ひびレビ

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時効警察はじめました 第1話

2019-10-12 09:02:03 | テレビ・映画・ドラマ
時効警察はじめました 第1話「ウタマロは愛する故に我ありで、訳あり人生が結果、寒々しい結果を生んだのだ」

 総武警察署の食堂の冷蔵庫で長年冷やされていた「要冷蔵」・・・もとい「要玲蔵(かなめたまぞう)」の遺留品を預けられた霧山。

 25年前に起こった2つの事件。「総武のウタマロ」と呼ばれていた総武水産の社長・要玲蔵が一酸化炭素中毒で亡くなったのと同日同時刻に、その愛人であり娘を玲蔵の妻とした新興宗教の主催者・神沼絹枝が冷凍倉庫で亡くなっていたのだ。
 残ったのは玲蔵の妻であり、絹枝の娘である神沼美沙子。絹枝が起こした宗教の教祖を引き継いでいる彼女は霧山に興味を抱いているようで・・・


感想
 公式サイトにおける第1話のサブタイトルが「総武のウタマロ」だったので、「あの長ったらしいタイトルじゃないのか・・・」と残念に思っていたら、本編では毎度お馴染み長ったらしいタイトルで非常に嬉しかった第1話(笑。

 さて先日のスペシャル=第0話で霧山くんが帰ってきましたが、特にそこら辺の詳しい説明は無く第1話がスタート。でもスペシャルを見ていなくても、何ならこの第1話から見始めてもすんなり入れるような話になっていたと思います。

 今回の時効事件は、同日同時刻に水産会社の社長とその愛人が亡くなったというもの。互いに互いを殺す動機があったものの、同じタイミングで死んでいたとあっては本人から話を聞くことも出来ず、その謎も証明できない。そして時は流れて時効成立・・・と。

 残ったのは美沙子ただ1人。母親により新たな教祖として仕立て上げられようとしていたり、金目当てで玲蔵と結婚させられたりと、なかなかに壮絶な人生を送ってきた模様。劇中何度か不思議な力を見せていましたが、霊能力者としての力は本物っぽいようにも思えました・・・霊能力者が絡んでいる事件を解き明かす・・・金曜ナイトドラマ枠・・・お前らのやってることは(略。

 
 毎度毎度、思わぬところから時効事件解決の糸口を見つける霧山くん。ただ、今回はあと一歩決め手に欠けていたのか、美沙子に鎌をかけるという勝負に打ってでました。見た目どことなくのんびりしているのに、いざとなれば犯人の意表を突く一撃を繰り出してくる。霧のように掴みどころがなく、霧の向こうからはいつ何がやってくるかわからない。相変わらずの冴えっぷりを披露してくれました。

 事件に美沙子が絡んでいるのは明らかでしたが、「炭火を使っていた部屋で一酸化炭素中毒になれば、誰だって炭火によるものだと信じて疑わない」という点や、かつての防犯カメラの思わぬ抜け穴など、見ているこちらも意表を突かれるものばかりでした。


 カッコよく口笛を吹いて現れたかと思いきやな十文字くんや、いよいよという時に十文字くんに連れて行かれる彩雲くんの絶叫、「手賀刈有益 駅」「資料のはらわた」などなど、事件とは関係ないところでも各キャラクターや背景でも楽しませてくれる時効警察。久々のシリーズですが、期待できそうな第1話でした。
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