サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

瀬戸際の攻防。/ナースエンジェルりりかSOS 第12話「カノン光にまぎれて」 感想

2019-10-31 | ナースエンジェルりりかSOS
やっぱすげー美少女。










この回も面白い。
というか、いちいち登場人物の思惑が的確なんですよね
デューイ達は、ナースエンジェルではなく、
明らかに指南役の加納先輩を狙っている
普通、
どう考えてもスーパーヒロインのりりかを狙いに行くのがセオリーなんだけど、
頭が良いので司令塔を片付ければ対応出来ずに散っていく・・・と考えていて、
実際加納先輩はりりかを育成している最中ですから狙いとしてはマジで理に適っているんですよね
だから、余計に観ていて納得感があるというか、、、脚本の良く出来たアニメだなあ、って思います。







りりかは、
確かに半人前で、
こういった不測の事態に反応出来ないし、
戦闘能力に関しても助けられて何とかなっている状態ではある
だからこそ、加納先輩は一刻も早く一人前にする為に必死に頑張って来た
もう二度と同じ過ちを繰り返さない為に、何よりりりかの為に。。
いわば、
加納先輩の育成が完遂するか、
それともその前にデューイ達が屠るか・・・っていう
ある種のチキンレース化して来ているので余計に観ていて面白いんですよね
現有戦力に頼りつつ、底上げを目指す加納先輩と、
そうなる前に徹底的に潰そうとするデューイ達の戦いは正直言って熱い
美少女アニメファンは勿論、そういった瀬戸際のバトルが好きな方にも楽しんで頂けるお話になっている・・・と言えるでしょう。







ですが。
りりかだって決してバカじゃない
むしろ賢い
おてんばキャラに見えますが、
その実加納先輩から学んだ教えを活かしてグングン成長している
まず、加納先輩がどうして消えてるのかに気付き、
もらったアイテムで居場所を突き止め、
危険に晒された加納先輩と星夜を守るために全力で戦う・・・
つまりは自分で気付いて守護する、っていう対応力がどんどん養われて来てるんですよね。




冷や汗デューイ様好きぃ



極めつけは、
勝ち方が凄く合理的で素晴らしかった
ただ愚直に戦うのではなく、
まずただ単にフラッシュを浴びせて雑魚を足止めして、
その隙にカノンに止めを刺そうとしているデューイに手痛い一撃を食らわせる
ここで、デューイに「迷い」が生じてしまった
目の前をカノンを差し置き、
りりかを倒そうとしてしまったんですね
これが敗因で、
そんなどっちつかずのデューイにカノンが渾身の一撃を浴びせ、、、という
りりかの機転が生んだ勝利になってるところが良かったですし、凄く彼女の「成長」を感じる事が出来ました

それに、加納先輩も星夜もきちんと守ってみせたりりかの気高く美しい姿がやっぱり好きで、
りりかは超絶美少女でもあるけど、スゴく“格好良い存在”でもあるんだなー、と
そんな風にりりか自身の変遷も感じる事の出来たお話でそこが一番良かったですね

潔く負けを認めるデューイも格好良かったですが、
そんな状況すらも楽しんでる姿がこれまたワクワク感を煽ってくれてとても良かったです
デューイはデューイで、承認欲求というか、自分が活躍して認められたい。。っていう
少なくともこの頃はそういう必死さがあって何気に憎めないんですよね
だから、(個人的には)スポーツ観戦みたくどっちにも感情移入出来る節があります
ま、やってることは勿論命がけだから全然本質は別なんですけど(笑
育ち切る前に摘もうとする難敵と、
一生懸命育とうと頑張っている人々と・・・
そう考えるとそれだけでも熱くて面白い構図になってるなあ、と
個人的にはそんな風に感じた12話でもありました
兎角、バトル描写が良い意味で理屈が通っていて観ていてドキドキするんですよね。







そして、
遂に星夜がフィーチャーされたお話でもありました
星夜は、別に加納の事が嫌いなわけでもなく
りりかに意地悪したいわけでもない
ただ、
嫉妬してるだけ
自分に構って欲しいだけ
自分の想いを気にして欲しいだけ・・・と考えると
ある意味すっごく微笑ましくてめっちゃ可愛い男の子でもあります(笑
つまり、加納先輩にりりかを取られたような気持ちになっちゃったんだよね
でも、そこは男の子ですから、りりかを守ってあげたい、という健気な想いもあって。。
逆に守られてんじゃん!ってツッコミはなしで←









でも、
真面目な話、
星夜のりりかに対する気持ちは本物で、
ある意味一番力になってくれそうな人物ではある
だから、
カノンも星夜を認めた・・・というか、
自分の生命が残り少ないという事に自覚的になった上で、
りりかの事をここまで好きなこの子なら、、、という気持ちになったんでしょう
それは一つの賭け
もう、彼に猶予も余裕もない
頼れる人間は誰でも頼る。。
とても切羽詰まった状況にも思えますが、
だからこそ瀬戸際の状況が演出出来ていて凄く面白くもある
また、記憶を消さない、という事を彼が決断した時、
いきなり雷が鳴って不穏な空気が漂い始めたのも、
これからの彼彼女らの命運を物語っていて・・・
そういう“演出力”も秀逸でしたし、
そんな「勇気」を認められた星夜の献身っぷりにも心を打たれた12話目でした
まだ何もかも始まったばかりですけど、その分その先にワクワクも出来るような。。
そういうパワーがあったお話でもありましたね。なんというか、恋もバトルも激しくてイイ感じです(笑













これでようやく感想も3分の1が終わりました。。
本当はもっと早いペースでやれればいいんですけど(何せ年明けに始めたのにまだ12話目っていう)、
その分1回1回手抜きせずに頑張っているので、良かったら地道にお付き合い頂ければ幸いです
 この話数は、
りりかの儚げなアンニュイな表情も、
誰かの安否を心配して純粋に想いを馳せる姿も、
そして成長を感じさせる逞しい格好良さも・・・
主人公たる所以の欠片が所々に詰まっているお話だとも思ってます。
どんどんお話はハードになっていくと思いますが、その分感想も気合を入れてどんどん書いていくつもりです。
やっぱりこのアニメ、キャラの表情の作画に登場人物の気持ちや美しさが乗ってて大好きです・・・!





【アルバムレビュー】超越的漫画/曽我部恵一

2019-10-30 | アルバム感想
                              







1.ひとり
2.すずめ
3.リスボン
4.うみちゃん、でかけようよ
5.あべさんちへ行こう
6.もうきみのこと
7.そかべさんちのカレーライス
8.6月の歌
9.マーシャル
10.バカばっかり








曽我部恵一史上・・・
サニーデイ、ソカバン、ランデブーバンドとか全部含めても
最も売れなかった(であろう)ある意味最大の問題作
それもそのはず、
このアルバム、
聴いてて意味がない曲が多い。
というか、「だから何?」って曲がほとんどだと思う
さり気ない日常の歌・・・とか言っても、感情の吐露だったり前向き後ろ向きだったりメッセージ性や互換重視云々、
詩的な言い回しとかロール感とか、そういう「色」が一切ない
ぶっちゃけただ思ってる事をそのまんま言ってるだけの曲がほとんど
つまり、オチのない曲だらけなんですよね
でも、
その、
過度に歌詞に情報がない感じ
良くも悪くも適当な感じが心地良くて、
ある意味こういうのこそ「本当に人間臭い音楽」なんじゃないか?とも思える傑作だとも感じます。

「リスボン」は(本当に)リスボンって言葉の響きがいいな、って言ってるだけの曲だし
「あべさんちへ行こう」は総理大臣の家に行ったらいいもん出してくれそうだな~っていう、
本当にただのおっさんの妄想っていうか・・・
しかし、
普段我々が考えてる事って大体こういう下らない事だと思うんですよ
そういう意味ではなんかこう、別の角度から掘り下げた真の人間味。。というか、
まあ大体人が曲にするのって日常の中でも気分の上げ下げが激しい時だったりドラマティックな時だと思うんです
このアルバムは、まったくそうではない、何も考えてなかったり適当な瞬間を切り取ったアルバムで
でも人間ってポジでもネガでも強まってる時間の方が少ないですし、ドラマティックな瞬間なんてホント微々たるもんで、
そういう想いを記録するというのは本当に意義深い大切な事だとも思うんですが、
敢えてその真逆・・・特になんでもない心境を歌にしました。みたいな、
ある意味最高にリアルな(笑)作品に仕上がってるんですよね。


でも、メロディ、アレンジは勿論一級品。
大瀧詠一に通ずる歌い方でヘイト感情を高らかに歌う(だけ)の名曲「もうきみのこと」
徒党を組んで無敵感を強調する連中へのアンチテーゼでもある「ひとり」、
グッドメロディと爽やかなアレンジが聴いてて小気味良い「すずめ」
(どうでもいいけど、この曲の歌詞は多分一番意味がない・・・けど名曲と思う)、
この中では一番味があって普段の曽我部恵一らしいキャッチーな「6月の歌」を入れてるのもニクい
この曲が入ってる事によって、本当の意味で日常というか、こういう瞬間も勿論ある。という示しになってる
そして極めつけはただ単に愚痴ってる(だけ)のパンクナンバー「バカばっかり」で終わる締めも絶妙
アルバムの最後にはバラッドだったり元気な曲だったり総括的な曲だったり・・・という
セオリーすら無視してただ単に怒鳴ってる(だけ)の曲で散らかして終わるのは、
ある意味最高にロックンロールな気もするんですが、、、
まあ正直聴く人を選びまくる作品なのも間違いない。

歌詞に意味がない、といっても
大体互換重視、言葉遊び、英語に聴こえる日本語・・・など
アプローチやサウンドに集中してもらうためのギミックだったりするんですけど
今作はそういった「工夫」のくの字も見られないくらいに、
そのまんま無意味な事を気持ち良いサウンドに乗せて歌い続ける、という徹底っぷりが凄いと思う
でも、逆に過度な意味合いを排除することによってすっごい楽に聴ける効能だったり、
他に一切類似性の高い作品が見当たらないなど独創性の高い名盤だとも感じます
前衛的・・・という言葉は安易かも分かりませんが、
好きな人はとことん好き、というか
無性に「なんか好きなんだよなあ。」って言いたくなる中毒性の高いアルバムだと思っています
個人的には大好きなんですが、受け付けない人も多分いると思います
でも本作はそういう人を選ぶところも魅力っちゃあ魅力なんでしょう。
実に痛快な作品です!





血が滲むような愛情。/神緒ゆいは髪を結い 第32話「Promised Love」感想(週刊少年ジャンプ2019年48号)

2019-10-29 | 神緒ゆいは髪を結い
エビ可愛い。








今週は定位置の下から5番目に戻りましたね(笑顔)!
・・・いや、ドベ5で喜ぶのは間違ってるかもしれませんが、
何にせよこの位置だとまだ頑張れそうな気がするのもまた事実
気が付いたら、
前作の話数も越えて
完全にイリレア越えしてるのも面白いですね
後は自力カラーを待つのみなんですが・・・(切実)。

でもこの調子だと年越しは出来そうですね
周年を迎えられるかは今期の新連載陣及び次の新連載陣との殴り合いに勝てるかどうかで決まるでしょう
正直キャラもお話も今のジャンプの中で特に面白いと思ってるので、後はジワジワ人気を上げていけるかどうか、
まあファンの頑張り次第なとこもありますね 下から5番目って一見安心要素高いように見えますけど、
次の入れ替えが執行されたらアドバンテージも消える事を考えるとやっぱもっと応援が必要です
取り敢えず、
今週はエビちゃんが可愛かったし、
縛られるエビちゃんがキャッチーでもあったので(爆)、
これだけでも人気上昇には持ってこい、でしょうね!(満面の笑み)
・・・うん、それはそれで置いといて←
今週はカーラの“想い”が結実したお話でした。







これは、
蟲の影響で過剰になってるだけなんだけど、
でも誰だって必死に隠してるだけでこういう気持ちあると思うんですよ
自分だけに特に優しくして欲しい
自分を強く見ていて欲しい
自分の傍にずっと居て欲しい
自分を大切にして欲しい・・・
狂気の愛に化してるけど、根底にあるのはそういう気持ちですよね
自分を気にしてくれないのが苦しい、だから、直情的な暴力でその愛を得ようとする・・・
それは行き過ぎた愚行、しかし、ある意味切実な感情が溢れてるだけ、とも言える







そういう意味では、ドキドキが半分、もう半分は共感してしまう気持ちもある
自分をちゃんと見て欲しい、気にして欲しい、構って欲しい・・・というのは
ある意味わがままだけど、ある意味本音ではあるじゃないですか
正論とかでは拭い去れないきれいごとではない感情。
その想いが溢れすぎて、
こういう事になってしまった訳だけど、
正直ここまで愛されるのもちょっと羨ましい気もする(笑
ただ、
あくまでわがままはわがまま、
本懐を思えば同情の余地はあるけれど、
だからといって暴力で済ましていては「何でもアリ」になってしまう
カーラを悪役にさせないために、鍵斗が自分の身体を捧げてまで、
蟲を吸い取り見事に浄化させて見せた作劇はお見事だった
というか、
鍵斗もモテると言えばモテるけど、その分結構な受難ですよね・・・笑







しかし、カーラはあくまで蟲の影響でああなってたわけで、
ああいう行動を取る事自体は決して本懐ではない
ただ、
ちょっとでも自分の事を見て、気にして欲しかっただけ・・・
本当にただそれだけの女の子らしい可愛い願望だったんです
鍵斗は、
そんな願望を叶えた上に、
自己犠牲の精神で蟲を吸い取った、
その上、今の彼女が本当に欲しい言葉も浴びせてみせた、、、という事で
正直これ以上ないくらい完璧なオチだったんじゃないでしょうか
自分のことを分かって欲しい
自分があなたの事を好きなのを分かって欲しい・・・というのも
凄く普遍的で共感出来るモチベーションですし、敵側の理由含めて秀逸だと言えるシリーズでした
ある意味、アヤ子編以上に感動的なエンディングだったので正直アンケも期待出来ますね
というか、
そういう打算抜きにしても、個人的に胸に来る終わり方だったと思います
鍵斗の男らしさも素晴らしかったですし、やはりどんどん面白い漫画になっているなあ、と。
正しさとかそういうチンケな価値観を超える確かな「愛」を感じたお話で大満足でした!










でもなんでしょうね、
蟲により分かりやすく異常な愛情として描かれてはいましたが、
カーラのような想いって大なり小なり誰もが持っているものだと思うんですよね
だから、そういう意味合いでは、凄くメッセージ性というか、人間の生の感情が描かれているなあ、と。

そういう部分含めて純粋に「好き」、ですね。何気に新連載の予告の段階から期待してたので、
32話も続いてる時点で嬉しいですが、欲を言えばもっともっと続いて欲しいって思う。
1周年を目指してこれからも頑張って応援しよう!と強く思える話数でした。
取り敢えず、同士の方はカラー獲得目指して共にアンケ入れましょう(笑



羅刹女に共感。/アクタージュ 第87話「消費期限」 感想(週刊少年ジャンプ2019年48号)

2019-10-28 | アクタージュ
怖いよ景ちゃん・・・!










でも、
羅刹女の気持ちは分かるんだよなー。
孫悟空に襲われて大事な宝を奪われそうになった事は勿論ショックだったけど、
それ以上に自分が苦しんでるのに他の女に心酔して自分の元にいなかった牛魔王、
という「その事実」が一番ショックだった・・・という
そういう感情は凄く理解出来るんですよ。







「何故そこに居てくれなかった」
「あなたさえ傍に居れば・・・。」という心情は、
ファンタジーが舞台の演劇とはいえある種普遍的で、
結構生々しい感情だと思うんですけど、、、
まあ、
夜凪景・オン・ステージ状態ですよね
どちらかと言えば、孫悟空よりも、羅刹女に感情移入しちゃうような流れで、
それはそれで面白いんですけど、まあ冒険活劇としては破綻してるわな
というより、
陸がこの劇では主人公なのに、
いつの間にか羅刹女の存在感に食われている・・・のは
致命的ですし、
それは圧倒的なスターである陸のプライドが許すはずのない展開なんですよね
普通に考えれば、ここからの逆転は不可能だと思いますが、
それでも、
やはり王賀美陸は王賀美陸、
一気に挽回するような展開を望みたいですが。。
本当に、いつの間にか「陸、頑張れ・・・!」って内容になっていて
そういう意味合いではある意味正しい流れだとも思うんですよね(笑
相手側は冷静に分析してますけど、
むしろこのドキドキハラハラ感こそ続きが読みたくなる、観たくなる劇になってる要因だと思う
後は、そのドキドキ感に見合う「答え」を用意出来るのか・・・陸の腕前に期待、
と、同時に純粋に劇の行方自体も気になって来るのが凄いですね
孫悟空、羅刹女、それぞれがプラスになるオチになるのか?とか、
色々と気になりますが、
いよいよ次週、周年とかではない純粋な巻頭カラーをゲットしたので・・・!!(感涙)

非常に期待して待ちたいと思ってます というか、土曜日ですね。







しかし、羅刹女のホラー~って言ってるけど、
羅刹女の抱く感情って凄い当たり前かつ抱え込みがちな気持ちな気がするんですよね
結局、自分が苦しんでる時に愛している人が何もしてくれないってショックじゃないですか
時が立つとその場の苦しみなんて直ぐに忘れてそっちに心が傾く事もあるので、
そういう意味では羅刹女の心情ってすごくリアルで面白いんですよね
だから、
陸の無理矢理元気にしようとする上辺だけの演技が響かないのもよく分かるし、
要するに自分の痛みを理解してくれたり、大切にしてもらう事を望んでる訳だから・・・
調子の良い言葉なんて羅刹女の怒りにそりゃ飲み込まれてしまいますよね
そういう意味でも良く出来てたし、
純粋に愛憎劇として面白くもあったのも事実
でも、最後は冒険活劇として美しく終わりたいのも事実なので、
その意味ではやはり陸に最高の仕事をしてもらわなければ・・・!という希望もあります
何より、あれほどまでに輝いて、格好良かった陸が、このまま飲み込まれて終わって欲しくはないですし、
やはりそう簡単に夜凪ちゃんの独壇場を許して欲しくない、という想いもあって。
やはり、ヒーローはいつまでもヒーローであって欲しい。
そう思わせるこれまでの描き方も凄かったんだな、
って感じる秀逸で考えさせられる87話でした。
面白かった。









しかし、
次の号、
まさかの表紙&巻頭カラーですよ・・・!

次は(あるとしたら)また周年かな~って想定してたので予想外で嬉しかった
表紙&巻頭カラーは新連載の時と1周年の2回しかなくて、
どっちも記念と言えば記念の表紙巻頭だったんですよね
だから、
ある意味今回の表紙&巻頭カラーは周年でもなければ、何かの発表とかでもない、
「初めての純粋な表紙&巻頭カラー」なんですよね・・・正直、いちファンとして嬉しかったですし、
ちょっとこの間被災してたのもあってちょっぴり元気を貰えたような。。そんな気持ちになりました
また以前から感想でも周年とかではないタイミングでの表紙巻頭欲しいなーって書いてたので、
その意味でも希望が叶ったようで凄く感慨深かったですね・・・!
アクタージュが表紙のジャンプに会うのが楽しみです♪



大雨で被災した話(市原市民)

2019-10-27 | ブログ雑記
凄い高さまで来た。点線みたいになってるのに笑う。










台風15号の停電も苦しかったんですけど、
今回はそれの比ではなくて・・・
まあ見事にニュース等で報道されていた大雨災害にうちも引っ掛かった訳ですわ。




金曜日の夜、
仕事が終わって袖ヶ浦駅に着くと、
電車が動いてなく、動く見込みもなくて。
大雨の影響で河川が氾濫してるらしく、動かせない~との事だったんですが、
この時点では正直「数時間すれば・・・。」という甘い考えで居ました
ただ駅で待ってるのも退屈だったんで、
時折周辺のお店回ったり、
買い物したりしてたんですが、
何度駅に戻っても動く気配もなく、
それと寒さで大分精神的にキテたんですが、
まあ・・・
「今日はもうダメっすよね?」「そうですねえ・・・。」みたいな、
そういう駅員とお客の会話聴いてて(あっ・・・察し)となったので、
今日はもう動かないわ。と覚悟して会社に戻る事を決意
この日は某イベントに行く予定だったんですけど、
バスも上りのバスとかないんで
諦めて袖ヶ浦で一晩過ごさざるを得ない状況でした。


会社に戻って、取り敢えずする事もないんで(携帯持ってないし)、
TV観てたり飯食ったりしてたんですが、まあ、その、、、ニュース番組が流れますよね
それで「ああ・・・こういう事なんだ。」と状況を飲み込んだというか、
ぶっちゃけ袖ヶ浦自体は「まあまあ強い」程度で、
浸水もちょこっとで
被害という被害も無かったので・・・いや、自分のとこだけかもしれないですけど、
まあ侮ってたんですよね でもTV観たら千葉県内の壮絶な映像が次々映し出される訳じゃないですか
おまけに、公衆電話から両親に何度も電話掛けても出ないし、
一番雨量が多かったのは(自分が住んでる)市原市だって言ってるし・・・
正直自分の事よりも「母さんと親父大丈夫かな。。」という気持ちの方が大きかったですね
両親の事が心配だから、寝るのにも時間掛かったし、まあ気持ちの良い睡眠じゃないわな
まあそれでも体力回復の為に頑張って寝て、
朝起きて駅に向かった訳ですけど、
正直、
この時も「もしまだ動いてなかったら・・・。」という想いで向かってましたが、
駅に着いたら普通に動いてるっぽかったんで、
「あ~良かった。」と思ってたらまたクソ寒い中20分ぐらい遅延して(爆)
どんだけ脆弱なんだ、と感じつつでも正直乗れるだけでもこの時は嬉しかったです
そうして、
やっとの事家まで辿り着くと・・・
まあ、物凄い高さまで水位が上がったらしく、家の中が浸水でめちゃくちゃな状態になってるんだな。









そう、
やっとの事で家まで辿り着いたのに、
家の中が浸水でゴミだらけになってるわ
泥水で床が汚いわ、
色々なものが破損してるわ・・・で、
一時放心状態になったんですよ
結構、
気持ちの糸が切れちゃって立ち直るのに時間が掛かった・・・というか、
今も立ち直ってるとは言い難いですけど、そうはいっても、
家の中がめちゃくちゃになってるのは変わらないんで、
頑張って3人で片付けるしかなくて、
でも、
両親が無事だったのは本当良かったな、というか、
もうすぐで2階にまで水が来るんじゃないか?とか、
そういうレベルだったらしいんで命の危険すら感じたそうです
それを思うと不幸中の幸いだった。。と安堵する気持ちもありました

土曜日は一日中電気が使えなかったのも辛かった
昼間は何故か暑かったんで必死にうちわであおいだりして、
でも夜になって来ると寒いんでその寒暖差で風邪引いて風邪薬飲んだり、
また夜になると何も出来なくて寝るだけしか出来なかったり、、、
正直「またかよ。」という気持ちもありつつ、
でもしょうがない事なんで・・・
受け入れて頑張って寝たりしていました
精神的な余裕が全くないんで、
生活の事以外を考える暇も無くて・・・参ってましたね。














でも、
今日ようやく電気が戻って、
色々な人と連絡が取れるようになって、
ボランティアの方々が迅速に対応してくれて片付けもグッと進んで・・・
勿論全部終わった訳ではないんですが、ちょっと気持ちが楽になりましたね
やっぱり、
「電気が戻って来た」というのが一番大きいですね
やはり、人間は電気が無いと何も出来ない・・・という事を改めて実感しましたよ
それと結婚した姉夫婦とか親戚も駆け付けてくれて、意外と直ぐ快方に向かって行きそうです

今回、
この体験を記事にしたのは、
「自分のとこだけは大丈夫」という、
謎の安心感って無意味なんだよな。と感じた、
そういう体験を残しておこうと思って・・・
なんかもう、
「すべて」に対する気持ちが完全にポッキリ折れたり色々と大変だったんですが、
それでも命はみんな無事だったので、それを肯定的に捉えて、
家の事も精神的な事もどんどん前向きになっていきたいなあ、と。
中々難しいですけど、そこは根性で。


あ、感想はまた毎日コツコツ書いていくつもりです・・・多分。



荻野純「疎遠になった友達〜元トモ〜 小学校時代のライバルT君」感想(となりのヤングジャンプ)

2019-10-24 | 荻野純
カワイイ。








荻野純さんの「元トモ」シリーズの最新作がとなりのヤングジャンプで公開になった。
詳しくは自分のツイッターでリツイートさせてもらってるのでそこから辿ってもらいたい。
やはり、荻野純さんの漫画は面白い・・・というか、好き。
なんでしょう、
一応原作は投稿者のエピソードなんですけど、
最後、
お話としてこういうオチです!っていうきっちりした感じで終わるんじゃなくて、
その後その彼がどうなったのか、とか、そういう部分を描かずに(まあ実体験だから描けないのが正解でしょうけど)、
淡々と懐かしむようにフェイドアウトしていくのが良い意味であいまいで想像力を刺激してくれて、
原作付きとは思えないくらい荻野さんの漫画っぽくて実に最高でした・・・笑
正直、読み終えた瞬間にこれは感想書きたい!って思いましたから。







また、男女の友情なのもいいですね
正直恋愛感情があったかどうかは未知数だし、
そういう描かれ方もされてないので不明っちゃあ不明ですが、
ただ、
何となく、
純粋なライバル・・・
「仲間」として彼を見ていた気がして、
そういう純粋な感覚、、、も読んでいて気分が良かったですし、
また荻野純さんの美麗で静かな作画がその雰囲気を盛り立てていたように思う。

前回に引き続いて、
誰かの実体験、
つまり原作付きのお話なんですけど、
そうとは思えないくらい荻野さん自身の世界観が感じられて・・・
そういう意味合いでは単純に面白い以上にその作家の個性も感じられる作品になっていると思う
今はどうしてるか知らない
だけど、
あの作品は素敵だった、
叶わなかった-
純粋に感動してしまった・・・という、
儚いけど、確かに心に残っている、そんな思い出をそのまま描く。っていう
そういう強い意義を感じられる新作になっていて個人的に是非読んでもらいたい、って思いました。








でもなんか、
小学校の頃のいちいち勝負したがる感じとか、
淋しいから別れを告げられない想いとか・・・
そういう良い意味合いでの「幼さ」の表現もまた素敵で、
このシリーズ是非続けていって単行本化して欲しいな。って素直に思いました

また、
荻野純さんは、
来月18日にコミック百合姫で、
新連載「セメルパルス」をスタートさせます!
以前読切が載った時に、感想とアンケートで応援頑張ったので、これは純粋に嬉しいです・・・!
当ブログでは毎月取り上げてプッシュ予定なので荻野純さんのファンの方もお暇でしたら。

荻野さんの告知のツイート!
https://twitter.com/ogino_jun/status/1184950550439137280


ウワサの“G”/ポンコツちゃん検証中 検証その25 感想(週刊少年サンデー2019年47号)

2019-10-23 | サンデー感想
カワイイ。









夢咲さんの果実はFからGに育ちつつあるらしい。
Fでも正直凄いのに、G・・・!?
こりゃあ一体どうなっちまうんだあ!?と思いつつ、
そのアピールの仕方が露骨過ぎて読んでて面白かったです(笑
まあある意味既に相思相愛みたいなものですけど、
だとしても、
こういう風に徐々に徐々に間を詰めて行く過程は燃えるものですよね
まあなんというか、「王道の良さ」を十二分に味わえる漫画になっていると思います。。







ただ、
中盤・・・
水戸くんの友達が語った「水戸くんの良さ」
あのシーンを読んだときに、ああ、素直に「こうであって欲しいな。」って思ったんです
現実だと、ただの良い人じゃダメ!とか面倒くさい注釈を付けられがちですけど、
本来は、
ああいう人が報われて欲しい
誰かの為に何かをする、その行為自体が、
ちゃんと評価されて欲しい。。なんて風に感じてしまって
それは実際の世の中で理不尽なことを経験したりした所為なのかもしれないですが、
せめて漫画の中だけは、、、「こうであって欲しい。」と今週分を読んでストレートに思ったし、
ある意味水戸くんの姿勢をモデルにして頑張ろうかな。。と思えるパワーもあったと思います
というか、素直に良い話でグッと来たので、やっぱ純粋に好きだと感じる漫画だなー、と。
その後の夢咲さんの反応も良くて今週も益々優良ラブコメとして素敵な一作でした。







でも、
さり気にアクシデント・・・、
又は試練を出してるのもニクいですね
友人の身体に入る理由も分かるし、水戸くんの勘違いも分かるし、
凄く上手い展開だな~と感じたのですが、こういうスパイスも本作には必要な気がする
それによって水戸くんがどういうアクションを起こすのか、
そして二人の仲がどうなっていくのか・・・
気になる引きを用意して来たな、という印象
まあ相手がシスコンなのですぐ誤解も解けるでしょうけど、、、逆に進展する事に期待、ですね!
でもなんというか、水戸くんの気持ちもよく分かるから切ない話数でもあってそこも良かった
Gで始まり、勘違いで締める、、、そんなメリハリもまた秀逸な25話目でした。




狂気に満ちた愛。/神緒ゆいは髪を結い 第31話「愛は死なない」感想(週刊少年ジャンプ2019年47号)

2019-10-22 | 神緒ゆいは髪を結い
ちなみにサブタイトルは「ラブ・ネバー・ダイズ」と読む。








自分だけを愛して欲しい、というのはある種人間の根源的な欲求であり、
自分をもっと見て欲しい、っていうのも普遍的っちゃあ普遍的な欲求なんですけど・・・
大人なら、高校生くらいの年代ならそういう感情って普通は隠して我慢するものなんですよ
でも今のカーラは蟲の影響によって、
なりふり構わない
強引に、
強欲に鍵斗をモノにしようとするモンスターになっているんですよね

ただ、そういう感情
そういう気持ちになる心情、、、というのは正直理解出来る部分もある
頑張ったのに自分の方を向いてくれない・・・というのがカーラにとっては悔しいし、許せないんでしょうね
それはそれで、正しいとか間違ってるかという倫理観は差し置けばある意味「普通の」感情ではある
かといって、鍵斗自身の都合というか想いもあるし、、、ここははっきりと真実を告げて、
鍵斗が男になる必要があるんじゃないか、と。




おっぱいを掴まれるアヤ子さん(眼福)



そんなカーラも被害者で、
もっと言えばSPの二人も被害者ではある
無理やり蟲を挿入されて加害者に仕立てあげられ、
自身の肉体の限界まで酷使されてしまう・・・という
文字通り使い捨ての人形と化してしまっている
勿論、
本人たちにここまでするつもりも一切なかったでしょうが、
蟲による暴走で自我も失ってただただ欲望を押し付けるモンスターになってしまっている
ある意味、みんなの命もそうだけど、カーラ達の命も救わなければいけない、、、と考えると、
色々な意味でハラハラする展開になっていて正直早く次週の内容が見てみたいです
確かに、
暴走自体は過剰だけど、
その根底には切実な想いがあるのも事実なので、
ちゃんと抑えつつ、「そういう想い」も解消させなければいけない
だけど、今の鍵斗が想っているのはカーラではない・・・という所がミソですね
問題としては非常に難しいと思うんですけど、鍵斗なら・・・!という気持ちもある
今回、鍵斗だけではなく炎火、アヤ子、エビちゃんも各々頑張ってくれてるので、
なんとかみんなの努力に報いる為にも男を魅せて欲しいですね
そして。
カーラ自身にもある程度の救いが欲しいなあ、、、とも思います。




この炎火さん面白い(笑



一方で、本人の言う通り、ゆいだけ(現状)足手まといになっている事実がある
今は毒を食らってるのでしょうがない部分もあると思いますけど、
本人としても何とかしたい気持ちも強いんでしょう
そんな気持ちが引き起こしたのか、
鏡の中で、
ゆい(達)を見つめていたラスボス(?)の存在に気付く事に成功
彼女の目的は一体何なのか、そして、気付かれた彼女がどういう行動を取るのか・・・
さり気にゆい自身がある意味活躍しているオチを含めて秀逸な話数でした
ボロボロになってまで“愛”を貫くカーラの様子といい、
色々な意味で切羽詰まっている本作、
先も超楽しみですが、
同時にまた掲載順が微妙に沈んだんで感想とアンケでも応援したい、、、と思います(笑
取り敢えず今期の新連載陣より人気を上回りたいですね。。




王賀美陸・オン・ステージ!/アクタージュ 第86話「必死」 感想(週刊少年ジャンプ2019年47号

2019-10-21 | アクタージュ
陸格好良い。









陸は、
なんだかんだ「この国で」認められたかったんだと思う
自分の生まれ育った場所で自分の演技が出来ない悔しさ・・・をきっとずっと感じて来た
そりゃそうだ、異国の地で、スターと言えどまだ年若い少年に過ぎない、
ある程度の寂しさは抱えて当然、、、だと思うんですけど、
ここに来て、
陸が人間らしさを出して来たというか、
ただ立ってるだけでも存在感のあるカリスマ・・・から脱皮していくのを感じましたね。







それにしても、
陸のこの「楽しみっぷり」は、
正直読んでて素直に気持ちが良いですし、
初期の陸をああいう風に描いたからこそのカタルシス、
主人公の夜凪景がちゃんと成長したからこそのカタルシス・・・を強く感じられて、
そのぶつかり合いというか、心から演技を楽しんでいる様、、、が読んでて凄く面白かったです
背景自体は花子さんの爆弾によってギスギスしてるんですけど、それとは裏腹に芝居はどんどん楽しくなっていく
あの陸が、本気で景に勝つ為に、「必死で頑張っている」その様子自体が面白い、っていうのは
構成の妙というか、何とも言えない正義のようなものを感じてしまって実に興味深いです
ある意味、今は陸が主人公のような・・・そういう感覚さえありますね。







阿良也、墨字さんの懸念も理屈は分かるけど、
陸はこの芝居の中でどんどん成長している
というか、
夜凪ちゃんに負けない為に今まで「この国で」使ってなかった引き出しをどんどん開けている
その上で、後悔だとか、寂しさだとか、そういう感情すら芝居に持ち込む素養すら感じられる・・・ので、
そういう意味では案外やってくれるんじゃないか?と思いますけど、、、
色々な意味で、
ドキドキハラハラする展開なのは間違いない
というか、読んでるこっちもまた、陸、頑張れ・・・!って気持ちに(いつの間にか)させられている
キャラクターを応援したくなっている、、、のが何より凄い、というかこの漫画のオリジナリティだな~と強く思いました。
陸、本気で、この国で、リベンジして欲しい、素晴らしい芝居を表現して欲しい。期待します。





【シングルレビュー】君の隣にいたいから/SHISHAMO

2019-10-20 | シングル感想
                             







1.君の隣にいたいから
2.またね
3.君の大事にしてるもの






君のやつほど立派じゃない羽
精一杯広げて
自分の空を探すよ(君の隣にいたいから)








半年ぶりのニュー・シングル
また、ベストアルバム発売後初となるシングルなので、
そういう意味合いでも「次」に向けて繋がるシングルになると思ってるんですが・・・
アレンジ的には非常にポップ、かつ、流麗なギターリフが兎角気持ち良い爽やかな楽曲に仕上がっています
思い切り大空を駆け上がるような曲調、丁寧に紡がれるメロディ、メッセージ性の強い歌詞。。
そのどれもがしっかりと作り込まれていて流石シシャモ、と言える盤石の一曲だと思う
それと同時に、
ちょっと新しい扉開いたかな、っていうか、
より一般層にも伝わりやすいキャッチーさがこの曲には含まれてる気がして、
そういう意味合いでもシシャモの変化及び進化を感じやすい新曲になっている、と感じました
その上で、根底にある、元々持っている後ろ向きな感情の吐露も忘れてない塩梅がまた見事な楽曲ですね。

なんでしょうね、
結局、
「君のやつほど立派じゃない」って表現は、
ともすれば卑屈と捉えられてもおかしくない表現だと思いますけど、
曲調やアレンジが爽やかなのでそんなに女々しくないというか、
むしろ、
そんな自分を認めつつ、
自分なりに精一杯やるんだ・・・!っていう転がるような想いを感じるんですよね
そこがこの曲の一番好きなところ、肝っていうか、現実的っていうか、シシャモ的っていうか(笑

要するに、それってコンプレックスだと思うんですよね
自分より他人の方が優れてる気がする
自分より他人の方が器用にやってる気がする
自分より他人の方が持ってる気がする。
正直な話、
俺自身それらの感情を全部(それも強固に)抱えてたりするので、
それもあってこのフレーズが聴いてて心に響いた・・・というか単純に好みなのかもしれません
もっと言えば、卑屈なら卑屈でもそれでいい、それすらモチベーションに変えて進む、
そういう必死さと力強さがこの曲にはあって、
ある意味「OH!」にも通ずる、
表現としては曲調とかは違えど地続きだな~と素直に思えたのも良かったです
また、兎に角ギターリフが凄い美しくて聴く度に夢中になってしまうクオリティでもあるので、
そういう単純に楽曲の美しさに惹かれて聴き込むにも適したシングルになっている、とも思います



君を馬鹿にする奴がもしもいるなら
そんな奴気にすることはない
そんな奴の言葉に
律義に傷ついてあげることはない(君の隣にいたいから)




また、このフレーズもいいですよね・・・
「律義に傷ついてあげることはない」、なるほど、と思いますし
その後に「自分の空を探すよ」と歌っているので、
ああ、
そうか、
自分は自分の道を往けばいいんだ。って素直に感じられますし、
爽やかな曲調とは裏腹に根底には相当の反骨精神が眠っている、
ポップでありながら精神的には強いロック魂を感じる、そういう曲だと思います
ライブで聴くとまた更に気持ちが良かったりするので、是非冬のツアーでも聴きたい一曲ですね。






表題曲だけで長くなってしまいましたが、
カップリングの「またね」「君が大事にしてるもの」も名曲です
「またね」は、自分がこんなに好きなのに、その気持ちが一方通行である事に空しさを感じて、
別れを決意する・・・っていう個人的にはかなりその心情がよく分かる一曲
ストレートなピアノロックでミドルテンポのバラッドに仕上がってます

でも、そういう気持ちってある種普遍的でもありますよね
普遍的だけど、みんなあんまり口に出さないだけで、
そういう心情を歌にするのがシシャモの良さであり、
繊細さを売りにしている丁寧な楽曲だと思います

「君の大事にしてるもの」は、ゴリゴリのロックナンバー、かつ
ちょっと病んでる女性が主人公の楽曲で朝子さんのセクシーな歌声も加味してとても面白い曲になってます
この曲は、かなり尖ってるというか、異色な楽曲だと思いますけど、正直聴いてて何故か気持ちが良い・・・という
不思議な楽曲でもあると思います 物に固執する男と自分を見て欲しい女のストーリー、
多少行き過ぎな狂った愛情を描きつつ、その切実な想いは分かる部分もあるし、
分からない部分もあるし、無性に切なさを感じる部分もあるし・・・
何とも言えない良さがあるこれはこれで名曲だなあ、って思います
ある意味漫画的な歌詞なのが面白味の理由ですかね。








最近、
もうずっと最近SHISHAMOの音楽にハマってて、
それは多分きっとSHISHAMOの音楽が過剰さとか分かりやすい興奮を求めてるものじゃなくて、
人が感じる普遍的だけどどうしようもない心情・・・を拾い上げてくれている
また、それをきちんと落とし込める表現力が主な理由な気がして、
このシングルにはそういうのが沢山詰まってて、
それが個人的には嬉しかったですね。
とても、大切なシングルです。