ひびレビ

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「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」を見て

2017-07-15 11:15:58 | ポケモンシリーズ
 ポケモン映画20周年作品である「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」を見てきました。ウルトラサンとウルトラムーンのCMが思っていた以上にあっさりしていて拍子抜けしました(苦笑。

 これまでは各地方で出会った仲間や伝説・幻のポケモンと共に旅をしたり、バトルをするといった物語が多かったですが、今回はアローラ地方ではなく、原点に立ち返りマサラタウンにおけるサトシとピカチュウの出会いから描かれています。更にテレビアニメ第1話にも登場した伝説のポケモン・ホウオウが映画に初登場!サトシはホウオウから「にじいろのはね」を受け取り、いつか再びホウオウと会うことを目指して旅を続ける・・・といったところから物語が始まります。

 オニスズメの大群の襲来、はぐれポケモンヒトカゲ、バイバイバタフリーといった、懐かしのシーンも描かれていました。そうなってくると、タケシやカスミに出てきてもらいたい!ピジョットやフシギダネ、ゼニガメにも出番を!という気持ちもありますが、今回は20周年作品。
 20年前は151匹+αだったポケモンも、今となってはおよそ800匹もの仲間がいます。ポケモンだけではなく、ジョウトにホウエン、シンオウ、イッシュにカロス、アローラと、カントー地方以外にも様々な地方があることが描かれてきました。
 サトシに同行するのがあの2人ではないことに寂しさは感じますが、一方でこうした他地方のトレーナーやポケモンが出てくることによって、ポケモン映画のみならず、ポケモンの積み重ねが感じられるので、私はこれも良かったと思います。ソウジのレントラーにまつわる話では泣いてましたし(苦笑。

 フシギダネとゼニガメ、ピジョンあたりはゲットして欲しかったとも感じますが、その分ヒトカゲとの出会いとゲットに至るまでの流れはしっかりと描写されています。ヒトカゲのしっぽが雨に濡れないようにサトシが上着でしっぽの炎をかばっていたのがグッときました。
 リザードに進化しても普通にサトシに懐いていましたし、リザード、リザードンの2匹とも「ちきゅうなげ」を使ってくれたのが最高に嬉しかったです。やっぱりリザードンは良いなぁ・・・

 また、ホウオウ繋がりで出番のあるライコウ、エンテイ、スイクンですが、中でもエンテイはサトシとバトルをするなど、堂々たる風格を見せ付けてくれました。さすが劇場版第3弾の看板ポケモンだけのことはあります。あの威風堂々たる姿はとてもかっこよく、雨に濡れたポケモンたちと共に眠るシーンは父のような優しさを感じ、結晶塔の帝王が見たくなりました(笑。


 懐かしいようで新しいものを見ている、何とも不思議な気分になる作品ですが、今回はサトシの発言の中で驚いた言葉がありました。今作のライバルキャラクターであるクロスにリザードが負けた後、サトシは「ピカチュウなら勝てたんだ」「最初のポケモンがゼニガメかフシギダネだったら」と発言します。最初聞いた時は「そんなこと言わせるなよ・・・」と思いましたが、サトシもまだ10歳ですし、よくよく考えれば、これはゲームをプレイしているトレーナーにも当てはまることなんじゃないかと思えます。
 最初にヒトカゲを選べば、タケシやカスミに苦戦するのは必至。ゼニガメを選べばマチスで苦戦し、フシギダネならばナツメあたりで苦戦を強いられます。そんな時「ゼニガメなら」「フシギダネなら」「ヒトカゲなら」と思ったことが無いとは言えません。「このポケモンの個体値がもう少し高ければ勝てたんじゃないか」そう思ったこともあります。

 ですが、フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメの中から1匹に決めたのはトレーナー自身。その選択に後悔するということは、ポケモンたちにとっても失礼な話です。「キミにきめた」以上は、そのポケモンと共に戦い、どうすれば勝たせてやれるのかを考えるのがトレーナーの役割なのだと感じました。


 モンスターボールに入るのが嫌いだったピカチュウ。サトシとパートナーになった後も終始嫌がっていましたが、それは単にモンスターボールの中が嫌というだけではなく、ピカチュウなりの愛情表現だったということが描かれていました。あのシーンはなかなかに衝撃的でしたが、20年前からさも当たり前のようにそれをこなしているポケモンもいるしなぁ・・・と考えると、不思議な気分になりました(笑。


 説明がやや不足しているようなところや、物足りなさを感じるところもありますが、総じて面白い作品だったと思います。従来のポケモン映画導入部分におけるお約束と言いますか、お馴染みの曲やナレーションにも一工夫凝らされており、思いもよらない部分でそれが流れ「あぁ、これからも続いていくんだな」と感じさせられる映画でした。
 ちなみに肝心のホウオウですが・・・「ホウオウらしいなぁ」と感じてしまったのは何故でしょう(汗。
コメント

人ごみ悲喜こもごも

2017-07-15 06:47:03 | 日々の生活
 えーと、3DS2台持った、サン・ムーン1本ずつ持った、充電はした、本体更新もした、ゲームもアップデートした・・・あ、ポケモンバンクの期限切れ近い・・・あとは前売り券持って・・・良し!

 というわけで映画に行ってきます。連休初日、公開初日、しかも他の映画もある中でどれだけの人がいるのか分かりませんが行ってきます。
 正直なところ、混雑しているところにはあまり行きたくありません。外出するにしても、なるべく人が少なそうな時間帯を狙っていくことが多いです。単に駐車場やレジで待ったり並んだりするのが面倒というだけですが、それでもなるべくは人影まばらな中で、まったりと買い物なりなんなりをしたいと言いますか・・・

 が、その一方で、人が少なすぎるのも困ります。前に映画を見に行った際、かなりの行列が出来ており、「この映画の方はこちらに並んでください」とアナウンスされたことがありまして。そこで私は並びなおしたのですが、ズラッと並んだお客さんの中で、新しい列を作ったのは本の一握り。特典つきとはいえ、あの人数の違いはちょっとショックでした。
 誰も騒ぐ人のいない、静かで広々とした空間で映画を見られるのは良いのかもしれませんが、それでも少なすぎても寂しいと言いますか・・・来月の金曜ロードショーで公開される「サマーウォーズ」も、私が見に行った時は殆ど人がおらず、寂しい思いをした記憶があります。

 多すぎても困るけど、少なすぎても困る。ちょうど良いくらいに埋まってくれることを祈りつつ、20回目のポケモン映画鑑賞に出かけてきます。
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