「ウルトラQ」に登場したケムール人と、「ウルトラQ dark fantasy」に登場したレキューム人。「KEMUR」を並べ替えて「REKUM」。何がきっかけかは思い出せませんが、とにかくウルトラシリーズにもう1度はまりだした高校生の時、1番見たい話がケムール人の話でした。そして予想通りとても面白く、それに関係あるレキューム人の話も視聴。これまた面白い。そして一緒に収録されていた「闇」の怖さが異常でした(汗。
「2020年の挑戦」は2020年という未来の時間を持つケムール星からやってきた誘拐怪人ケムール人が登場。発達した科学力で長寿となるも、肉体の衰えは止められず、若い地球人の肉体を求めて襲来。ケムール人の意思で動く、ゼリー状の消去エネルギー源で次々に人間を電送していく。一平がとある博士が書いた「2020年の挑戦」という話を思い出し、それをヒントに博士宅を来訪。博士は電送されてしまっていたが、ケムール人の弱点であるXチャンネル光波を発するKミニオードは見つかった。万城目に化けて由利子を油断させ電送させようとするも、警官隊の発砲を受けて巨大化。そして東京タワーからXチャンネル光波が巨大化したケムール人に命中し、消滅。しかし・・・
と、単なるハッピーエンドで終わらない、意外性のあるラストは最高でした。ケムール人がパトカーから逃げる時の独特の走り方、あの声、どれを取っても非常に印象的な宇宙人で大好きです。
一方の「虚無の扉」には、地球人の想像力を求めて電波怪人レキューム人が出現。「地球人の想像力を狙ってやってきた宇宙人」の漫画を描いていた笹山だが、レキューム人は自分たちの存在を想像した笹山を誘拐し、彼が書いた筋書き通りに人々のレキュームという想像力に関わるイオンガスを奪い去る。想像力を奪われた子供たちは似顔絵がどれも同じになってしまい、作曲家はアイディアが思い浮かばなくなる。
笹山は漫画の続きを書き、レキューム人を倒すヒントを剛一たちに伝える。剛一は涼の「レキュームだけが想像力を生むのではない」という言葉に動かされ、笹山を救助に向かう。そこでレキューム人と対話する剛一。「未来を見つめる好奇心こそが好奇心」。レキューム人は笹山に人類勝利のシナリオを書くだけの想像力が無いというが、笹山は未来を信じる事で、想像力を取り戻す。
そして博士たちは第2東京タワーから電波を発し、レキューム人の正体を暴くと共に笹山を助け出す。第2東京タワーは犠牲になってしまったが、レキューム人は無事倒された。
しかしこれは未来の話。人間はまだ宇宙人から狙われるほどの想像力を持っていない・・・というのがDVD版。テレビ版はナレーターによる、「これはフィクション」という終わり方。
666mを誇る第2東京タワーを倒そうとする、373mのレキューム人というとんでもないスケールです(汗。走るシーンが一瞬なのは残念ですが、想像力を奪うという発想が面白かったです。子供の頃はアイディアが湧き出てきたが、今では現実が想像を凌駕してしまう。さすがにチューブの中を走る車やタイムマシンはまだ無いですが、それでも「まさかこんな事が」と思うほど、奇妙な事も起きる世の中。それでも誰かの想像力が未来を作る。好奇心から想像力は生まれていく。地球の中でもまだまだ未知の領域がありそうですし、好奇心は尽きない事でしょう。
ナレーターを担当されている佐野史郎さんもまた良い味を出してくださっていると思います。マックスのナレーターも担当されていましたが、原点回帰を目指したマックスの作風に一役買ってくださっているのは間違いないですね。
未来の時間と科学力を持つ宇宙人からの挑戦と、未来における想像力を守るための戦い。いずれも未来から現代への挑戦のように感じます。先進科学に人間がどれだけ対抗できるか。そして追いつけるのか。人間は宇宙から羨ましがられるほどの想像力を得ることが出来るのか。もう9年後に迫っている2020年。その時にもう1度見直したい2作品です。
「2020年の挑戦」は2020年という未来の時間を持つケムール星からやってきた誘拐怪人ケムール人が登場。発達した科学力で長寿となるも、肉体の衰えは止められず、若い地球人の肉体を求めて襲来。ケムール人の意思で動く、ゼリー状の消去エネルギー源で次々に人間を電送していく。一平がとある博士が書いた「2020年の挑戦」という話を思い出し、それをヒントに博士宅を来訪。博士は電送されてしまっていたが、ケムール人の弱点であるXチャンネル光波を発するKミニオードは見つかった。万城目に化けて由利子を油断させ電送させようとするも、警官隊の発砲を受けて巨大化。そして東京タワーからXチャンネル光波が巨大化したケムール人に命中し、消滅。しかし・・・
と、単なるハッピーエンドで終わらない、意外性のあるラストは最高でした。ケムール人がパトカーから逃げる時の独特の走り方、あの声、どれを取っても非常に印象的な宇宙人で大好きです。
一方の「虚無の扉」には、地球人の想像力を求めて電波怪人レキューム人が出現。「地球人の想像力を狙ってやってきた宇宙人」の漫画を描いていた笹山だが、レキューム人は自分たちの存在を想像した笹山を誘拐し、彼が書いた筋書き通りに人々のレキュームという想像力に関わるイオンガスを奪い去る。想像力を奪われた子供たちは似顔絵がどれも同じになってしまい、作曲家はアイディアが思い浮かばなくなる。
笹山は漫画の続きを書き、レキューム人を倒すヒントを剛一たちに伝える。剛一は涼の「レキュームだけが想像力を生むのではない」という言葉に動かされ、笹山を救助に向かう。そこでレキューム人と対話する剛一。「未来を見つめる好奇心こそが好奇心」。レキューム人は笹山に人類勝利のシナリオを書くだけの想像力が無いというが、笹山は未来を信じる事で、想像力を取り戻す。
そして博士たちは第2東京タワーから電波を発し、レキューム人の正体を暴くと共に笹山を助け出す。第2東京タワーは犠牲になってしまったが、レキューム人は無事倒された。
しかしこれは未来の話。人間はまだ宇宙人から狙われるほどの想像力を持っていない・・・というのがDVD版。テレビ版はナレーターによる、「これはフィクション」という終わり方。
666mを誇る第2東京タワーを倒そうとする、373mのレキューム人というとんでもないスケールです(汗。走るシーンが一瞬なのは残念ですが、想像力を奪うという発想が面白かったです。子供の頃はアイディアが湧き出てきたが、今では現実が想像を凌駕してしまう。さすがにチューブの中を走る車やタイムマシンはまだ無いですが、それでも「まさかこんな事が」と思うほど、奇妙な事も起きる世の中。それでも誰かの想像力が未来を作る。好奇心から想像力は生まれていく。地球の中でもまだまだ未知の領域がありそうですし、好奇心は尽きない事でしょう。
ナレーターを担当されている佐野史郎さんもまた良い味を出してくださっていると思います。マックスのナレーターも担当されていましたが、原点回帰を目指したマックスの作風に一役買ってくださっているのは間違いないですね。
未来の時間と科学力を持つ宇宙人からの挑戦と、未来における想像力を守るための戦い。いずれも未来から現代への挑戦のように感じます。先進科学に人間がどれだけ対抗できるか。そして追いつけるのか。人間は宇宙から羨ましがられるほどの想像力を得ることが出来るのか。もう9年後に迫っている2020年。その時にもう1度見直したい2作品です。