仮面ライダーオーズ/OOO 第32話「新グリードと空白と無敵のコンボ」
伊達の知り合いの病院で見てもらうが、レントゲンには何も映っていない。人間の道具ではメダルは映らないとアンク。そして何事も無かったかのように目を覚ます映司。
真木によれば、完全復活できる器としてオーズに引かれたのではないかとの事。紫は現代で初めて生まれたグリード。例えコアが集中しても暴走しなければ良い。そして街を見下ろす雌雄のプテラノドンヤミー。彼らの狙いは欲望渦巻く世界を無に・・・?
世話になった人の娘さんたちにお金を与えていた自分は間違っていたのかと坂田。「人を助ける時はそのたまたまがあるのを忘れるな」。良い事してうらまれたらたまらない。映司はかつて募金しても悪い人に使われたり、内戦の資金に使われた事があるという。資金になるくらいの金銭・・・?そして映司は思う。人が人を助けていいのは、自分の手が直接届く距離まで。欲望だとしても、こんぐらいなら手に負える。
プテラノドンヤミーたちは黒い霧をビルの通気口から流し込み、人々を消滅させる。オーズはタカトラタに変身し、バースト共に雄プテラノドンヤミーに立ち向かう。タコの能力で壁に張り付いて戦うも、なかなかの強敵。コアメダルは欲望、我らの前で欲望は無効と、衝撃波で強制的に変身を解除させたプテラノドンヤミー。両者とも変身が解除され、危機に陥る映司たち。逃げるが勝ちという伊達だが、映司は逃げ遅れた人たちを救おうとする。阻まれても尚立ち向かう。医者の仕事はまず自分が死なない事と伊達。それを聞いても映司は人助けに行き・・・
何とか生きていた映司。伊達は映司は自分の命を賭けていない。死ぬつもりですらいない。そして伊達は映司を思い出す。内戦を命がけで村を救おうとした映司だったが、政治家の親が払った金で映司だけが助かった。親や兄弟が映司を人気取りに使ったのだった。腐らず、怒らず、乾いてしまった映司。自分への欲が無い。無欲に見えて、欲望の渦にいた映司。いつまでもこだわる事ではないと立ち直っている。
欲望こそ生きるエネルギー、素晴らしい!と会長は言っている。自分への欲を無くしてしまっては、生きているとは言えない。と、そこへ本人登場w自分への欲の空白こそがメダルの器たりうる可能性。これまで暴走しなかったのは、その空白があったからこそ。絶滅したり、想像でしかない動物を使った紫のコアメダル。その欲望は「無」。その欲望が体内に入り、欲望の空白が埋まれば、暴走の危険性は高くなるという。
アンクは映司を心配しながらも、映司が変わらぬバカであることに安心。何だかんだで良い2人です。
翌日、今度は遊園地で人々を無に帰す雌雄のプテラノドンヤミー。オーズ・タトバコンボとバースが立ち向かうも、その強さは相変わらず。逃げ遅れた少女を見つけたオーズは少女を救おうと手を伸ばす。いつも誰かに手を差し伸べる映司。ならば映司には誰が手を差し伸べるのか・・・
攻撃を喰らい、変身が解除されてしまった映司。迫り来る雌プテラノドンヤミーに対し、体内の紫のコアメダルが反応し、体外に現れ火球を弾く。そして映司は意識を無くし、オースキャナーが勝手にメダルをスキャニング。そして
「プテラ!トリケラ!ティラノ!」「プトティラ~ノザウル~ス!!」
紫のコンボ、プトティラコンボが姿を現した。強大な冷気で周囲を一瞬にして凍りつかせる。同類にして敵。空を飛ぶ2体に対し、空を飛び、伸縮自在の尾で圧倒。そしてスキャニングチャージの一撃で雌を、ストレインドゥームで雄プテラノドンヤミーを粉砕。
それでも尚止まらないオーズ・プトティラ。バースを攻撃するプトティラの前に、比奈が立ちはだかる。映司の気持ちは分からないかもしれないけれど、手を差し伸べる事は出来る。比奈の必死の説得に、何とか映司は元に戻った。
そしてカザリは真木にコアメダルを投入し、真木は物体からヤミーを生み出していた。人がグリードになれる。果たして今後、映司はどうなってしまうのか・・・
感想
遂に登場プトティラコンボ。圧倒的な力でプテラノドンヤミーたちを殲滅。空を飛び、尻尾を伸ばし、冷気を放ち、メダガブリューを持ち・・・最強フォームに相応しい強さですね。最強武器が斧というのも珍しいような。スキャニングチャージの技は凍らせて壊す。派手さは無いですが威力は十分。
以前指摘されたオーズの暴走の危険性。これまで映司が暴走せずに戦えたのは、自身の欲望が空白だったから。かつて内戦地域で人を救ったという美談が作り上げられていたが、それは映司を利用した政治家の親や兄弟によるもの。映司自身は目の前の女の子を救えなかった。そして映司は欲望に乾いてしまった。大きなものを求めず、自身の手が届く範囲を助けようと奮闘する。ただ自分の命にすら欲が無い。
伊達の映司への言葉を考えてみると、「死ぬつもりは無い」と「死ぬ気で助けに行く」のでは、賭ける命の重さが分かっているかいないかの違いがあるということでしょうか。「ここで死んでも、あの子だけは必ず助けてみせる」というのが死ぬ気で助けに行くこと。自分の命を賭けてでも、りたい命がある、ということでしょうか。それに対して「死ぬつもりはないし、あの子を救ってみせる」は、自分の命を賭けていない。ただ守りたいから守る。それはそれで立派な事だとは思いますが、自分の命を賭けていない。生を意識し、死を考えていない。「死んででも守ってみせる」その欲望が無い、ということでしょうか。
死を覚悟しているかいないか。個人的には前者に対して「自分の命を大切にして欲しい」と思ってましたが、自分の命の重さを知っているからこそ、知っても尚助けたい命がある、とも解釈できるんですね。
欲望も人助けも手を差し伸べる範囲で頑張る。人よりも欲に乾いてしまった映司。そんな空白の映司だったからこそ暴走せずに済んでいたわけですが、紫のコアが体内に入ったことで暴走の危険性が出てくる。今回は比奈のおかげで踏みとどまりましたが、今後どうなっていくのか注目です。
雌雄のプテラノドンヤミーは変身解除の反則技持ち。無への回帰こそが欲望・・・にしても強すぎじゃね?(汗。
真木もまた紫のグリードになりつつあるようで。今後も目が離せません。次回は遂に後藤さんがバースに?
伊達の知り合いの病院で見てもらうが、レントゲンには何も映っていない。人間の道具ではメダルは映らないとアンク。そして何事も無かったかのように目を覚ます映司。
真木によれば、完全復活できる器としてオーズに引かれたのではないかとの事。紫は現代で初めて生まれたグリード。例えコアが集中しても暴走しなければ良い。そして街を見下ろす雌雄のプテラノドンヤミー。彼らの狙いは欲望渦巻く世界を無に・・・?
世話になった人の娘さんたちにお金を与えていた自分は間違っていたのかと坂田。「人を助ける時はそのたまたまがあるのを忘れるな」。良い事してうらまれたらたまらない。映司はかつて募金しても悪い人に使われたり、内戦の資金に使われた事があるという。資金になるくらいの金銭・・・?そして映司は思う。人が人を助けていいのは、自分の手が直接届く距離まで。欲望だとしても、こんぐらいなら手に負える。
プテラノドンヤミーたちは黒い霧をビルの通気口から流し込み、人々を消滅させる。オーズはタカトラタに変身し、バースト共に雄プテラノドンヤミーに立ち向かう。タコの能力で壁に張り付いて戦うも、なかなかの強敵。コアメダルは欲望、我らの前で欲望は無効と、衝撃波で強制的に変身を解除させたプテラノドンヤミー。両者とも変身が解除され、危機に陥る映司たち。逃げるが勝ちという伊達だが、映司は逃げ遅れた人たちを救おうとする。阻まれても尚立ち向かう。医者の仕事はまず自分が死なない事と伊達。それを聞いても映司は人助けに行き・・・
何とか生きていた映司。伊達は映司は自分の命を賭けていない。死ぬつもりですらいない。そして伊達は映司を思い出す。内戦を命がけで村を救おうとした映司だったが、政治家の親が払った金で映司だけが助かった。親や兄弟が映司を人気取りに使ったのだった。腐らず、怒らず、乾いてしまった映司。自分への欲が無い。無欲に見えて、欲望の渦にいた映司。いつまでもこだわる事ではないと立ち直っている。
欲望こそ生きるエネルギー、素晴らしい!と会長は言っている。自分への欲を無くしてしまっては、生きているとは言えない。と、そこへ本人登場w自分への欲の空白こそがメダルの器たりうる可能性。これまで暴走しなかったのは、その空白があったからこそ。絶滅したり、想像でしかない動物を使った紫のコアメダル。その欲望は「無」。その欲望が体内に入り、欲望の空白が埋まれば、暴走の危険性は高くなるという。
アンクは映司を心配しながらも、映司が変わらぬバカであることに安心。何だかんだで良い2人です。
翌日、今度は遊園地で人々を無に帰す雌雄のプテラノドンヤミー。オーズ・タトバコンボとバースが立ち向かうも、その強さは相変わらず。逃げ遅れた少女を見つけたオーズは少女を救おうと手を伸ばす。いつも誰かに手を差し伸べる映司。ならば映司には誰が手を差し伸べるのか・・・
攻撃を喰らい、変身が解除されてしまった映司。迫り来る雌プテラノドンヤミーに対し、体内の紫のコアメダルが反応し、体外に現れ火球を弾く。そして映司は意識を無くし、オースキャナーが勝手にメダルをスキャニング。そして
「プテラ!トリケラ!ティラノ!」「プトティラ~ノザウル~ス!!」
紫のコンボ、プトティラコンボが姿を現した。強大な冷気で周囲を一瞬にして凍りつかせる。同類にして敵。空を飛ぶ2体に対し、空を飛び、伸縮自在の尾で圧倒。そしてスキャニングチャージの一撃で雌を、ストレインドゥームで雄プテラノドンヤミーを粉砕。
それでも尚止まらないオーズ・プトティラ。バースを攻撃するプトティラの前に、比奈が立ちはだかる。映司の気持ちは分からないかもしれないけれど、手を差し伸べる事は出来る。比奈の必死の説得に、何とか映司は元に戻った。
そしてカザリは真木にコアメダルを投入し、真木は物体からヤミーを生み出していた。人がグリードになれる。果たして今後、映司はどうなってしまうのか・・・
感想
遂に登場プトティラコンボ。圧倒的な力でプテラノドンヤミーたちを殲滅。空を飛び、尻尾を伸ばし、冷気を放ち、メダガブリューを持ち・・・最強フォームに相応しい強さですね。最強武器が斧というのも珍しいような。スキャニングチャージの技は凍らせて壊す。派手さは無いですが威力は十分。
以前指摘されたオーズの暴走の危険性。これまで映司が暴走せずに戦えたのは、自身の欲望が空白だったから。かつて内戦地域で人を救ったという美談が作り上げられていたが、それは映司を利用した政治家の親や兄弟によるもの。映司自身は目の前の女の子を救えなかった。そして映司は欲望に乾いてしまった。大きなものを求めず、自身の手が届く範囲を助けようと奮闘する。ただ自分の命にすら欲が無い。
伊達の映司への言葉を考えてみると、「死ぬつもりは無い」と「死ぬ気で助けに行く」のでは、賭ける命の重さが分かっているかいないかの違いがあるということでしょうか。「ここで死んでも、あの子だけは必ず助けてみせる」というのが死ぬ気で助けに行くこと。自分の命を賭けてでも、りたい命がある、ということでしょうか。それに対して「死ぬつもりはないし、あの子を救ってみせる」は、自分の命を賭けていない。ただ守りたいから守る。それはそれで立派な事だとは思いますが、自分の命を賭けていない。生を意識し、死を考えていない。「死んででも守ってみせる」その欲望が無い、ということでしょうか。
死を覚悟しているかいないか。個人的には前者に対して「自分の命を大切にして欲しい」と思ってましたが、自分の命の重さを知っているからこそ、知っても尚助けたい命がある、とも解釈できるんですね。
欲望も人助けも手を差し伸べる範囲で頑張る。人よりも欲に乾いてしまった映司。そんな空白の映司だったからこそ暴走せずに済んでいたわけですが、紫のコアが体内に入ったことで暴走の危険性が出てくる。今回は比奈のおかげで踏みとどまりましたが、今後どうなっていくのか注目です。
雌雄のプテラノドンヤミーは変身解除の反則技持ち。無への回帰こそが欲望・・・にしても強すぎじゃね?(汗。
真木もまた紫のグリードになりつつあるようで。今後も目が離せません。次回は遂に後藤さんがバースに?