「おおかみこどもの雨と雪」を見てきました。以下、ちょっとだけネタバレを含みつつの感想です。
非常に丁寧に作りこまれている作品だなと思いました。始まりはヒロイン・花と、「おおかみおとこ」である彼との出会いから。出会い、おおかみおとことしての秘密を明かし、結ばれ、子供が生まれ・・・と1つ1つが程よい長さできちんと描かれていたと思います。出産に関しても、おおかみおとこと結ばれたが故の心配事もありつつ、それを何とか自分達だけで頑張ろうとするのが良かったですね。ただ、秘密を明かした後のシーンではさすがに「服着ろ」と思いましたが(苦笑。
しかし彼に不幸が訪れてしまい・・・このシーンはちょっときつかったです。あんな最期を目の前にしたら、とても笑顔で子供達を育てていくなんて、誓えそうにありません。
「おおかみこども」としてはしゃぐ雪と、大人しい雨。雪の可愛さが半端無いです。どんだけはしゃぐんだよとw
ただ、人でありオオカミでもあるが故の問題もだんだんと表れてきて、楽しいだけでは済まなくなっていきました。そこで人として、オオカミとして、どちらの世界も選べるように田舎に引っ越す事に。
そこで花、雪、雨、それぞれの世界が広がっていきました。「おおかみこども」という事がばれると大騒ぎになるため、なるべく関わりを避けていた花でしたが、いつしか多くの人の協力を得られるように。子供達も成長し、学校に行ったり、山に入ったり。
人の世界とオオカミの世界。成長するに連れ、雪と雨の世界が少しずつ変わっていく様がとても面白かったです。特に雪。人の中で生きるようになり、小さい頃はやんちゃざかりで花や雨を振り回し、時には追いかけていた雪がおしとやかに。対する雨の世界も大きく変わり始め、ある時の姉弟喧嘩では、小さい頃には想像もつかなかった光景が描かれてました。
終盤、2人はそれぞれ生きる世界を決めていくのですが・・・そこには花の決断も迫られていました。オオカミとしても生きれるようにこの土地に来たはずなのに、花自身はどこかで人として生きてくれる事を、傍にいてくれる事を望んでいたのかもしれません。オオカミとして生きる事を決めた子が、一度は夜に去ろうとして、思いとどまった場面が印象的でした。そして別れの時。これまでオオカミになる時は服をまとっていたのが、その時はもう服を着ていませんでした。もうしっかりと、自分の生きる世界を決めたということなのでしょうね。
その他もろもろ、良い場面・辛い場面は多かったのですが、とにかく話したい事が多すぎて、どこをどう話したら良いものやら(苦笑。文章も上手くまとめられずに申し訳ないです。ただ1つ言えるのは、母の苦労や心境、子供の成長などがしっかりと描かれているという点ですね。あ、あと雪がはしゃぎすぎてて可愛いですw
見ているうちに「あの可愛かった子がこんなに立派に」と思わされました。ハラハラする場面もありますが、花の笑顔を見るとどこか安心できる気持ちになります。EDは母の、花の想いが歌われているように感じました。自分で育っていく子にしてあげられる事は無いのかと迷い、それでも笑顔で送り出す。その笑顔は、オオカミの子の心にずっと残っているでしょうね。
そんなこんなで「おおかみこどもの雨と雪」でした。良い映画をありがとうございます。
そういえばパンフレットにシンリンオオカミの事が書かれていたのですが、そこに写っていたオオカミの名前が「ゼットン」でした。まるで1兆度の火球を放ち、さらには空に影まで映りそうな宇宙恐竜っぽい名前ですねw
余談
あ、ありのまま映画館で起こった事を話すぜ!「俺はおおかみこどものスクリーンに入ったのに、メロエッタが配信されていた」。
・・・ユニオンルームに誰かいるものかと確認したところ「ワイヤレス配信 あり」となってまして。まさかと思い試してみると、配信されていたという・・・一応係員の方にも話したのですが「お前は何を言ってるんだ」みたいな雰囲気になったので諦めて帰ってきました。まぁ私も自分で何言ってるか分かりませんでしたがw
多分、そのスクリーンで前にポケモンが上映されていて、そのために起こった現象ではないかと思ってます。待合室では何の反応もありませんでしたから、どこでも受け取れるわけではないでしょうし。
非常に丁寧に作りこまれている作品だなと思いました。始まりはヒロイン・花と、「おおかみおとこ」である彼との出会いから。出会い、おおかみおとことしての秘密を明かし、結ばれ、子供が生まれ・・・と1つ1つが程よい長さできちんと描かれていたと思います。出産に関しても、おおかみおとこと結ばれたが故の心配事もありつつ、それを何とか自分達だけで頑張ろうとするのが良かったですね。ただ、秘密を明かした後のシーンではさすがに「服着ろ」と思いましたが(苦笑。
しかし彼に不幸が訪れてしまい・・・このシーンはちょっときつかったです。あんな最期を目の前にしたら、とても笑顔で子供達を育てていくなんて、誓えそうにありません。
「おおかみこども」としてはしゃぐ雪と、大人しい雨。雪の可愛さが半端無いです。どんだけはしゃぐんだよとw
ただ、人でありオオカミでもあるが故の問題もだんだんと表れてきて、楽しいだけでは済まなくなっていきました。そこで人として、オオカミとして、どちらの世界も選べるように田舎に引っ越す事に。
そこで花、雪、雨、それぞれの世界が広がっていきました。「おおかみこども」という事がばれると大騒ぎになるため、なるべく関わりを避けていた花でしたが、いつしか多くの人の協力を得られるように。子供達も成長し、学校に行ったり、山に入ったり。
人の世界とオオカミの世界。成長するに連れ、雪と雨の世界が少しずつ変わっていく様がとても面白かったです。特に雪。人の中で生きるようになり、小さい頃はやんちゃざかりで花や雨を振り回し、時には追いかけていた雪がおしとやかに。対する雨の世界も大きく変わり始め、ある時の姉弟喧嘩では、小さい頃には想像もつかなかった光景が描かれてました。
終盤、2人はそれぞれ生きる世界を決めていくのですが・・・そこには花の決断も迫られていました。オオカミとしても生きれるようにこの土地に来たはずなのに、花自身はどこかで人として生きてくれる事を、傍にいてくれる事を望んでいたのかもしれません。オオカミとして生きる事を決めた子が、一度は夜に去ろうとして、思いとどまった場面が印象的でした。そして別れの時。これまでオオカミになる時は服をまとっていたのが、その時はもう服を着ていませんでした。もうしっかりと、自分の生きる世界を決めたということなのでしょうね。
その他もろもろ、良い場面・辛い場面は多かったのですが、とにかく話したい事が多すぎて、どこをどう話したら良いものやら(苦笑。文章も上手くまとめられずに申し訳ないです。ただ1つ言えるのは、母の苦労や心境、子供の成長などがしっかりと描かれているという点ですね。あ、あと雪がはしゃぎすぎてて可愛いですw
見ているうちに「あの可愛かった子がこんなに立派に」と思わされました。ハラハラする場面もありますが、花の笑顔を見るとどこか安心できる気持ちになります。EDは母の、花の想いが歌われているように感じました。自分で育っていく子にしてあげられる事は無いのかと迷い、それでも笑顔で送り出す。その笑顔は、オオカミの子の心にずっと残っているでしょうね。
そんなこんなで「おおかみこどもの雨と雪」でした。良い映画をありがとうございます。
そういえばパンフレットにシンリンオオカミの事が書かれていたのですが、そこに写っていたオオカミの名前が「ゼットン」でした。まるで1兆度の火球を放ち、さらには空に影まで映りそうな宇宙恐竜っぽい名前ですねw
余談
あ、ありのまま映画館で起こった事を話すぜ!「俺はおおかみこどものスクリーンに入ったのに、メロエッタが配信されていた」。
・・・ユニオンルームに誰かいるものかと確認したところ「ワイヤレス配信 あり」となってまして。まさかと思い試してみると、配信されていたという・・・一応係員の方にも話したのですが「お前は何を言ってるんだ」みたいな雰囲気になったので諦めて帰ってきました。まぁ私も自分で何言ってるか分かりませんでしたがw
多分、そのスクリーンで前にポケモンが上映されていて、そのために起こった現象ではないかと思ってます。待合室では何の反応もありませんでしたから、どこでも受け取れるわけではないでしょうし。