金曜ロードショーで1993年の映画「ジュラシック・パーク」を見ました。
恐竜の発掘にあたっていた古生物学者アランと古植物学者エリーらのもとに、彼らの出資者であるハモンドが現われた。向こう3年分の出資金を出してくれるということもあり、彼が来年オープンを計画しているパークへ向かうと、そこは絶滅したはずの恐竜たちが暮らす「ジュラシック・パーク」だった。
初めのうちは生きて動き回る恐竜たちに感動するアランとエリーだったが、島の実状が明らかになっていくに連れて、同行していたカオス理論学者のマルコム同様、反対意見を強めていく。
そんな時、ハモンドの孫のティムとレックスと共にツアーへと出かけることになるが、予期せぬトラブルが次々と発生し、遂には檻から解き放たれた恐竜たちが暴れ始め・・・
昨年も見たと思いますが、感想は書いていなかったので改めて。もう24年前の映画になりますが、全く色あせぬ面白さを放っていました。生きて動き回る恐竜たちに対するワクワク感と、そんな恐竜たちに襲われるハラハラ感がたまりません。
メインの恐竜はティラノサウルスとヴェロキラプトルですが、大きな音を立てながら近づいてくるティラノサウルス、音も無くチームで忍び寄ってくるヴェロキラプトルと、同じ「恐竜」という生物であっても、こちらに与えてくる恐怖が異なる点も面白いですね。ティラノサウルスからは「くるぞ、くるぞ・・・」という恐怖が、ヴェロキラプトルはいつ現われるか分からない恐怖が感じられました。後者からはエイリアン1のエイリアンを思い出します。
既に「ジュラシック・ワールド」は視聴済みですが、改めてパークを見ると、いずれも人間が恐竜を管理することなど出来はしないという、恐竜の圧倒的なまでの強さが描かれているのは同じですが、パークの方がそういった成分は強めだったかなと。
初めは温厚なおじいさんに見えるハモンドも、反対意見が出るたびに機嫌を悪くし、恐竜たちが暴れまわっている状況下でも「挑戦し続ける」「管理システムさえ復旧すれば」と尚も恐竜を管理できると思っているのが恐ろしかったです。冒頭で「わしは人を見る目は確かだ。まぁ、才能だな」などと言ってはいたものの、結果的にネドリーという研究成果の横取りを企んでいた男を雇ってしまっていました。どこか野心家過ぎるところがあったのかもしれません。最終的には思い直してくれたので良かったのですが、何で続編があるんですかね・・・(汗。
ただ、ネドリーに関してはともかく、アランやエリー、マルコムといった人物を連れてきた点に対しては、間違いなく人を見る目はあったと思います。主役であるアランは子供嫌いではあったものの、ティムやエリーと行動を共にする中で彼らの信頼を得ることとなり、恐竜を怖がっていたエリーに対しては「理由もなく嫌っちゃいけないよ」と諭していました。あれはアラン自身に向けて言った言葉でもあるのかなーと。冒頭で子供が嫌いな理由を挙げ連ねていましたが、恐竜に草食と肉食がいるように、全ての子供が同じというわけではない。「子供だから嫌い」と決め付けず、1人1人をきちんと知っていく必要があるのだと思います。
エリーもヒロインとして守られているばかりかと思えばそうではなく、かなり積極的な人物であり、ハモンドを諭したり、電源を復旧させる際には男も女も関係ないと危険な任務を買って出ていました。
そしてマルコム。登場した直後は「最初か2番目くらいに恐竜にやられそうな人物」という印象を抱いていましたが、蓋を開けばパークで行われている遺伝子操作への警鐘を唱えたり、子供好きな一面を見せたり、子供たちを守るために囮になるなどの活躍を見せてくれました。この映画の中でかなり好きなキャラクターです。一時はあわや、といったところでしたが、生存してくれたので何よりでした。
パークはワールドと比べると恐竜の数は少な目ですが、それでも存分に恐竜の凄さと恐ろしさを感じさせてくれる話に仕上がっていました。来週のワールドも楽しみですが、録画したのあるしなぁ・・・あと、金曜ロードショーだけの豪華声優陣による新吹き替え版だそうですが、豪華俳優陣の間違いでは・・・
恐竜の発掘にあたっていた古生物学者アランと古植物学者エリーらのもとに、彼らの出資者であるハモンドが現われた。向こう3年分の出資金を出してくれるということもあり、彼が来年オープンを計画しているパークへ向かうと、そこは絶滅したはずの恐竜たちが暮らす「ジュラシック・パーク」だった。
初めのうちは生きて動き回る恐竜たちに感動するアランとエリーだったが、島の実状が明らかになっていくに連れて、同行していたカオス理論学者のマルコム同様、反対意見を強めていく。
そんな時、ハモンドの孫のティムとレックスと共にツアーへと出かけることになるが、予期せぬトラブルが次々と発生し、遂には檻から解き放たれた恐竜たちが暴れ始め・・・
昨年も見たと思いますが、感想は書いていなかったので改めて。もう24年前の映画になりますが、全く色あせぬ面白さを放っていました。生きて動き回る恐竜たちに対するワクワク感と、そんな恐竜たちに襲われるハラハラ感がたまりません。
メインの恐竜はティラノサウルスとヴェロキラプトルですが、大きな音を立てながら近づいてくるティラノサウルス、音も無くチームで忍び寄ってくるヴェロキラプトルと、同じ「恐竜」という生物であっても、こちらに与えてくる恐怖が異なる点も面白いですね。ティラノサウルスからは「くるぞ、くるぞ・・・」という恐怖が、ヴェロキラプトルはいつ現われるか分からない恐怖が感じられました。後者からはエイリアン1のエイリアンを思い出します。
既に「ジュラシック・ワールド」は視聴済みですが、改めてパークを見ると、いずれも人間が恐竜を管理することなど出来はしないという、恐竜の圧倒的なまでの強さが描かれているのは同じですが、パークの方がそういった成分は強めだったかなと。
初めは温厚なおじいさんに見えるハモンドも、反対意見が出るたびに機嫌を悪くし、恐竜たちが暴れまわっている状況下でも「挑戦し続ける」「管理システムさえ復旧すれば」と尚も恐竜を管理できると思っているのが恐ろしかったです。冒頭で「わしは人を見る目は確かだ。まぁ、才能だな」などと言ってはいたものの、結果的にネドリーという研究成果の横取りを企んでいた男を雇ってしまっていました。どこか野心家過ぎるところがあったのかもしれません。最終的には思い直してくれたので良かったのですが、何で続編があるんですかね・・・(汗。
ただ、ネドリーに関してはともかく、アランやエリー、マルコムといった人物を連れてきた点に対しては、間違いなく人を見る目はあったと思います。主役であるアランは子供嫌いではあったものの、ティムやエリーと行動を共にする中で彼らの信頼を得ることとなり、恐竜を怖がっていたエリーに対しては「理由もなく嫌っちゃいけないよ」と諭していました。あれはアラン自身に向けて言った言葉でもあるのかなーと。冒頭で子供が嫌いな理由を挙げ連ねていましたが、恐竜に草食と肉食がいるように、全ての子供が同じというわけではない。「子供だから嫌い」と決め付けず、1人1人をきちんと知っていく必要があるのだと思います。
エリーもヒロインとして守られているばかりかと思えばそうではなく、かなり積極的な人物であり、ハモンドを諭したり、電源を復旧させる際には男も女も関係ないと危険な任務を買って出ていました。
そしてマルコム。登場した直後は「最初か2番目くらいに恐竜にやられそうな人物」という印象を抱いていましたが、蓋を開けばパークで行われている遺伝子操作への警鐘を唱えたり、子供好きな一面を見せたり、子供たちを守るために囮になるなどの活躍を見せてくれました。この映画の中でかなり好きなキャラクターです。一時はあわや、といったところでしたが、生存してくれたので何よりでした。
パークはワールドと比べると恐竜の数は少な目ですが、それでも存分に恐竜の凄さと恐ろしさを感じさせてくれる話に仕上がっていました。来週のワールドも楽しみですが、録画したのあるしなぁ・・・あと、金曜ロードショーだけの豪華声優陣による新吹き替え版だそうですが、豪華俳優陣の間違いでは・・・