またしても泣いてしまった・・・
ネタバレ含む感想なんで是非観てから読んで下さいね。
あとシアター限定版から画像も使ってるのでその辺も注意。
んー・・・正直泣くとは思ってませんでした
途中まで明るい雰囲気だったし、前篇の時は当ブログでも毎日各話感想を書いたりして
かなりボルテージを、自分の中でWUGに対する想いの丈を高めてから臨んだ観賞だったんで
ある程度のバイアスはあったとは思います(それはそれで真実ですし、前篇の感想は手前味噌ですが個人的にお気に入り)
だけど、今回はそういう個人的な企画も無かったし、前篇があまりに良すぎたのである種のピークを迎えた感覚なんかもあったりして
比較的フラットなスタンスで臨んだ観賞だった訳なんですね
それで泣いた、しかも号泣・・・ってのは
尋常じゃない
これは本物か?ってはっきりと感じてしまったんですが
うーん、でも・・・やっぱり、本当に演出もキャラへの感情移入のさせ方も「上手かった」んだと思います
そして、自分は心からWUGちゃんの事や本作で描かれている美意識が大好きなんだな、と感じました
そして、この感想では「なぜ泣いたか」「なぜ泣けたのか」を延々掘り下げようと思うんですけど、
まずは、単刀直入に言うと「本当の想い」が垣間見れたから・・・なんじゃないか、と感じます
菜々美はずっと前から、それこそ最初の劇場版の頃から「光塚に入りたい」という夢を語って来て
そして今作でいよいよ“どちらを選ぶか”という決断を迫られる事になった訳ですけど、
もう山形の駅前で父親の迎えが来て車内で話してる段階で
「本当はWUGを選びたい」って気持ちが(個人的に)伝わって来てしまってヤバかったんだと思います
最初期の頃の本音と建前が段々入れ替わって来てるというか、
むしろ「私は光塚に入るのが夢だったんだから・・・親もそれを期待してるんだから・・・今更・・・」っていう建前で自分を誤魔化して
「本当は、WUGのメンバーでありたい、ここにいたい・・・!」って本音を中々曝け出せずにいる感じ
要は、最後まで自分の気持ちに素直になれなかった
菜々美は自分で自分に言い訳をしているような状態に映ってたんですね(俺の中で)
勿論、光塚への想いも嘘じゃないと思います
あの事務所での涙はきっと「それでも光塚を選びたい」って気持ちも含まれてたと思う
だけど、
それでも、隠し切れない本音は存在していて
本当はWUGにいたかった
本当は、WUGでありたかった
みんなと過ごした色濃い記憶も
そこで生まれた楽しさも今更否定出来るはずもなく
義務でも、責任でも、妥協でもない
菜々美の「本当の想い」をセリフとかじゃなく様子で垣間見れたんですね
その想いに触れてたら“自然と”涙が出ていて「あれ?おっかしいな、、、」ってその時は思ったんですけど
気付いたら、どんどん溢れて来て「こりゃダメだ」とハンカチをリアルに用意しとけば良かった・・・と後悔しました(笑
そういえば最近あんま表現を見て触れて泣いてなかったんだなあ・・・ってふと振り返ってしまうくらいにボロボロと号泣してしまった。
この映画を観ていて気付いたんですが、
自分は「本当はああしたかった」「本当はこうでありたい」「それでも、〇〇が好き」「これで良かった」みたいな、
“本当の気持ち”“本当の想い”っていうネタに弱いのかもしれません それも激弱です(笑
涙を流してまでも、WUGでありたい、ここに居たい、本当は・・・っていう菜々美の強い想いの表現に胸を打たれずにはいられなかった
結果的に、彼女は元鞘に収まった訳ですが、
その時の、「これで良かったんだ。」って想いが垣間見られる雰囲気も大好きでした
そもそも、菜々美はこれまでもこれまでだったというか
最初の劇場版では他メンバーの表現のクオリティの低さ、事務所の貧弱さに難色を示し(WUGに対して)愛着のあの字も感じられなかったキャラクターですからね(笑
だから、余計に・・・
彼女の中で生まれ育った感情と
知らず知らずの内に積み重なっていた愛着に涙してしまったのかもしれません
それも、ある種TVシリーズでは完全にデレさせなかったからこそ、なんですよね
過程が過程だったからこそ、あんな風に素直に号泣出来たんですよ
これが菜々美が俗に言うチョロインだったら泣く事も正直なかった、とは思います(笑
そういった意味でも、WUGの腰を据えてどっしりと進んで行く脚本の妙が今一度見直されてもいいんじゃないか。
と、個人的には思いました。
また、菜々美はTVシリーズでは不遇と言えば不遇だったキャラです
いや、まあ、俺的に9話のアレはむしろWUGちゃんの勢いを高めた良い仕事だと思ってるんですけど(笑
ただ、単純に出番とスポットの当たる回数が少なかった事は事実です
だからこそ、菜々美なんですよね
山本監督もそれに関しては~とちょいちょい申し訳なさを公言していましたが
そんな公言通りにようやく菜々美に最高に感情移入出来る、菜々美が最高に輝くスポットを用意してくれて
そういう有言実行っぷりも素晴らしいな、と思いました
前篇でもギャグ描写の徹底や美麗な作画など完璧にリベンジを果たした作品に仕上がってましたけど
後篇でも本編の足りなかった部分を補完、と正にWUGという作品、そしてスタンスが完璧に完成したように思えました
だからこそ、あの終わり方には「寂しさ」も感じたというか
ぶっちゃけ「これで完成です。」って言われても通じちゃうような・・・
というか、いつもの続きを匂わせる感じでもなかったんで
そこに関しては不安もありつつ、
ただ、めちゃくちゃにブチ上げて誰しもの想いを完遂させて―――っていう終わり方ではないし
山本監督も語っている通り、あっさりした、とてもシンプルな終わり方ではあるんで
その意味だと全然「まだまだ」って感じもしますし、
願わくばこの先も望みたいですね
ここはゴールのようですけど、ゴールのようでゴールじゃない
むしろここからが彼女達の伝説の始まり―。
そんな風なEDにも見えます
そして、それを、更に細かい“結実”を描いていって欲しいです
パンフにも書いてあった通りまだまだやれるネタもあるはずですし、
実直に期待していたいですね。
個人的にも、まだまだ応援していたい。そんな訳で、明日の幕張に期待しましょう(笑 いや、ないかもですが。や、あるはず!うん。
なくても応援するしね。この映画も、また劇場で観たいなと思う。
ところで、この映画を観ていて感じた事がもう一つあります
それは、「誰よりも白く」という概念です
誰よりも真っ白な気持ちで、
誰よりも純粋に、
誰よりも汚れなく、
誰よりも楽しんで、
誰よりも美しく、
誰よりも一途で、
誰よりも迷わない。
そんな「白さ」及びピュアネス、イノセンスに対する憧憬。それが掴み取った「何か」(トロフィーだけじゃない、という意)・・・。
ある意味WUGらしさっていうのは、そんな風に誰にも染まらず、純粋な気持ち、優しさ、いたわりを貫き通す「白さ」なんじゃないかな、、、って個人的に感じました
求める人が居れば全国を駆けずり回り、ちょっとしたトラブルも迷わず助ける、素直な感情をぶつけ合うのもまた純真である証し
そんな風に、誰よりも真っ直ぐに、誰よりも白く生きていく強さに大いに感銘を受けた作品でもありました
誰よりも白かったからこそのエンディングなんじゃないか。とも思います。
まゆしぃが「本当の自分で居られる場所」を東北で見つけたように
しほっちもまた「本当の自分を取り戻せる場所」を博多で見つけた
自分の感情に、本音に、想いに逆らわずに生きてゆく
そんな“どん底”から這い上がって見た景色はきっと、上記のカットのような素敵なものなんじゃないかな・・・という事で
テーマ性に関してもしっかりと描けていると思うし菜々美抜きでも傑作だと思います
特に、最後の「Beyond the Bottom」のダンスシーンではイントロの時点で鳥肌が立ったくらい・・・!!
いつの間にか、無我夢中で、誰にも構わず、何も迷わず走り抜いたご褒美が最後に待っている。
そんな構成も含めて最高の後篇でした。ありがとうございました。
ちなみに今回はダークだったり憂鬱だったりする成分は少なめ、
誰もが「何か」を見つけて終わる心地良い、ストレスフリーな爽やかなお話に仕上がってます
事務所の金持ち逃げの件もここに来てめっちゃでっかいお返しになって回収される、という脚本の素晴らしさよ。
だからこそ、またちょっと下がるような展開も個人的には望みたいですね(笑
“順風満帆”はWUGには似合わない。
もがきながら、転がりながら、必死で走ってるのがWUGちゃんにはとても良く似合うしそこが自分の一番大好きなポイントだから。
また、足掻きながらしっかりと進んで行く彼女たちが拝めますよう、祈りを込めて。
最近よく使用されるようになった鳥みたいな口の描き方、イイですね(笑
今回も良カットだらけで作画の心配ないんで是非観に行って下さい。
ネタバレ含む感想なんで是非観てから読んで下さいね。
あとシアター限定版から画像も使ってるのでその辺も注意。
んー・・・正直泣くとは思ってませんでした
途中まで明るい雰囲気だったし、前篇の時は当ブログでも毎日各話感想を書いたりして
かなりボルテージを、自分の中でWUGに対する想いの丈を高めてから臨んだ観賞だったんで
ある程度のバイアスはあったとは思います(それはそれで真実ですし、前篇の感想は手前味噌ですが個人的にお気に入り)
だけど、今回はそういう個人的な企画も無かったし、前篇があまりに良すぎたのである種のピークを迎えた感覚なんかもあったりして
比較的フラットなスタンスで臨んだ観賞だった訳なんですね
それで泣いた、しかも号泣・・・ってのは
尋常じゃない
これは本物か?ってはっきりと感じてしまったんですが
うーん、でも・・・やっぱり、本当に演出もキャラへの感情移入のさせ方も「上手かった」んだと思います
そして、自分は心からWUGちゃんの事や本作で描かれている美意識が大好きなんだな、と感じました
そして、この感想では「なぜ泣いたか」「なぜ泣けたのか」を延々掘り下げようと思うんですけど、
まずは、単刀直入に言うと「本当の想い」が垣間見れたから・・・なんじゃないか、と感じます
菜々美はずっと前から、それこそ最初の劇場版の頃から「光塚に入りたい」という夢を語って来て
そして今作でいよいよ“どちらを選ぶか”という決断を迫られる事になった訳ですけど、
もう山形の駅前で父親の迎えが来て車内で話してる段階で
「本当はWUGを選びたい」って気持ちが(個人的に)伝わって来てしまってヤバかったんだと思います
最初期の頃の本音と建前が段々入れ替わって来てるというか、
むしろ「私は光塚に入るのが夢だったんだから・・・親もそれを期待してるんだから・・・今更・・・」っていう建前で自分を誤魔化して
「本当は、WUGのメンバーでありたい、ここにいたい・・・!」って本音を中々曝け出せずにいる感じ
要は、最後まで自分の気持ちに素直になれなかった
菜々美は自分で自分に言い訳をしているような状態に映ってたんですね(俺の中で)
勿論、光塚への想いも嘘じゃないと思います
あの事務所での涙はきっと「それでも光塚を選びたい」って気持ちも含まれてたと思う
だけど、
それでも、隠し切れない本音は存在していて
本当はWUGにいたかった
本当は、WUGでありたかった
みんなと過ごした色濃い記憶も
そこで生まれた楽しさも今更否定出来るはずもなく
義務でも、責任でも、妥協でもない
菜々美の「本当の想い」をセリフとかじゃなく様子で垣間見れたんですね
その想いに触れてたら“自然と”涙が出ていて「あれ?おっかしいな、、、」ってその時は思ったんですけど
気付いたら、どんどん溢れて来て「こりゃダメだ」とハンカチをリアルに用意しとけば良かった・・・と後悔しました(笑
そういえば最近あんま表現を見て触れて泣いてなかったんだなあ・・・ってふと振り返ってしまうくらいにボロボロと号泣してしまった。
この映画を観ていて気付いたんですが、
自分は「本当はああしたかった」「本当はこうでありたい」「それでも、〇〇が好き」「これで良かった」みたいな、
“本当の気持ち”“本当の想い”っていうネタに弱いのかもしれません それも激弱です(笑
涙を流してまでも、WUGでありたい、ここに居たい、本当は・・・っていう菜々美の強い想いの表現に胸を打たれずにはいられなかった
結果的に、彼女は元鞘に収まった訳ですが、
その時の、「これで良かったんだ。」って想いが垣間見られる雰囲気も大好きでした
そもそも、菜々美はこれまでもこれまでだったというか
最初の劇場版では他メンバーの表現のクオリティの低さ、事務所の貧弱さに難色を示し(WUGに対して)愛着のあの字も感じられなかったキャラクターですからね(笑
だから、余計に・・・
彼女の中で生まれ育った感情と
知らず知らずの内に積み重なっていた愛着に涙してしまったのかもしれません
それも、ある種TVシリーズでは完全にデレさせなかったからこそ、なんですよね
過程が過程だったからこそ、あんな風に素直に号泣出来たんですよ
これが菜々美が俗に言うチョロインだったら泣く事も正直なかった、とは思います(笑
そういった意味でも、WUGの腰を据えてどっしりと進んで行く脚本の妙が今一度見直されてもいいんじゃないか。
と、個人的には思いました。
また、菜々美はTVシリーズでは不遇と言えば不遇だったキャラです
いや、まあ、俺的に9話のアレはむしろWUGちゃんの勢いを高めた良い仕事だと思ってるんですけど(笑
ただ、単純に出番とスポットの当たる回数が少なかった事は事実です
だからこそ、菜々美なんですよね
山本監督もそれに関しては~とちょいちょい申し訳なさを公言していましたが
そんな公言通りにようやく菜々美に最高に感情移入出来る、菜々美が最高に輝くスポットを用意してくれて
そういう有言実行っぷりも素晴らしいな、と思いました
前篇でもギャグ描写の徹底や美麗な作画など完璧にリベンジを果たした作品に仕上がってましたけど
後篇でも本編の足りなかった部分を補完、と正にWUGという作品、そしてスタンスが完璧に完成したように思えました
だからこそ、あの終わり方には「寂しさ」も感じたというか
ぶっちゃけ「これで完成です。」って言われても通じちゃうような・・・
というか、いつもの続きを匂わせる感じでもなかったんで
そこに関しては不安もありつつ、
ただ、めちゃくちゃにブチ上げて誰しもの想いを完遂させて―――っていう終わり方ではないし
山本監督も語っている通り、あっさりした、とてもシンプルな終わり方ではあるんで
その意味だと全然「まだまだ」って感じもしますし、
願わくばこの先も望みたいですね
ここはゴールのようですけど、ゴールのようでゴールじゃない
むしろここからが彼女達の伝説の始まり―。
そんな風なEDにも見えます
そして、それを、更に細かい“結実”を描いていって欲しいです
パンフにも書いてあった通りまだまだやれるネタもあるはずですし、
実直に期待していたいですね。
個人的にも、まだまだ応援していたい。そんな訳で、明日の幕張に期待しましょう(笑 いや、ないかもですが。や、あるはず!うん。
なくても応援するしね。この映画も、また劇場で観たいなと思う。
ところで、この映画を観ていて感じた事がもう一つあります
それは、「誰よりも白く」という概念です
誰よりも真っ白な気持ちで、
誰よりも純粋に、
誰よりも汚れなく、
誰よりも楽しんで、
誰よりも美しく、
誰よりも一途で、
誰よりも迷わない。
そんな「白さ」及びピュアネス、イノセンスに対する憧憬。それが掴み取った「何か」(トロフィーだけじゃない、という意)・・・。
ある意味WUGらしさっていうのは、そんな風に誰にも染まらず、純粋な気持ち、優しさ、いたわりを貫き通す「白さ」なんじゃないかな、、、って個人的に感じました
求める人が居れば全国を駆けずり回り、ちょっとしたトラブルも迷わず助ける、素直な感情をぶつけ合うのもまた純真である証し
そんな風に、誰よりも真っ直ぐに、誰よりも白く生きていく強さに大いに感銘を受けた作品でもありました
誰よりも白かったからこそのエンディングなんじゃないか。とも思います。
まゆしぃが「本当の自分で居られる場所」を東北で見つけたように
しほっちもまた「本当の自分を取り戻せる場所」を博多で見つけた
自分の感情に、本音に、想いに逆らわずに生きてゆく
そんな“どん底”から這い上がって見た景色はきっと、上記のカットのような素敵なものなんじゃないかな・・・という事で
テーマ性に関してもしっかりと描けていると思うし菜々美抜きでも傑作だと思います
特に、最後の「Beyond the Bottom」のダンスシーンではイントロの時点で鳥肌が立ったくらい・・・!!
いつの間にか、無我夢中で、誰にも構わず、何も迷わず走り抜いたご褒美が最後に待っている。
そんな構成も含めて最高の後篇でした。ありがとうございました。
ちなみに今回はダークだったり憂鬱だったりする成分は少なめ、
誰もが「何か」を見つけて終わる心地良い、ストレスフリーな爽やかなお話に仕上がってます
事務所の金持ち逃げの件もここに来てめっちゃでっかいお返しになって回収される、という脚本の素晴らしさよ。
だからこそ、またちょっと下がるような展開も個人的には望みたいですね(笑
“順風満帆”はWUGには似合わない。
もがきながら、転がりながら、必死で走ってるのがWUGちゃんにはとても良く似合うしそこが自分の一番大好きなポイントだから。
また、足掻きながらしっかりと進んで行く彼女たちが拝めますよう、祈りを込めて。
最近よく使用されるようになった鳥みたいな口の描き方、イイですね(笑
今回も良カットだらけで作画の心配ないんで是非観に行って下さい。