲では「僕はちょっと落ち込んで」の部分が
「僕はちょっと落ち込んでぇ~~~~~~~~っ!!!!!!!!」とより深いインパクトを残す歌唱になってました
そうそう、
次の「ハイキ」でも、
「触りたいなぁ。」の部分が、
「さわ~りた~いなぁぁぁぁぁぁぁぁ」とロングトーンでより切実さが伝わる歌唱になってました
どことなく、フィッシュマンズ佐藤氏っぽさも感じつつ、
脳にスコーンと刺さる感覚が素晴らしかったですね。
エレキ弾き語りから始まったロッカバラード「明日戦争がおきるなら」を経て、
これまたディープな「蛍狩り」に移行。
ポエトリーリーディングを駆使した独特の世界に観客を引きずり込んでいく。
やっぱり生で聴くと、
何度も歌われる
「輝きを放て。」というフレーズに感化される。
それは何でも良い、仕事でも、自己表現でも・・・
兎に角、
少しでも良いから、光っていたい。光りたい~という人間の本懐がストレートに伝わって来ました。
それと、
アウトロの切なげでありながらキラキラしたギターフレーズに、
管理人の敬愛するbloodthirsty butchersの吉村さんに通ずるものを感じて、
それがまた個人的にすごく嬉しかったりしたのでした。
影響受けてるかは分からんけど。
ジャリンジャリン鳴るギターフレーズも気持ち良かった「1997」
アウトロのブリッブリのベースにも魅かれつつ、
「片道切符を失くさないように」と言葉を大切に歌ってるのも印象に残りました。
そして、
この日の翌日に配信リリースとなっていたロックナンバー「17」も披露!
勢いのあるキッレキレのロックンロール~という印象で、
いち早く聴けて良かったし、
今後のライブでも育っていきそうな予感のするシンプルで気持ちの良い楽曲でした。
本編最後は、
ライブの鉄板曲「リッケンバッカー」を思い切り叩き付けてフィニッシュ
ラスト、ベースの残響音だけが残っている感じもロックバンドっぽくて実に素敵な終わり方でしたね
基本楽しそうに、時に、感情を全部乗せしてエモーショナルに歌い切るほのかさんは格好良かった。
そして、それを支えるリズム隊、
「リッケンバッカー」の時に加速させる様にいきなりアクセル全開になるドラミングも大好きでした。
全8曲でありながら、濃厚な世界を表現してみせたリーガルリリーらしいロックショウ。
春にはまたツアーでこの場所に帰って来るみたいなので、
チケットが取れれば是非行きたいですね!
今年も注目してゆきます。
■
Helsinki Lambda Club
1.Horse Candy
2.ミツビシ・マキアート
3.Chandler Bing
4.PIZZASHAKE
5.しゃれこうべ しゃれこうべ
6.触れてみた
7.収穫のシーズン
8.午時葵
正直、
すげぇ良かったですね。
名前だけは何となく知ってはいたんですけど
聴いた事はなくて。
でも、
誰にでもそういうのあると思うんですよね。
有名な歌手でも実はあまり通ってないとかありますし。
それは、興味ないとかではなく、やっぱり馴染みのある音楽についつい手を伸ばす自分も居て.....
それが良いとか悪いとかではなく、ある種しょうがない事でもあるんですけど、
だからこそ、ライブハウスで出会える、対バンイベントで出会える~って事もある。
そう考えると対バンツアーやイベントってすごく大事だったりもする。
俗に言うオルタナティブ・ロック感はありつつ、
どこか80年代の歌謡曲の・・・
ドリーミーな感じもあって
不思議なバンドでした。
でも、
どの曲も気持ち良かった事だけは憶えています。
また、ベースの方がインパクト大で、曲の最中にソロのダンスタイムがあったり(!)
それ以外でも、めっちゃ感情を込めて踊る様にベースを弾いていたり、
兎角目を離せない感じでした。
それと、
Xでも書いたんですけども、
ボーカルの方のギターの音がかなり好みだった。
最初はキンキンと金属音が耳にくる感じで、
途中からギターを変えて今度はドスの効いた歪んだサウンドにガツンとやられたカンジ
それを最前で聴いてる訳ですからそりゃもう最高の時間でございましたよ。
楽曲は知識不足故どの曲もこの日初めて聴いたんですけど、
ポップな楽曲から、
ハンドマイクで歌ったヒップホップっぽい曲、
バラッドもあったし、
それこそディープなオルタナロックも炸裂していたし、、、でその振り幅の広さも面白かったです
ボーカルは基本綺麗な声質だと思ってたんですが、時にめちゃくちゃにシャウトかます場面もあったりで、
その意外性も聴いてて痺れてましたねえ
一曲も知らなかったバンドで、
あれだけ魅了される事も早々無い。
そう考えるとこれもまたラッキーだったのかな、って振り返ってみるとそう感じますね
正直、これを機に音源も聴きたくなりましたし、またライブも観たいなぁ、と。
アンコールは無かったんですが、
その代わりにみんなで写真撮影をしたのがまたアツかったですね!
どのバンドも本当最高のパフォーマンスをしてくれたので、
帰りはホクホク顔でとっても気分良かったです♬
ありがとうございました!!!!!!!!!!
古着屋さんのイベントらしく、
服の販売とかもやってました
それと、
DJがクラブ音楽から80年代の歌謡曲、現代のロックまで
幅広い選曲でガンガン音楽を掛けていてそれも聴いてて楽しかったですね
バンドメンバーも各々古着屋さんがチョイスした古着を来てステージに立ってたり、
そういうトコロでもいつもとは違う相様が観れて楽しかったイベントでした!
休日だけではなく、
平日だって楽しむぜ!という最近の目標...というか美学?を果たせたのも良かった。