君は・・・。
人間、出来損ないに生まれたくなくても出来損なってしまうものです
修斗は、およそ「みんな」が「当たり前」に出来ている“男らしく”生まれて存在する事が出来なかった
だけど・・・それって彼が自発的に「選んだ」事なのかな?
本当は、彼も男らしく生きれたら良かったんじゃないかな
誰もが望むように、
当たり前のように・・・
そして、「母親が」望むように・・・。
自分が自分でその道を自発的に選んだのならば話は別ですが、
修斗の場合は、それこそ生まれつき性と心が一致してなかったわけで
正直どれだけ苦しかったんだろう、って想像してしまう
男なら男らしく、
女なら女らしく・・・
一体どこの誰がどういう基準でそんな「普通」を定めてしまったのだろう
みんなと一緒じゃなきゃ悪ですか?
生まれ持った手前を捻じ曲げてまでも「生きろ」と冷酷にも言い放つのですか?
だとしたら、一見美しいようで、実は悪魔のように醜い世界だなあ、、、って個人的には思ってしまう
感化されすぎですか?(笑)でもなんか、そう感じさせるような秀逸な描き方だったように思えたんですよね。
彼がこの格好で人前に出る勇気と震えを誰が気にしてあげられたんだろう・・・と思うと
ちょっと泣きそうになってしまいました
男は男らしくあるべし
女は女らしくあるべし・・・
そういう古臭い固定観念に心を痛めながら生きてる人がこの世にどれだけいるんだろう
そして、そういう人たちは一体これまでどんな蹂躙や無視という仕打ちを受けてきたんだろう、、、と
そう考えるとある種壮絶な気持ちにもなってしまいます
彼ら(或いは彼女ら)に共通しているのは、
全員「それ」を選んで、自発的に進んでそういう生き方になったわけではない、ということ
そういう・・・この世の「闇」の部分、、、進んで照らされない部分を敢えてフォーカスして来た初回に度肝を抜かれた
と、同時に、読切「彼女のホントウ。」からして大好きだった山田氏の新作を心から応援したくなりました
ずっと誰からも認められなくて、一時期男らしくなろうと野球もやったけどそれも挫折して、
どっちにも行けずに、ずっと悩み苦しんで来た修斗に感情移入「し過ぎて」しまいました
大好きな男の子に素直に恋したとしても、同時に後ろめたさも感じてしまう
自分の心情を吐露しても誰からも突き放され、
周りの人間にも迷惑を掛け・・・
完全に追い詰められても仕方のないドラマティックでシビアな作劇に仕上がっていましたね。
個人的に、修斗が素直に号泣したシーンも凄く良かったです
こういう聖人キャラの場合、やたらタフなスピリットを持ちがちなんですが
人前でもボロボロ涙を流す修斗を見ていてこっちも泣きそうに、、、というか、ちょっと泣きました
本当は認めて欲しかった、本当はもっと純粋な自分で生きたい、でもそれは「この国では」無理なようで・・・
そういう想いが噴出してしまったかのような修斗の真夜中の号泣シーンは胸に来るものがありましたね
この子はどれだけ苦しい気持ちを溜め込んで来たんだろう、
それも、誰にも話せずに・・・
と、思うと
凛太郎の存在が尊くも思えるんですが
最終的にはそんな凛太郎が「兄がおかま」である事をきっかけにいじめられるのを避ける為、
修斗は家を出て失踪してしまう 行きつく先はどこだったのか、それとももしかして・・・・・
とか色々と展開は考えられますが、個人的には元気で生きていて欲しいと思う
こんなにいい子が「普通」に潰されて亡くなるなんて考えたくはない・・・。
そんな風に実直に思ってしまった初回でした。最高でした。
本当は、修斗だって辛いんだよ
凛太郎の事が大好きなんだよ
嫌いな訳がない、
むしろ「大好きだからこそ」の行動だったんですよ
自己を犠牲にしてまでも、大切な弟を守り抜いた・・・
皮肉にも最後の最後で最も「男らしい」行動を取っているのがまた物悲しくもありますが、
だからこそ、凛太郎が“自力で”彼と再会出来る日を心待ちにしながらこれから毎週読ませてもらいます
ぶっちゃけ初回で泣いてしまった新連載なんて物凄い久々だったような、思い出せないくらい前だったんで
ビックリしてしまいましたね
自分は「世間的な弱者」にスポットを当ててくれてる物語に弱いのかもしれません
このブログの読者だったらかなりの割合で気に入ってくれる(はず)
是非読んで欲しいですし、
もし好きになってくれたら一緒に(アンケ等で)応援しましょう!って思います
想像以上に男らしくなってしまった凛太郎はそれだけで(チア部的な)「普通」からはみ出してしまったはず
だけど、そんな凛太郎が「普通」に屈せず、自分の道を歩み続ける事で
結果的に修斗の勇気に繋がればいいな、、、と
今はそう感じてます
「普通」なんて、ぶっとばしちゃえばいいんですよ。いつもそう思ってます。
来週からは扉絵に出てきた可愛い女の子たちが登場しそうで楽しみです
女の子の群れの中に一人男がいる~という次号予告だったので、
正直どういう漫画か予想が付かない部分もあったんですが、
想像以上に感情移入が出来る秀逸な漫画でした
「彼女のホントウ。」の時も書きましたけど、構成も魅せ方も新人レベルではないですわ。絶対支持。
(あと個人的に同期作家の中野ユウスケ氏も日の目を見てほしいなあ・・・!)
人間、出来損ないに生まれたくなくても出来損なってしまうものです
修斗は、およそ「みんな」が「当たり前」に出来ている“男らしく”生まれて存在する事が出来なかった
だけど・・・それって彼が自発的に「選んだ」事なのかな?
本当は、彼も男らしく生きれたら良かったんじゃないかな
誰もが望むように、
当たり前のように・・・
そして、「母親が」望むように・・・。
自分が自分でその道を自発的に選んだのならば話は別ですが、
修斗の場合は、それこそ生まれつき性と心が一致してなかったわけで
正直どれだけ苦しかったんだろう、って想像してしまう
男なら男らしく、
女なら女らしく・・・
一体どこの誰がどういう基準でそんな「普通」を定めてしまったのだろう
みんなと一緒じゃなきゃ悪ですか?
生まれ持った手前を捻じ曲げてまでも「生きろ」と冷酷にも言い放つのですか?
だとしたら、一見美しいようで、実は悪魔のように醜い世界だなあ、、、って個人的には思ってしまう
感化されすぎですか?(笑)でもなんか、そう感じさせるような秀逸な描き方だったように思えたんですよね。
彼がこの格好で人前に出る勇気と震えを誰が気にしてあげられたんだろう・・・と思うと
ちょっと泣きそうになってしまいました
男は男らしくあるべし
女は女らしくあるべし・・・
そういう古臭い固定観念に心を痛めながら生きてる人がこの世にどれだけいるんだろう
そして、そういう人たちは一体これまでどんな蹂躙や無視という仕打ちを受けてきたんだろう、、、と
そう考えるとある種壮絶な気持ちにもなってしまいます
彼ら(或いは彼女ら)に共通しているのは、
全員「それ」を選んで、自発的に進んでそういう生き方になったわけではない、ということ
そういう・・・この世の「闇」の部分、、、進んで照らされない部分を敢えてフォーカスして来た初回に度肝を抜かれた
と、同時に、読切「彼女のホントウ。」からして大好きだった山田氏の新作を心から応援したくなりました
ずっと誰からも認められなくて、一時期男らしくなろうと野球もやったけどそれも挫折して、
どっちにも行けずに、ずっと悩み苦しんで来た修斗に感情移入「し過ぎて」しまいました
大好きな男の子に素直に恋したとしても、同時に後ろめたさも感じてしまう
自分の心情を吐露しても誰からも突き放され、
周りの人間にも迷惑を掛け・・・
完全に追い詰められても仕方のないドラマティックでシビアな作劇に仕上がっていましたね。
個人的に、修斗が素直に号泣したシーンも凄く良かったです
こういう聖人キャラの場合、やたらタフなスピリットを持ちがちなんですが
人前でもボロボロ涙を流す修斗を見ていてこっちも泣きそうに、、、というか、ちょっと泣きました
本当は認めて欲しかった、本当はもっと純粋な自分で生きたい、でもそれは「この国では」無理なようで・・・
そういう想いが噴出してしまったかのような修斗の真夜中の号泣シーンは胸に来るものがありましたね
この子はどれだけ苦しい気持ちを溜め込んで来たんだろう、
それも、誰にも話せずに・・・
と、思うと
凛太郎の存在が尊くも思えるんですが
最終的にはそんな凛太郎が「兄がおかま」である事をきっかけにいじめられるのを避ける為、
修斗は家を出て失踪してしまう 行きつく先はどこだったのか、それとももしかして・・・・・
とか色々と展開は考えられますが、個人的には元気で生きていて欲しいと思う
こんなにいい子が「普通」に潰されて亡くなるなんて考えたくはない・・・。
そんな風に実直に思ってしまった初回でした。最高でした。
本当は、修斗だって辛いんだよ
凛太郎の事が大好きなんだよ
嫌いな訳がない、
むしろ「大好きだからこそ」の行動だったんですよ
自己を犠牲にしてまでも、大切な弟を守り抜いた・・・
皮肉にも最後の最後で最も「男らしい」行動を取っているのがまた物悲しくもありますが、
だからこそ、凛太郎が“自力で”彼と再会出来る日を心待ちにしながらこれから毎週読ませてもらいます
ぶっちゃけ初回で泣いてしまった新連載なんて物凄い久々だったような、思い出せないくらい前だったんで
ビックリしてしまいましたね
自分は「世間的な弱者」にスポットを当ててくれてる物語に弱いのかもしれません
このブログの読者だったらかなりの割合で気に入ってくれる(はず)
是非読んで欲しいですし、
もし好きになってくれたら一緒に(アンケ等で)応援しましょう!って思います
想像以上に男らしくなってしまった凛太郎はそれだけで(チア部的な)「普通」からはみ出してしまったはず
だけど、そんな凛太郎が「普通」に屈せず、自分の道を歩み続ける事で
結果的に修斗の勇気に繋がればいいな、、、と
今はそう感じてます
「普通」なんて、ぶっとばしちゃえばいいんですよ。いつもそう思ってます。
来週からは扉絵に出てきた可愛い女の子たちが登場しそうで楽しみです
女の子の群れの中に一人男がいる~という次号予告だったので、
正直どういう漫画か予想が付かない部分もあったんですが、
想像以上に感情移入が出来る秀逸な漫画でした
「彼女のホントウ。」の時も書きましたけど、構成も魅せ方も新人レベルではないですわ。絶対支持。
(あと個人的に同期作家の中野ユウスケ氏も日の目を見てほしいなあ・・・!)