サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

ロッテ10連勝。

2024-05-31 | スポーツ











今日は
仕事から帰宅した後、
すぐロッテ戦を観ていた。
この試合、
19年振りの10連勝が懸っていたので
どうしても観たかったのよね

試合としては接戦だった 
終わったのが10時過ぎだったんで
4時間オーバーのゲーム・・・実に長かった
先発で同い年の美馬投手が6回3失点で試合を作り、
その後若手の菊地高野両投手が回跨ぎで奮闘
最後は、
阪神漆原投手から押し出しサヨナラで決着・・・この、
地味な感じも実にロッテらしい渋みがあって良いですよね笑
なんか押し出し四球とか押し出し死球で結果付くのはロッテらしいです。


打線、
若手が頑張った。
和田タイムリー安田高部犠牲フライ小川は2打点の活躍。。
ロッテはベテラン助っ人のチームと言われるけど、
今日は若手の活躍で勝利した
これは大きいですね
まだ体力のある人たちの奮起がやっぱり必要になってくるので。
 にしても、
10連勝が懸ってたので
Xで滅多にしない采配批判みたいなポスト放ってしまって反省、、、
でもそれがその時のリアルな感情だった。という事で消さずに残しておく。
まあなるだけポジティブな燃え方したいですよね…うん。






さあこれで単独2位だし、
首位との差も詰まって来た!
今年はマジで優勝もある気がして来た
もうシルバーコレクターは卒業だぞ!
って事で今後も観れる時は観てゆきます
本当熱い試合でした♫



絶望の丘。/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第177 感想(ヤングジャンプ2024年26号)

2024-05-30 | 君のことが大大大大大好きな100人の彼女
絶望したっ!











新しいヒロインは絶望少女でした。
目の中に光も無く、どこか個性的な表情をしている・・・
なにか別の漫画の絵柄みたいな(笑)器用な技が光るキャラデザも魅力的です
そう言えば、
100カノって結構書き分け上手い方だよなぁ、って思いましたね
多分どのキャラも各々の特性に振り切ってるのも大きいと思いますが、
それにしてもみんな見た目だけですぐ区別が付くのは流石だと言える。
彼女ももう29人目(!!)ですからそういう技も必要になってくるのでしょう。


絶望に関して言えば、
よく分かりますけどね笑
この世の中は.….人間同士の軋轢があまりにも多すぎますもん
いや、
それだけではなく
生きるのが面倒くさくなる諸々も多いし。
なんだろう
色々要因はあるんだけど
結局は「上手く行かないな」ってのが続くと
「自分ってダメなんじゃないか」と感じるのが大きいかと思いますね
正直、
何度も何度も立ち上がるにも根気が要るというか。
時間を経て取り戻して再挑戦して折れて〜の繰り返しですから
負の永久機関が出来上がってしまってるのが本当辛いなぁ
って感じますね。
で、
彼女もまた短期間でボロボロになり続ける才能の無い人なんでしょうね。





分かるなぁ。



まあでも、
恋太郎ははっきり言ってネガティブとは真逆の人間ですよね笑
そりゃ彼にだって落ち込む事はあると思うけど、
いつだって恋に燃えてる人生だから
そんな暇も無いんですよね
それって
ある意味理想だなぁ。って感じますけどね
絶望を払拭するのは素敵な恋・・・ある意味では合ってる
まあそれが上手く行かなかったら更に酷いことになるけどね(遠い目)。

それと、
彼女の言った「努力を成せる人間だけの話であり」ってのも分かるな
努力出来るのも才能〜というのは事実だと思う
常に高みを目指して頑張っているのは偉い
だけど、
ずっと頑張り続けなくちゃいけないの?という疑問も出てくる
それをしんどい思いしながらキープしていく人生を幸福だと思える人ばかりではない
それは人それぞれの資質だとも思う・・・雪房田さんの言い分にも一理はあると思う。


ただ、
この世の中が本当に絶望だけだったら
とっくにみんな自死を選択してるわけであって。
やっぱり、希望・・・うん
楽しい事や
面白い事も沢山あるんだよね
その一つが作中にも挙げられている創作であるのは疑いようもない
実際、自分も創作物と言われる娯楽が無い時代だったらどうなってたか分からない
それを創り出し発表する事で彼女は救われて来たんだと思う

ならば、
この世は絶望だけ〜というのは間違っている
彼女には恋太郎が居る
どんな時でも、
味方でいてくれる
全力で愛してくれる恋太郎がいる。
だから、
詭弁になると思うし
この漫画も俯瞰で見れば創作物なので、
そんなメルヘンが許される世界なんですよね。
そういう意味では美しい顛末…..と言えると同時に、
読者に対しても「悪い事ばっかりでもないよ。」と告げてもいる
そんな素敵なお話に仕上がってた・・・と思います
何より、
雪房田さんとっても可愛かったし!
なんだかんだ言いつつ、縋るものがある〜ってのは誰しも大きいものなんだなと思いました。
だから、
(何かを)「大好き。」と想える事がその人自身を救っていくんでしょうね。
これからの雪房田さんの人生が幸福でありますように!












オマケ。


今週のヤンジャンに付いてきた連載作品全員集合のポスター。
ちょっと週ジャンっぽい付録でしたね笑
個人的には
100カノ以外なら「のあ先輩」と「女性専用。」が今の推しかな
食が好きなら「女優めし」も・・・見事に女ものばっかりだな(わはは)
ヤングジャンプ45周年おめでとうございます!!


トラウマ発動。/栗ののか「ぼっちの僕に強制彼女がやってきた」4巻 感想

2024-05-29 | 単行本感想











すいません
先に謝っておきますが、
スマホからの更新になります
昨日もそうですけど家の回線が絶不調なので・・・
スマホ用のキーボード買わなきゃいけない時期に来てるのかも。
なので改行とか少しおかしくなるかもですがよろしくお願いします。


で、
4巻です
この漫画の感想、
ちょうど去年の5月に書いたのが最後なので
1年ぶりになるんですね
って言うか
単行本自体も1年半ぶりくらいに出たのでそりゃそうなるわな
 内容としては、
強制彼女の期間である約束の3ヶ月を迎えたので
無事に関係解消・・・という物寂しい流れになっています
ただ、亜沙乃さん自身は周平のいいとこをいっぱい見て来たし、
情も深い人なのでこの関係を継続させようと提案してくれました
だけど肝心の周平は…..
そもそも人間関係というか
男女関係の軋轢を見て育って来たので
どうしても自信が無くてその返事を保留したままにしてしまう
おいおい、こんな良い女からの提案なら即答しろよ!と思いつつ
彼のトラウマはもっと根深いものみたいだった。




高橋周平が凡退した時に使えそう笑




周平は、
幼い頃から両親の顔色を常に伺いながら育って来た
不仲かつ冷戦状態の両親
父は母のご機嫌取りを息子に丸投げし、
母はうつの苛立ちをすべて息子にぶつけて来た
そんな夫婦生活を目の当たりにして来た影響で
結婚とか
交際とか
そういうものに対する恐怖心、億劫な気持ち、トラウマ・・・等が強くあるみたいだった
 でも、
これは仕方ないよね
はっきり言って経験した人にしか分からないと思う
管理人なんかは両親は離婚もせず元気にここまで来てるけど
そういう人間と
周平みたいな人間では
確かに精神的なプレッシャーも違うと思う
彼は、
あまりに不幸な人生を歩みすぎた
自分も他人もあまり信じる事が出来ない状態なんだと思う。




後半の部分、よく分かる。。男のメンヘラはね・・・。



しかし、
本当にこれで良いんだろうか
亜沙乃さんは臆病になってる周平に対して
素直に好意を示してくれた
周平も、
そんな亜沙乃さんを「可愛い」「素敵」と感じる想いも強い
確かにトラウマっていうのはそんな簡単に克服出来るものでは無いけれど、
逆に言えば
これを乗り越えて踏み込んで本当の愛を手に入れる事が出来たなら、
逃げ続けている過去のトラウマを払拭出来るチャンス…とも言える
ま、
外野だから言える事ですけど笑
でも読者としては折角亜沙乃さんがマジになり始めた今、
こんなところで関係性が終わってしまうのはとっても寂しい
もっと亜沙乃さんの可愛いところ見たいしさ(笑)。
なので、
周平頑張れ!!・・・と
最後は背中を押しておきます。
連絡放置してても会ってくれる時点で彼女は素晴らしい人だぞっ!!











それにしても、
最後の亜沙乃さんのおまけ漫画、切なかったな笑
マッサージの時は眼福でしたが・・・(笑顔)
求められてる内が花だぞ、周平っ。
 でも、
展開としては非常にドキドキハラハラ出来て面白くもあった4巻目でした。
周平の葛藤もよく分かったし。


君が嫌い。/ルリドラゴン 第14話「前田さんのことが知りたい」 感想(ジャンプ+)

2024-05-27 | ルリドラゴン











しかし、
ルリもよく他人に対して「嫌いなとこ教えて」なんて言えるよなぁ
ある意味主人公らしい勇気ある行動ではあるけど、、、
ルリも、
このままぎくしゃくしたまま終わりたくない
やるんならちゃんと楽しく青春したい・・・って想いがあったのかもしれないですね
そういう決断に至れたのはルリもまた大人になったんだなあ、と思いました
それと「人として成長したい。」って気持ちもあったのかなって。

ただ、
前田さん、
やけに他人の嫌なとこ気にしてるんだな
正直なトコ
「お前はどうなんだよ」って読んでて言いたくなってしまった部分はあった
あまり関わった事のない人間からいきなり威圧的な態度取られたら誰だって嫌でしょ
それこそ大人とは呼べないし中学生みたいなコミュニケーションなのでは?とか思った
もっと言うと、
「他人の陰口言ってる」とか
決めつけてるところもいやだし・・・
名前覚えないのは確かに嫌でしょうけどね(笑
ぶっちゃけ、
何様?と感じた部分は強かった~というのが忌憚なき感想なんですが、
とは言えこれルリから直接本人に聞いてるからね
逆に言えば、
これ自分から言ってる様じゃそれこそやべーやつですから😂
前田さんは聞かれた事に答えただけではある
 






だから、
ルリの行動に他意はなくて、
ただ自分に悪い部分があったら直したいな。と純粋に想ったのと
前田さんにまっすぐに向き合った結果の一つなんでしょうね
好き放題言われて怒ることもなく
むしろ、
表情もしっかり笑顔にして
早速ついさっき指摘された事を改善しようと努めている。

ルリも前田さんとバトりたい訳ではなく、
本当にピュアに.....
仲良く出来るなら仲良くしたいし、
その為にちゃんと自分を変える覚悟を持って前田さんに接している
その様子は微笑ましかったし、ルリ自身の成長にも繋がってる気がして読んでてカタルシス高かったですね

ただ、
敢えて一つ言うなら
他人の嫌な部分ばっかり見てないで
そうじゃない部分やそれだけじゃない部分にも目を向けるべきだと思うのよね
なんでもかんでも「あれ嫌!」「これ嫌!」とか言ってたら結局一人になってしまうと思う
はっきり言って、
一人で食事してんのは前田さんの方だし・・・
人には良い部分と嫌な部分が両方あって
本当に他人に興味があるんならどっちも認めるべきだと感じた
なんか、
(彼女が望んだ事とは言え)ルリが一方的にボロクソに言われてるので少しモヤモヤもしました
例え嫌いな人/苦手な人が居たとしても、100%悪い人間なんて早々いるもんじゃない。
ま、個人的な意見に過ぎないですけど、これは個人のブログですので。
そういう意味では前田さんの「これから」にも注目ですね!!









ただ、
ルリは想像してたよりも真っ直ぐで良い子でした
ルリにも人の名前覚えなかったり悪い部分は勿論あると思う
だけど、
だからこそ、
何とか色々改善しようと前向きに頑張っている
その努力は認めて欲しいな~って思いました
ま、
一言で❝青春模様❞やね・・・うんうん。ちょっと説教臭い感想になって申し訳ない(前田さんごめん)。
 それと、
このブログでも熱望していたルリドラゴンのキャラグッズが出ますね!
マスコットぬいぐるみ?みたいなヤツっぽいです
気になる方は公式Xで是非、何卒何卒。
次回は3週間後に掲載!!


田町の花

2024-05-26 | 










今日は格闘ゲーム「ヴァンパイアセイヴァー」の大会
小林制約(中級者メイン)に参加して来た。
久々にゲーセンに行くと、
えらい緊張する
ぶっちゃけ
ライブハウスとかに行くのの10倍緊張した笑
でも楽しかった。ちなみに持ちキャラはフェリシアという猫がモチーフのキャラ。









咲きかけ。田町の駅付近にて撮影。




これも田町にて。主張の激しい花!








それにしても、
道端の花を眺めてると季節の移ろいを如実に感じますね
そういう楽しみ方が出来るようになってるのは少し大人になったのかもしれない
まだまだ未熟ですけどね。


ぬことちゃおちゅーぶ

2024-05-25 | 










今日はライブだった。
最近、
インプットの量が如実に減って来てると感じるが
それは昔と比べて夜更かしが出来なくなってる影響はデカいなと思った
例えば10年前とかは平気で夜中の2時〜3時まで好きな事していられた
今それをやったら翌日の地獄が透けて見えるので絶対に無理なんですな
っていうか、
それこそ貫徹して仕事行く〜とかたまにやってたからね
なんて恐ろしい事してたんだ自分は・・・
もっと
自分を大切にしろ!って言ってやりたいですね笑

ただ、
ゆっくり休む時間が増えるのは
シンプルに心地良い気もするので、
良し悪しだなぁ、って思う
夢の内容も
たまに楽しいのあるしね・・・
だからこそしっかりと感じれるものは感じてゆきたいです。










今回は、ちゅーるのデラックス版のちゃおチューブで。




ぬこは、これがあればなんとかなる




食べたくて仕方がねぇ〜😽




奪い合い!
・・・でも人がやってる事だから、
自然界とは違って均等にやってますけど。









今週も6連勤疲れたっ!
終わった後のラーメンが沁みるっぺよ。



【可愛らしい世界】まつおまり「かのとこと」1巻

2024-05-24 | 松沢まり











松沢まり改め、まつおまり名義による新作。
自分は昔からこの人の漫画が好きで追い駆けてる作家の一人です
まつおまりさんの絵柄が自分の好みド真ん中でまず女の子が可愛いし、
シャープな感じの仕上げも大好きなんですな
何より、
作風が全体的に優しくて、
まったりしてて
ほんわかしてて・・・
読んでてほっこり出来る様なエピソードが多いのが特徴的ですね。
ちなみに正式名称は「かのとこと~武蔵花町怪話譚~」ですね。




可愛い。



個人的な印象だと、
ラブコメ及び恋愛ものが多いイメージなんですが、
今回は人間と妖怪の異種族交流~がテーマになっています
妖怪の事を後世に伝える❝怪話人❞の跡継ぎになった主人公の琴と、
そのサポート役の花乃とのコンビが織りなすハートフルストーリーです
のんびりした空気感、
心温まるオチ、
デフォルメを駆使した画面作りも心地良く
その世界観の可愛らしさに夢中になれる作品に仕上がってる~と言えます。




後ろ後ろ~!!



メインとしては、
妖怪と人間の間に生まれたトラブルや軋轢などを
その中間管理職として琴が取り持つ~というのが据えられてると思う
主人に買われて大切に扱われている女の子の人形が
主人に良い感じの女が寄って来ると
脅し
遠ざけようとする話は本当可愛らしくて良かったですね~
可愛いってよりも可愛らしいって言い方が似合う漫画。
でも、
本当に俗に言う「物」が
それほどまでに人間を愛してくれてたのならば
それはそれで物凄く嬉しい事だろうなぁ.....とは思った
まあこれからの人生ちょっと大変そうだけど笑
ただ、
本当に素敵な人に巡り合えて
桜子(人形)も心から認める事が出来たのならば
その時こそホントの幸福が生まれるんでしょうね・・・いや、今でも
なんだかんだ二人ともある程度は幸せそうではありますけど笑




猫も出るよ。




問題を解決する~と言っても、
アクションとかバトルとかそういう要素はなく
ゆるりとした会話の中で温もりと共に解決していくのが本作の個性だと言えます
猫またのムサシは保護猫になるのが嫌で自由気ままに生きていたい~という願望がありました
それに対して、
形だけでも家猫になって下さい~等
とても平和なオチが付いているのがまた本作らしいと言える
例え
妖怪よりも人間の方が先に死んだとしても
「楽しかった」という記憶だけは永遠に遺っていくもの
逆に言えば
人間の立場で考えても同じ
ペットの猫が自分より先に死んでも
生きていた時の懐いていた記憶や面白かった事、その猫ならではの癖なんかも記憶には刻まれている
だから、無駄じゃないし、寂しいだけじゃない、、、
っていうアンサーはとても誠実で秀逸なものでしたね
人間関係だって
例え途中で仲違いとか疎遠になったとしても
決して空しさだけが残るのか?って言うとそれも違うもんね
やっぱり、絶対に楽しかった記憶も残るから。それに感謝して進んでいけばいい。
 そういった具合に、
妖怪と人間の些細だけど、
でも、
大切な主張を次々に受け止め消化していくストーリー
ラブコメや恋愛漫画では無い~って書いたけど、
ちょいちょい男女の絡み?があるのもまた往年のファンとしては嬉しい一冊でした。
ムサシは人間の姿はイケメンだけど性格は猫そのものでちょっと愛らしくもありましたね(笑
そんな訳で、兎にも角にも可愛らしい世界が拡がっている本作をこれからも推したいと思ったのでした
完全に作者買いなので最初から推す気でいたけどね。











それと、
表紙がマット加工(つるつるではない感じ)で良い手触りなので、
出来れば紙のコミックスで読む事をおススメします
作品的にもそっちの方が合ってると思うし。
2巻も楽しみだ!


藤原さくら「Sakura Fujiwara Tour 2024"wood mood"」@NHKホール 24.5.19

2024-05-23 | LIVE











この間の日曜日に藤原さくらのコンサートをNHKホールで観ました。










藤原さくらの公演を観るのは1年半ぶりでちょいご無沙汰してました
その時は緑黄色社会との対バンで観たんだった
時間が経つのは早い、、、
本当は、
「AIRPORT」のリリースツアーにも行きたかったんだけど
キャパが彼女にしては小さめだったのでチケット取れなかったんだった
今回は、
前作から1年足らずという早いスパンで出されたニューアルバム「wood mood」のリリースツアーでした。

NHKホールも一年振りでしたね
この会場、
音の響き方とか
シックな外観とか、
個人的に昔から好きな会場の一つだったんでそこも嬉しかったですね
好きな会場には年一では行きたい・・・そして、今回のアルバムの雰囲気にも似合っていた様に思う
確かに、新作はライブハウスってよりは格式高いホールでじっくり聴く❝コンサート❞って感じですもんね。
非常に蒸し暑い気候の中、中に入ればそれを忘れる素敵な音楽空間が拡がっていました。以下。











この公演は、
基本的に最後までみんな座りっぱなしで
歓声もシンガロングもハンドクラップとかもほぼなく、
(自然と)みんな静かにじっくりと音楽に浸る.....という内容になってました
ただ、
こういう類の公演がえらい久しぶりだったせいか、
それが物凄い新鮮にも感じましたね
逆に言えば、
良い意味で過剰な成分がない分
ただただ純粋に❝音楽と自分❞、みたいな・・・そういう空間がそこにはあったように思えた。
そしてそれはそれで一つの音楽鑑賞の正しい形なのでは?とか感じちゃいましたね

イントロから始まり、
神秘的な雰囲気を纏った「my dear boy」から本格的にコンサートはスタート。
ちなみにライブという表現を使ってないのは本公演が非常にコンサート的に思えたからです
無垢なメロディ、
ざわめく木々の様な繊細なバンド演奏、
そしてどこか昭和のAORの様な雰囲気の歌唱・・・と早くも観客の心を鷲掴みにしていく
新しい藤原さくらを見せつつ、
洗練された歌謡曲の様なエッセンスにも心地良さを感じた「巡」
音源とは違って「ずっと暗闇」ってフレーズが足されてた気がしたけど、
そういう繊細だけど妙な迫力もある歌や
音源よりも賑やかに感じるアレンジ等
既にCDからアップデートされてる感覚も受けれたのが尚良かった。ダークな感じも好きでした。


歌詞の中に「森の中」ってフレーズが出て来る「コンクール」は正に今回の公演にピッタリの選曲
情念を感じさせるバラッドを歌唱しつつ、
まるでBARみたいにムーディな仕上がりで披露した「Give me a break」
正直、
聴いててお酒が飲みたくなる様な雰囲気でそこも良かった
「人混みにまるで独りみたい」って歌詞もなんだか沁みた。。
そして、
この曲もまた昭和の匂いを感じさせる一曲「BITTER RAIN」と
激シブな流れが続く
聴きながら、
今自分がライブに通っている様々な歌手やバンド達の中でも
藤原さくらは最も渋いポジションに居るかもしれない・・・
とか思った
大人の哀愁が滲む様な曲でシックに聴かせる趣ある時間でした。
こういうのが実にコンサートっぽいんだった。

そして、
ここでMC
この日は近くで沖縄フェスティバルが開催されてた事から、
「はいさ~い」といきなり琉球チックに挨拶(笑
そこから、
アコギを持って「Sunshine」
限りなく優しい音が会場中を包み込むこれまた至福の時間
音源でも感じてたけど囁く様な「Easy Now(大丈夫だよ)」の歌声がまた心地良かった。
更に、
ディープな音楽世界は続いて行く
「Close your eyes」
青い照明も印象的だったんですが
まるでDUBみたいな空気感に海を感じさせる爽やかなサウンドも乗っかって
唯一無二の、、、音に酔い痴れる様な素晴らしい空間を創り上げていました

あれは何だったんだろう
決してアガるような曲ではないけれど、
ゆらゆら揺れる楽しさもあって...レイヴみたいな感覚もありました
そこに純としか言い様の無いボーカルが乗ってこの曲もまた出色の出来栄えでした
今回はバックバンドの演奏クオリティも随一のように感じられましたね。

「星屑のひかり」も良かった
サビメロが、
サビメロとは思えないくらい静謐で落ち着いていて、でもそれが新鮮で心地良かったです
ヒーリング音楽にも通ずるエッセンスとひたすらにきれいなうたを浴びながら、
「おやすみなさ~い」の一言から始まった神秘性の強い「good night」
この曲では木琴?のアレンジが凄く綺麗でウットリしましたね~
 そして、
コンサートの後半に向けて
藤原さくらさんを除いた演奏陣によるインストのセッションも聴けました
とても鮮烈で...若干SPECIAL OTHERSにも通じるテイストも感じられる鮮やかなインストでした
そのグルーヴに舌鼓をしつつ(ちなみに「胎児ソング」というらしい)、
藤原さくらさんがステージに帰還し
コンサートは後半に突入。


年始のCDTVでも生で披露していた新譜を代表する「daybreak」
ステージ及びその周りを囲むように木々のグラフィックが登場して
正に"wood mood"な相様で奏でられました
流れる川の様に麗らかな演奏、
無垢な歌唱、
そして
後半のオレンジ色の照明(確か)に加速していくメロディ・・・
この曲に関しては、
本当にただただ❝音楽と自分だけの世界❞に浸れていました。

daybreakとは夜明けという意味
実際に、
夜が明ける瞬間に立ち会った時の感動
そんな光景を音楽にした様なただ美しいムード...
奏で手が真摯に奏で、
聴き手が無心で受け取る、、、正直、それが何よりの音楽的なコミュニケーションなんじゃないか?って
ある種音楽の原始的な喜びを体感したような気持ちでした
そこには聴き手との信頼関係もあるような気もした。
この夜だけは、
「あ、過剰な反応とか、いらね。」って強く想っちゃいましたね
まあとはいえ、みんながみんな同じでもアレなんで他のライブ行けばそれはそれでって絶対なるでしょうけど笑

優しさが滲む歌唱に聴き惚れた「まばたき」
良質な昭和歌謡にも通ずる雰囲気に浸った「早春物語」
一転して、
キラキラしたアレンジ
「Everybody Good Luck」の繰り返すフレーズも気持ち良かった「Waver」と
和洋折衷を感じさせるセットリストで攻めていく
この曲はコロナ禍の時に作ったとか。
各々のソロも飛び出した、よりJAZZYに変化していた「spell on me」を経て
「今日は本当にどうもありがとう。
 また会いましょう」
と前置きしてその挨拶の通りの曲名「Thanks again」で本編は締め
みずみずしいアレンジに加えアコギの音色の美麗さにもウットリしながら、
幾度か歌われる「かえろうよ」のフレーズも妙に沁みた
どこかノスタルジックだけど、
確かにビビッドでもある。
そんな良い意味で何とも形容し難いサウンドを満喫し、最高だったこの夜は終わりを告げたのでした。


勿論、
アンコールも敢行。
ここで新譜出たばっかりなのに、
早くも新曲を披露(!)
ここに来て、
創作のペース上がってるな、、、と感じつつ
柔らかな雰囲気が聴いててほっこりもした「初恋のにおい」
演奏も良く、良好な感触の初対面でした
最後は、
この日唯一のハンドクラップも飛び出した「I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free」
ニーナ・シモンという歌手のカバーですが、非常に賑やかな雰囲気で楽し気な一幕
藤原さくらさんもタンバリンを振りながらの歌唱で、
最後の曲だけちょっとアゲて終わる構成もまた粋でしたね
 この夜は、
ずっと座りっぱなしだったのもそうだし、
終始浸って自分の中で消化するような内容だったのも
これはこれで元来のコンサートの一つの在り方なのでは、、、と感じてしまった
正直、こういう世界もしっかり守り続けられていくべきだな~とか思ってしまいましたね
本当に素晴らしい音世界でした
ありがとうございました!











1.Intro
2.my dear boy
3.巡
4.コンクール
5.Give me a break
6.BITTER RAIN
7.Sunshine
8.Close your eyes
9.星屑のひかり
10.good night
11.胎児ソング
12.daybreak
13.まばたき
14.早春物語
15.Waver
16.spell on me
17.Thanks again

18.初恋のにおい
19.I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free
















新譜はタワレコで購入して
その後自宅でじっくり聴いてたんですが、
「これって家で聴く類のアルバムでライブ向けではないのでは・・・」と少し懸念もあったんですが、
実際にリリースツアーに参加してみたら
存外に良くてビックリしました
音源も良いので
化けた~って言い方はアレかもしれませんが、
生の鑑賞様にどの曲もアップデートされてた風にも感じられて
流石藤原さくらだし、
バンドメンバーもすげぇわ。

って
純粋に感じた公演でもありました。
これほど生真面目にルーツミュージックに取り組んでいるシンガーソングライターも稀有なので、
藤原さくらの生き様はある意味パンクなのでは.....とか思ったりもした一夜でした。
そりゃ、また行くでしょう!


THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビューその9「開け放たれた窓」

2024-05-22 | THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビュー











君に本当のこと言わなくちゃ
君に大事なこと伝えなきゃ










いきなりですけど、
PC…というか回線の絶不調でこの文章はスマホで書いています
いつもとは違う感じになるかもしれませんがよろしくお願いします
実は昨日もギリギリまでルーターと格闘してたけど無理でしたね・・・。  


さて、
この「開け放たれた窓」という曲、
実はライブで聴いた事が一度もありません
これは今作に於いては唯一でリリース記念のツアーでも演りませんでした
恐らく、生演奏ではなく電子音が中心の楽曲であること
それと静謐系でもなく
ロングスパンで展開が変わるエモーショナルな曲でもない
勿論激しくブチ上がる様な曲でもない・・・って事で演奏されなかったのでは?と思うけど
単に楽曲数が増えて来て今までの定番曲との兼ね合いで外されたのかもしれませんね
結構ミニマムでポップな小品〜という感じですからね。
ただ、無観客のライブDVDには収録されてるのでそちらでライブ版を楽しむことは出来ます。

 

そう、
このアルバムは俗に言うコロナ禍の真っ最中、
しかも手探りだった時期に出たので
まずは大谷資料館での無観客公演が最初のリリース公演だったんです
そして
この曲自体もまたそういう時代の空気を反映している様に思えます

まず、
先述の様にアレンジがエレクトロ中心のポップなものになっていること
自宅でゆっくり聴くのに適してるアレンジに仕上がってるのがライブ向けではない感覚があります
そして歌詞もそう
冒頭に引用した歌詞…..
ゆったりとした優しい曲調とは裏腹に
とても切羽詰まった心境が如実に出ている風にも感じます
言えなくなる前に
会えなくなる前に
大事なことを伝えなくちゃ・・・っていうのは
当時の焦燥感を反映させている〜とも言える

だけど、
今自宅のコンポでじっくり聴いていると
あの頃よりも更に管理人自身が年齢的を重ねているからか、
(そもそもあのご時世から4年も経っている!)
何もかもが有限である、、、
そんな事を感じているんですね
だから、
「君に本当のこと言わなくちゃ
 君に大事なこと伝えなきゃ」
っていう歌詞は
「いつでも言える」
「今は心の準備が足りてないからまた今度〜」っていう
そういう意味があるようで意味のない先延ばしに対するアンチテーゼにも感じられるんですよね
それと、
ここ最近は急な訃報も多いから。
そういう意味では、
当時の時勢を加味した歌詞だと思うと同時に
思ってること/したいことは今すぐにやろう。
そんなメッセージ…って訳ではないだろうけど、
ある種一歩踏み出すための背中を押す楽曲としても機能する内容に仕上がってると思いますね。
なんだかんだ心の中で感謝してるだけとか、厳しい言い方をすると自己満足でしか無いですからね。
でも、やっちゃうんだけどね笑

ただ、
落ち着いた滑らかなメロディラインに乗せて
スロウでミニマムなアレンジで、
そこまで前のめりで歌ってる訳でもない
そこがまた余計な押し付けがましさが無くて良いんだと思います
派手な曲ではないですが、
この曲もまた小林さんのメロディメーカーとしての質の高さが感じられる一曲でもありますね。










という訳で、
約4年も掛かりましたが(マイペースすぎ!)
無事に「At The Beginning」の全曲レビューが終わりました
その間に新しいアルバムも出てましたが、根性と愛でここまでやり切りました
THE NOVEMBERSに関しては常に愛聴している様な状態なので、
きっとこの先の人生でもずっと大事に聴いていくんだろうな、と思います
今作はライブの定番曲も多く収録されてるし全体的に聴きやすい一枚に仕上がってると思うので
入門編にも向いてるかと思う。
これからも、
大好きなノベンバの楽曲やライブに関してブログやXで想いを綴ってゆきます!



THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビューその8「Hamletmachine」

2024-05-20 | THE NOVEMBERS「At The Beginning」全曲レビュー










ベルトコンベアの上を流れてくる
ガラスの靴は
もうとうに役に立たない












「Hamletmachine」はアルバムのセミファイナルを飾る曲
今作で最後の盛り上がり・・・もっと俗的な言葉で表現するなら「爆アゲ」を演出する曲です
のっけから肉感的なバンドアンサンブルが耳を襲う海外のハードコアにも通じるヘヴィな演奏が聴けます
攻撃的なギターリフに
ドクドク感半端無いリズム隊、
更に、
シャウトを駆使する小林祐介のボーカリゼイション...
海外のエッセンスも感じるんですがどことなくDIR EN GREYや
THE MAD CAPUSEL MARKETS等からの影響も感じられるアレンジでもある
冒頭からシャウトの連発、それが済んだと思いきや美麗なサビメロからのシャウトで締め~と
疾走感というよりは落ち着いた重さのある曲なんですがその割には展開は目まぐるしい印象もありますね。
それがまた聴いていて気持ちが良いです。

そう言えば、
この曲が出た4年前、
「At The Beginning」の中でも特にお気に入りの一曲で
この曲か「薔薇と子供」のどっちかで紅白出て欲しい。みたいな事を
Ⅹでポストした記憶がありますね
それは完全な冗談でなく、
TVという媒体でこういうハードなロックナンバーを聴いてみたい~という願望から出たものでした
あれから4年経って一応関ジャムのトークゲストに出たりして地上波進出は果たしてはいるんですけどね(笑
 兎角、
聴いていると
BACK DROP BOMBを熱心に聴いていたキッズの頃の血が騒ぐ激しくも美しい一曲になってます
そういう意味では40代の一歩手前の世代の影響観が良く出ている曲かもしれません
ライブでもたまに演奏しますがCD以上のド迫力でビンビンな生演奏で魅せてくれる大好きな曲です
去年はこの曲を2回も生で聴けてそれも嬉しかった記憶として残っていますね。



歌詞に関しては、
あくまで個人的に感じている事なんですけど
メインストリームからの脱却というか
メインストリームからってことでもないかもだけど、
俗に言う
「こういう空気」とか
「群集心理」とか・・・そういう事柄に別れを告げる~みたいな感覚がありますね
作中の「花束を抱えて~ステージから飛び降りよう」っていうのは自分だけの道というか、
自分だけの世界を構築していく。みたいな
まあ、
事実はそうじゃないのかもしれない
ただやっぱり受け取り方や聴き方は自由だと思うんで。
 私的に、
空気を読んで選ばされたものと
本当に自分の趣向に寄り添って選んだものって
愛着がまるで違うな~と感じるんです
それは、
メインストリームの中で
「これは好きだな。」って素直に感じて選び取った場合もそう
つまりは自分の思考で感性で本心と向き合いながら❝好き❞をしっかりと自力で掴んでいくことが大切で。
この曲をCDで聴いたり或いはライブで聴いたりするとそういう感情を刺激されて
物凄い覚醒感を得ることが出来るのでそういう意味でも大好きな一曲
特に、
去年WWW Xで観た時はピンクの妖艶な照明が相俟ってマシマシで格好良さを味わえた記憶があります
そういう思い出も加味してちょっと迷いが生じた時にある種の羅針盤としても機能してくれる、
管理人にとっては大事な楽曲の一つ・・・ですね。
何気に、
タイムラインを否定している曲に聴こえるのも面白い曲です。














そう言えば、
今年はツアーに集中してるせいか、
ノーベンバーズのライブ1回しか観れてませんね
去年は二桁観たのを考えるとノベンバ成分足りてねーな。って思う
ただ、夏から秋にかけて何本か観に行く予定があるので
それまではCDとか聴きながらゆっくりとその時を待っています。通勤時にもよく聴いてるんですよ。